2023年12月05日

福よし

食べログの2022年100名店のひとつが館林にあると聞いて行ってきた。

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メニューを見る限りでは普通のとんかつに普通のカキフライ。

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うん。普通。

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カキフライも普通。少なくとも僕はこの店でとんかつを食べることはないと思う。百名店って何なのだろう?  

2023年11月22日

最近良く見かける銘柄とんかつの店が池袋にもできていた。楊2号店のすぐ手前なので場所はすぐわかるはず。

池袋はここしばらくとんかつ不毛の地だったのだけれど、結論から言うと希望の店である。近いうちに何度か通ってみることになるだろう。

いつも3〜4種類の銘柄豚を用意しているようだが、今日は2つが売り切れで、残りの2つのうち1つが僕の嫌いな「常陸の輝き」だったので、霧降高原豚のヒレ一択だった。

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割と良質の低温ラードで揚げていて、火の通し具合がなかなか上手である。肉も有名な銘柄豚なのでハズレない。いや、有名でも常陸や林SPFはダメなんだけど。

塩のラインナップは特別すごいわけではないけれど、塩をとっかえひっかえするのではないので、一種類美味しいのがあれば十分。

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ご飯、味噌汁は標準。小鉢もまぁ普通。肉で一点突破するタイプらしい。

池袋は良いランチの店が次々と店じまいしてしまったので、救世主になるかもしれない。

店名 銘柄とんかつ 梟
電話 03-6709-2989
住所 東京都豊島区西池袋3-25-6 ブリッジワンビル 1F
営業時間 ランチタイム 11:00〜15:00 ディナータイム17:30〜22:00
定休日 火曜日  

2023年09月21日

一(はじめ)

以前から宿題になっていた日本橋の「一」に行ってみた。

メニューはこんな感じ。

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店構え。

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ごはんはあまりこだわりが感じられない。米はいいのかもしれないけれど、炊き方が下手。
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味噌汁も、まぁ普通。どこの店でもこのくらいの味噌汁は出てくる。
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漬物も、おまけ程度。
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さて、厳選銘柄豚茨城県産「常陸の輝き」の特上厚切リブロースかつである。

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この豚は以前馬酔木で使っていたことがあるのだが、その間はずっと低調だった。今回はどうなのかな、と思いつつ食べたのだが、とにかく脂が多すぎて、食べるのが辛い。塩で食べてもただの脂である。これは肉の味以前の問題で、リブロースを注文してしまった僕が悪い。無理なので、半分ぐらい残してしまった。

こちらは同行者の焼きかつ。

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見ればわかるけど8割がた脂である。同行者も半分ぐらい残していた。

ご飯、味噌汁、漬物と豚の銘柄を見る限りでは期待できないのだが、このかつで評価してしまうのも不当だろう。近日中に別のメニューを注文してみる。

いやぁ、辛かった。  

2023年09月02日

tonkatsu.jp

伝統店に対して新店が対決を挑んでいくというのが最近のとんかつ界の構図。この店は挑んでいく側。

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まず、メニューを見て迷う。

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僕は初めていく店ではヒレと決めているけれど、ヒレにしてもかなりの種類がある。どうしようかなと思っていたら店頭で案内してくれているお姉さんが「おすすめは渡邊バークシャー」というので今日のラインナップの中では高い部類だったけれど注文。

お茶は貫入がしっかり入って金継ぎまでしてある茶碗で。

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塩もこだわりの二種。

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塩は複数種類を用意している店がちらほらあるけれど、味の違いがわかるほどに大量に使ってしまえば、肉が本来持っている味が失われてしまう。一種類で良いんじゃないかな。

僕は皿にこのくらいずつ塩を取ったのだけれど、片方を使い切っただけだった。塩は必要だけど、ごく少量で良い。

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漬物はかなり少ないけれど、味は良い。

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味噌汁はちょっと苦味の強い味噌を使っていて、ヒレカツにはもう少し軽い味噌でも良かったと思う。

ご飯はちょっといただけない。炊き方以前に、茶碗へのよそい方が稚拙。なぜか茶碗によそってからぐいぐい押し付けるので、ノリみたいになってしまっていた。ご飯に対するこだわりは全くといって良いほど感じられなかった。

そして、かつ。

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細かめの衣は最近ではちょっと珍しい。けれど、宇都宮のひやまのように上質のかつを提供している店もあって、細かいからダメということはない。この店の衣も脱げてしまうようなことがなく、上手に調理していた。一方で残念だったのは冷めてしまったと感じるくらいに休ませすぎていたこと。必要以上に休ませても加熱が進むわけではないので、適温で提供した方が良いと思う。

また、添えられているキャベツもちょっと疲れた感じで、新鮮味が感じられなかった。

色々な銘柄豚を扱っているのは面白いのだが、調理の腕と肉以外へのこだわりはまだまだという感じである。僕のガイド本には掲載しない。

店名 tonkatsu.jp 表参道
電話 
住所 東京都港区北青山3-9-9 FNビル 1F
営業時間 平日 /11:30〜15:30(LO15:00)、17:30〜21:00(LO20:00)土日祝/11:00〜15:00(LO14:30) 、17:00〜21:00(LO20:00)
定休日 月曜日、隔週火曜日  

2023年06月02日

とんかつ 栄ちゃん

朝から大雨で、降りはこれからひどくなるという予報。Holtby隊員はまだ乗れない乗り物が多く、スプラッシュマウンテンのような落ちる乗り物は苦手。風も強いので、ディズニーランドに入園するのはちょっともったいない。そこで、ランドは諦めて宿題になっていた西船のとんかつ屋に行ってみることにした。

店には駐車場がなく、周辺のコインパーキングものきなみ満車。30分ほど周囲を走り回っているうちにようやく一台空きができたので、そこへ駐車した。店に行って人数を伝えると、さらに20分待ち。

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注文内容を伝えて車に戻り、車内で時間をつぶして店に着席したのは12:20ごろ。ホワイトボードはもう読めない。

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店内は色々な銘柄豚のチラシが貼ってある。

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そして入荷予定も。

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ここからさらに待ち時間があって(笑)、お皿が並んだのは12:58。店に来てからだとすでに90分以上経っている。これは晴れの日のビッグサンダーマウンテン並みである。

千代幻豚の厚切りロース 4200円
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TOKYO Xのひれ 3500円
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さて、実食。

うーーーん。店頭には「低温の油でじっくり」と書いてあったのだが、わりとしっかり揚がっていて、あまり低温な感じはしない。衣はこんがりだし、肉は中央までしっかり揚がっていて水分は飛んでいる。おそらく熱で肉が収縮していて、衣からは浮いていて一体感もない。もうちょっと揚げ方を工夫しないと、肉の良さが生きてこない。肉のうまみも飛んでしまっていて、塩で食べるのは少し苦しい。この価格でソース必須というのはちょっと残念である。

おしんこ普通、ごはん普通、豚汁は美味しかった。

ちなみにセルフで擦る胡麻があって、これがある店で美味しい店には行ったことがないのだが、その経験がまたひとつ増えてしまった。

フロアのお兄さんは感じの良い人なんだけどね。

店名 とんかつ 栄ちゃん
電話 047-435-6922
住所 千葉県船橋市葛飾町2-446
営業時間 11:30〜13:30 17:30〜21:00
定休日 毎週月曜日、木曜日の夜  

2023年05月19日

とんかつ新(あらた)

鳥取に良いとんかつ屋さんがあると教えてもらったので、ちょっと飛行機に乗って食べに行ってみた。鳥取県も初めてだったのだが、その鳥取でもちょっと岡山・兵庫方面に車で一時間ほどの若桜(わかさ)という古い町である。12時ごろに到着したのだけれど駐車場がない。若桜駅そばの駐車場を案内してもらったのだが、ここがお祭りで使用不可。コインパーキングもない。他の駐車場を教えてもらってGoogleさんに案内してもらったら、なぜか山奥へ連れて行かれてすごすごと戻ってくる始末。ようやいくなんとか車を停めたのだけれど、案内は13:30とのこと。いくつもハードルを用意されていて、なかなかいきつかない。しかし、飛行機まで乗ってきたのだから、諦めるわけにもいかない。

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メニューはこんな感じ。

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豚もご飯も若桜町産とのこと。

「とんかつ屋では一番高いものを注文しろ」のセオリー通り平日限定の極上ロースカツを注文しようと思ったら今日は完売とのこと。ここにも罠があった。仕方ないので厚切りロースかつとヒレかつを注文。

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つけもの、ご飯、豚汁はどれも上質。

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さて、肝心のかつだが、衣は粗くて薄くて、肉との調和を楽しむタイプ。かなり低温で揚げているようす。ここまで低いのは成蔵ぐらいかもしれない。肉はきちんと旨味があって、塩だけでも美味しい。ロースもヒレもともに高品質で良い。正直なところ「日本でも最高レベル」とまでは言えないけれど、僕が新しいとんかつガイド本を書くなら間違いなく掲載する。キャベツも美味しかったのだが、キャベツにどうぞと勧められたトマトとニンニクのドレッシングが非常に美味しくて、自宅用に2本購入するほどだった。

食後にはジュースのサービスあり。

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首都圏の外で「ガイド本に掲載レベル」と評価したのはこれが3軒目かな?つまり、すごく良いということ。ここ5年ぐらいでとんかつ屋さんのレベルはすごく上がってきていて、地方にもちらほらとんでもなく良い店ができてきた。

店名 とんかつ 新
電話 0858-71-0002
住所 鳥取県八頭郡若桜町若桜298
営業時間 平日11:30〜14:00(L.O13:30) 土日祝日11:00〜15:00(L.O.14:00) ディナータイム(完全予約制でコースのみ)18:00〜20:00
定休日 月曜日、第1・第3日曜日、年末年始  

2023年05月04日

かつ坊

関東と、大阪に一軒だけが僕のとんかつ名店リスト。北海道、静岡、愛知、京都、鹿児島、熊本などで食べてきたけれど、関東の名店たちと比較するとちょっと劣る。そういうことで、最近は遠出した時にはなるべくその地方で評価が高いとんかつ屋で食べてみることにしている。今日は石川の店である。実は石川県には行ってみたい店が数軒あって、ここはその筆頭だった。

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開店時間より前に行ったけれど一巡目に入れず、結果として一時間待ち。

メニュー構成はこんな感じ。

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注文したのは黒豚定食の上ロースとヒレ。

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わりとしっかり下味がついていて、塩だけで十分食べることができる。ヒレよりもロースの方が明らかに上質。衣は細かめで、やや硬めの衣が肉をしっかりと包んでいる。このあたりは最近の流行とは逆を行っているけれど、上手に仕上げていると思う。肉と衣の一体感はちょっと薄い。

味噌汁、キャベツ、ポテトサラダは美味しかったのだが、ご飯は研ぐ時にちょっと力を入れすぎたのか、ちょっと砕けて良さが失われていた。

全国的にみてもレベルが高く、次に本を書くとすればこの店も掲載すると思う。回転が非常に悪く予約可なので、事前予約推奨。

店名 とんかつ専門店 かつ坊
電話 076-255-7183
住所 石川県野々市市高橋町14-43 グリーンハイツ 1F
営業時間 11:30〜14:30(L.O) 17:30〜20:30(L.O)
定休日 火曜日・月曜日(月1回)  

2023年04月10日

ポンチ軒 再訪

前回食べたのが9年前。

ポンチ軒
http://buu.blog.jp/archives/51429294.html

この時「「特ヒレ一本揚げを食べてみたい」と言っておきながら、今日も特ヒレを注文してしまった。

メニューはこう。

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柚子胡椒とソースが気になる。ただしウスターソース。

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前回よりも肉の印象が良い。「強い旨み」まではいかないけれど、塩で食べられる程度の旨味はある。衣との一体感もあって、前回よりも明らかに質が高い。9年の間に肉の仕入れ先が変わったのかもしれない。これなら本に掲載するレベルである。

こちらはロース。

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僕としてはヒレをおすすめ。

使わなかったけれどソースの組成。

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良い雰囲気のポスター。川上麻衣子っぽい顔だけど、もっとレトロな感じなので僕の知らない別の女優さんなのだろう。

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2023年04月05日

とんかつ ひなた

宿題だったひなたで特選ひれかつ定食、3600円を食べてみた。

メニューはこんな感じ。

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漢方三元豚と六白黒豚はどっちが良いのだろうと散々悩んでいたら、それよりはるかに高級な特選があったので、迷わずこちらを注文。

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かなりジューシーな肉をトリュフ塩で食べる。肉のうまみ自体は標準的で特別素晴らしいわけではないけれど、ソースで食べるのがもったいなく感じる。3600円と言われると少々高く感じるけれど、高田馬場ならこんなものかもしれない。揚げている温度はそこそこ高いようで衣はかなりしっかりしていて香りが強い。肉との一体感は素晴らしい。

ごはんと味噌汁はかつに比べると少々見劣りがする。キャベツは美味しい。

特選ロースも食べてみたけれど、

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僕はひれの方が好みだった。

本には掲載するけれど、「特選」の仲間入りはないぐらいのレベル。  

2023年04月02日

くり家

撮影禁止の店のため写真データはなし。

注文は特ヒレ、1950円。

とんかつの揚げ具合はとても良い。衣の歯応えも良い。ただ、この価格なので、高級とんかつ店に比較すると肉の旨みの点でちょっと劣っていて、塩かソースが必要である。それでもちゃんとジューシーだし、揚げる腕が良いので、肉のポテンシャルを最大限に引き出していると思う。

キャベツは標準。味噌汁は美味しい。漬物はおまけ程度。ご飯は量は十分だけど質はまぁまぁ。

1950円という価格を考えれば、コストパフォーマンスは最高レベル。だけど、もうちょっと高くて良いから、良い肉、良い米を使って欲しい。腕が良いのでもったいない。

店名 くり家
電話 03-3625-9619
住所 東京都墨田区錦糸1-12-2
営業時間 12:00〜14:15 18:00〜20:00
定休日 月曜日、火曜日  

2023年03月22日

ほり壱

昼ごはんを食べようと思って新橋界隈を歩いていたらしらないとんかつ屋さんを見つけたので入ってみた。

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僕がいつも言っているのは著書のタイトルにも書いてあるように「とんかつを食べるなら2000円以上の店にするべし」ということなのだが、この店のランチは特選を選んでも1800円。

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正直、ちょっと期待できないなと思いつつ特選島安納黒豚ヒレランチを注文。

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そうしたら、めちゃくちゃハイレベルなとんかつが出てきた。

ご飯、豚汁はとても美味しい。ピクルスも美味しい。

肝心のカツだけど、しっかりと旨みがあって、林SPFを喜んで食べている奴らには違いを感じて欲しいと思うような品質。揚げている温度がやや高めなのか、衣はかなりしっかりしたタイプ。舌の上で溶けていくような衣も良ければ、この店のようなしっかりした衣もまた良い。肉は調味料なしでも美味しいけれど、何かつけるなら塩がおすすめ。

せんキャベツは丁寧に細く切られていて、茹でたような柔らかい食感。

これで1800円とは驚きである。本の続編を出すなら掲載間違いなしだし、「特選」に選ぶ可能性もある。ただ、ものすごく小さい店なので、あまり騒ぎ立てて大行列になってしまうのは店の方も迷惑だろう。美味しいとんかつを安定して提供できるサイズ感というのも存在する。

いやぁ、驚いた。次はロースを食べてみる。なお、ソース、味噌、ピクルスは九州っぽくどれも甘口。

店名 黒豚とんかつ ほり壱
電話 03-6435-7211
住所 東京都港区新橋3-8-5 ル・グラシエルBLDG.13 B1F
営業時間 【昼】水,木,金,土曜日 11:30〜14:30 【夜】不定期営業

定休日 月曜日、火曜日、日曜日  

2022年11月21日

かつ吉 日本橋高島屋店

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かつ吉さんにくるのはちょっと久しぶり。「特選店」の再チェックにきてみた。

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この店は複数店舗で展開しているけれど、いつ、どこへ行ってもちゃんとしたとんかつを提供しているところが素晴らしい。また、きちんと多店舗で品質管理ができているので代替わりの問題もない。伝統の上にあぐらをかくこともなく、すぎ田、丸五などで代替わりに失敗したのと好対照である。

多くの店で「当店はどこそこの銘柄豚を使用しており」と表明している中で品種を固定化せず公表しないところも好感が持てる。豚は生き物なので同じ品種でも味に変化があると想像される。その時期に一番調子が良い豚を使うのがベストなはずで、銘柄で勝負しないところが逆にこだわりを感じさせられる。

今日のとんかつも素晴らしく、「特選店」を維持していると判断できた。

かつ吉さんは多くの人材を輩出していて、「あぁ、この人もかつ吉出身なんだ」と驚くことがある。日本のとんかつ界の中心にいる店といっても過言ではないだろう。  

2022年11月17日

今日の丸五

僕のとんかつ本で特選に選んだ名店のうちのひとつ。長いこと食べていなくて、その間に創業者の竹内さんがお弟子さんに権利を譲られた。そういうわけで、そろそろ軌道に乗っていると判断して食べに行ってみた。

注文は特ひれ。

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かつに火を通しすぎ。ジューシーさが失われている。美味しいけれど、これでは特選には選べない。

味を維持するのは大変なことだね。

これで、特選に選んだ店のうち、味を落としたのはあげづき、馬酔木、成蔵、そして今日の丸五。すぎ田に至っては味以前の落第。つまり5店が特選を維持できなかった。未確認が豚組、燕楽池上、かつぜん、かつ吉、むさしや、優膳の5店。維持した店がひとつもない。未確認の店の確認を急ぎたい。

なお、新しく特選に選ばれたのはひやま、自然坊、マンジェの3店。  

2022年11月11日

麓庵 かつ玄

松本のかつ玄は本店で食べているのだけれど、今日は麓庵という支店に来てみた。

注文は特選ひれかつとカキフライ。

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本店で食べた時はなかなか良い印象だったのだが、今日食べてみての印象は「まぁまぁ」。超高級店という価格設定ではないので、こんなものかもしれない。ご飯、味噌汁は美味しかったし、漬物も充実していた。庭も良く手入れされていて、食事していて楽しい。ただ、ハイエンドのとんかつを食べに行く店ではなかった。カキフライもそれなりに美味しいけれど、これを目的に食べに行くほどではない。

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店名 麓庵 かつ玄
電話 0263-33-1129
住所 長野県松本市島内7717
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜21:00
定休日 火曜日  

2022年10月03日

今日のかつ好

過去2回とても好印象だったかつ好。今日は3回目の定点観測。

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今日はちょっと揚げすぎな感じ。豚を変えたのか、旨味も少々薄く感じた。どうしたのだろう。近いうちにまた食べてみる。  

2022年09月29日

とんかつ なかお

結城にとんかつの行列店があると聞いて食べに行ってきた。

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この店は「それほど美味しくないのになぜかあちこちで採用される」林SPFの使用店。ほんとに、武信だろうが、檍(あおき)だろうが、丸山吉平だろうが、成蔵だろうが、どこで食べても味のないとんかつが出てくる。それでもこれだけの店で採用されるのには何か理由があると思って、林SPFというだけで食べたくなるのだが、ほぼ100%後悔する。

注文は特上ひれかつ。

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衣は細かめで肉との一体感は希薄。食べているとどんどん剥がれてくる。揚げる温度は標準か、もしくは少し高めかもしれない。おかげでジューシーさが足りず、林SPFらしい薄味。ソースがないとちょっと厳しい。

ご飯は標準、味噌汁はもう一歩、漬物はおまけ程度。キャベツは標準。

美味しい林SPFのとんかつを求めて、僕の旅はまだまだ続くようだ。

店名 とんかつ なかお
電話 0296-33-4188
住所 茨城県結城市結城7202
営業時間 11:30〜13:40 18:00〜19:40
定休日 日曜日  

2022年09月12日

車力門 ちゃわんぶ

最初に行こうと思ったお店がなぜかおやすみ。

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仕方がないので、急遽プランBで宿題だった「ちゃわんぶ」へ。

まずメニュー。

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通常メニューの特選ヒレかつ定食は本日終了とのこと。でも大丈夫。はじめて行くとんかつ屋では一番高いものを注文するのがマイルール。そこで梅山豚のリブロース300gと定食セット、合計8910円を注文。これまでに食べてきたとんかつでは一番高いと思う。

まず定食関連が提供されて、

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最後にとんかつ。

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揚げ油の温度はやや低めか。やや粗めの衣の食感はとても良い。油は風味があまり感じられず、揚げむらも見当たらない。そして良く切れている。

さて、肉である。今回は右へいくほど脂が多い様子だったので、まず真ん中をそのまま食べてみた。リブロースなので肉の旨味が強いかと思ったのだが、さにあらず。下味も感じられず、素のままではちょっと厳しい。そこで次は皿に塩をまいて、その塩にかつを擦り付けて食べてみた。こうすると塩気は当然補強されるのだが、塩の味が前に出過ぎる。かなり少なめにしたのだが、肉の旨味がそれほどでもないので、どうしても塩気が目立ってしまう。次に辛子醤油で食べてみたのだが、これが一番しっくりくる感じだった。最後にソースも試してみたけれど、当然のようにソースの味になってしまい、とんかつを楽しむ感じではない。ということで、以後は全て辛子醤油で食べた。真ん中から左へ、そのあと真ん中へ戻って右へ。徐々に脂が強くなっていく食べ方である。後半は脂でちょっときつくなってきた。

ご飯と味噌汁はなんの問題もなく美味しい。漬物は一見安っぽいラインナップだが、食べてみると美味しかった。キャベツも丁寧。

全体的にとても良くできていたと思うけれど、残念だったのは肉。梅山豚を注文したのだが、これが失敗だったのか。梅山豚は8年前に豚組で食べていたのだが、その時の印象はとても良かった。

http://buu.blog.jp/archives/51432914.html

梅山豚は中国が原産の豚で、日本に22頭が輸入されたあと輸出規制がかかり、現在食用に民間で飼育されているのは塚原牧場の約100頭となっている。塚原牧場ではこの梅山豚の雌とデュロック種の雄を交配して生まれた雑種を出荷している。かように希少な梅山豚ではあるのだが、希少だから美味しいかと言えば必ずしもそうではない。今回食べた限りでは、高級とんかつとしては少々味が薄いようだ。この辺は林SPFにも通じることなのだが、情報を鵜呑みにするだけでなく食べて感じる必要がある。

僕のとんかつ本に掲載するだけの質は持っているけれど、その中の特に優秀な店を選び出した「特撰」には該当しないと感じた。次は梅山豚以外のとんかつを食べてみたい。

なお、動画でもレポートした。



店名 車力門 ちゃわんぶ
電話 03-3356-1680
住所 東京都新宿区荒木町3-22 島ビル 1F
営業時間 11:00〜14:00 18:00〜21:00 (L.O.20:30)
定休日 水曜日

  

2022年06月29日

かつひろ

群馬にかつひろというなかなか良いとんかつの店があると聞いて食べに行ってみた。

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残念ながら、一番高い「リブロースかつ」はノーマル、芯ともに売り切れ。仕方ないのでロースとひれを注文。

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低温のラードで揚げたカツはちょっとしめっぽい。そのせいで、衣のサクサク感は全くない。とはいえ、別にまずいわけでもなく、1590円とか、1480円とかのカツ定食であれば十分納得のクオリティである。ただ、伊勢崎で全国最高気温を記録するような日に高速道路を使って一時間以上かけて来るほどの店でもない。近所に来たらランチの候補に挙がってくる程度。

店名 揚げもの処 かつひろ
電話 027-230-1455
住所 群馬県前橋市青柳町259-6
営業時間 ランチ  11:30〜14:30(14:00ラストオーダー) ディナー 18:00〜21:30(21:00ラストオーダー)
定休日 火曜日  

2022年06月08日

山ぼたん

諏訪湖で評判の良いとんかつ屋さんを見つけたので食べにいってみた。

メニューはこんな感じ。
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注文はひれかつ定食。同行者は芯ロースかつ定食。芯ロースは注文時に「脂がほとんどありません」と説明された。

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低温でじっくり揚げたかつは下味がほとんどなく、肉の旨味をきちんと味わえるようになっている。ただ、その旨味が少し不足していて、塩やわさびが必要。ソースも試したけれど、ソースが特に良いものではないので、これを使うのは勿体ない。衣は下半分がびちゃびちゃで、サクサクした食感とは程遠い。多くの一流とんかつ屋がこうならないように工夫を凝らしていることを考えると、ここは少々残念。

ごはん、味噌汁、キャベツは標準以上。他の小鉢も十分すぎるくらいのサービス。

トータルで見ると決して悪くはない。しかし、本に掲載するレベルからは少々落ちる。諏訪まで行った時には食べにいくかもしれないけれど、食べるために諏訪まで行くほどではない。

店名 山ぼたん
電話 0266-24-5030
住所 長野県岡谷市湊5-13-7 ビレッジ2F
営業時間 11:30〜14:00 17:30〜20:30
定休日 火曜日・月曜夜・第三水曜日・不定休あり  

2022年05月14日

成蔵 南阿佐ヶ谷

早稲田にあった頃から訪問の難易度が高い店だったのだが、阿佐ヶ谷に移転してその難易度はさらにアップ。最低料金は5000円からで、予約システムの使用料で1席あたり390円がかかる。つまり最低料金は5390円。豚組なみの結構な金額である。でも、うまければ文句はない。

とんかつは用意されている種類の中から2つ、ないし3つを選ぶ。
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僕は林SPFを食べて一度も美味しいと感じたことがないので(参考:檍(あおき)http://buu.blog.jp/archives/51442319.html)とても不安になったのだが、ヒレが林SPFしかないのでは仕方ない。加えて岩中豚の特ロースかつとリブロースかつの合計3種類を注文した。本当ならTOKYO Xのかつをひとつ追加するべきだったのだが、常々とんかつ界の邪道と感じているミルフィーユかつしかないのでは仕方ない。

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前菜、ご飯、キャベツ、豚汁は高田馬場時代はそれほど力を入れていなかったのだが、今はかなりちゃんとしている。さて、それからかつの登場である。

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ロースかつはどちらも美味しい。このロースかつなら満足できる。しかし、残念なのはヒレ。なぜ林SPFなどを使っているのか皆目見当がつかない。肉の旨味がほとんど感じられない。SPFとは特定の病原体を不在にするように特殊な環境下で飼育した動物のことで、それだけで金がかかる。つまり、味に目をつぶってレアでも食べることができるようにした家畜である。では、豚肉をレアにして何か嬉しいのか。全然そんなことはない。珍しい食感は味わうことができるけれど、それだけだ。最近はラーメン店でもレアチャーシューを出す店が多いけれど、ほとんどの店が消化不良を起こしている。豚肉は火を通した方が美味しい。

都内には林SPFの豚を使っているとんかつ屋がいっぱいあって、その中には有名店も含まれているのだが、味のわからない人間が評価しているだけだと思っている。林SPFに可能性がゼロとは言わないし、上手に調理している店があるのかもしれないが、僕はまだ食べたことがない。

そして、成蔵のヒレかつも同じである。このかつには5000円以上を払って食べに来る価値はない。これを食べるなら、「自然坊」か「馬酔木」か「ひやま」か「マンジェ」に行った方がずっと幸せになれる。

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最後にデザートを食べたのだが、成蔵がレベルを落としてしまったことのショックが大きく、まともに味わうことができなかった。なお、ミルフィーユかつは食べてないけれど、豚肉の良さを引き出しているとは想像できない。林SPFも美味しくなる可能性は感じられない。もう来ないだろうな。

僕のとんかつ本のリストからも外すことにする。

店名 とんかつ成蔵(ナリクラ)
電話 03-6882-5214
住所 東京都杉並区成田東4-33-9
営業時間 11:00〜14:00(最終入店13:30) 17:30〜20:00(最終入店19:30)
定休日 不定休  

2022年04月11日

林牧場 福豚の里 とんとん広場

我が家では豚肉というととりあえず「林さん家の豚肉」を買うので、同じ林牧場の肉を使っている「とんとん広場」にも一度行ってみたいと思っていた。桜を見にいくついでに寄ってみた。

「とんかつ屋では一番高いものを注文しろ」の公式に従って厚切りとろかつセットを注文したら、今日はすでに完売とのこと。

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群馬まで来たのに残念。仕方がないのでひれかつセットを注文。1750円なので期待もそれなり。

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提供されたとんかつはまず衣がだめ。揚げる温度が高すぎるようで、苦味を感じるまでしっかり揚がってしまっている。そもそも衣が粗くて厚みがあるので、硬いのもいまいち。肉の旨みもそれほどではなく、ソースが必須。ところがこのソースになんの工夫もない。

ごはんは米の質がいまいち。味噌汁も丁寧に作った感じがない。漬物はほんのおまけ程度。

こちらは同行者が注文したロース。
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期待できないので味見はしなかった。

これで1750円。うーーーーーん。

先日久が原で食べた「とんかつ自然坊」のひれかつ定食が2750円。カツでプラス500円、ご飯でプラス100円、味噌汁でプラス100円、漬物でプラス100円。自然坊にはデザートがついてプラス200円。合計で差額1000円。僕なら1000回生まれ変わっても、毎回自然坊で食べるな。  

2021年12月18日

あげづき コレド室町テラス店

意外なことに神楽坂のあげづきが調子を落としていたので、支店の室町テラス店にも行ってみた。メニューはこんな感じ。

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注文したのは那須高原豚特上ヒレかつ。「とんかつ屋では一番高いやつを注文しろ」の定石通り。

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本店の南の島豚では感じられた肉の臭みがない。衣から感じるあげづき独特の風味はカメリアラードとオリーブオイルからのものと思われる。やや揚げ過ぎな感じこそあるものの、味はとても良い。これなら納得のとんかつである。厨房にはかなり腕の良い職人が立っていると想像できる。もしかしたら本店より上かもしれない。

ただし、ご飯がいただけない。どういう炊き方をしているのかは不明だが、これなら僕の家のご飯のほうが美味しい(さがびよりをル・クルーゼで炊いたもの)。味噌汁、漬物、キャベツは高級店としては標準的。

店構えが安っぽいにもかかわらず提供しているとんかつの価格はかなり高額なので、すいている印象。並ばずに食べられるし、かつのレベルは本店より上かもしれず、本店より食べにきたいかもしれない。特に三越に買い物にきたときのランチは、この辺だと紅花別館のココットカレー一択だったのでありがたい。

店名 あげづき コレド室町テラス店
電話 03-6910-3558
住所 東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス 1F
営業時間 11:00〜14:00(L.O) 17:00〜23:00  

2021年11月06日

今日の馬酔木

先日の「常陸の輝き」がイマイチだったので、すぐにリベンジマッチ。杜仲高麗豚特上ヒレかつ。

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うん。良かった。ちゃんと美味しい。でも、東の横綱という感じではない。大関かな。  

2021年06月28日

豚骨ラーメン おかだ

桐生になかなか良い店があると聞いて行ってみた。以下評価。

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名称:おかだ
種類:福岡
場所:桐生
注文:チャーシューメン
評価:6/ABB
2021.6.28
コメント:麺は細めのストレート。ちゃんとコシがあって、スープも良く絡む。臭いもさほど気にならない。A評価はぎりぎり。

スープは豚骨ベースの濃厚福岡タイプ。なのだが、このあたりはだるま大使をはじめとして超濃厚豚骨スープの店が多いので、もしかしたら上州ラーメンの一つなのかもしれない。それで、濃厚なのは良いのだが、残念ながら味が足りない。机の上に辛子高菜がおいてあったので、これを大量に投入すればリカバリーできる。にんにくは保存料入りのおろしにんにくなので役に立たない。

チャーシューは九州系としては美味しい部類。

ベースのスープがちゃんとしているので、ちょっともったいない。テーブルの上に替玉用のたれと生にんにくを置くだけでも大きく改善できるはず。

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店名 豚骨ラーメン おかだ
電話 080-6819-1022
住所 群馬県桐生市新宿1-3-20
営業時間 11:00〜14:00 17:30〜20:00
定休日 火曜日夜、水曜日  

2020年02月29日

とんかつ都

麻布十番の「都」へ行ってみた。







注文は特ヒレかつ。
















中は赤みが残っていて、でもまぁまぁ火が通っているので、最初温度低めの油でじっくりあげて、そのあとちょっと高温の油で短時間あげている感じ。衣の色が濃い。

肉質はまぁまぁだけど、下味が弱いのと、肉そのものの旨味が少し足りない。おかげで、そのままで食べるのは難しい。塩で食べると悪くない。ウユニ湖の塩らしいけれど、普通の塩と大きな差は感じられない。名前が珍しいだけ。あと、これは好みだが、細かくてしっかりしている衣はちょっと魅力に欠ける。ただ、肉から剥がれ落ちるようなことはない。

お新香、豚汁、キャベツは標準、ご飯は今ひとつだった。炊き方にこだわりが感じられない。

こちらは同行者のとんかつ。






悪くはないけれど、本に載せるまではいかない。

店名 とんかつ 都
電話 03-3453-2929
住所 東京都港区麻布十番3-9-6 スバルMビル 1F
営業時間 [月・火・木〜日]11:00〜14:30(L.O) 17:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日 水曜  

2019年12月22日

れんが

足利には栄ともう一軒とんかつ専門店があると聞いて、食べに行ってみた。

メニューはこんな感じ。






サイズによって肉の厚さも変わってくるとのことなので、一番実力がわかると思われるLヒレかつセット(270g)にしてみた。

まずキャベツ。



平凡。

次に追加でオーダーしたカキフライ。



複数の牡蠣を一緒にしてサイズを大きくしたタイプ。悪くはないけれど、ちょっと油の温度が高いようで、牡蠣の旨味を上手に封じ込めた感じではない。

さて、肝心のとんかつ。












厚みはたっぷりで、ジューシーで、衣との一体感もまぁまぁ。だけど、肝心の豚肉の質がもうひとつ。まぁ、単品で1500円なので、頑張っている部類かもしれないけれど、ソースなしで食べるのはかなり辛い。東京や横浜の優良店のレベルは、この店より数段上と言わざるを得ない。

ご飯はまぁまぁ。味噌汁と漬物はとりあえずつけておきました、というレベル。

僕の本で紹介するレベルには程遠い感じだった。まぁ、全国の優良店30軒ぐらいだから、ハードルは高い。普通に食べるには悪くない。僕はもう行かないと思うけれど。

店名 れんが (とんかつ専門店)
電話 0284-71-1129
住所 栃木県足利市朝倉町394-3
定休日 水曜日  

2019年11月22日

櫻守

長野で一番美味しいと言われる櫻守に行ってみた。

店は結構秘境にある。







完全にバリアありまくり。若いうちに来る必要がある。

店の中はこんな感じ。古民具がいろいろでなかなか凝っている。










メニューはこう。




もちろん、特ヒレを注文。



まず、おしんことサラダと切り干し大根。






ご飯と味噌汁。






そして、ヒレカツ。






肉の旨味はそこそこあるのだが、下味が薄いので、素のままで食べるのはちょっと厳しい。しかし、塩はなく、ソースは、甘いのは良いのだが、苦味もある。ちょっと独特すぎる。個人的には積極的に嫌い。衣は標準的だが、肉との一体感が希薄。肉汁が多いことから、最初から肉と衣の一体感は放棄しているのかもしれない。

最後にデザート。



ご飯は標準、味噌汁は美味しい。漬物も良かった。デザートも美味しい。

カツは確かにレベルはそこそこだと思うのだが、本に載せるほどではなかった。

こちらは同行者の食べた特ロース。






感想はほぼ同じ。

店名 櫻守 (さくらもり)
電話 0263-27-0639
住所 長野県松本市並柳2-18-12
営業時間 11:30〜13:30 13時頃ラストオーダー(お客さんが途切れ次第終了)18:00〜20:00
定休日 火曜日  

2019年11月03日

とんかつ 吉川

益子に大行列のとんかつ屋があると聞いて、行ってみた。




確かに大行列で、広い駐車場も道を挟んでの第二駐車場までいっぱいである。

メニューはこんな感じ。



ヒレで1430円、「特」メニューなしなので、「大体こんなレベルかな」と想像できてしまうのだけれど、ごく稀に(と言っても、一軒しか知らないし、その店も数年前に店じまいしてしまったのだけれど)ものすごく美味しい店があったりするので油断は大敵である。

まず、漬物。



あと、ソース。



これといって語るべきことはない漬物。この値段の定食で漬物に期待するのは間違いだろう。



さて、漬物がきてから約25分後にとんかつが到着。大行列の原因の一端を見た気がした。





ご飯はいまいち。



味噌汁もいまいち。

さて、かつである。ヒレカツ。






ジューシーさはあまりなく、肉の旨味もそれほどではない。塩だけで食べるのは無理で、ソースが必須である。ただ、ソースを使えば、安っぽいチェーン店のとんかつに比べれば十分美味しい。肉質は悪くなく、下処理もきちんとされているようで、筋が気になるようなことはない。価格を考えれば十分満足できると思う。

衣は硬めで、ちょっと油が残っている。お腹にたまるタイプ。それでなくても、肉の量が多いので、後半は辛くなってくる。

こちらは同行者のロース。



ロースも、肉が持っている味は薄め。でも、価格を考えれば十分楽しめるレベルではある。

そこそこの質の肉で、たっぷり食べることができて、満腹になるのは間違いない。でも、個人的には、行列するのは嫌だな。

店名 とんかつ 吉川
電話 0285-72-1600
住所 栃木県芳賀郡益子町塙947-1
営業時間 11:00〜14:00 17:00〜20:30
定休日 月曜日  

2019年08月28日

とんかつ ひやま 再訪

前回食べた時は高いポテンシャルを感じたので、もう一度、じっくり味わいに行ってきた。今回はロースとヒレを注文。





































衣は細かめで硬め。肉との一体感は希薄。この店では、衣は肉の旨みを閉じ込めるツールなのだろう。衣のさくさく感を楽しむのではなく、肉から出てきた肉汁で衣を味わう感じである。特にヒレだと衣が肉汁でびしょびしょになるほどだ。ちょっと珍しい業態ではあるものの、こういう提案もあって良いと思う。

肉質はロース、ヒレともに一級品。ヒレはロースに比較して倍ぐらいの時間がかかるので、低温でじっくりあげているのだと思う。店のウリは圧倒的にロースのようだが、一週間寝かせてあって、「塩もレモンも使わずに食べてくれ」と指示があるほどのこだわりのヒレの方が個人的には好み。ヒレを揚げるときの温度管理は見事である。

ご飯はちょっと硬めだったのだが、これは13時過ぎという時間の問題かもしれない。味噌汁は美味しい。キャベツも美味しい。

北関東でもこのレベルのとんかつを食べることができるのは嬉しい限り。次にとんかつガイド本を書くことがあれば、「その他の高級とんかつ店」に掲載する。

#カテゴリーには、他に「特撰」と「老舗」がある。
  

2019年07月17日

あげ福

最近、良い評判を聞くあげ福に行ってみた。

注文したのは厚切りロース。




























カツはなかなかジューシーで、肉質は良い。ややレア気味で、その部分は旨味が少ない。とんかつをレア気味に揚げるのは最近の流行だが、レアすぎると旨味が出ないし、食べにくい。この店は、もう少し火を通したほうが良いと思う。衣は少々硬めで、口の中に刺さる感覚がある。もうちょっと柔らかいと良いのだが。とはいえ、全般的に言えば、出来は良い。ソースは不要で、塩だけでも十分楽しめる。

細かい話だが、塩はもう少し平たい皿だと嬉しい。

豚汁はしょっぱすぎ。喉が乾く。

キャベツは普通に美味しい。

ご飯の炊き方は良いと思うが、もともとの米がいまいちっぽい。

漬物はこだわりが感じられない。

良い肉を使っているとは思う。でも、細かいところのツメが甘い。ここより美味しい店はあるので、この店にこれだけ行列して、このお金を払うのはちょっともったいなく感じる。

店名 あげ福
電話 03-5719-4129
住所 東京都品川区西五反田2-15-13 ニューハイツ西五反田 1F
営業時間 11:30〜15:00(L.O.14:00) 17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日 無休(年末年始休みあり)  

2019年06月26日

今日の馬酔木

今日はアナゴのフライも注文してみた。
































  

2019年06月19日

波止場

西小山の「波止場」でとんかつを食べてみた。注文したのは特上ヒレとんかつ定食。

























この店はかつをまず低温で長時間(13-14分)揚げ、最後に高温の油で仕上げるタイプ。切り口は中央部がかなりレアで、SPFポークを使用していると思われる。ただ、多くのとんかつ屋で使用されている林SPFは全く旨味の足りない豚で、おいしくもなんともないレアなだけの肉なのだが、この店の豚肉はきちんと味がある。ただ、レアにこだわるのは良くわからない。もうちょっと火を通しても美味しいと思うし、もしかしたら火を通した方がもっと美味しいかもしれない。

衣はやや硬めで、肉との一体感は少々心もとない。

キャベツは普通に美味しいけれど、ご飯は今一歩、豚汁ももう一息という感じ。漬物はまぁまぁ良かった。

本に掲載するべきかどうかはちょっと迷うところ。もう一回食べてから考えたい。

店名 波止場 (はとば)
電話 03-3714-6922
住所 東京都目黒区原町1-3-15
営業時間 [ランチ]11:30〜14:00(L.O.13:35)[ディナー]18:00〜21:00(L.O.20:35)
定休日 不定休  

2019年05月02日

今日の馬酔木

ラーメンやとんかつの評論家をやっていると、自分が紹介したせいで行列店になってしまい、自分でもなかなか食べに行けなくなってしまう、ということが時々あるのだけれど、この店は場所がかなり微妙なので、予約必須ではあるものの、予約困難というまでにはならないでいる馬酔木である。

僕がこの店をどのくらい高く評価しているかは、僕がこの店に行く頻度を確認してみればわかる。首都圏では、間違いなく五指に入る。他のほとんどは30分並ぶとかなので、この店は日本で一番好きと言っても良い。

今日食べたのは白金豚のロースとヒレ。
























非の打ち所がない。

この店で食べてしまうと、日本中のほぼ全てのとんかつが物足りなく感じるのだけが難点。  

2019年05月01日

とんふみ

電車の終点ではよく聞く地名だけど、はじめて来た籠原。ここでとんかつを食べてみた。

注文したのは上ヒレカツと上ロース。



















やや高めの温度でしっかり揚げたとんかつ。残念ながら、肉と衣の一体感がない。肉はちょっとぱさぱさしていて、ジューシーさがない。肉の味は薄めで、塩だけで食べるのは厳しい。

ご飯は及第点。味噌汁、キャベツ、漬物は落第点。

地元の人が食べにいく店なんだと思う。わざわざ車で食べにいくような店ではない。




店名 とんふみ
電話 048-532-4129
住所 埼玉県熊谷市新堀781-1
営業時間 11:00〜14:30 17:00〜21:30 土、日、祭のみ21:00(オーダーストップ)
定休日 なし(年末年始のみ)  

2019年03月16日

とんかつ 栄

注文したのは一番高いゴールデンポーク(特上)のひれかつ。

とんかつはやや高温の油であげている様子。その割にはちょっと油のキレが悪いようで、ひれかつでもやや脂っぽく感じる。また、肉の旨味も少々足りない印象。この辺は価格を考えると相応と言えるだろう。衣はしっかりしたタイプで、ちょっと硬く感じるものの、肉から剥がれてしまうようなことはなく、この辺のハンドリングは上手なようだ。

ご飯は炊き上がりから時間が経っていたのか、今一歩。お新香はイマイチ。味噌汁は美味しかった。

過疎化が進みつつある地方都市のとんかつ屋さんとしてはかなり健闘していると思うのだが、とんかつを目当てにして行く感じではない。次はカキフライを食べてみようと思う。

まぁまぁ美味しいけれど、ガイド本に載せるほどではない、というレベル。















店名 とんかつ 栄
電話 0284-42-0541
住所 栃木県足利市伊勢町3-11-12
営業時間 11:30〜15:00 17:00〜21:00
定休日 木曜日  

2018年03月25日

とんかつ稲

「いまや、横浜ナンバー1とんかつ屋は『馬酔木』である」という話をしていたら、「ニュータウンにある『とんかつ稲』が美味しい」という話をする人がいた。この手の情報は大抵あてにならないのだけれど、情報提供されてしまったら食べに行かざるを得ないのがプロである。


注文したのは特選ひれかつ定食。注文から約8分30秒で提供された。














カツは不自然に柔らかく歯ごたえがない。


それでも1枚目は普通に美味しく、結構やるな、と感じた。ところが、それは最初の二枚だけ。残りは特選という名前に偽りありと感じてしまうもの。丁寧に塩を皿に乗せてきてくれているのだが、塩で食べるのはかなり厳しい。


見た目にも、一枚の皿の上での差が大きい。美味しい部分は確かに存在するのだが、美味しくない部分の方が多い。

衣はやや硬めで、食べている最中に口の中がヒリヒリしてくる。また、カツと衣の一体感も希薄。

ご飯は炊き方に難あり。一部、糊のようになっていた。



味噌汁と漬物はセントラルキッチンで作ったものをパックして店舗に配送したような、手作り感の希薄なもの。

キャベツは機械で千切りにしたものを長時間水につけておいたかのような歯ごたえも味もないものだった。

馬酔木を10点、かつやを0点とすると、この店は4〜5点ぐらいだろう。ここより美味しい店はいくらでもある。もちろんかつやよりは美味しいのだが、馬酔木と比較してしまうのは馬酔木に失礼すぎる。少なくとも、僕はこのとんかつ定食に2000円を払う気にはならない。ただ、馬酔木と稲の違いがわからない人も、日本には大勢いるのかもしれない。

店名 とんかつ稲 港北ニュータウン店
電話 045-943-5261
住所 神奈川県横浜市都筑区高山1-41 エトワール富士見が丘 1F
営業時間 11時30分〜15時30分 17時〜22時
定休日 無休  

2018年03月08日

とんかつは飲み物。

宿泊地の池袋貴美旅館のそばをぶらぶらしていてトンカツ屋を見つけた。全く気が進まなかったのだが、とんかつ評論家としては食べてみないわけにはいかない。







テーブルの正面には惣菜無料トッピングの案内。とんかつの味で勝負という店でないことは一目瞭然である。

数分で提供されたものはこれ。



まず、ご飯がとんでもなくまずい。この、ノリみたいな物体は果たして食べ物なのだろうか。



味噌汁もインスタントなのかなぁ、という味。出汁の味は希薄で、味噌の味ばかりがする。

そして、かつ。



薄っぺらくて、味がなくて、衣は硬い。こんなカツを食べてとんかつを食べた気になっていると、将来恥をかきそう。だけど、お金がない学生だと仕方ないのかな。

なお、惣菜はこんな感じ。









もちろん、おいしくはない。

コストパフォーマンスという言葉があるが、これの意味するところは(パフォーマンス)/(コスト)である。しかし、パフォーマンスが0なら、コストが限りなく0に近づいたとしても、やはり0なのだ。

またつまらないものを食ってしまった。



店名 とんかつは飲み物。
住所 東京都豊島区池袋2-53-11
営業時間 11:00〜16:30 17:30〜22:00
定休日 無休  

2018年03月01日

とんかつ すずき

白金という好立地で営業を続けている「すずき」に行ってみた。

注文したのは2000円のヒレカツ定食。注文してから約10分で到着。






まず、カツである。揚げ方が下手なのか、肉が悪いのか、衣と肉の一体感が全くないもの。肉が縮んだのか、ちょっと小さくなってダブついた衣の中に収まっている。肉には下味がほとんどついておらず、肉そのものの旨みも希薄なので、簡単にいうと味がない。塩だけでは全く食べられず、ソースをたっぷりかけないとスカスカである。これはダメだ。



ご飯は表面がノリ状なのに、なぜか芯がある。わざとこうやって炊こうと思っても、なかなかできない。写真で見れば分かる通り、よそい方も心がこもっていない。






味噌汁、漬物も、満遍なく美味しくない。素材と調味料が喧嘩していて、バランスが悪い。

立地を考えれば、2000円という価格は妥当なのだろうが、このレベルのカツに2000円を出すのは、僕なら御免こうむりたい。常々、美味しいとんかつを食べたければ2000円以上の店に行くべきと言っているのだが、2000円以上だからといって美味しい保証はない。






店名 とんかつすずき
電話 03-3442-9432
住所 東京都港区白金6-22-18
営業時間 11:30〜21:00
定休日 日曜・祝日  

2017年12月18日

とんかつ大関

藤沢に美味しいトンカツ屋があるから食べてみてくれと言われたので、食べてきた。
















注文したのは特ひれかつ定食にカキフライ2つ追加。






















カツは、油のキレは良いのだが、肉の旨みはもう一歩。肉汁も不足気味。また、カツと衣の一体感がないのも残念だし、衣のサクサク感もあまり感じられない。また、衣は部分的に苦く感じるところもあった。温度が高すぎるのか、揚げる時間が長すぎるのかもしれない。また、ソースの味が悪い。塩は普通の塩だし、塩だけで食べることができるレベルにはない。

キャベツは美味しい。豚汁も美味しい。漬物はとりあえず付け足しただけのもの。ご飯も標準的。不味くはないけれど、素晴らしいとは言えない。

カキフライが一番美味しかった。この店ではカツよりもカキフライが良いと思う。

店名 とんかつ大関 (おおぜき)
電話 0466-33-2551
住所 神奈川県藤沢市辻堂東海岸1-10-14
営業時間 [月〜金]11:00〜13:30、17:00〜20:30 [土・日・祝日]11:00〜14:20、17:00〜20:30
定休日 水曜  

2017年12月06日

かつ好

僕がとんかつ評論家を名乗るほどにとんかつに入れ込んだきっかけは、ラーメン仲間に、恵比寿ガーデンプレイスにあった「かつ好」を教えてもらったことである。その時に教えてもらった「美味しいとんかつ屋の見分け方は、網の上に乗ってくること」という雑なものだったのだが、味は確かにとても良かった。

その後、しばらくしてかつ好は「武蔵」に名前を変えて、調理担当者も一名を残して変わってしまった。肉の仕入先は同じだったようだが、店主は静岡に帰ってしまったと噂で聞いた。当時の困惑はこちらに載っている。

とんかつ武蔵
http://buu.blog.jp/archives/7520907.html

この武蔵もその後閉店して、かつ好はわずかな痕跡さえ消えてしまった。

そのかつ好が人形町で復活したと聞いた。これは行かねばならない。これは今回の日本行きにおける重要なミッションの一つだった。

古くからの知人で、武蔵の消失を惜しんでいた友人と現地で待ち合わせしたのだが、店はスタバの裏の狭い路地にあった。




大行列かと思ったら先客が2人、僕たちと入れ違いで退店したので、客は僕たちだけになった。メニューはこんな感じ。



ひと目みてすぐに気がつくのは、重さと価格がリニアに対応していないこと。重量が増えると、どんどん割高になっている。これは普通に考えるとおかしいので、店の人に質問してみたら、「大きい肉になると肉の良い部位が含まれるようになる。ロースだと、重くなるとシャトーブリアンのような肉になる。ヒレは芯の美味しい部位が含まれる」と説明してくれた。しかし、「別格」はいくらなんでも大きすぎるので、ちょっと控えめにヒレの200グラムにしてみた。

注文から約20分、まず、ソース、塩、わさびと漬物が用意された。



どれも良い加減なものは出てこない。次にご飯と味噌汁。






ご飯の炊き具合はちょうどよく、あさりの味噌汁も美味しい。

そして、かつである。




最初に低温で揚げて、最後に高温の油で仕上げるあげづきのパターン。肉の下準備は適切で、筋が残っていることもない。衣の仕上がりも素晴らしい。ただ、一点だけ、肉が上等すぎるのか、包丁をいれた場所から肉汁が溢れてしまい、衣の下面が濡れてしまった。これはちょっと避け難い事態でどうしようもない。

ロースも一口食べさせてもらったが、こちらも美味しかった。ただ、僕には、やはり脂が多すぎる印象である。次に来た時も、やはりヒレを注文するだろう。

あと2回ぐらい、注文を変えて試してみたいところだが、僕のとんかつ本の「特選」に該当するのは間違いないと思う。

  

2017年12月05日

富士㐂(富士喜)

「とんかつ評論家なら食べておけ」シリーズ第二弾は人形町の富士㐂。正直全く気が進まなかったのだが、推薦されたら食べないわけにいかない。

11:40に入店。先客は一名。

メニューを見ていると、フロアのお姉さんが繰り返し安いヒレカツ定食を勧める。僕が銘柄豚のページを見ているのに、である。あまりにしつこいので、「高いやつを食べたいんですが」と言わざるを得ず、三流店の気配がプンプンする。







こんなことなら、人形町に復活したという元ガーデンプレイスのかつ好にすれば良かった。すると、しばらくして「本日は愛農ナチュラルポークがございません」と衝撃の発言。一番オススメのがないのかよ。やっぱりかつ好に行きたい。銘柄豚三種食べ比べも不可能とのことで、仕方なく二種食べ比べを注文した。

その後も、ランチのヒレカツと銘柄2種盛りを間違えるとか、フロア係、大丈夫か?などと心配していたら、11:50前にスキンヘッドの兄さんが登場。厨房は二人体制に進化した。でも、フロアはさっきの不慣れな女性ひとりである。

11:50に揚げ上がり。 所要時間は約10分だった。




漬物は安物。ご飯はまぁ悪くないけれど、美味しいレベルには程遠い。味噌汁は一見普通のしじみ汁だけど、苦味が強くて美味しくない。










そして、かつ。



まず、瑞穂のいも豚のロース。これ、油のキレが非常に悪くて、かつの下半分がびしょびしょ。加えて、筋切りが一部不完全で、食べていると衣が脱げて来てしまう。肉は旨味が少なくて、下味も薄いので、ソースや塩や柚子胡椒が不可欠。かなり残念な感じ。










続いて金華豚のヒレ。こちらはこちらでちょっとパサついている。肉の美味しさを味わうには至らず。ただ、いも豚よりは良かった。




とはいえ、ロースとヒレで食べ比べも何もあったものではない。食べ比べさせたいなら、同じ部位にすべきだろう。そして、食べているうちにいつの間にか正面にある厨房の机の上に段ボール箱が登場していた。




店員同士の会話から、その中身が愛農ナチュラルポークの肉だと判明した。あのさー、僕がオーダーした時間には届いてなかったのかもしれないけれど、それってハンドリング的におかしいよね。11:50に配達できるなら、なぜあと30分早く到着するようにできないの?

なお、キャベツも水に浸したままにしておいたのか、びしょびしょで美味しくなかった。

おしんことご飯とキャベツは残して、2800円を支払ったのだが、コストパフォーマンスは最悪に近い。

かえりがけにトイレに行ったら、ほぼ朝一の客なのに、一つのロールが芯だけになっていた。いかりや長介じゃなくても言うだろう。「ダメだこりゃ」。

評価は☆ゼロ。こういう三流店で満足できる人は幸福である。

店名 富士喜 人形町 (富士㐂(フジキ))
電話 03-6667-0559
住所 東京都中央区日本橋人形町1-5-14
営業時間 11:30- 15:30(L.O.15:00) 17:00- 22:30(L.O.22:00)
定休日 未定

  

2017年12月01日

ふく屋

「本を書くぐらいに本格的なとんかつ評論家なら、ここは食べておくべき」と言われたので、食べに行って来た。




メニューはこんな感じ。






注文したのはヒレカツ定食。

まず、お新香。



これは言及するほどのこともない、定食屋のお新香。

続いて味噌汁とご飯。






味噌汁はまぁまぁ。魚料理も提供している定食屋さんなので、調理の過程ででてくるものでダシをとっているのかもしれない。すごく美味しいわけではないけれど、まずくて飲む気にならないようなものでもない。ご飯もまぁまぁ。

それで、肝心のとんかつ。



肉はまぁまぁのクオリティ。って、全て「まぁまぁ」なんだけれど、本当にそんな感じなのだ。下味がきちんとしていて、油の切れも悪くない。ただ、衣などにはこだわっている感じではない。質よりも量に比重が置かれている感じ。

1800円のヒレカツ定食としてはちょっと高く感じる。町の定食屋としては結構美味しい部類だと思うのだが、ハレの日に食べるとんかつではない。このレベルで満足できるなら、本で調べてまでとんかつ屋を探す必要はないだろう。何より、下町の店で昼間からスーツを着たサラリーマンが「灰皿お願い」と言って、ビールを飲みながらタバコを吸い出す店なので、僕はもう二度と行かない。

店名 ふく屋
電話 044-722-6577
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子町733 CASA298 1F
営業時間 11:30〜23:00
定休日 月曜日  

2017年11月30日

もち豚とんかつ たいよう

これまで2回食べに行って、2回とも振られていた宿題店、「たいよう」へ行ってきた。

店の前には待ち人が一人。ところが、この人は代表で、すぐにあと3人やってきた。4人待ちだと30分は待つな、と思っていたのだが、だいたい予想通りの待ち時間だった。店の前のメニューはこれ。



店の中のメニューはこれ。



さて、とんかつ。注文したのは上ヒレカツ定食。



この手の、小さいカツが複数提供されるヒレカツはイマイチなことが多いのだけれど、この店のヒレカツは例外。油はきちんと切れていて、衣はサクサクしている。ごく薄くつけられた下味は肉が本来持っている旨味を上手に引き出している。テーブルの塩がちょっと味が強すぎたので、僕は1枚を素のままで、1枚を塩で、残りの2枚をソースで食べた。どれも美味しかったが、この店の場合はソースで食べても問題ない。

ちょっと残念だったのはご飯。炊き上がってから時間が経っているようだったが、炊き方もあまり上手ではない印象を受けた。



味噌汁もちょっと味が薄く、一味唐辛子のお世話にならざるを得なかった。



お新香は丁寧に作られていて、全く問題ない。



ヒレカツ定食で1900円なので、コストパフォーマンスはとても良い。ただ、どうせならあと数百円高くてもいいから、ご飯を改善してほしい。

店名 もち豚とんかつ たいよう
電話 03-3786-1464
住所 東京都品川区小山3-22-7 メゾンいずみ 1−112
営業時間 11:30〜14:30 17:30〜20:00 材料が無くなり次第終了
定休日 月曜 金曜  

2017年09月03日

かつ濱

「とんかつ評論家で、著作もある」という話をすると良く「あそこはどうだ」「ここはどうだ」と言われるのだが、それは米国にいても同じで、違う二人の人からニューヨークの「かつ濱」はどうだと聞かれたので、食べないわけにはいかない。正直、どうせ大したことはないだろうと思っていたのだが、米国は肉だけは安くても高品質なので、侮れない。

22時過ぎという遅い時間の入店だったのだが、店は日本人を中心にそこそこ繁盛している。メニューを見て、ヒレカツと黒豚ロースカツを注文した。

まず、味噌汁と漬物が到着。




続いてカツが来たのだが、暗い店内で写真は手ブレ。残念。まず、ヒレカツから食べてみた。

ヒレカツはかなり薄めに切られていて、一方で衣は厚め。おかげで、カツレツみたいな食感になっている。揚げている油の温度は標準的な温度と思われるが、油のキレは悪く、カラッと揚がっている感じではない。また、揚げ時間が長いのか、肉のジューシーなところが失われているのが残念。

ご飯は部分的にのり状になっていて、臭いも感じられた。不味い部類。夜遅くに入店したので炊いてから時間が経っていたのだろうが、それにしてもこれは酷い。味噌汁はぎりぎり許容範囲、漬物は出来合いだろう。良くも悪くもない。

続いて、黒豚のロースカツ。カツは厚みがあって脂がある分、ヒレカツよりもジューシーと感じるものの、肉汁の美味しさは希薄。下味がきっちり付いているのでソース無しでもそこそこ美味しく食べることができるところは良いのだが、これは調味料を味わっているのであって、肉のうまさを満喫しているのとは違う。

ということで、ヒレ、ロースともに、米国にあってもリピートしたくなる質ではない。ただ、価格的にはラーメンより5ドルぐらい高いだけなので、不味いラーメンを食べるぐらいならこちらの方が良いかもしれない。僕なら不味いラーメンも、この店のとんかつも、両方食べないけれど。

ということで、とんかつ本に掲載するほどの味ではなかった。今後は「ニューヨークのかつ濱は美味しいですよ」と言われても、「あぁ、食べましたけど、僕の基準では二度と食べないレベルですね」と答えることができる。







11 E 47th St
New York, NY 10017
b/t 5th Ave & Madison Ave
(212) 758-5909  

2017年05月30日

矢場とん 岡崎サービスエリア店

東京へ戻る途中、岡崎サービスエリアで朝食の時間になったので立ち寄ってみると不幸なことに矢場とんがある。大分前、名古屋の矢場とんで食べてみてこれはダメだと思ったのだが、それからおそらく10年以上経っている。これだけの年月が流れると、世の中は随分と変わるので、矢場とんも変わっている可能性がある。ということで、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、矢場とんのとんかつを食べてみた。

注文したのは一番高いヒレカツ定食。1700円ぐらいだっただろうか。美味しいとんかつを食べるには2000円以上払う必要があるというのが僕の持論だが、もう一息のところまできているので、少しは期待が持てる。
















注文から5分30秒でできあがり。これはとんかつ屋としては短め。高温の油で一気に揚げていることが予想される。自分のテーブルに持って行って、いざ実食。

まず、衣は水に濡れたジーンズのよう。サクサク感が皆無である。肉の質も低く、どうせ味噌で味付けるからわからないだろう、と油断しているのだろう。それにしてもまずい。

ご飯は朝イチにも関わらず、すでに黄色くて、まずい。凄く古い米を使っているか、レンチンご飯かもしれない。

味噌汁もしょっぱいだけでインスタントっぽく、非常にまずい。

評論の目的がなければ、500円でも食べない。これが好きな人は、単に味噌が好きなだけで、トンカツにもご飯にも、何のこだわりもないのだろう。これがワシントンDCの和食レストランならまぁ仕方ないと思うところだが、ここは日本である。こんなに質の低いトンカツが1700円で、サービスエリアに出店できるほどに繁盛しているというのだから、驚くよりない。これを美味しく感じる人は味噌を溺愛しすぎだろう。

もう、これで矢場とんでは一生食べることはないだろう。またつまらないものを食ってしまった。  

2016年11月19日

幸楽

全国のとんかつ店の中で「ここは押さえておかないと」という店が数店あるのだが、この店はそういう店のひとつ。そういう食べておくべき店で、僕が食べ残している店は2軒あって、ここがそのうちの一つだった。名古屋からの帰り道でちょうど良いタイミングだったので、高速を降りて寄ってみた。注文したのはヒレかつ定食の松、3500円である。この価格は豚組のような、一般のとんかつ屋とはちょっとコンセプトの違う店を除けば、全国的に言ってもハイエンドと言って良い。













まず、かつだが、火の通りは申し分ない。これ以上のタイミングはありえないという感じだ。また、驚くほど薄い衣で、それでいてしっかり揚げてあるので、適度な存在感となっている。この、衣のつけ方や揚げ方は名人芸と言っても良いだろう。しかし、残念なのは肉の旨みが足りないことだ。下味をきちんとつけるという手もあるだろうが、3500円のとんかつでこのクオリティでは残念に感じる。10年前ぐらいは2500円程度だったようだが、価格の上昇に見合うだけの肉の質の向上は見られないのではないか。いや、むしろ、劣化しているのではないだろうか。

ご飯は、米は悪くないと思うが、炊き具合が柔らかすぎる。

一方で、塩分控えめの漬物と味噌汁は普通に美味しい。

ちょっと、僕のとんかつ本に掲載するレベルには足りていない。この店のオススメはロースかつだったようなので、もし次の機会があれば、ロースを食べてみようと思う。

店名 幸楽 (こうらく)
TEL 053-452-3754
住所 静岡県浜松市中区肴町317-13
営業時間 12:00〜14:00 17:00〜20:00
定休日 月曜・火曜


  

2016年05月25日

とんかつあさくら

知人から「名古屋には食べログで500位に入るとんかつの名店があるのに、食べたことがないのか」と言われ、「いまどき、食べログとかバカじゃないの?」と言いたかったのだけれど、食べずに批判も出来ないので食べてきた。

食べたのは「選り抜き特上ロースとんかつ定食 2100円」と「選り抜きヒレとんかつ定食 1900円」のふたつ。






















さて、いつもと同じくヒレから食べてみた。すぐに感じるのは肉をちょっと叩きすぎているのではないか、ということ。肉は非常に柔らかく、代わりに水っぽい。叩きすぎたことによって肉の細胞が破壊され、肉汁が出てしまい、旨味が足りなくなってしまった感じがする。あるいは、そもそも肉に旨みが足りないのかもしれない。定食で2000円以下なので、肉の質がそもそもあまり良くない可能性もある。肉の旨みが不足していて、下味も控えめなので、塩だけで食べるのはちょっと厳しい。

衣が面白く、故意に剥がそうとしても剥がれない。接着剤のような衣を利用して、やや細かめなパン粉をまとわせている感じ。このタイプの衣は初めて見たのだが、食感は悪くないし、余計な油も感じられない。ただ、口の中でほぐれてきて広がっていくような感覚は希薄である。

ここでロースも食べてみたが、やはり旨味は不足気味である。ただ、脂がある分ヒレよりも美味しく感じた。




ご飯とキャベツは美味しい。味噌汁と漬物は普通。

名古屋で食べたトンカツの中では今の所トップだが、本に載せるのにはちょっと足りない。食べログで500位以内というのがどの程度のものなのかは知らないが、これより美味しいとんかつ屋は名古屋以外であればかなりの数が存在する。これが500位以内って、所詮は食べログ、という感じである。

店名 とんかつあさくら
TEL 052-896-1732
住所 愛知県名古屋市緑区滝の水1-809 エルパティオ滝ノ水 1F
営業時間 11:00〜14:00(L.O.13:30) 17:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日 月曜日・火曜日

  

2016年02月27日

那のつ

先日、福岡の小石原で焼き物を探していたら、窯元の一軒で「うちの焼き物をおさめているとんかつ屋が埼玉にある」と聞いたので、食べに行ってみた。

特上ヒレカツの定食セットで2,500円程度。行田という土地を考えるとなかなか強気な価格設定である。




かつはやや高温のラードで揚げている様子。肉と衣の一体感は今ひとつ。肉の臭みがちょっと残っているのも気になる。旨みはそこそこなのだが、揚げ過ぎな感じでジューシーさに欠ける。このあたりは油の温度設定の問題かも知れない。ソースは甘口、辛口の2つが用意されていたのだが、辛口は辛すぎ。甘口も普通の味だったので、ソースなしで食べてみたのだが、ちょっとパサついた感じがした。

ご飯は標準的な美味しさ。豚汁もまぁまぁ。キャベツは美味しかった。







茶碗蒸しはイマイチ。




同行者が注文したロースはヒレよりはジューシーに感じた。また、ミルフィーユカツは脂が多く、肉の味を楽しめない一品だった。

悪くはないのだが、わざわざ行田くんだりまで出かける質ではなかった。

店名 那のつ
TEL 048-555-1450
住所 埼玉県行田市長野1-33-10
営業時間 平日11:30〜15:00 17:30〜22:00 日曜17:00〜22:00
定休日 火曜  

2016年01月16日

たかおか

砂川に美味しいとんかつ屋があると聞いたので、食べてきた。

注文したのはひれかつ定食(1,980円)。







かつは高温でサクサク感を楽しむことができるように揚げてある。衣は適度に香ばしく、苦味は感じられない。比較的高い温度で揚げていることから、油のキレも良い。このあたりからは腕の良さが感じられる。

ただ、肝心の肉はちょっと下ごしらえがしっかり過ぎている。多分、肉の塊を念入りに叩いて平たく伸ばしているのだと思うのだが、その作業が念入りすぎるようだ。肉の繊維が崩壊していて、歯ごたえが全くない。これはもったいないのひとこと。この辺りには歯の不自由な老人が多いということなのかも知れないが、いくらなんでも柔らかすぎる。

また、ソースがイマイチである。肉の旨みもそこそこ感じられるので、この店のかつは塩で食べたいところなのだが、残念ながらテーブルの上には塩が用意されていなかった。







味噌汁とお新香はおまけ程度のもの。ご飯は今一歩だった。

トータルで見ると、決して悪くないものの、2,000円近い価格にするのであればもうちょっとご飯や味噌汁にも力を入れて欲しいところ。このあたりの物価水準を考えると、この価格ではかなり苦戦するのではないだろうか?

店名 たかおか
TEL 0125-54-0511
住所 北海道砂川市西四条北1-3-1
営業時間 11:30〜14:00(L.O.13:30) 17:00〜20:00(L.O.19:30)
定休日 月曜(祝日の場合は営業)  

2015年11月26日

自然坊

年内に未食のとんかつ屋さんをなるべくたくさん食べてしまおうと思っている。今日は東京カレンダーの記事でマッキー牧元氏が推薦していた自然坊へ。注文は「ヒレ」。




お茶からして、「お、ちょっと違うぞ」という感じ。器が。

注文から15分ぐらいで到着。




かつは肉を3つ揚げている。この手の、小さい肉を複数提供するヒレカツの店ではあまり美味しい店を知らないのでちょっと心配になったのだが、杞憂だった。標準的な粗さのパン粉はちょっと硬め。そして、肉との一体感はやや希薄。肉の旨みは価格相応だと思うが、やや淡白である。揚げ方や火の通りは良好で、食べた感じはなかなか良かった。ただ、肉の旨みが特段強いわけでもないので、塩なしでも美味しくいただけるというレベルには至っておらず、僕はほとんどを塩と辛子で食べた。

キャベツはソースで食べたのだが、柔らかくて、それでいて歯ごたえがあり、美味しかった。




ご飯の炊き具合はとても良く美味しかった。




漬物はかなり塩分を控えていて、素材の味が良く分かるもの。




なめこの味噌汁は、漬物同様にかなり塩分ひかえ目。僕は血圧の心配もあって減塩食になれているのだが、それでも「この味だと塩気が欲しくなるお客さんが続出するだろうな」と思った。




食後のアイスは美味しかった。

全体的に塩分控えめの店なので、しょっぱい味付けに慣れている人には勧められない。あと、器の迫力が凄い。多分、写真で見ても伝わると思う。この器に負けないだけの料理を作ろうという強い決意が感じられる。評価は☆2つ半で、とんかつ本の改訂時には「掲載しても良いかも?」というレベルである。

店名 自然坊
TEL 03-5700-5330
住所 東京都大田区久が原4-19-24
営業時間 昼12:00〜15:00 夜17:00〜21:00
定休日 水曜