2015年09月07日

野村晃子さんのぐい呑み

一ヶ月ほど伊勢丹新宿店に来ていなかったので、ちょこっと新しい作家さんの陶磁器を見に来てみた。河端理恵子さんのものがいくつかあったのだけれど、すでに持っているものに近かったのでスルー。吉村茉莉さんの作品は逆に数が減ったようだ。売れたのかな?30万円近い価格の皿は非常に良いと思うのだけれど、ちょっとこの価格になると怖くて使えない。

ほかは織部などで良さそうなものがあったのだが、今回持ち帰ることにしたのは野村晃子さんという瀬戸の作家さんのぐい呑み。彼女の表芸は化粧土といっちんを使って花を描いたものみたいだったのだが、今回買ったのはその派生作品で、半分おふざけで描いたのでは?と思えるようなもの。













ペンギンが一升瓶を抱えているデザインで、他にも同様の趣向で一升瓶ではなく子ペンギンを抱えているものがあった。セットで買おうかとも思ったのだが、ここは一発芸として一升瓶だけにしてみた。価格は税別で3,500円である。彼女の表芸の、表も裏も花柄のぐい呑みもたくさん置いてあったのだが、価格はこれよりも1,000円ほど安かったようだ。

おふざけのようでも、ちゃんと腕が立体的に作られていて、お腹の部分は化粧土で上塗りされており、絵も可愛い。内側にはちゃんといっちんで花が描かれていて、仕上げに青いガラス釉が掛けられている。ちゃんとした技術がある上での脱力感が個人的にはツボ。  

Posted by buu2 at 15:56Comments(0)TrackBack(0)野村晃子

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