2017年04月24日

湯を沸かすほどの、熱い愛

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子役、難病、動物は邦画の鉄板三大要素だが、この映画は子役、難病、カニと全て揃っている。カニは死んでたけど。

いくつか、観客をミスリードする仕掛けが用意されていて、え?と思ってしまう。あと、唐突に現れた、内容とは全く関係のない登場人物が後まで重要だったと思えば、とうの昔に忘れてしまうような人物が再登場してきて、いきなり衝撃的な扱いを受けたりする。この辺はストーリーや脚本に難がある。

宮沢りえは野田地図の演劇に出るようになって大化けしたけれど、舞台だけではなく、映画の役もそつなくこなすところは見事。普通の役者は、芝居か、映像か、どちらかに得意分野が偏るものだ。

海のそばで、一方通行があって、そこそこ栄えていたので、ロケ地は小田原あたりかなと思ったら、足利だったらしい。ほとんど行ったことがないけど。

ところで監督の中野量太って、誰?

評価は☆1つ半。  

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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(原題:Florence Foster Jenkins)

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コメディなのか、シリアスドラマなのかわからない。多分、コメディなんだろうけど。

どうなのかなー、と思うのは、フローレンスという人物が聴衆のために歌ったのか、自分のために歌ったのかがわかりにくかったこと。単に自己満足で歌ったのなら、70年も語り継がれるとも思えず、そこはやはり聴衆に喜んでもらうために歌っていたのだと思いたいが、スクリーンからは伝わってこなかった。これは映画としては致命的。

せっかく良い役者をたくさん使っているのにもったいない。

評価は☆1つ半。  
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2017年04月23日

聖の青春

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若くして亡くなった天才棋士村山聖の棋士人生を描いた作品。もともとドラマティックな内容なのだから過剰な演出は不要だったと思うのだが、監督の演出も、脚本もイマイチでとても残念。森義隆監督って誰?脚本は「ふがいない僕は空を見た」でかなり良い脚本を書いた向井康介だが、なぜこんな本を書いてしまったのだろう。

また、主役の松山ケンイチと脇役の染谷将太はすごく良かったのだが、肝心要となる村山の最大のライバル、羽生善治役がイマイチ。実物の羽生のマスコミ露出が多いので、すでに実像が良く知られているのだが、そうした状況で演技力のない役者を使ったのは大失敗。非常に惜しい。似てなくても良いから、羽生を染谷がやれば良かったと思う。

千駄ヶ谷界隈はガラッと変わったので、新しい建物が写らないようにするのに苦労しているのが感じられた。あえて特撮を使ってつまらないところにカネを注ぎ込むわけにもいかないだろうし、ロケでの苦労が偲ばれた。

以下、将棋ファンとしての視点を含めて、3つほど気がついた点を列挙しておく。

まず、誰にも会わずに将棋会館の対局室まで行けちゃうのが謎。いくらなんだって、こんなにスカスカな警備ではないだろう。

何人か既存の棋士が実名で登場するのだが、見た目が似たような役者を使おうと努力のあとが感じられた。しかし、佐藤康光かと思ったら谷川だった(笑)。そこは違うだろ。

タイトル戦の投了の場面で立会人不在というのは事実じゃないんじゃないかなぁ。もし事実だとしても、投了後すぐに立会人が入室してくるはず。立会人以外も、主催新聞紙の記者、カメラマンはすぐに入室して来るはずだ。

評価は☆ひとつ半。もったいない。染谷なら、見た目が似てなくても、ちゃんと羽生を演じることができたはずだ。なんといえば良いのかな、映画や役者に対する真摯な姿勢が感じられないといえば良いのかな?製作者はわかってねぇなぁ、と思う。  
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最後の追跡(原題:Hell or High Water)

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日本未公開らしい。

テキサスの荒地で銀行強盗と、それを追うレンジャーを描いたクライム・ムービー。普通に面白いけれど、映画らしさがあるわけではないので、個人的にはテレビ鑑賞で十分だと思う。しかし、トランプが大統領になってしまう今の米国を知るには良いと思う。ニューヨークやカリフォルニアだけが米国ではない。

一番良かったのは、結末の予想が難しかったところ。いくつかのゴールは容易に想像できるのだが、どこへ行き着くのかは最後まで予想が難しかった。

評価は☆2つ。
  
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2016年12月27日

PASSENGERS

英語字幕なしで鑑賞。

よその惑星へ星間旅行中にコールドスリープから目覚めた旅行客たちの話。

凄いコンピューターによって無人航行しているのに、なぜか小惑星群に突っ込んだり、赤色巨星(?)のすぐそばを通過したりする。コンピューター、意外と馬鹿なのかも?

とはいえ、特撮はなかなか良かったし、主人公のジェニファー・ローレンスは美人だし、登場人物少なめで英語の発音もクリアなので外人でも理解しやすいのが良い。

プールで溺れるところとか、面白いシーンもいくつかあった。

ただ、すごく残念なのは、ジェニファー・ローレンスが目を覚ましたくだりがしっかり表現されてしまった点。おかげで、ストーリーに厚みがでてこなかった。誰が脚本を書いても、ここはなぜ彼女が目覚めたのかはぼかしておいて、あとで「そうだったのか」と気付かせるところだろう。監督はMorten Tyldum。

評価は☆1つ半、ジェニファーにおまけして2つぐらいだと思うけど、早口の場面とかで英語のリスニングに問題がたくさんあったので、暫定評価としておく。日本公開は2017年3月4日から。

ところで、この映画、日本でいつ公開されるんだろうと思って調べていて、ポスターをみてずっこけた。原題はPASSENGERSなのに、勝手に邦題だけじゃなくて、横文字の方まで単数形に修正されている。どうしてこう馬鹿なんだろうね、日本の配給会社は。
passengers
  
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2016年12月17日

Rogue One

Star Warsシリーズの新作、ローグ・ワンを観てきた。

もちろん、字幕なしである。

前半の英語が全然わからなくて、かなり眠くなった。でも、途中からは言葉がわからなくても楽しめた。

エピソード4へつなげるという構造上の都合があるのだろう、ラストは爽快感には程遠いものになっていた。一方で、あんなに凄い兵器であるデス・スターが、エピソード4のラストでいとも簡単に破壊されてしまった理由は明快になった。

ドロイドや被り物を着用したダース・ベイダーはともかくとして、ターキンやレイアが普通にしゃべっていたのには驚いた。最近のテクノロジーはすごいなぁ。

他にも、特撮関連の出来は素晴らしく、戦闘機などはなんの違和感も持たなかった。

評価は☆2つ、と言いたいところだけど、微妙なニュアンスとか、全然わからなかったので、評価はなし。  
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2016年12月07日

Arrival(邦題『メッセージ』)

字幕なしの英語で鑑賞。多分、理解度は80%ぐらい。

突然宇宙船が飛んできて、世界の各地にそれが横たわるのだけれど、宇宙人の目的がわからない(ちなみに日本は北海道に飛んできてくれるのだが、本編では一度も日本語は出てこなかったと思う。英語発音でのホッカイドーはでてきた)。

それで、こいつ、何の用事があるんだ、という感じの米国は、語学者を連れてきて、奴らの言語の解読を試みるのだけれど、宇宙人は妙に親切で、色々会話をしてくれる。そうやってコミュニケーションを取っているうちに、やがて語学者が特殊能力を身につけてしまい、未来が見えるようになってしまう、という感じのストーリーである。

映画の途中で何度もセピア色(かな?オレンジの発色が強い画面)で語学者と、幼いうちに死んでしまった彼女の娘との思い出の場面がフラッシュバックして、その対話の中から宇宙人との対話の・・・と、これ以上書くとネタバレなので自粛。

最後に「あぁ、そういうことだったのね」と思わせる脚本がなかなか良いできなんだと思うけれど、英語なので正確にはわからない(笑)。早く、この程度の英語なら全部理解できるようになりたいものだ。

言葉がわからないのに評価もへったくれもないので、星の評価は割愛。でも、多分結構面白いと思う。日本公開は来年の春らしい。  
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2016年12月06日

Fantastic Beasts

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ぬいぐるみ目当て?なのか、やたらクリーチャーが出てくる。

リセットの魔法があるところが便利なせいか、ちょっと意味不明に風呂敷を広げてしまった感じはある。

ミスリードするために整合性の取れない展開もあった。

ただ、ラストの仕上げは良かったと思う。

メインの女優より、心が読めてしまう妹の方がずっと可愛くて好感。

  
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2016年11月29日

ダーティ・コップ(原題 The Trust)

捜査の過程で大規模な隠し金庫の存在に気がついた警官2人が、警察の特権を利用しつつ、その金庫の中身を強奪しようとするというしょうもない内容。ストーリーがB級なので、どうにも面白くならない。お金がかかっている感じでもなく、どうしてこんな映画を撮ってしまったのか不思議でならないのだが、スタッフが暇していたのかもしれない。

まぁ、前半は笑える場面もあったし、終盤は少しだけ緊迫したので、時間の無駄とまでは言わないけれど、お金を払っていたらちょっと怒るかも知れない。評価は☆ゼロ。  
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2016年11月27日

THE INFILTRATOR

日本で公開されるかどうかは不明。

最初から最後までピンと張りつめたテンションが緩まない。全く先が読めないし、感情移入のさせ方が秀逸なので、見終わった後になんとも言えないもどかしさが残る。普通の映画だと、こういうスッキリしない終わり方はダメなんだけれど、この作品は例外的。わかっちゃいるけど、でもさぁ、という感じで、その観後感が、一層登場人物たちのクールさを引き立てる。奴らこそプロでカッコいい、俺たちには到底真似できねぇよ、という感じ。

☆3つ。この映画を日本公開するなら、松浦美奈字幕じゃないとダメだろう。  
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2016年11月26日

BFG:ビッグ・フレンドリー・ ジャイアント

スピルバーグ監督による子供向けのおとぎ話。CGを多用して、ほとんどアニメのような映像が続いていく。

・・・のは良いのだが、驚くほど脚本が雑。少女が登場した途端に有史以来初なのではないかと思える事象が連発する。主人公はお腹もすかなければトイレに行くこともない。スターウォーズのヨーダや、ロード・オブ・ザ・リングのクリーチャーなどと同じ、妙な英語を喋る異形の生き物はちょっと使い古された感じがする。20分程度のショートムービーならともかく、2時間近くの映画だと、たとえ子供向けと言えども我慢できなくなってくる。

CGも動物の動きが不自然すぎるし、光の使い方もスピルバーグっぽさが非常にデフォルメされてしまって、あらら、となってしまう。なんでもできてしまうと、こうなっちゃうのか、という悪い見本。

スピルバーグの子供向け作品はこれまで、大人から子供まで楽しめるところが良かったと思うのだが、この作品は大人の鑑賞には耐えられない。

評価は☆1つ。  
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2016年11月25日

高台家の人々

土方政人監督。って、知らないけど、誰?テレビ出身かな?

久しぶりに観たJコミックムービー。最初の数分は違和感バリバリだったけれど、すぐに慣れた。

フォーマットについてはそれで良いんだけれど、ストーリー、脚本と演出はイマイチ。会話が主体になり過ぎて、映像が主張していない。まるでラジオドラマみたいで、映像に存在感がない。これは、映画としては致命的である。こうなってしまったのは、監督の力量が不足しているということだ。じゃぁ、映像を凌駕してしまうほどに脚本が良いのかといえば、そんなこともない。テレパスの苦悩が上っ面だけで述べられていて、テレパスとノーマルのすれ違いも上手に表現されていたとは言えない。もうこの監督には映画を撮らせない方が良い。

音楽の使い方もベタだし、役者の演技も今一歩。ラストも、イマドキで表現すれば斜め下への展開。設定だけは良かったのだが、あとは全般的に良くなくて、残念だった。

評価は☆半分。  
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2016年11月10日

嫌な女

黒木瞳って映画撮るんだ。てか、これが監督第一作か。

女性監督っぽい作りで、普通に面白い。この、女性監督っぽいって、なかなか説明が難しいんだけど、タナダユキさんとか、西川美和みたいな雰囲気。女性の気分屋なところをデフォルメするのがうまいのかな?ただ、慣れていないからなのか、アングルとかカット割りのテクニックはほとんど感じられなかった。女優さんの使い方は上手なので、もうちょっと勉強したら良い監督になるかもしれない。

びっくりするような展開もそれほどないのだけれど、配置した伏線は丁寧に回収されて行くので、観終わって消化不良なところがない。

主役の二人の演技も安定している。まぁ、良い役者さんだから当たり前といえば当たり前なのだが。

評価は☆2つ。  
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スター・トレック BEYOND

台湾出身のジャスティン・リン監督によるスター・トレック最新作。ワイルド・スピードの監督ということだったのでかなり心配したのだけれど、冒頭の40分のシークエンスから素晴らしい出来で、息もつかせぬ展開とはこのこと。シリーズものの最大のメリットである状況説明が不要という状況もあって、映像に無駄がない。スタートレックファンだと本作のエンタープライズ号は納得がいかないのかも知れないけれど、僕はそれほどのこだわりがないので問題ない。J・J・エイブラムスのイントゥ・ダークネスよりは人物描写に弱さがある気がしたけれど、楽しさは十分で満足できた。

これで三部作終了しちゃうのかな?ちょっともったいない。評価は☆2つ半。  
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ゴーストバスターズ

昔のバージョンは未見。ニューヨークに行くと良く「ここの図書館が舞台になったんだよ」と教えられるのだが。

さて、最新作の方を評価する。序盤の脚本は良くできていて、軽妙な笑いが満載。こういうセンスが良い脚本は良いねぇ、と思っていたら、幽霊が出て来る中盤から大味になっていき、最後はすっかり飽きてしまった。

ゴーストの不気味さがすっかり失われてしまい、キングコングか何かかと思ってしまった。まぁ、そういう映画なのだろう。

評価は☆1つ。  
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2016年11月08日

シン・ゴジラ 2回目

正直、普通におもしろいレベルで、世の中ちょっと過大評価じゃない?と思っていたのでもう一回観てみた。

自衛隊登場シーンが帰ってきたウルトラマンみたいだった。ゴジラは両生類だったんだなぁ。でも、それなら両生類らしく、変態完了前は手足が再生するあたりを見せて欲しかった。中途半端に両生類な感じ。「未知の新元素」はちょっとどうなの?「人類の8倍の遺伝子情報でシーケンスの作業だけで何年かかるかわからない」は専門家目線では言い過ぎな感じ。もっとも進化した生物とういうセリフも変。本省の課長補佐レベルだとそういう変な発言はチラホラ見かけるけど、映画の中ではやり手のオタク専門官という設定なんだから、もうちょっと専門知識を持っていて欲しかった。

あぁ、こういう見せ方もあったんだ、という驚きこそあれ、名作にはなり得ない作品だと思う。  
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2016年11月07日

外人目線(米国)で観る字幕版「君の名は。」

個人的にはとても面白かった「君の名は。」だが、もう一度観る機会があったので、せっかくだから英語の字幕で観てみた。ということで、外人目線での突っ込みどころを書いてみる。

コンビニが9時で終了するのは普通だよ。夜中までやっているほうが異常。

都会でもほとんど見かけない自販機がど田舎の道端にあるのがすげぇ。てか、酒まで自販機で売ってんのか?

すぐ近くに二度も彗星が落ちるなんて、どんだけ狭い国なんだ。

電車混みすぎ。

登場人物の口調が変わんないから、入れ替わったのがわかりにくい。せめてさやかとさやちんぐらいは言いかえろ。行動で想像がつく序盤はともかく、終盤のあれはマズイだろ。

日本は階段多すぎ。バリアフリーをどう考えてんだ。

てか、街中に車椅子の人が全然いないよね。


という感じで、結構不思議国ニッポンを満喫できた。「彗星が見えるね」という伏線とか、最初に見たときは気がつかないポイントもいくつか発見した。二度観ても普通に楽しめたので、やっぱり良い映画である。  
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス

すげぇデカイ敵が襲って来たはずなのに、展開されるのはことごとくミクロな戦闘と人間模様。地球一つ丸ごと破壊しようとしている敵のリーダーが丸腰のスクールバスを追いかけるってどんだけめでたいんだ、という話である。この辺はいつものエメリッヒで、この監督は設定は壮大だし、絵作りも立派だし、特撮もすごいけど、その超立派な皿の上にちまちまとコーンサラダとか、漬物とかを盛りつけちゃうところがどうにもいただけない。

そもそもストーリーがクソなので、脚本がどうとか、演出がどうとかいう話になってこない。

それでも頑張って書くなら、なぜか巨大な敵がピンポイントの弱点を持っているという、デススターの失敗に学んでいないような間抜けだったり、あと9分で地球のコア到達と言ってからたっぷり15分は戦闘を繰り広げたと思ったら、あと6分って、どこで時間を巻き戻したんだとか、ツッコミどころがたくさんあるのはなかなか評価できる。

あと、ワシントンのナショナルモール周辺が20年ですっかり開発されている未来はワシントン在住の人間にはなかなか良いサービスだった。

全体を通じて感じるのは、相変わらず、そして多分これから先もずっと、この手のお金をかけている映画では中国の資本と俳優が大活躍するだろう、ということ。先日中国は凄いロケットを打ち上げて世界中の度肝を抜いたけれど、映画の世界でも無視できない。

ということで、評価は☆ゼロ。誰がこんな映画を観に行くのだ?  
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2016年09月13日

Money Monster

冒頭のジョージクルーニーのセリフから伏線張りまくり。

始まってから1/3ぐらいまでは良いテンポで展開していたのに、コメディタッチになっていって次第に失速。そして、全くひねりのないありきたりなラストへ。後味も今ひとつ。もうちょっとなんとかならなかったのだろうか。

カメラアングルとかなかなか面白い見せ方をしていただけにもったいない感じがした。

評価は星一つ。映画館で観るほどのこともない。  
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2016年09月12日

Eddie the Eagle

ヒュージャックマンってこんな映画にも出ちゃうの?と驚くようなB級映画。

実際にジャンプをやったこともあるアルペン選手として観ていると、ダウンヒル選手のはずがやけに短いカービングスキーを履いていたり、その時の板のデザインはそれじゃないだろ!みたいなシーンがあったりした。そのくせ、なぜか後の方できちんと3Gとか、当時の板がちゃんと小道具で使われていたりして、謎だった。スタントマンがカービングスキーしか履けなかったのかな?

本当にカルガリーの時はそうだったのかもしれないのだが、通常のジャンプ競技は二本飛ぶと思うし、出走順はゼッケン順だと思う。コーチはサッツのところにいて風を見て選手に指示を出すはずだ。着地で大転倒したあとはランニングバーンが荒れて危険なので、よっぽどのことがない限りはきちんとバーン整備をしてから再開するはず。

1988年にV字ジャンプだったっけ?ニッカネンはクラシカルスタイルで飛んでたんじゃないか?ちゃんと調べなくちゃだけど、多分、僕の記憶は間違っていないと思う。

あれやこれやおかしなところがあるのだが、僕みたいなスキー通が観るとは思っていなかったのか?でも、それなら、一体誰が観るというのだ?

あと、これは事実なのかも知れないけれど、1日で40メーター級を飛んでしまうのは気違い沙汰。Eddieは頭のネジが外れちゃっていたのかも知れない。

評価は星1つ。  
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2016年09月02日

君の名は。

車で池袋に行ったところ、劇場の前にすごい行列ができていて、はて、どんなプロモーションをやったらこんな大行列になるのだろう、と不思議に思った。ということで、急遽鑑賞することにした。

新海誠監督の作品を観るのはこれが初めて。ストーリーは男女の心が入れ替わるという、古くからあるいつものやつ。正直、またこれか、と思ったのだけれど、同じようにどこかで聞いたことのある他の仕掛けを巧妙に組み合わせてあって、意外と複雑な構造になっていた。途中まで素晴らしく楽しい映画だったのだが、起承転結の転あたりで調子も狂い始め、先が不安になってくる。でも、そのあとでちゃんと持ち直した。ラストシーンではちゃんと感動させる展開になっていて、さすがは日本のアニメと思わされるできだった。

写真をトレースして作画することによって背景を描く手法はどこかのアニメでも前に見かけたのだが、精緻な背景を配置することによって、フィクションとノンフィクションの境界をぼかしているところがとても効果的だった。映像もなかなか美しく、出来栄えは良い。声優も普通に良かったし、音楽もまぁまぁ。

物語の流れに緩急があって、その塩梅が最大の特長だと思う。

ある程度詳しくストーリーに言及するとどうしてもネタバレになってしまうので、公開直後の今、それを書いてしまうのは申し訳ない。ということで、細かいところには言及しないけれど、若干のツメの甘さはあったものの(というか、物凄くおかしくて、完全に破綻しているのだが)、このレベルで表現してくれるなら文句はない。大行列も納得である。それにしても、劇場では僕が最高齢だったんじゃなかろうか。評価は星3つ。  
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2016年09月01日

ひそひそ星

今回は、この映画を観るだけの目的で大阪までやってきた。上映前に観た園子温監督に関するドキュメンタリー作品「園子温という生きもの」がなかなか良い作品だったので、

園子温という生きもの
http://buu.blog.jp/archives/51531179.html

結構期待が高かったのだけれど、感想は「イマイチ」。あぁ、園子温って、こういう映画も撮れるんだ、ということはわかったのだけれど、とにかく眠くなる。もちろん、時差ぼけもあるし、この日2本目の鑑賞ということもあるんだけど、それにしても眠い(笑)。

こういう、日本映画らしい「間」は、理解してこそ日本人なのかも知れないのだが。見終わって、去年の「さようなら」(深田晃司監督)と同じような気持ちになった。

評価は星半分。この作品の魅力が理解できないのは、僕がまだまだなんでしょうね。ただ、楽しめなかったけど、大阪まで来て観た甲斐はあった。  
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園子温という生きもの

「ひそひそ星」を観る前に鑑賞。

園子温監督が酔っ払いでヘビースモーカーなことはもちろんだが、表現力の源も伝わってくる。あと、名前が本名なのもこの映画で知ることができた。他にも色々と感じるものがあったので、通常のレビューとは異なるものの、映画も通常の作品と異なるのであえて書いてみる。

まず、小さい箱であったことを差し引いても、なんでこれが3人だけの客なのか。「ひそひそ星」の客に比較してもかなり少なかった。この辺からも、日本人の映画監督に対する考え方の軽さが伝わってくる。

日本は監督よりも俳優が前に出てしまう国だ。映画やドラマで、俳優よりも監督が注目されるケースは非常に少ない。

これは、寿司屋で言うなら、誰が握っているかではなく、寿司ネタが大間のマグロだったり、関サバだったりすることに注目されてしまうようなものだ。もちろん、ネタが売りになる場合もあるだろう。しかし、握り手の役割はもっとずっと大きいはずである。もう一つ例を考えるなら、陶芸において、作家は全く紹介されず、九谷とか、有田といった産地ばかりが脚光を浴びてしまうような状態とも表現できる。

実際はそんなことはなく、「あの寿司屋は凄い。大将は有名寿司店の出身で、ネタも大間のマグロを使っていたりするらしい」とか、「あの作家さんは九谷の研修所出身で・・・」と語られて、マグロや九谷はあくまでも付帯情報となるのだが、こと、映像コンテンツの制作において製作者が一番に取り上げられるケースは、声優よりも注目される宮崎駿監督など、アニメ作品に限定される。

映画やドラマにおいては、監督や脚本家の力量が最も重要である。俳優が演技力を発揮できるか否かも、監督の実力次第である。ところが、日本では、こういう評価にならない。役者が一番である。その影響は大きく二つである。一つ目は役者が自分の立場を勘違いすることで、二つ目は監督が育たないことだ。「園子温という生きもの」の作品の中でも、監督が育たないという点については明示ではないものの、きちんと指摘していた。プロデューサーがもっとお金を集めることができたら、園子温氏はもっと早く世に出ていて、日本の映画界は変わっていただろうと語っていた。

主にテレビ脚本を手がけている知人から話を聞いていると、業界全体が役者ファーストで動いていることが良く分かる。主演の俳優が脚本や演出に口出しし、脚本家を次から次へとダメ出しして交代させ、スケジュールがケツカッチンになって現場がテンヤワンヤ、なんていう笑えないエピソードも耳にする。時々、「この役者はいつも似たような演技をする」と感じることがあるのだが、それは役者当人が「俺の芝居はこれ」みたいな主張を監督に押し付けていることも少なくないと推測している。こうした役者優位の状態を否定できる監督は、北野武監督など、かなり限定されるのが実情だろう。

また、常に脇役であり続ける監督の立場が低いのも困ったものだ。最近でこそ、シン・ゴジラの庵野総監督のように、俳優よりも監督の名前でアピールできる作品があったりするのだが、これは超マイノリティである。立場が弱く、注目されないのに、責任だけは取らされる。映画を作って、それが売れなければ、次の機会がなかなか得られないのが現実である。失敗が許されなければ作品は保守的になるし、作品が役者で語られるから一層役者の立場が強くなる。これでは、監督は育たない。

ここで、観た映画とは直接関係ないのだが、一つ参考になる映像作品があるので、ちょっと見てもらいたい。6分ほどのショートムービーで、広島にある老人ホーム「エクセル福山」の宣伝素材である。



この作品は、どこにもクレジットされていないのだが、制作者チーム「分福」の新進気鋭ディレクター広瀬奈々子氏によるものだ。分福は「園子温という生きもの」の作品中で、現代映画の純文学として紹介されていた是枝裕和監督や、このブログでも作品を高く評価することの多い西川美和監督のユニットである。

見ればわかるのだが、短い映像の中にきちんとストーリーを盛り込んでいるし、短いがゆえに、見る側の想像力を膨らませることにも成功している。そして、同時に、押し付けでなく、「あぁ、この老人ホームは、一般に思われているような、良く映画やドラマに出てくるような老人ホームとはかなり違うんだな」と思わせることに成功している。これは、監督の力量なのだ。ところが、広瀬菜奈々子氏は、この映像の前にも、後にも、ほとんど誰の注目も浴びることがない。この映像作品は宣伝素材なので、老人ホームの名前が売れればそれで良いという考え方もあるだろう。しかし、それではもったいない。老人ホームの名前が売れて、同時に監督の名前の認知度もアップするのが望ましいのである。そうした状況が作られていかないと、日本の映像作品の質は上がってこない。なぜなら、映像作品の質は、映像監督の手腕に比例するからだ。

日本にはカネがない。これだけで、日本の映画監督たちは大きなハンディキャップを背負っている。そのハンディキャップを克服して、良い作品を生み出すには、監督の努力と運に頼っていてはダメである。

「園子温という生きもの」を観れば、少なくとも、監督と、その周囲は多大な努力と忍耐を積み重ねていることがわかる。

映画を観る側も、「この作品は、誰が作ったのだろう?」と興味を持つことが大切だ。もちろん、ポジティブな評価に限らず、「こんな酷い作品を作ったのはどこのどいつだ」というネガティブな評価もあって良い。どちらにしても、映画監督に興味を持つことは最初の一歩である。今は、それすらないのが問題なのである。

もし、日本人の多くが映画監督に対してそれなりのリスペクトを有しているなら、この映画などは、日本を代表する才能に関する貴重なフィルムとして、大勢の観客を集めても不思議ではなかったはずだ。

北野氏、庵野氏、園子温氏など、監督の名前で作品を語られる人もいるにはいるのだが、その数がもっと増えなくては、いつまで経っても日本の映像作品の質は上がってこないし、それは、観る側の我々の責任なのである。

僕は米国在住なので、なかなかこういう映画を観ることができないし、今回は運良く大阪での公開に間に合ったものの、このブログでの紹介は今日になってしまった。もう、それほど多くの人に紹介できないのが残念だ。

なお、この映画は大島渚監督の息子、大島新監督の手による作品である。  
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2016年08月29日

後妻業の女

いきなり見た目60ぐらいのおばさんが40代の設定で登場してビビる。演劇なら化粧と演技でカバーできるだろうけど、映像じゃ無理でしょ。大竹しのぶだけど。

そのあと、30代の設定で見た目60ぐらいのおばさんが出てきてさらにビビる。バック・トゥ・ザ・フューチャーですら特殊メイクの世話になったんだろうし、今ならCGでもなんとかなりそうなところ、邦画は金がないんだねぇ、と悲しい気持ちになる。同時に、とびっきりの演技力をもってしても越えられない壁を感じる。大竹しのぶだけど。

でも、それ以外はテンポ良く進むので、なかなか楽しい。

この調子で風呂敷を広げたらどうやって畳むのだろうと心配になってきたあたりでストーリーが変調。それなりに納得できる形で収束していく。ただし、いつも言うのだが、犯罪者が放置されてしまう展開はどうにも後味が悪い。こういう結末にするなら、やっていることは限りなく黒に近いグレーであるべきで、真っ黒ではダメだと思う。

樋井明日香がさよなら歌舞伎町に続いておっぱいを見せていて素晴らしい。若手なのにちゃんと脱げる役者はもっと人気が出て欲しい。

評価は星2つ。  
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2016年08月26日

シン・ゴジラ

米国に引っ越して、一番影響が大きかったのが映画関係の環境である。当然ながら、邦画を観る機会が激減した。ということで、日本に来るにあたっての大きな目的の一つが、この作品の鑑賞である。

それなりに期待していたのだが、結論から言えばイマイチ。大ヒット上映中なのは喜ばしいことだが、ちょっと変化球過ぎた。日本のお役所仕事をデフォルメして表現していたあたりまでは元国家公務員としては笑いどころだったのだが、途中で飽きてしまった。

ゴジラという映画に何を求めるかなのだが、僕の場合は、何といってもゴジラが暴れるところを観たい。知っている街を徹底的に破壊していくところを観たいのだが、そのあたりはかなりあっさりしている。対応する人たちの人間模様も充実しているに越したことはないのだが、本作はちょっと中途半端に見える。今の日本が抱える問題点を盛り込んだと言えばその通りだが、それならもっと徹底的にやって欲しかった。役所から色々協力してもらっていたみたいだから、無理だったんだろうけど。

大量の登場人物たちの名前や会議名などが次々にテロップで表示される演出が最初のうちは面白いのだけど、やがて作り手にも読ませる意図がないことがわかってきて、眠くなってしまった。それだけ工夫して、効果は「中略」で笑わせるのが精一杯というのでは残念すぎる。

失敗作とまでは言わないが、本来のゴジラとは違うアプローチで、重厚さが全く感じられないのが残念だった。ウルトラセブンを期待して観に行ったら、ウルトラマンタロウだった、みたいな。比喩が古くてすみません。

評価は星1つ。  
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2016年05月24日

海よりもまだ深く

子供の頃の野望と、思うようにならない現実を扱った映画。

普通の日本映画に比較するとあえて説明をそぎ落としているので、行間を読みなれていないと意味がわからないところがたくさんあるはず。でも、映画は映像である分情報量が多く、観る側の理解が限定されてしまうので、このくらいがちょうど良いと思う。

常に勝ち続ける人間は本当に少数で、それはスティーブ・ジョブズであっても同じ。そうした誰もが経験する負けの場面でどうやってそれを受け止めるか、というのがこの映画の主眼だろう。だから、負けを受け入れられずにいる人ほど痛みを伴って観てしまいそうだ。

大仰な演出をつけられてしまうことが多い阿部寛だが、このくらいの演出が一番味が出ると思う。

「あれ」を家族の口癖にしたかったのはわかるのだが、ちょっと使い方にスムーズさが欠けていて、ちょっとわざとらしい感じがした。せっかく色々なところで抑えていたのだから、ここも抑え目なら良かったのに。

評価は☆2つ。  
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2016年05月11日

コンカッション(今日現在日本未公開)

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NFLの選手たちの健康被害を研究成果として発表した黒人医師の苦闘を描いた作品。強大な商業組織に対して孤軍奮闘する様子を描く、というのはそれほど新しくないと思うが、映画は普通に面白かった。

ボクシングのパンチドランカーはあしたのジョーの時代から有名だったので、アメフトでも同じような症状が現れるというのはそれほど違和感がない。

米国では現在進行形の問題のようで、一般人に問題提起するという意味もある映画なんだろう。

コンカッションとは、脳しんとうの意味。知らない単語だったので勉強になった。洋画の邦題は全部直訳か発音をそのままカタカナにするのが正解だと思う。

個人的な話をすれば、つい先日、ある医師に「10年ほど前から、スキーの回転競技の練習をすると、決まって練習後に頭痛が残り、ロキソニンの世話になるのだが、CTでも、MRIでも異常が見つからなかった」という相談をしたら、「まだ症例として発表はされていないが、パンチドランカーみたいな状態の可能性がある」と言われたので、この映画の登場人物たちみたいな悲惨なことにならないように、スキーもちょっと控えめにしなければいけないかな、と感じた次第。ちなみに僕の場合は神奈川県で5位、横浜市で1位ぐらいがベストリザルトのレベル。スポーツって、やりすぎると体に悪いよね。

評価は☆2つ。  
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2016年05月10日

人生の約束

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いくら電話がかかってきてもずっとシカトしていたくせに、電話に出たら相手から切られた途端に突然電話の主を探し始めるあたりでクソ脚本確定。

事情も聞かずに「あれはいくらなら買い戻せるか」と質問するのもちょっとありえない。いくら金持ちでも、事情ぐらいはちゃんと調査する。

「つながる」というキーワードの登場が遅くて宙ぶらりんになる。せめて伏線ぐらい張らないと無能を晒すだけ。

粉飾決算で査察が入るくらいだから多分上場企業だと思うんだけど、その役員会で役員と思われる一人が「会社は社員みんなのものだ」って、これは笑うところ?っていうか、この映画の制作関係者は会社経営したことがない奴ばかりだろ。

鏡のガラスが汚れているのかと思ったらピントを外すという意図的かつ意味不明な演出に失笑。監督もアホなの?

「どこにいるの」「当ててください」って電話の会話、本当にやばすぎるぞ、この脚本家。

素敵な二人の写真は一体誰が撮ったんだ(笑)?

会社の一大事に社長がホテルの一室に逃げ込んで何をするのかと思ったら、亡き友への手紙執筆って(笑)。

なんか、富山の水産課からお金でも出てるのかな?

亡き友への手紙かと思ったら、匿名掲示板に流す怪文書だった。

主役(社長)がダイコン。ヒロイン(秘書)もダイコン。

役員(多分)が社長に隠れて粉飾していたことを知っていた沢井がなぜか会社に残る不思議。

ワンマン社長だったくせに解任されても引き継ぎすらせずに富山にいる元社長。突然の解任という感じが全くない。

秘密の場所が犬にほじくり返されそうで他人事ながら心配になる。後日、鑑定団新湊大会で「犬がほじくりだしました。なんだかわからないので、鑑定よろしくお願いします」みたいな。

北野武が無駄遣いされていて驚く。こんな作品に出たことを恥ずかしく思わないのだろうか。

途中から祭りの宣伝動画になってしまった。これはあれか、文化庁の補助金が出ている毒入り映画か?と疑問に思ってしまう。あるいは富山大好きな人が製作者に含まれているのか。

脚本吉本昌弘。って、誰だこれ?本当に、日本の映画界の脚本家って層が薄いよなぁ。

監督石橋冠。って、誰だこれ?もう二度と監督やらなくて良いと思う。

評価はもちろん☆ゼロ。誰がこんな映画を観に行くんだろう?あ、僕みたいなクソ映画ウォッチャー達か。  
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スポットライト

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脚本の出来が良いのですぐにストーリーに入っていける。この辺りは脚本力が異常に弱い日本映画界は参考にすべきだろう。

扱っているテーマがカトリック教会の不祥事隠蔽という仏教国(というか、無宗教国)日本にはちょっと実感しにくいものなので日本人的には地味に感じてしまうかもしれないのだが、内容はとても面白い。

映画の枠での表現なので、どうしても言葉足らずになる。だから、え?これだけの証拠で、対象事例が全部不祥事認定で良いの?と不思議に感じてしまうところもあったのだが、総じて良くできた映画だと思う。

評価は☆2つ半。  
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2016年03月21日

僕だけがいない街

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邦画の楽しみの一つに、「どこの馬鹿がこんな作品を作っちゃったんだろう」と疑問に思うようなひどい作品を見つけることを挙げることができるのだが、そういう楽しみを持っているタイプの人間にはぜひおすすめしたい映画である。

とにかく、脚本と演出(=監督)が酷い。こんな演技を要求されてしまっては役者が気の毒である。いや、もしかしたら、監督より役者の方が力が強く、監督は嫌々こんな演出をしてしまったのかも知れないのだが、とにかく酷い。「お前、その場面では立ち上がらないだろ」と言いたくなる場面や、百万人いても、その場面でそのセリフは誰ひとりとして吐かないだろ」と突っ込みたくなる場面がてんこ盛りである。また、不自然に唐突なセリフも多く、それが何かの伏線になっているのかと思えばそんなこともなく、単に不自然なままで終わったりする。その状況でそこから落ちて、なんで生きてるんだよ、お前はバケモノかよ、というシーンまである。ヒロインとか、異常に勘が良すぎてエスパーみたいだし、一方で主人公は肝心なところでお粗末な行動原理で、事態を悪化させていく。

怪しい人間が一人しかいなくて、「こいつじゃなかったら、真犯人は誰なんだよ」と思ってみていたら、一番怪しい奴が真犯人で、あさちゃんじゃなくてもびっくりぽんである。

良いところは一つもないかといえばそんなこともなくて、子役たちはみんな頑張っている。そういう様子を見ていると、やはり悪いのは監督じゃなくて別の誰かなんじゃないかと邪推したくなるのだが、内部情報を知ることができないので何とも言えない。

一年に数作はこのレベルのクソ映画が作られるので、邦画鑑賞がなかなかやめられないのだけれど、一身上の都合で来月からこの楽しみを満喫できなくなるのが残念である。

評価はもちろん☆ゼロ。  
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2016年03月14日

ヘイトフル・エイト

hatefuleight


非現実的な状況下で血飛沫が飛び交ういつものタランティーノ映画。

「どうせこんなものだ」と思って観ているので凄惨なシーンでも思わず吹き出してしまう。暴力も過剰になるとユーモアになってしまうのはいつも通り。

映像は非常に刺激的だが、ちょっと長すぎて眠くなる。コーヒーなどはトイレに行きたくなるので、ガムを噛みながらの鑑賞をオススメしたい。

#ただし、静かに。

この映画の一番のインチキは◯◯◯◯なのだが、そのおかげで映画が格段に面白くなっているので、許す(笑)。

評価は☆2つ。  
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2016年03月13日

女が眠る時

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休暇で訪れた伊豆のホテルのプールで見かけたアンバランスなカップルに興味を持って、ストーカーまがいに観察しているうちに理解不能な状況に追い込まれていく作家を描いた不条理ドラマ。

脚本も演出も「ワケが分からない状況に追い込んでやろう」という志向で、それはそれで構わないのだが、それ自体が目的になってしまい、他に何を見せたいのかがわからない。理解不能が主目的であっても、その周辺が魅力的なら退屈しないのだが、そういった魅力があまりなく、退屈してしまう。つまり、序盤が凄く面白くて、徐々に不思議な感じになっていくのなら良いのだが、序盤が面白くないので、ワケがわからなくなる頃には眠くなってしまうのだ。

途中で出てくるリリー・フランキーも魅力十分とは言えず、消化不良な感じ。

なので、観終わってもあれこれ議論したくなるわけでもなく、なんかつまらなかったね、で終了してしまう。

この手の映画をつまらないと言ってしまうと「あいつは馬鹿」と言われそうだが、評価は☆1つ。  
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2016年03月08日

マネー・ショート 華麗なる大逆転

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マネー・ショートというタイトルがまずどういう意味なのか謎なのだが、それ以上に謎なのがわざわざつけた「華麗なる大逆転」というサブタイトルで、「お前は本当に映画を観たのか?」と小一時間問い詰めたくなる。

映画は専門用語が満載なので、銀行や証券会社での勤務経験がないとさっぱり理解できないと思う。加えて、全体のつくりが断片的でイメージシーンなども盛り込まれるため、かなり癖がある。平日の午後に鑑賞したのだが、一時間もせずに退席する年金生活者と思しき人達が大量発生していた。まぁ、いびきをかいて昼寝されるよりはマシだけど。

じゃぁ、つまらないかといえば別にそんなこともなくて、普通に楽しめる。どうなるのか、結末はみんなが知っているので、「いつ破綻するんだろう」とワクワクしながら観ていることになるのだが、その「オアズケ」感を楽しめるマゾ気質の人なら十分満足できるだろう。

予備知識としてWikipediaで「世界金融危機 (2007年-)」ぐらいは読んでおかないと、昼寝の時間になってしまうかも知れないので要注意である。

評価は☆2つ。  
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2016年03月02日

X-ミッション

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超絶アクションによるクライムムービーなんだろうけど、ちょっと超絶すぎるのと、意味不明にムササビの真似をするあたり、乗りきれない。だから、何?みたいな。

テーマも良くわからないし、何がやりたいのかも良くわからないし、色々理解不能。それでもアクションが楽しめるなら良いのだけれど、それも今一歩。予告編でほとんど観てしまったので、これなら本編は観なくても良かったかな、あるいはレンタルでも十分だったな、と思う。でも、レンタルするほどの内容でもない。

時間の無駄なので、レンタルも含め、観なくて良いと思う。映画の日でももったいない。

評価は☆ゼロ。  
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2016年02月29日

キャロル

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記憶違いでないなら作品中では明示されていなかったと思うのだが、舞台は20世紀中頃の米国。まだ性的マイノリティに対する理解が進んでいないニューヨークでの女性同士の恋愛を描いている。

女優の格の違いなのか、とにかくケイト・ブランシェットが美しく描かれているのだが、魅力的に見えるのはむしろ相手役のルーニー・マーラである。あれ?そういえば「ドラゴン・タトゥの女」の続編はどうなったんだっけ?ま、いっか。

今でも地方議員を中心にLGBTへの差別が堂々と展開される日本なので、レベル的にはちょうど良いのかも知れない。

特にお金をかけた感じでもないのに、50年ぐらい(あるいはそれ以上)昔の空気感をさらりと表現してしまうあたりはさすが。日本ではなかなか真似ができない。

2時間のドラマに上手にまとめられていて、脚本も良かったと思うが、編集上の都合なのか、ストーリーのつながりに不自然なところもあったと思う。字幕は松浦美奈氏だったが、いつもよりは意訳が多かった気もする。

評価は☆2つ。  
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2016年02月10日

オデッセイ(MARTIAN)

martian


原題はMARTIAN=「火星人」だと思うのだが、火星人ってしちゃうとタコのような異星人をイメージしちゃうのでオデッセイにしたのかな?

火星の嵐によって事故が発生し、火星調査隊のロケットが倒れそうになる。大慌てで逃げ出す調査隊一行なのだが、途中で倒れてきた何かに巻き込まれ、一人のクルーが行方不明になる。他のクルーたちはロケットに乗って無事火星から脱出するのだが、取り残されたクルーが嵐のあとに意識を取り戻す。彼は一人基地に戻り、生き残るために文字通り孤軍奮闘する、という作品。

たった一人で水も食べ物も空気にも限界があるという状況で、普通ならうつ病になってしまいそうな状態にも関わらず、ノーテンキに船長のマイ・フェイバリット・ソングス(ただし、懐メロ。そりゃまぁ、そっか。未来のヒット曲を挿入するわけにもいかないので)を聴きまくって前向きに状況打開に励む主人公をマット・デーモンが好演している。この劇中懐メロ、「こんなふうに置いていかないで、私は生き残れない。私は一人ではいられない」とか、「あなたが私のそばにいてくれないと私は生きていけないと思った」とか、状況にぴったりの曲なんだけれど、ほとんど歌詞に字幕がつかないので日本人にはちょっと厳しい。厳しいというか、十分に映画を楽しめない。そんな曲ばかりをコレクションしていた船長を罵る場面も、日本語圏の人間にはちゃんと伝わってこないのだが、こればっかりは仕方ない。ということで、満喫できない作品ではあるのだけれど、それを抜きにしても普通に面白い。マット・デーモンが知的な(下品だけど)人間の役もできるというのは新しい発見だった。

ところで、火星の大気は地球の200分の1らしいんだけど、そんなに空気が薄かったら、嵐になってもロケットは倒れないよね・・・。

評価は☆2つ。  
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2016年02月03日

ブラック・スキャンダル

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ボストンの南部を舞台にしたギャングとFBIの癒着を描いた作品。いわゆる「実話に基づく」奴。

ジョニー・デップが普通に演技しているところが最近では新しい感じ。

悪いやつばかりが出てくるのでなんだかなぁ、という感じだが、最近の日本でも甘利氏とか、清原氏とか、ジャニーズとか、垂れ流しの原発とか、色々あるのでそれほど驚かない。驚かないのだが、後味はあまり良くない。結局、正直者が馬鹿を見るのは日本だけではないということなのかも知れない。

登場人物が次から次へと現れては殺されていくので、油断してみていると何が何だかわからなくなってくる。ただ、そうやって退場していく人達のひとりひとりの扱いが軽いので、「また死んじゃったけど、ま、いっか」となってしまう。そうした見せ方によって、命の軽さを表現したところが制作サイドの狙いなのだろう。

この手の映画の代表作として「ゴッドファーザー PART II」があるのだが、登場人物たちの心理描写が少ないことと、そのせいもあって主人公がほとんどただの悪者になってしまい、物語に深みがなくなってしまった。実話がベースになっているので、本当にただの悪者だったのかも知れないし、下手に美化するとそれはそれで問題があったのかも知れない。色々と難しい事情はありそうだが、作品としては魅力を失ってしまうことになった。

評価は☆1つ半。字幕松浦美奈氏。  
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2016年02月02日

さらば あぶない刑事

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あぶない刑事の続編が公開されると聞いて、最初の感想はこれだった。




映画自体には全く期待していなかったのだが、どうやって終わらせるのかには興味があったので、早速観てきた。

映画自体はストーリーに特段のひねりがあるわけでもなく、単調に進んでいく。自分が生まれ育った街が舞台になっているのであちこちの景色を観るのは楽しいのだが、それでも退屈で眠くなるのは邦画ならではだろう。このあたりは脚本力の低さゆえなのだが、あぶない刑事シリーズの脚本を書き続けている柏原寛司さんをはずすわけにもいかず、仕方ない。物語上の必然性は全く感じられない海外ロケも、「皆さん、長い間お疲れ様でした」的な色合いと思えば納得がいく。

つまり、関係者の皆さんの打ち上げ的な作品で、観る側はおまけなのである。

でも、リアルタイムでテレビ放送のファーストシーズンから観てきたわけで、これだけ長いこと楽しませてもらったのだから(とはいえ、僕が劇場版を映画館で観たのはこれが初めてなのだが)1800円は惜しくない。映画の日だったので1000円しか払ってないけど。

個人的なことを言えば、東京キッドブラザースの頃から応援していた柴田恭兵さんが肺がんから無事復帰し、以後10年近くもつつがなく俳優活動を続けていることを喜ばずにはいられない。

映画の評価は☆1つ。  
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2016年01月30日

白鯨との闘い

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見終わって最初の感想は「またタイトル詐欺かよ!」。

白鯨との闘いはメインディッシュではない。おかしいなぁ、と思っていると、エンドロールで繰り返し「In the Heart of the Sea」の原題が表示されて納得。

作家の目線から言えば、この邦題は作品に対する冒涜でしかない。我々作家は、本編の執筆前にタイトルを決定してしまうことは滅多にない。頭のなかに湧いてくる文章は制御ができないので、一通り書き終わってみて初めて、文章全体の把握ができる。中には連載小説形式で、結末が決まっていない状態でタイトルを決めてしまう必要があるケースもあるが、これは例外だ。僕のブログの記事ですら、タイトルは全部書き終わってから決定する。中には最初にタイトルを書くケースもあるのだが、その場合でも最後に文章の内容と照らして修正する必要に迫られることが多い。そして、タイトルは文章を作る人間の仕上げである。タイトルを決めることによって作品は完成するし、重要な作品の一部分なのだ。

当然、In the Heart of the Seaというタイトルも、この作品の一部である。それがどうして「白鯨との闘い」になってしまうのか。誰が決めたのかは知らないが、意思決定をした人間は馬鹿確定である。

さて、映画の内容だが、難破した捕鯨船の乗組員が少ない食料で大洋上を漂流するというものだ。ちょっと前の「ライフ・オブ・パイ」もそんな映画だったのだが、海外の人は漂流に強い憧れがあるのだろうか?水の確保にさえ困るので、いつもお決まりの展開になる。ひとりぼっちではないから、「キャスト・アウェイ」のような孤独感こそないものの、置かれた状況はいつものあれとなる。このマンネリ感を楽しめるかどうかがこの作品に対する評価の分かれ目となるだろう。僕は眠くなった。

白鯨にけちょんけちょんにやられてしまうシーンはそれなりに迫力があるのだが、細かいカット割りで何が起きているのか良くわからないのが残念。

漂流の生存者の一人が昔話として語る形式になっているのだが、知らないはずの場面が語られていた気がするのだが・・・気のせいかも知れない。

それほど悪い映画とも思わないのだが、もう一度観たくなるような作品でもなく、評価は☆1つ半といったところだろう。本当なら邦題の酷さに☆ひとつ減らしたいところだが。  
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2016年01月24日

ザ・ウォーク

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ニューヨークのワールドトレードセンタービルのツインタワーにワイヤーを渡して綱渡りを敢行したフランス人大道芸人を描いた作品。

主人公が当時を振り返って語る形式を取っていて、これがいちいち説明的。おかげで第三者の視点で観ることに終始してしまい、緊迫感が出てこない。もしかしたら3Dで観たらもっと臨場感があったのかも知れないが、画面が暗い普通の3Dで観ていたら多分途中で寝ちゃったと思う。

ワールドトレードセンタービルに特段の思い入れがないというのも大きいのかも知れない。これが都庁だったら・・・・やっぱりそれほど楽しめないかな??

ワールドトレードセンタービルがもう存在しないことを知っているので、全てのシーンが特撮だとわかってしまうところも残念なところ。

評価は☆半分。

プロモーションもうまくいっていないのか、公開初日というのに劇場はガラガラ(;_;)
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2016年01月21日

ブリッジ・オブ・スパイ

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米ソ冷戦時代に米国とソ連の捕虜を交換するために交渉にあたる弁護士を描いている。

撮影、役者、音楽はさすがにスピルバーグ印だと思うのだが、脚本はどうなんだろう。米国に捕らわれたソ連のスパイとその弁護にあたった弁護士、ソ連で捕らわれた米国のパイロット、ベルリンで捕らわれた米国学生と、3つのストーリーが平行して描かれていくのだが、そのミックス具合にちょっと無理やりな感じがする。時系列で並べるなら確かに映画のとおりなのだろうが、それまで全く言及がないストーリーが突然始まるので、映画が分断されてしまう。また、弁護士が学生の解放になぜそこまでこだわるのかも説明不足だった。今年のアカデミー賞の脚本賞にもノミネートされたのだが、正直疑問である。

とはいえ、表向きの援軍が何もなく、ひとりきりで戦う弁護士の姿は見事に描写されていた。1957年のベルリンの街や走っている自動車など、きちんと再現されているのもさすがだなぁ、という感じ。やはりお金があると表現の質が高くなる。

評価は☆2つ半。関係ないけど、スピルバーグももうすぐ70歳かぁ。  
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