2015年12月31日

福島武山さんの赤網手龍文 九谷焼 盃

福島武山さんの盃。ぐるっとひとまわり龍が描いてある。こういう盃は実際に手にしないと良さがわからない。小さい盃なのに龍は迫力満点。龍の目の点が三角なのは武山さんの特徴。内側は網手文がびっしり。網目文は水を表す紋様で、龍とセットになっている。外側も点描や波目文、七宝文などで埋め尽くされている。




















  

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2015年11月06日

福島武山 九谷焼赤絵展

銭屋五兵衛記念館で開催されていた福島武山 九谷焼赤絵展に行ってきた。







武山さんの作品の多くは先日の平成記念美術館で観たものだったので、福島一門(林美佳里さん、河端理恵子さん、有生礼子さん、吉村茉莉さん、架谷庸子さん)の作品を中心に観てみた。

有生さんの作品はうちにもいくつかあるのだけれど、一門の中では唐子などの人物を描くところが最大の特徴。

有生礼子作 蓮弁文 盃



有生礼子作 からこ文 茶盌



有生礼子作 唐子遊文 香炉



架谷さんの作品はまだじっくり観たことがなかったのだけれど、丸い紋様を上手に描いている感じ。

架谷庸子作 wrapping 盛器



架谷庸子作 赤絵網文 中鉢



林さんもあまり作品を見る機会がないのだけれど、点描や曲線の紋様が凄くうまい。基本的な技術がしっかりしていて、「職人」という感じ。花や草、もみじなどをモチーフにすることが多い印象。いつも「ひとつ欲しい」と思っている作家さんなんだけれど、なぜかこれまで縁がない。

林美佳里作 旋花 飾皿



福島一門の中で、一番作品を持っているのが河端さん。粒の渦打ちを使ってみたり、赤絵の枠から飛び出しているところが興味深い。でも、最近人気がありすぎて、欲しくても買えないことも良くある。

河端理恵子作 縞文 蕎麦猪口(赤)



河端理恵子作 縞文 蕎麦猪口(紫)



吉村さんも河端さんと同じく、職人というよりはちょっと芸術家寄りの作品が多い。アイテムの配置が曲線的・感覚的。これまで買ったことがない作家さんだったのだけれど、銭屋五兵衛記念美術館に行く前に1つ購入。

吉村茉莉作 刻々 鉢



吉村茉莉作 燦爛 茶碗



吉村茉莉作 氷紋 香合



草花文 花瓶



赤網手 澗瓶

  
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2015年11月05日

福島武山さんと河端理恵子さんの工房を見学させていただいた件

以前から、福島武山さんに「一度見に来て下さい」と言われていた工房へようやくおじゃますることができた。

場所は九谷茶碗まつりの際にいつも泊まる「さらい」と九谷陶芸村の中間くらいで、知らないうちに何度も前を通り過ぎていたようだ(笑)。

今回は武山さんが富山出張中だったため、有生礼子さんに中を案内していただいた。

僕が行った時は林美佳里さん、河端理恵子さん、有生礼子さんの3人が作業中で、ほとんど無言で黙々と作品に向かっていた。

明るい電灯の下で、枕やタオルなどの柔らかいものや、エアクッションを重ねて台にして、持ち手を安定させて作業していた。




林さんの筆の持ち方が凄く柔らかいのが印象的だった。

机の上は筆が一杯である。




行く前は「家中、ありとあらゆるものが赤絵で埋め尽くされているのではないか」と想像していたのだけれど、意外とエアコンやら時計やら、ほとんどのものが素のままで、描き込まれているものを見つけるほうが難しかった(笑)。




一時間ぐらい色々と見学させていただいたあと、今度は河端理恵子さんの工房を見学させていただいた。河端さんは毎週木曜日に武山さんの工房で作業していて、他の日はこちらで作業しているとのこと。研修所時代の作品がずらっと並べてあって、今の河端さんのスタイルのルーツを見ることができた。

七宝紋などのいくつかの基本的な紋様を描いているところを見させてもらったり、練習方法を教えてもらうことができ、とても参考になった。参考になったというか、真似できないことがわかった(笑)。

  
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2015年10月18日

福島武山展 平成記念美術館 その7

まだあった。

ペルシャ文陶筥



はつなつ大皿



市松文八角陶筥



遥か台皿



市松文面取鉢






バルタン星人



網目文が収斂していく様子







  
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2015年10月16日

福島武山展 平成記念美術館 その6

ギャラリートーク&赤絵実演もありました。

道具



「こうやって描きます」と言って、サラサラサラっと。一度ベンガラをつけたら、随分長く線が引ける。



手袋は、手の脂でベンガラのノリが悪くなるのを防いでいるとのこと。



単語帳に細かく字を描いて、「このくらいは描けるくらいに目が良い」とのこと。






何描いているんだろうな、と思ったら。



もう、名人芸とかのレベルを超えていて言葉にならない感じ。









いや、濃密すぎて疲れるくらい。赤絵が好きなら必見。

それにしても、武山さんが「僕たちは芸術家じゃなく工芸家だから、椅子に座って地道の線を引き続けることが大切」と語っていたことが印象深い。持って生まれた才能も大事だが、努力はそれ以上に大切ということだと思う。武山さんがデモンストレーションで描いていた線の一本一本はとても細いけれど、その背後には膨大な時間の積み重ねがあって、他の人には到底追いつくことのできない重さが感じられる。その武山さんの貴重な時間を割いて描いた作品を持っていることは、とてもありがたいことだと再認識することができた。

九谷赤絵細描 福島武山展
2015年10月6日〜27日
平成記念美術館ギャラリー
開館時間 10:00〜18:00
日曜休館
03-3426-1103
156-0053 東京都世田谷区桜3-25-4  
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福島武山展 平成記念美術館 その5

双龍文大皿





















その他、ドアップ集




































  
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福島武山展 平成記念美術館 その4

響深鉢



丸紋ちらし沈香壺



四端獣文花器



綱代文大鉢



(作品名不明)






布袋と唐子からみ香炉



(書のセット)


















(作品名不明)



花札文陶額









文殊菩薩陶額












菊慈童文飾瓶









赤綱手台皿




  
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福島武山展 平成記念美術館 その3

まだまだ写真でコレクション。

みのり文鶴首花瓶






花蝶文輪花大皿









爛漫陶筥









昇龍文香炉



瑞鳥文花瓶



のどか蓋物







  
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福島武山展 平成記念美術館 その2

一番凄いなぁと感心した七福神の飾皿セット。七福神はもちろん、周囲に配された動物、植物なども様々な表情を見せている。福島さんの技術を総動員したような傑作だと思う。

七福神揃皿(7枚)
























































































  
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福島武山展 平成記念美術館 その1

世田谷の馬事公苑そばにある平成記念美術館で開催されている福島武山展を観に行ってきた。

これが、数名のヘビーコレクターの個人蔵になっている作品を借りてきて集めたという凄い展示で、圧巻のひとこと。今後、これだけの展示が実現するのだろうか?

ひとつ描くのに2〜3週間もかかるような大作ばかりなので、武山さんの人生の断片を観ていることになる。その重みに圧倒される。多くの作品は中央に主題となる対象物が描かれていて、そのクオリティが抜群なのはもちろんなのだが、周辺に配されている脇役たちにも手抜きがないのが凄い。観ていてため息ばかりである。

初夏花瓶















鴛鴦香合






赤綱手菊花型香炉






櫻舞飾鉢












花舞花器









如意輪観音図飾皿






九谷赤小紋鉢






瑞鳥文香炉



文殊菩薩陶額



鳳凰文陶筥









めばえ大皿






赤絵捻割小紋瓢型花瓶



小紋手煎茶器















幾何小紋大皿






孔雀文香炉









鶴亀文茶碗









山水文水指



菊慈童文茶入



仙人文図香炉






幾何文平鉢



華開く大鉢



写真が多すぎるので、エントリーを分割します。  
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2015年08月02日

林檎舎で武山さんの小皿を見つけた件

八方池から帰ってきたらもう13時過ぎだった。何を食べるかちょっと考えて、結局いつもの林檎舎へ。注文はこれまたいつもの「三昧」である。くるみ、おしぼり(辛味大根のおろし汁)、普通のつゆの三種類を楽しめる。
















いつもどおり美味しくいただいて、会計をしている時に九谷焼きの小皿が飾ってあるのを発見。15枚ぐらいあっただろうか。その中に一枚赤絵があって、わざわざ「福島武山」と書いてあった。ちょうどみんなで武山さんの話をしていたので、「ほらほら、ここにあるよ」と騒いでいたら、林檎舎の女将さんが「泊まっていただいたことがあるんですよ」と教えてくれた。世間は狭い。というか、ずっと前から飾ってあったはずで、ようやくそれに気がついただけなんだろうけど。知らず知らずのうちに通り過ぎていることがきっと山ほどあるに違いない。  

2015年07月30日

"ジャパンクタニ" ふたたび 〜赤絵は傍流にあらず〜

北陸朝日放送で5月30日に放送された「"ジャパンクタニ" ふたたび 〜赤絵は傍流にあらず〜」を観ることができた。地方ローカルだけでの放送ではもったいない内容。というか、むしろ北陸以外で放送しなくちゃ、という内容だった。

武山さん、年齢を考えたら凄くスキーが上手でびっくりした。

もちろん、絵の描き方とか、色々参考になった。もっと色々知りたいなぁ。  
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−九谷赤絵− 福島武山展

日本橋三越で開催中の福島武山展を見てきた。

いやぁ、「さすが」のひとこと。

特に気に入ったのは細長い馬上杯で、内面にもびっちり網目紋が描かれている。底に描くのは理解できるんだけど、内側の側面に描くのは凄く難しいはず。しかも、普通のぐい呑の形状ではなく、細長い馬上杯なので、側面の部分が大きい。にも関わらず、そこにびっちり網目紋が描かれていて、しかもほとんど乱れがない。これは凄い。が、午後には売れてしまった(笑)。

今回、色々な作品を見て感じたのは、武山さんの描く女性の表情が柔らかくて上品なこと。ひとつ欲しいなぁ、と後ろ髪を引かれつつ帰ってきた。弁財天などを描いてもらうなら陶額や大皿が普通なんだろうが、平たいぐい呑もありなのかな????

#いや、本当はもっと凄いものも色々あったんだけど、100万円超えていると手が出ないから(笑)。  
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2015年03月24日

福島武山作 バルタンセイジン(バルタン星人)

苦労して手に入れた九谷焼ウルトラマンアートシリーズの看板作品のひとつ、福島武山氏のバルタン星人だが、伊勢丹での展示期間が終了してようやく我が家にやってきた。早速撮影会である。













福島武山さんといえば、九谷赤絵の第一人者として超有名だが、同時にスキーヤーとしても知られている。まだ一緒に滑ったことはないのだが、機会があればぜひ白馬のオリンピアンたちと一緒に八方のゲレンデを滑ってみたいと思っている。

ちなみに、このバルタン星人の話をグルノーブル五輪出場の丸山寿一氏にしたところ、「あーーー、八十吉さんは良く知っていて、何度も遊びに行って釣りの話を良くしたんだけど、福島さんは会ったことあったかなぁ」などと言っていた。

関連記事
伊勢丹新宿店、Go!Go!Go!
http://buu.blog.jp/archives/51476269.html

中村陶志人作 カネゴン
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2014年11月25日

九谷赤絵 福島武山 一門展

銀座三越8階で開催されていた「九谷赤絵 福島武山 一門展」を観てきた。

一門展ということで複数の作家による赤絵作品を一度に観ることができたのだが、並べてみるとやはり福島武山氏の完成度が素晴らしい。

有生礼子氏を筆頭に、武山氏の築いたものをどうやって越えていくのか、どこに新しい価値を生み出していくのか、興味深かった。

一門展は今日まで。  
Posted by buu2 at 14:24Comments(6)TrackBack(1)美術

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