2019年08月15日

高柳むつみさんの「空器(白盛)」

今年の現代作家茶碗特集で買った茶碗はこれ。








  

Posted by buu2 at 19:31Comments(0)高柳むつみ

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現代作家茶碗特集 日本橋三越

お盆の定番イベント、三越の現代作家茶碗特集を見てきた。この時期の日本は暑くて嫌いなので、この3年ぐらい、いつも米国にいたせいで、数年ぶりである。

前回見に行った時は「どうして茶碗だけ、他の作品(酒器とか、花器とか)と違って高価なんだろう?」と疑問に思っていたのだけれど、最近はなんとなく「こういうことかな」と思うようになったことがある。それは、茶碗は、その作家の技術のその時点での集大成だったり、これからやっていきたいと思っている方向性の表現だったりするということだ。

自分でも器を作っていると、酒器だったり、皿だったり、ご飯茶碗だったり、いろいろなものを作る。酒器は大抵の場合粘土の残りを使うし、皿を作るのは大抵板作りという技法で、その中では複雑な部類の四方皿であっても、機械的にできてしまう(機械的なだけで、手間はかかる)。

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ところが、これが茶碗になると、最初の造形から意図が含まれるし、高台を作ったり、厚さや重さを考えたり、釉薬を決めたり、色々な作意が含まれてくる(板作りでも土選びや釉薬選びはするけれど)。絵付けをするなら、なおさらである。そういった様々な意図を投入できるのが、茶碗作りである。

秀吉や利休の影響はもちろん大きいだろうが、3〜400年の間に、作り手と使い手の間で、「茶碗は別格」という雰囲気を作ってきていて、現代作家にもそれがいつの間にか引き継がれているような気がする。

自分で作っていても、それを感じるのだ。
#もちろん、そう感じてなくて、なんとなく高い価格を付けている作家さんもいるはず。

そういうわけで、茶碗の展示を見るのは、酒器の展示を見るのとは違った楽しみがある。

さて、今年の茶碗特集だが、参加している作家さんは数年前から半分以上が変わっている気がする。それぞれに卒業の理由はあるのだろうが、一部に以前期待していたのに今は作家活動がほとんど見当たらない作家さんもいて、ちょっと寂しく感じるところもある。しかし、同時に新しい才能がいくつも現れてきていて、楽しみも多かった。

出品作品は、今のところこちらで見ることができる。

デジタルカタログ
https://my.ebook5.net/mitsukoshi/artchawan190807/

以下、ざーーーっと簡単な感想。

阿波夏紀
相変わらず見事。技術とデザインが高いレベルで融合している。2つ売約済み。AかBが残っていたら欲しかった。お金なかったけど。

池田省吾
粉引の龍が織部で見たかった。3点とも売約済み。

井上雅子
今は動物をデフォルメした絵になっている。漫画チックになっていて、作者の定番にはまだなっていない印象。通過点といった感じで、様子見。龍、蛙ともに店頭で見つからなかったので、完売。

井上真利
はじめて見る。好きな方向だが、田畑奈央人さん、大石さくらさんなどとの差別化が課題になりそう。

小林佐和子
陶芸ファンの中ではイマイチ地味な存在の、「練り込み」を主戦力にしている作家。しかし、実際にやってみるとその難しさはすぐにわかる。技術的にはめちゃくちゃ高度なものを持っているし、その価値をわかっている人も少なくない様子。個人的には古典的な絵柄が好きなので、今回の恐竜はパス。

佐藤美佳
小林さんと同じく練り込みの作家。今後が楽しみだが、今回はスルー。理由は、自分が彼女について勉強不足だから。

高橋奈己
洗練された白磁を作る作家さん。造形的に上手だなと感じるのだが、磁器についてはちょっと勉強不足というか、この器を見て、「あ、高橋さんだな」と感じる自信がまだないので、スルー。

高柳むつみ
カタログ掲載の黒釉が展示されておらず、かわりに平茶碗が展示されていた。黒釉を見たかった。彼女のこれまでの作風と個性が一番表現されていると感じた作品を購入。

林美佳里
若手の赤絵では一番安定している作家さん。かなりの作品を持っているので、買うとすれば梅紋の一風変わった赤絵作品だったが、今回は資金不足で見合わせた。お金があれば、買っていたと思う。

森岡希世子
綺麗な磁器をつくる作家さん。ただ、個性を感じるのが難しい。もちろん個性はあるのだろうが、高橋さんと同じで、そこにポンとおかれていて、それが森岡さんの作品と感じる自信がない。

吉田純鼓
技術研修所卒、能美市在住とのことなので武山さんの筋だろう。河端理恵子さんと架谷庸子さんの流れが感じられる。「鉱石的赤絵小紋茶碗」が面白かった。初見なので今回は様子見。  
Posted by buu2 at 11:36Comments(0)陶磁器

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2019年07月22日

澤谷由子さんのお茶碗










親戚が購入したお茶碗。そのままダイレクトに熊本へ行ってしまったので、写真を送ってもらった。今の季節にちょうど良いかも?  
Posted by buu2 at 12:30Comments(0)澤谷由子

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2019年07月18日

Holtby隊員用のご飯茶碗

ちょっと小さめの、梅の茶碗。

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Posted by buu2 at 14:00Comments(0)元木屋銀一朗

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2019年07月06日

澤谷由子 陶展 「 糾う絲 (あざなういと) 」 購入作品

ギャラリーから届いたので、写真で紹介。






















青くない。白い。でも、これが一番好きだった。  
Posted by buu2 at 14:30Comments(0)澤谷由子

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2019年06月30日

牟田陽日 小壺 日月蟹白波図








  
Posted by buu2 at 16:35Comments(0)牟田陽日

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2019年06月29日

牟田陽日 茶碗 えびす













もしかして、牟田さんの茶碗はこれが初かも?  
Posted by buu2 at 16:34Comments(0)牟田陽日

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2019年06月28日

牟田陽日 ぐい呑 酉菊花図














  
Posted by buu2 at 16:32Comments(0)牟田陽日

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2019年06月24日

大平真己作陶展

陶芸の師匠の大平さんの個展があったので、見てきた。










今回は酒器をふたつ買ってみた。

T-BOX
〒104-0028
東京都中央区八重洲 2-8-10
松岡八重洲ビル3F
TEL/FAX: 03-5200-5201
http://www.tbox.co.jp/  
Posted by buu2 at 13:00Comments(0)大平真己

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2019年06月19日

澤谷由子 陶展 「 糾う絲 (あざなういと) 」

個人的に現在注目している作家さんは10人ぐらいいるのだけれど、その中で今最も楽しみにしているのが澤谷由子さん。

彼女の個展が西小山のパルケであったので、行ってきた。

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うつわノートでの二人展を境に、一足飛びに数段レベルを上げたように感じられる澤谷さんだが、この個展も素晴らしい作品が展示されていた。

作家さんは、ときどき一気にレベルが上がることがあって、そういう瞬間の作品を逃さず持っておけると嬉しい。この瞬間は、あとになって「そういえば、あの時」と思い返すこともあるけれど、澤谷さんの場合は今だと思う。

どういうわけか知名度がそれほどでもない。もしかしたら、練りこみと同じように、彼女の表看板のいっちんがそれほど評価されていないのが原因かもしれない。理由はなんにしろ、彼女の作品が素晴らしいのは疑いようもなく、これを見逃しているコレクター達は数年後(あるいは数カ月後)に悔しい思いをするのではないか。

「ほらね」と笑えるように、澤谷さんにはこれからも良い作品を作り続けて欲しい。

なお、今回購入した作品は後日郵送されてくるので、その時にブログで紹介したい。  
Posted by buu2 at 18:22Comments(0)澤谷由子

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2019年06月02日

ひらめの皿

米国の骨董屋さんで買ったヒラメの皿にアジの開きをのせてみた。

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うん。箸置きともぴったり。でも、ぴったりすぎて、大根おろしを置く場所がない。  
Posted by buu2 at 08:30Comments(0)陶磁器

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2019年05月22日

牟田陽日「瑞景磁園」@日本橋三越

このところ、牟田さんの個展のときはワシントンDCにいることがほとんどだったので、久しぶりの個展初日である。

以前は開店ダッシュをかけたものだけれど、最近は抽選になったので、エスカレーターを駆け上る必要はなくなった。しかし、作品を選ぶ時間はたったの30分なので、かなりシビアである。どうせその場で持ち帰ることはできず、引き渡しは最終日まで待たなくてはならないのだから、抽選は最終日の夕方にやれば良いのに、と思うのだが、多分三越の担当者は買う客の利便性には考えが及ばないのだろう。

抽選の結果、我が家のコレクションに新しく牟田作品が追加されることになった。受け取り次第、このブログで紹介しておく予定である。  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)牟田陽日

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2019年04月30日

narumiyashiro ceramic exhibition

陶芸教室の講師になった八代成実さんの個展が足利であったので、行ってみた。






















僕の場合、カップや皿は自分で作れてしまうので、生活陶芸作品を買う場合は自分では絶対に作らないものになる。ということで、今回買ったのはこれ。







どう使うかというと、こう。




ギターの小物置き場。  
Posted by buu2 at 12:37Comments(0)八代成実

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2019年04月27日

益子の陶器市

益子の陶器市に行ってみた。

あまり良い天気ではなかったのに、思ったよりも大勢の人で賑わっていた。








































面白かった作品の半分以上は岡モータースだった。ということで、餃子とたこ焼きを買った。  
Posted by buu2 at 13:30Comments(0)陶磁器

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2019年04月19日

益子で買ったガラスケースにコレクションを飾ってみた

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箱は大事だけど、箱から出して飾ってあげることはもっと大事だな。  
Posted by buu2 at 17:30Comments(0)陶磁器

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2019年04月13日

ディスプレイ

買い集めている陶磁器を箱の中に入れっぱなしでは作品たちが気の毒なので、可能な限りディスプレイしてみることにした。

とりあえず、ざっくりと並べてみた。これで3割ぐらいだろうか。














  
Posted by buu2 at 22:09Comments(0)陶磁器

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2019年04月06日

森岡希世子・澤谷由子 二人展 見目麗し@うつわノート

うつわノートは川越というちょっと田舎にあるので、ゆっくり見ることができるお気に入りのギャラリー。そこで、以前から時々買っている澤谷由子さんが九谷の森岡さんと二人展をやるというので、初日から行ってみた。

澤谷さんは、これまで上から透明釉をかけた作品を作ってきたのだけれど、今回は一部で釉薬をかけずにいた。これがなかなか効果的で、細描をよりシャープに見せることに成功していた。










ということで、今回は釉薬をかけていないタイプの作品を2つ、赤丸にしてきた。



















以前は盛り込むだけ盛り込むタイプの作家さんだったけれど、間も活用できるようになっていた。

こういう、工芸工芸している作品が好きなんだよな。  
Posted by buu2 at 18:19Comments(0)澤谷由子

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2018年11月18日

岡モータース そば打ち職人つぐお

だいぶ前に、岡モータースさんにお願いしてあった「そば打ち職人つぐお」が到着した。

#現在は、岡モータースさんは製作の注文を受けていません。

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鹿島槍そば打ち会で毎回指導をしてくれているそば打ち職人の車である。  
Posted by buu2 at 18:00Comments(0)岡モータース

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川上真子さん作 うなぎのそば猪口

鹿島槍そば打ち会は毎回そば猪口の参加記念品を配っているのだけれど、今年は川上真子さんによるうなぎのそば猪口だった。










今年も素晴らしいできで、参加者の皆さんにはとても良い記念になった様子。  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)川上真子

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2018年04月06日

元木屋銀一朗 桜の小皿5枚組

これは米国に持って行く。

















  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)元木屋銀一朗

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2018年04月02日

元木屋銀一朗 新作 桜の陶板と梅の箸置き


  
Posted by buu2 at 18:00Comments(0)元木屋銀一朗

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2018年03月30日

「陶ISM 2018」という、差別主義者たちが主催する陶芸イベント(実行委員長:富田啓之)には、参加すべきではない

陶ISMには以前参加したことがあり、なかなか楽しいイベントでした。このイベントをきっかけにして数名の陶芸家とも知り合いになりましたが、今年も開催される運びとなりました。それなら今年も参加しなくては、と思った矢先、イベント概要を読んで衝撃を受けました。

イベント概要:https://drive.google.com/file/d/1yFqffGpbckkIYcFPGzPHitgEyGxQGzLN/view?usp=sharing

この概要について主催者の一人である富田啓之氏にはこの概要が不当な年齢差別を含むものであり、また不可欠な条件でもないことから、見直すように進言しましたが、主催者グループはこの差別を見直すことはしない旨連絡をもらいました。

以下、やりとりの概要

元木「自分で売ろうと思ったら、年齢制限付きだった。米国なら裁判沙汰ですよ、これ(涙)。どうしてこう詰めが甘いんだろうなぁ。」

富田「実行委員の誰もが別に儲かるイベントでもないことで訴えられるような、そんな軽薄な世間ではないことを祈りますわ。」

元木「儲ける、儲けないではなく、不当な差別ということです。すごく簡単にいうと、「今回は男性のみ」と告知しているのと同等ということです。「陶芸歴10年以上は不可」なら問題ないです。」

富田「そういう理屈もありますが、今回は様々な思いがあって実行委員の総意で決めました。失礼に値する結果であるなら、僕も残念であります。

でも、美術工芸を含め、応援してくださる方と元木さんのことを思っております。

どうか、こんな些細なイベントの募集要項ごときに惑わされず、今後も作家さんを支える立場で振舞って頂ければ有り難いです。
その思いは変わらず、世の中を牽引してくださることを願います。」

元木「いや、先日、ガキの使いでの黒人差別問題もそうですが、日本人の差別意識の薄さにはほとほと嫌気がさしています。僕のスタンスはここに書いた通り。

https://twitter.com/Amidalachan/status/948964619443417089

作家は支えますが、差別する作家は支持しません。もう一度よく考えてみたらどうですか?作家活動15年以上はダメ、というだけでなぜダメなのか、論理的に説明してみてください。僕からすれば、実行委員会は人生経験が浅いやつらばかりで、周囲にはきちんとアドバイスしてやる人もいないんだなぁ、と残念に思うばかりです。」

富田「人生経験が浅いのは確かだと思います。一応、このように考えております。
あまり反論とか、軋轢を生みたいと思ってはおりませんので、どうかお気持ちがおさまりますよう願っております。https://www.facebook.com/touism/posts/1628648913861519」

元木「全く説得力がありません。」

富田「あらら。。そうですか。。(;´Д`A

…まぁざっくり言いますと、陶歴は浅くとも、例えば、細川護熙さんとか魯山人とかは、とくに僕らのイベントで支持する必要は無いんじゃないか?(そもそもそのレベルが応募することはないかと思いますが笑)ということでして、人生経験も浅く、陶歴も浅い作家さんを応援しよう。という結論に至りました。」

元木「作家活動15年以上はダメ、というだけでなぜダメなのか、論理的に説明してみてください。(再掲)

自分で「そもそもそのレベルが応募することはないかと思います」って書いてるくせに。そして、その代償としてやるのが理不尽な年齢差別だというのだから、これまで何を勉強してきたのか。」

富田「まぁ、お年玉をもらえるのも子どもたちですし、人生経験も作家経験も未熟な方々を優遇するような、そんな理不尽さも、どうか許してやってくださいまし☆」


私の主張は、1.年齢によって人間を峻別するのは不当である、2.今回のケースでは、陶歴という形で制限をつけることによって、実質的にほぼ同等の制限をかけることができる、3.以上より、年齢による制限は撤廃すべきである、という3点ですが、それを理解した上でなおかつ年齢制限を取り下げないということなので、実行委員会は差別主義者であるという結論に達しました。

差別主義者が富田啓之氏のみで、富田氏の独断によって差別主義的概要が決められた可能性もありますが、委員会の総意とのことですし、このやりとりからすでに2ヶ月以上が経過していることから、陶ISMの実行委員会の全員が差別主義者と判断しました。大変残念ではありますが、私はこのイベントには参加しませんし、陶ISM実行委員会の全員の作品については今後一切このブログで取り上げることもなければ、作品を購入することもないこと、すでに持っている作品についても処分するとともに、私が運営している各種ネットコンテンツから削除することを宣言します。なお、該当する差別主義者は下記の通りになります。


実行委員長 
富田啓之(陶芸家)

代表 
二階堂明弘(陶芸家)

実行委員 
中川ひかり(陶芸家)
長谷川泰子(陶芸家)
樋口珠由子
今井梨絵(陶芸家)
岩下宗晶(陶芸家)
keicondo(陶芸家)
豊田雅代(陶芸家)
松本良太(陶芸家)
吉田丈(陶芸家)  
Posted by buu2 at 17:53Comments(0)陶ISM2015

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2018年03月29日

元木屋銀一朗 春の新作

小皿5枚組
















牡丹角皿







松角皿




桜の陶板

  
Posted by buu2 at 22:30Comments(0)元木屋銀一朗

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2018年03月22日

本多亜弥さん個展@日本橋三越

以前からチェックを入れていた本多亜弥さんの個展が三越であったので、行って来た。

これまで、高島屋と日本橋の企画展で数品見かけていて、その染付けの完成度の高さと、成型の良さに注目していたのだが、この個展の開催を知っていて、我慢していた。

日本の陶芸市場は今の所上絵優位で、下絵や練りこみが冷や飯を食っている感があるのだが、技術の素晴らしさは決して負けていない。ただ、下絵はその構造上描き直しが効かないので、上絵ほど精密な絵、完成度の高い絵を描くことができない。逆にいえば、下絵には、「一度描いてしまったら手出しができない」という部分に隠された魅力がある。







くわえて、本多さんはその多くを、自分で成型からこなしている。成型の腕が非常に良い。まだ突飛なデザインの造形は少ないのだが、独自のカラーもあって、今後の発展が楽しみな作家さんである。  
Posted by buu2 at 20:30Comments(0)本多亜弥

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2018年03月14日

元木屋銀一朗 乾山風角皿2枚

新作角皿。













(20180321追記)納品先、決まりました。  
Posted by buu2 at 20:30Comments(0)元木屋銀一朗

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2018年03月03日

元木屋銀一朗 「龍の角皿」

新作の角皿ができあがりました。













ベースは尾形乾山風の角皿で、白土で成形して素焼きしたのち、白化粧をしてもう一度焼いてあります。そのあと、黒呉須で龍を書いているのですが、龍は河鍋暁斎の写しです。龍の下絵を鉛筆で描いたあと、それをなぞるようにして呉須で描きます。これだと線に勢いがなくなるので、この呉須の絵を水を十分に含ませただみ筆でなぞるようにして、ぼかします。これは琳派の画家が良く使うたらしこみを練習しているうちに思いついた自己流です。ぼけたところで、再び黒呉須で一気に描き上げます。これで、下絵をなぞったのとは違う、勢いのある線が生まれると思っています。

現品限り、5万円です。欲しい方がいたら、メールなり、ツイッターなり、ここへのコメントなりで僕までアクセスしてください。よろしくお願いいたします。  
Posted by buu2 at 18:00Comments(0)元木屋銀一朗

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2018年01月26日

竹内瑠璃 松竹梅と鶴亀の香合「千歳」

銀座一穂堂で購入した竹内瑠璃さんの香合。日本橋三越と新宿伊勢丹で培った開店ダッシュの技術を駆使して入手した逸品である。













マクロで撮影しているので小ささがわからないかもしれないが、手に持つとこんなに小さい。




先日紹介した林美佳里さんの玉盃と並べてみるとこのくらい。




僕が持っている焼き物の中では最小レベルである。小さい中に、技術が詰め込まれている。こういう、限られた領域にぎっしりと技術を投入した作品が僕の好みである。

竹内さんも、ここまでアップで紹介されてしまうとは予想していなかっただろう。パソコンでチェックすると目に見えないごく小さな埃が付着していて、何度も撮り直した。













この香合、ちょっと面白いのは、作品名が”松竹梅と鶴亀の香合”となっているのに、どこにも亀が見当たらないところ。散々チェックしたのに見当たらない。これまで色々な亀を20年以上飼ってきたカメファンとしては不思議でならなかったので、竹内さんに質問したところ、「あ、これは小さくて亀を描く場所がなかったんです」とのこと。作家さんとギャラリーの間での行き違いがあったのかもしれない。ともあれ、「亀隠しの香合」となってしまった。これと対になる、松竹梅と亀の香合が欲しくなる。


  
Posted by buu2 at 11:24Comments(0)竹内瑠璃

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2017年12月26日

川上真子さんの作品をネット販売開始

僕が日常で使っているごはん茶碗は川上真子さんの作品です。川上さんの作品はお皿や鉢などいくつか日常で使用しているのですが、それだけではなく、染付けの技法についてアドバイスをいただいています。でも、残念だったのは彼女の作品を手に取る機会がなかなかなくて、入手できないことでした。ごはん茶碗は茅ヶ崎まで買いに行きました。

そんな風に入手困難だった川上さんの作品が、ネットで購入できるようになったそうです。

オンラインショップ新着情報 川上真子さんのうつわを販売いたします
https://kurumi.life/blog/shopmkawakami/

ショップへは、上記のブログのリンクからアクセスできます。大量生産品ではないので、欲しい人は早めにアクセスして注文すると良いと思います。  
Posted by buu2 at 23:00Comments(0)川上真子

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2017年12月22日

日本橋三越 酒器展2017 林美佳里さんの「玉盃」

久しぶりに三越の酒器展に参戦。しばらく見ないうちに新しい作家さんが登場していてなかなか面白かった。イベントの目玉、見附さん、牟田さん、隠崎さんの抽選会は、かなりの賑わいだったものの、抽選に弱い僕は箸にも棒にもかからず。注目は見附さんと牟田さんのどちらが先に売れるかだったんだけど、当選者の購入順は見附、見附、牟田、見附、見附、牟田、牟田、牟田という感じ(詳細は不明)。ともかく、見附さんが先に完売していた。なるほど、今の人気は明確に見附>牟田のようだ。

で、見附さんと牟田さんが完売した後、隠崎さんが3点残っていて、希望者も3人。これ、抽選する意味あるのかな。渋谷の黒田とかでも、徹夜で並んだ人の目当ては見附さんで、隠崎さんのはみんなスルーだったりする。確かにファンはいて、先週の高島屋でも隠崎さんのが1つ売れていたけれど、でも4つぐらいは昼になっても赤丸ついてなかったんだよな。大御所すぎて、若い人を抽選にするなら一緒に抽選しておかないと格好がつかないということかな????

抽選は抽選で良いんだけれど、個人的な目当ては武山一門の赤絵作品と、今右衛門。開店ダッシュでゲットしたのは林美佳里さんの玉盃。






















「こんなところまで描き込んである」という驚きが玉盃に赤絵を施した作品の醍醐味。その驚きを存分に満足させてくれる。特に、下半分の、内側の、くびれ付近。




ここを描くのは凄く大変そうだ。

あと、ベタッと塗ってしまうのはもったいなく感じることが多いんだけれど、この作品は赤で塗ってある部分が良いアクセントになっている。蓋の部分の内側に若干の乱れは見当るものの、全体的には良く描けている。玉盃のコレクションがまたひとつ増えた。  
Posted by buu2 at 11:39Comments(0)林美佳里

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2017年12月19日

元木屋銀一朗新作「龍の角皿」

元木屋銀一朗新作、龍の角皿。







瞬時に嫁入り先が決まってしまった。  
Posted by buu2 at 10:30Comments(0)元木屋銀一朗

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2017年12月16日

井上雅子さんの蕎麦猪口2個セット

セットなのかどうかは不明なのだが。











  
Posted by buu2 at 15:00Comments(0)井上雅子

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新宮さやか 蓮弁 盃

新宮さやかさんの蓮弁 盃。ギャラリー数寄で購入。










薄いので怖くて使いにくいけれど、造形は好き。  
Posted by buu2 at 14:30Comments(0)新宮さやか

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澤谷由子「goblet 露編」

ギャラリー数寄で購入しておいて、一年以上ブログで紹介していなかった不義理で申し訳ないのですが、澤谷由子さんのゴブレットです。

染付といっちんのコンビネーション(マリアージュ笑?)が澤谷さんの表芸ですが、このゴブレットはその技術を詰め込んだものです。







内部にもぎっしり。しかも、グラデーション付きです。







そして、高台の内側にまで。ここまでやると、焼くときに板にくっついてしまうリスクもあったはずで、陶芸家ならあまりやりたくない作業だと思います。でも、その「駄目押し」こそが、この作品の価値を高めていると思います。というか、ほとんど隙間がなく、どうやって焼いたんだろうと不思議に思うほどです。きっと、何か工夫しているのでしょう。




これを購入するかなり前に東京で個展を見ていて、その時はダメ出しするだけダメ出しして、「まだ伸び代がある」などと偉そうなことを言って買わなかったのですが(同行した親戚は購入)、

澤谷由子 個展 ー雪糸紡ー
http://buu.blog.jp/archives/51515068.html

この数寄さんの展示では、たくさんの作品の中からこの作品と新宮さやかさんのだけを購入したので、酒器展の中でも行列完売だった人気作家を除けば、出色のできと感じた作品です。

澤谷さんは、この頃を最後に、こうした足し算の作品(詰め込むだけ詰め込む作風)を卒業し、次の段階へと進んだようです。個人的には、卒業と言わず、時々はこういったてんこ盛りも作って欲しいと思います。どんな歌手でも、コンサートでは昔の歌を数曲歌いますし、それを聴いて喜ぶ客もいるものです。

何はともあれ、この作風の、最も成熟した時期の作品を手に入れていたことは幸運としか言いようがないです。  
Posted by buu2 at 14:21Comments(0)澤谷由子

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2017年12月15日

元木屋銀一朗最新作

松竹梅と牡丹の鉢












柿の菓子受け













  
Posted by buu2 at 15:30Comments(0)元木屋銀一朗

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2017年12月13日

日本橋高島屋酒器展(亀江道子さん、本多亜弥さん)

せっかくやっていたので、朝一ダッシュ。

人気だったのは、なぜか伊藤北斗さん(だと思うけど、違うのかな?)。旧作も展示されていたんだけど、こちらは見向きもされず、新作は完売。不思議。




個人的に気になったのはまず亀江道子さんという京薩摩系の作家さん。空女と似ているけれど、器は空女よりも厚みがある。何かしらの関係があっても不思議ではないのだが、陶芸作家は本当にたくさんいて訳がわからない(笑)。

もうひとりは、本多亜弥さんという染付作家さん。この人のもみじの酒器は、もう少しで買っちゃうところだったけれど、来年3月に日本橋三越で個展開催とのこと。この時期は日本にいる予定なので、慌てることもないかなと踏みとどまった。




12:30追記
伊藤北斗さんの作品は、昼過ぎに再登場。どうも、値札が間違っていたために一度下げたようだ。  
Posted by buu2 at 11:21Comments(0)陶磁器

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2017年12月07日

『丸岡 和吾「x」』

ドクロ作家の丸岡和吾さんと、九谷の女性作家のコラボ企画が銀座 G735 Galleryであったので行って来た。コラボしている作家さんたちには知り合いが多く、一体いくつ買うことになるのだろうと心配しながら、開店前に並んだ。といっても、開店前にスタンバっていたのは僕だけだけど。

展示自体はわりと平穏で、作品をじっくり選ぶことができて良かったのだが、残念だったのは開店の30分以上前に並んで、一番に入店したにも関わらず、めぼしい作品が全て(1つではない)赤丸売約済みだったことである。井上雅子さんにしても、林美佳里さんにしても、河端理恵子さんにしても、各作家ごとに、「これは力が入っている」「これは今回の代表的作品」と感じられるものが、ことごとく赤丸だった。まぁ、「これは一番」にはある程度主観もあるけれど(とはいえ、今回は作家ごとに価格差をつけていたので、林さんのように明らかに「主力」と「廉価」がわかる人もいた)、それにしても事前受注に対応するなら、その旨きちんと告知すれば良い。それなら、朝一に並ぶ必要もなくなる。G735 Galleryは、このために日本橋に宿泊し、冬の朝の寒い中、開店前に並ぶことの大変さを全く理解できないギャラリーのようだ。おそらく、朝一に人が並ぶようなアイテムを扱ったことがないのだろう。

今回は、一部の作家さんは、写真で見るのと、実際に見るのとでは、魅力度がかなり異なっていた。それでもベストの作品が売約済みだったので、事前に赤丸オーダーを出したのは相当に丸岡さんの作品に慣れているコレクターか、事前にリリース以外の詳細な写真をチェックした人物か、あるいは事前に特別に実物をチェックした人物と想像される。どちらにしても、ギャラリーの固定客ではなく、丸岡さんなり、九谷の作家さんなりのコレクターだろう。

公平であることが一番望ましいのだが、いろいろなしがらみでそれが無理なら、最低でも「一部商品はオープン前に売約済みです」と告知するのが当たり前で、それがないのは失礼以外の何物でもない。

#告知なしに開店赤丸なら、最初からウィンドウに並べるな、という話である。

丸岡さんの作品は、購入のためにそれなりの努力をしたとしても良いものを手に入れられないなら、興味は薄まるばかりである。

僕がこうやってブログで心情をつまびらかにすると、知り合いの作家さんたちは謝罪してくるのだが、もちろん彼らに非があるわけではない。悪いのはギャラリーである。  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)陶磁器

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2017年12月06日

今日の陶芸

今日は昨日描ききれなかった柿の小皿3枚と、松竹梅牡丹の小鉢を描いた。







午後に3枚描いたのだが、調子が悪く、まっすぐな線を引けずに困った。これが「筆が走らない」という状態だろうか。筆がレンタルなのだが、昨日使っていた筆を見つけることができなかった。やっぱり、自分の筆を買わないとダメかも。高くなくて良いと思うのだけれど、真ん中でたっぷり水を吸えて、先は細い筆が好み。

それで、夜も描くか散々迷ったのだけれど、教室に何度も来るのも面倒くさいし、今日はあまり混雑していない様子だったので、夜もやることにした。



竹と梅はこれまで何度も描いているので何の問題もない。竹は色々と道具を使うのだけれど(太い筆とか、マスキングテープとか)、すっかり慣れた。







一方で、牡丹と松はこれが初めて。特に松はやばい。難しい。







写真に撮ると大きそうだけど、実際は小さい。




この、呉須で描いた直後が一番出来が良い。だいたい、釉掛けして焼きあがると「あれ??」となる(苦笑)。

今回は、小皿は黄瀬戸、小鉢は土灰透明釉を使った。さて、どうなることやら。  
Posted by buu2 at 22:00Comments(0)元木屋銀一朗

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2017年12月05日

本日の陶芸

注文があった小皿に柿を描いてみた。













描き込みすぎて、持つところがなくなった。さて、完成したら、柿に見えるだろうか?  
Posted by buu2 at 23:18Comments(0)元木屋銀一朗

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2017年12月02日

干支 戌(いぬ)展、アニマル展III @数寄

ギャラリー数寄で開催中の「干支 戌(いぬ)展」と「アニマル展掘廖米瓜開催)に行ってきた。これまで何度もやっているのは見ていたのだけれど、日本にいなかったり、色々で初日に並んだことはなかった。今回はたまたま初日に日本にいて、これといって用事もなかったので、前日の飲み会をパイナップルジュースで過ごして、夜中に東名を走って数寄に向かった。到着したのは朝の3:30。順番待ちは僕の前に4人。徹夜組の目当ては牟田陽日さんで、牟田さんは今回は2作品しか作っていないそうなので、僕までは順番がまわってこない勘定である。これなら悩む必要がない(苦笑)。

数寄さんは徹夜で設営らしく、電気が点いたままだった。

朝、8時に公式に開店して、全体を下見。その上で、近所のカフェのコーヒー券をくれた。コーヒーを飲んで一服して、9時から整理券順に購入して行く。このあたりの流れはさすが、コレクターでもある数寄さんなので、混乱なく整然と進んでいく。

僕が買ったのはこれ。




井上雅子さんの立体作品である。すっきりしたスタイリッシュな本体に、ぴったりフィットした彩色がされている。後ろ足が上に上がっていて3本足で立っているのがわざとなのか、上がっちゃったのかは良くわからないのだが、微妙に上がっているのではなく、しっかり上がっているので、多分わざとだろう。今の所、コレクターたちが徹夜してでも買いたいと思う現代作家は見附さん、牟田さん、池田さんぐらいで、残っていれば朝一で、という作家があと10名ぐらいいると思うのだが、井上さんはまだ普通に購入できるところがありがたい。

平成29年12月17日(日)まで。  
Posted by buu2 at 10:00Comments(0)陶磁器

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2017年12月01日

竹内瑠璃 昔話の動物たち

このブログには「竹内瑠璃」というカテゴリーが今まで存在していなかったのだけれど、ようやく追加するときが来た。

実は竹内さんの作品との付き合いはかなり長くて、数多ある陶芸作家とのお付き合いの中でもごく初期の段階だった。しかし、実際にまとめて作品に触れるのはこれが初めてだったのだ。こういう「縁のない」作家さんというのはいるものだ。考えてみれば、一番初期に作品に出会っていた井上雅子さんと実際に会ったのも、つい最近である。

竹内さんの作品を初めて見たのは九谷陶芸村で展示されていた「エレキング」である。九谷とウルトラシリーズのコラボといえばこのエントリーを思い出すのだが、

伊勢丹新宿店、Go!Go!Go!
http://buu.blog.jp/archives/51476269.html

この時期に、竹内さんの作品も見ていたことになる。僕が初めて書いた一般向けの書籍は「ネットオークション徹底攻略ガイド」という本だったのだが、そのときのペンネームが「諸星段」という名前だったぐらいにはウルトラシリーズ、特にウルトラセブンのファンだったので、彼女が絵付けしたエレキングには特段の思い入れがあったのだが、九谷の大御所たちの作品を購入した時点で有り金がなくなって、若手の作品を買うことはできなかった。当時、伊勢丹のあとで販売していた陶芸村近くの美術館の係りの人が、「この人の作品は、これから高くなりますよ」と太鼓判を押していたことが記憶に新しい。

参考:ネットオークション徹底攻略ガイド
http://amzn.asia/62DxysN
(17年も前かよ!)

今回はたまたまタイミングがあって、ようやく本格的な個展を開店ダッシュで見に行くことができた。入店すると、すでに赤丸売約済みの作品がちらほら。これが廉価で誰もが容易に手が出せるものだと、「シャッター前に並んだのに!」と大問題になりそうだが、売約済みなのは30〜50万円程度の高額作品ばかり。これならほとんどの人は納得するだろう。それにしても、実物を見ずに売約成立することも、高い方から売れて行くことも、アーティストとして信頼されている証拠である。

さて、この展示。九谷の作家というと上絵中心、下絵ちょぼちょぼで、成形、特に動植物の造形となると田畑奈央人さんぐらいしか思いつかないのだが、今回の展示では半分ぐらい、大物のほとんどは手びねりによる造形だった。上絵付けの腕はもちろんだが、この造形の腕がとても良くて驚いた。僕が購入している作家さんだと、吉島さんの腕はピカイチなのだが(彼は原型師なので、腕が良いのは当たり前)、それに次ぐ作家さんを寡聞にして知らずにいた。多くの作家さんについて、「絵付けは良いんだから、造形は他の人に任せておけば良いのに」と良く感じていたのだが、竹内さんの立体は、他人に任せる必要性を全く感じない。京都あたりの文化圏は「造形も自分でやってこそ一人前の陶芸家」という風潮があるが(僕は別にそう思わないけれど)、そこでも問題なくやっていけるだろう。

今回、僕が一番欲しかったのは蓋の上に和犬を乗せた箱ものだったのだけれど、諸事情あって今は購入のタイミングではなかった。そこで、いつも通り、一番小さくて、それでいて手抜きの感じられない、技術が濃縮された作品を購入した。実際に手元に来るのは来年2月後半以降になるから、その時に画像で紹介しようと思う。




12/9まで、銀座一穂堂ギャラリーにて。  
Posted by buu2 at 12:30Comments(0)竹内瑠璃

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2017年11月26日

陶芸家のセルフ・プロデュースについて

この数年、現代作家を中心にそこそこの数の陶磁器を買ってきて、陶芸家の知人も増えてきたのだが、誰一人として、満足なセルフ・プロデュースをしていないことに驚く。「良いものを作り続けていれば、黙っていても知名度は上がってくる」と思っているのかもしれないが、それは大きな勘違いである。きちんと情報発信しないのなら、よっぽどの幸運に恵まれない限り、そのまま忘れ去られて行く。雨後のタケノコのように次から次へと若手陶芸家が出てくる時代なので、旬の時期を逸して、消えて行く可能性が高い。能力があっても、死後まで作品が評価されないのはもったいない。中世の画家とは違うのだから、最低でもやるべきことはやっておくべきだ。僕はスキー選手時代、成績アップにつながることは全てやってきた。そのおかげで、やり残すことのない選手生活だった。これは芸術家でも同じで、やれることは全部やっておくべきだ。では、一体何をやるべきか。これまでにも何度か似たようなことを書いているのだけれど、以下、収集家の視点から、陶芸家がセルフ・プロデュースとしてやっておくべきことを書いておく。


(1)ウェブサイトの運用
これすらまともにやっていない作家がほとんどなのだが、現代作家の必須事項である。そして、ただ作れば良いというものではない。次の事項へ、容易にアクセスできる必要がある。

1. 展示のスケジュール
2. 過去の作品(写真、あるいは動画)
3. 経歴
4. 技術(これは(2)にも通じている)

注意が必要なのは、フェイスブックやTwitterはウェブサイトを作ったことにならないということである。

フェイスブックは、ファンとの交流にはそこそこ役立つものの、ここで「いいね」をしてもらったところで、作品の売れ行きは良くならない。また、何より致命的なのは、フェイスブックの過去のアーカイブへのアクセス性が極端に低いことである。例えば「これまでに作って来たぐい呑」を見てみたいと思っても、そのデータへアクセスすることは非常に困難である。上手に設定すれば不可能ではないのだが、もともとフェイスブックは作家のアーカイブを溜め込む目的でシステム構築されていないので、使いにくいし、閲覧する側も期待していない。

Twitterはフェイスブックよりもっとアーカイブ性が低い。作家がやっても、これといったメリットはない。

展示のスケジュールなどはGoogleカレンダーで公開しておけば済む話なのに、ほとんど誰もやらない。どこかのギャラリーで個展をやるとかなら、日程は早ければ2年前ぐらい前、どんなに遅くとも半年前には決まっているはずで、それを全く告知せず、ギャラリー任せにしておいて自分は直前や、ひどい時は初日が終わってから告知したりしている。「お得意様だけに優先的にお知らせしたい」といった思惑があるのかもしれないが、お得意様に飽きられたらその作家は終了である。買いに行く側からすれば、直前になってキャンセルならまだ納得がいくが、直前になって告知されてスケジュール調整がうまくいかないのは納得がいかない。買う人のことを考えれば、早め、早めのスケジュール告知は絶対である。

写真は作品の紹介には必須だが、別に良いカメラを使う必要はない。むしろ、良いレンズは被写界深度が浅く、全体像が見えにくくなる。スマホのカメラでも十分だ。それより問題なのは、うつわの周囲にびっしり描き込まれている作品は、その全体像が写真ではわかりにくい点である。これは、動画で紹介するのが手っ取り早い。手回しのロクロの上に作品をのせて、ゆっくり回すだけで良い。画像についてのワンポイントを書いておくと、「作家が見せたい写真」ではなく、「閲覧者が見てみたい写真」を掲載すること。写真に限らず、作家たちは「自分が見せたいウェブサイト」を作りがちだけど、それはスタートの時点で間違っている。写真、ウェブサイトを見るのは、作家自身ではないのだ。アクセスした人が欲しがっている情報を提供するのは基本中の基本である。


(2)技術のアピール
陶芸作品のほとんどは工芸の領域に存在する。芸術と工芸の違いは、誤解を恐れずに書くなら、芸術の価値はひらめきで、工芸の価値は投入した時間だということだ。近年九谷焼でとても評価がアップしている赤絵細描などはこの代表例で、「どれだけ時間をかけて描き込んだか」が最大のポイントである。同時に正確性や表現力も求められるのだが、それらの多くも時間を投入すると身に付けることができる。だから、作家は、自分がその作品を作るにあたり、「どのくらいの時間を投入したのか」をきちんとアピールすべきなのだ。それは、そのまま作品の価値に直結する。たとえば富田啓之さんが、金や銀の上に市松模様を描いたなら、その一手間をきちんとアピールすべきだし、児玉みなみさんなら、自分の赤を作り出し、安定して制作するためにどれだけのテストを繰り返したのかをアピールすべきだ。そうしないと、見る側には価値がわかって来ない。もっと基本的なところなら、うつわの軽さでも良い。「見た目重厚持って軽い」というのは陶器の基本中の基本だが、これすらできないくせに「重い方が持った時にしっくりくる」などと言う作家もいる。買う側からすれば、「じゃぁ、まずは軽いのを作って、ちゃんと技術があるところを見せて、その上であえて重いものを作ってみろよ」と思う。だから、もし何らかの根拠や信念に基づいて重い器を作るなら、まず軽いものを作って見せて、その上での「軽いものだってちゃんと作れるけれど、あえて重くしているのです」というプロモーションが必要になってくる。分かる人には分かる、ではダメで、分からない人にも分かるように丁寧に解説することが大切だ。

僕は自分でも陶芸をやるので、作品を作るにあたっての手間とか、技術のすごさにはある程度見当がつく。例えば以前紹介した中井理節さんのカップなどはその最たるものだが、

中井理節さんのティカップ
http://buu.blog.jp/archives/51537141.html

下絵と上絵の違いを踏まえて、「下絵なのにびっしり描き込んでいること」の凄さがわかる素人はあまりいないだろう。数年前には福島武山さんが素焼きの花器に龍の絵を描いていたことがあるのだが、花器が素焼きだと、失敗できない。こうした点も、素人には理解できず、解説してもらって初めてわかることだ。

作家は、もっときちんと、自己の作品の技術的PRポイントを発信すべきである。そうでないと、単なる自己満足で終了である。


(3)習字
字のうまい、下手は仕方ないが、ちゃんと練習はしておくべきだ。陶芸家と同じく、書の能力が要求される職業に将棋の棋士がいるのだが、彼らも多くはきちんと字の練習をしている。羽生善治は当初とんでもなく下手くそな字を書いていたのだが、今は、かなりのくせ字ではあるものの、普通に読める字を書くようになった。渡辺明竜王(現在)も、下手くそだったのに、ちゃんと練習して、恥ずかしくない文字を書けるようになった。

陶芸家の場合、箱書きをする機会は腕が上がれば上がるほど増えていくのだから、作家活動の一つとして真剣に習字に打ち込むべきである。箱書きだけではなく、作品を買ってくれた人に対する礼状や、展示会の案内なども、一流の作家になると書く機会が増えるはずだ。実際、腕の良い作家さんほど、達筆な筆運びで自筆の手紙を送ってくれる







最初のうちは、上手である必要はない。しかし、丁寧に書いていることが感じられないと、箱の中の作品を見る前に興ざめしてしまう。字のうまさは、陶芸家にとってはとても重要だ。


以上、セルフ・プロデュースといってもたったの3つである。それにもかかわらず、展示会のスケジュールすらまともに告知できていない作家がほとんどなことに絶望してしまう。作家としての才能や努力以前のところで足切りされるのは、不本意じゃないですか?


(4)蛇足 「わかっているけれど、できない」という人は、代行してあげても良いです。手数料は、作品による現物支給で構いません。  
Posted by buu2 at 13:09Comments(0)陶磁器

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2017年11月20日

本日は終日元木屋銀一朗

1日引きこもって角皿を6個作った。
















いつもは型にはめてちょいちょいっと作ってしまうのだけれど、今回はちょっと思うところあってきちんと組み立ててみた。これで良いものができたら良いのだけれど。  
Posted by buu2 at 22:00Comments(0)元木屋銀一朗

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2017年11月16日

井上雅子さんの蕎麦猪口

第九回鹿島槍そば打ち体験会は過去最多の参加者を記録して無事終了しました。参加者全員に記念品として蕎麦猪口が配られたのですが、今年は九谷の作家さん、井上雅子さんの作品でした。全部、箱も蕎麦猪口もデザインが異なっていたのですが、そのうちの3つについて、写真で紹介しておきます。


























  
Posted by buu2 at 20:30Comments(0)井上雅子

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2017年11月15日

TOAI@山ノ上ギャラリー

九谷の支援センターに船木さんの作品を買いに行ったら、若い女性が笑顔で案内状を手渡してくれた。あれ?九谷にこんな人がいたっけ、と思っていると、以前東京のギャラリーで見て、その後愛知のギャラリー数寄で作品を買ったことのある澤谷由子さんだった。支援センターには彼女の作品は置いてないとのことで(彼女は九谷ではなく、卯辰山工房の出身)、卯辰山の中腹にある山ノ上ギャラリーで開催中のグループ展の案内状をくれたのである。

綺麗な手書きの案内状をもらってしまっては、見に行かないわけにいかない。ということで、本当は小松で高速に乗ったらそのまま埼玉へ直行の予定だったのだが、山ノ上ギャラリーに立ち寄った。




澤谷さんというと、染付といっちんのコンビネーションで、かなり盛り込む作風だったのだけれど、今回の展示では盛り込みは控えめ。そして、染付といっちんのコンビも、あまり正面に出ていなかった。時間をかけたというよりはセンスで勝負した感じ。これが、僕にはちょっとわかりにくかった。僕は、目で見てパッと「うわぁ、手間かけてるなぁ」と伝わる作品が好み。

ほとんど全ての作家が、ある程度盛り込み尽くすと、徐々に引き算の制作に転じる。「間」を作る、精米のような段階に入るものだ。澤谷さんも、そういう段階なのかもしれない。ただ、僕としては、正直なところ、まだまだ盛り込んで欲しかった。  
Posted by buu2 at 17:30Comments(0)澤谷由子

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2017年07月07日

前川幸市さんの犬と猫

先日、日本へ行った時に見に行ったまつもとクラフトフェアで購入した前川幸市さんの犬と猫。






















素焼きの質感と、それに合わせた彩色で、とても上手に動物たちの表情を作り出している。僕が焼き物を買うか、買わないかの第一の判断基準は自分で真似ができるかどうかなんだけれど、前川さんの作品は絶対真似ができない。実は3月に恵比寿で一度見ていたのだけれど、抜群の個性ですぐに「あぁ、あの時の」と思い出すことができた。

このティストは大好きなので、今後も展示のスケジュールをチェックしておきたい。  
Posted by buu2 at 04:49Comments(0)前川幸市

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2017年06月09日

元木屋銀一朗 最新作

今回の日本滞在で焼いたのは次の5作品。
















今度は角皿に描いてみようかな。  
Posted by buu2 at 05:55Comments(0)TrackBack(0)元木屋銀一朗

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2017年06月03日

今日の陶芸

皿、8枚。

























菓子置き、5枚。













  
Posted by buu2 at 22:00Comments(0)TrackBack(0)元木屋銀一朗

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2017年06月02日

今日の陶芸

龍の皿、3枚。


  
Posted by buu2 at 22:00Comments(0)TrackBack(0)元木屋銀一朗

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『見附正康展』@しぶや黒田陶苑

渋谷の黒田陶苑で見附さんの個展開催。事前情報によれば前夜から徹夜の行列とのこと。僕はこの手の行列が嫌いなので普通なら展示を見に行くだけなのだが、今は日本に家がなく、日本滞在時はホテルに泊まったり、自分の車で寝たりする身分である。ならば、徹夜の行列はウエルカム。宿泊費が一泊分浮いてしまう。ということで、板橋で焼肉を食べた後、黒田へ向かった。

到着してみると、僕の前に並んでいたのは14人。徹夜組がこんなにいるのだからすごい人気である。




結局12時間ほど並んで、ひとつ購入することができたのだが、一番欲しかったものは13番目の人が買って行ってしまった。もう少し早く来ないとだめだったようだ。

個展終了後に引き渡しということで、僕が現物を入手できるのは次の来日時となってしまう。写真はそのときに紹介する予定。  
Posted by buu2 at 12:00Comments(0)TrackBack(0)見附正康

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2017年06月01日

龍の皿2枚

元木屋銀一朗の作品の中で一番人気があるのが龍の皿。ということで、新たに2枚、描いてみた。まだちょっと条件検討が足りないというか、色々試しながらの段階。





  
Posted by buu2 at 18:17Comments(0)TrackBack(0)元木屋銀一朗

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