2017年09月26日

川瀬巴水「泉岳寺」

第二次世界大戦直後に日本にいた米国人コレクターから譲り受けた版画のうちの1枚。














  

Posted by buu2 at 13:26Comments(0)川瀬巴水

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2017年09月25日

吉田博「櫻八題 春雨」

吉田博の「櫻八題 春雨」。昭和10年(1935年) 、木版、24.5×37.4cm、サイン有、マージンに「自摺」スタンプあり。下部に英題「Yozakura in Rain」。








  
Posted by buu2 at 07:10Comments(0)吉田博

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2017年09月22日

川瀬巴水「平安神宮の雪」

第二次世界大戦直後に日本にいた米国人コレクターから譲り受けた版画のうちの1枚。

















  
Posted by buu2 at 00:23Comments(0)川瀬巴水

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2017年09月21日

川瀬巴水「札幌中之島の夕月」

第二次世界大戦直後に日本にいた米国人コレクターから譲り受けた版画のうちの1枚。クオリティ高い。














  
Posted by buu2 at 00:20Comments(0)川瀬巴水

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2017年09月20日

長谷川潔「グラスに挿された野の花(秋)」

長谷川潔「グラスに挿された野の花(秋)」








  
Posted by buu2 at 14:09Comments(0)長谷川潔

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土屋光逸「牛込神楽坂」

土屋光逸の「牛込神楽坂」。昭和14年8月作。この作品には、ちょうちんの文字が「藤井」になっている初期バージョンがあるらしい。これは英国で入手。下部に「ハリス 64/973(あるいは641973)」の文字が読めるのだが、意味は不明。








  
Posted by buu2 at 11:30Comments(0)土屋光逸

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川瀬巴水「讃州 善通寺」

木版 36.3×24.4cm、落款と印共に版上、版面右下に「ワタナベ」の印。





  
Posted by buu2 at 06:41Comments(0)川瀬巴水

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川瀬巴水「大坂宗右ヱ門町の夕」

1933年、木版、36.5×24.5cm、版上印有、背面にローマ字で英題とサインあり。

ワタナベ版などは毎日オークションやヤフオクに何度か出品されているのだが、この海外向けは出品実績が見当たらない。














  
Posted by buu2 at 06:14Comments(0)川瀬巴水

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川瀬巴水「冬の月(戸山ヶ原)」

木版 36.4×23.9cm。落款と印共に版上。マージンに「版権所有 土井英一」、「摺イタクラ 彫ハラダ」の印有。










代替わり後なので、戦後の刷り。初刷りでないのは確かだが、初期刷りか、中期刷りか、後刷りかは不明。

2017年8月の毎日オークション第546回(東京)で全く同じ出品実績あり。  
Posted by buu2 at 05:49Comments(0)川瀬巴水

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川瀬巴水「潮来の夕暮」

木版 36.4×16.5cm。落款と印共に版上 マージンに「版権所有 土井英一」、「摺ハマノ 彫ハラ田」の印有。代替わり後なので、戦後の刷り。初刷りでないのは確かだが、初期刷りか、中期刷りか、後刷りかは不明。

今年7月の毎日オークション第542回(東京)で出品実績あり。








  
Posted by buu2 at 05:42Comments(0)川瀬巴水

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土屋光逸「西湖の夕照」

浮世絵、新版画の両方で大人気のモチーフが富士山。光逸は河口湖と西湖を似たような構図で描いているのだけれど、これは西湖の方。


  
Posted by buu2 at 03:58Comments(0)土屋光逸

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2017年09月19日

土屋光逸「高輪 泉岳寺」

日本での知名度はそれほど高くないようだが、米国ではとても人気がある土屋光逸の「高輪 泉岳寺」(昭和八年)。




暗い中に光を印象的に描いていて、オランダ絵画、特にレンブラントが好きな僕の趣味に合う。実際はもっと暗いんだけど、パソコンだと見えなくなるかもなので、写真はちょっと明るめに調整してある。  
Posted by buu2 at 03:51Comments(0)土屋光逸

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2017年09月12日

庄田耕峯「二見ヶ浦 夫婦岩」「夜の大橋」

庄田耕峯「二見ヶ浦 夫婦岩」



庄田耕峯「夜の大橋」

  
Posted by buu2 at 02:48Comments(0)庄田耕峯

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2017年09月11日

河鍋暁斎「雨中鷺」

河鍋暁斎「雨中鷺」



こちらのセールで、なぜか井元荻浦の名前で間違えられて売られていた河鍋暁斎「雨中鷺」である。おかげで随分安かった。日本ではありえない間違いである。

土井版画の刷り。土井英一のはんこがあるので、1948年以降の後刷りである。なお、土井版画店は1931年12月から1932年6月にかけて川瀬巴水の木版画12点を出版したが、その後は土屋光逸との制作に集中した版画店で、戦争を挟んで初代の土井貞一から土井英一に代替わりした。  
Posted by buu2 at 02:29Comments(0)河鍋暁斎

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2017年09月07日

川瀬巴水「天草本領」

少し前に入手した版画だが、カテゴリを作ったので、作品1つに1エントリを作っておく。

川瀬巴水「天草本領」



天草本領 昭和12年(1937)8月作。赤字で「ワタナベ」の文字があるので、後刷りと思われる。  
Posted by buu2 at 02:16Comments(0)川瀬巴水

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2017年09月06日

藤田嗣治「夢」

藤田嗣治の版画「夢」には1947年のモノトーン・リトグラフ版(78部、他に画家保存版のEA版、HC版あり)と、1948年のスピッツァー・ヘリオグラヴュール版(250部)がある。まず、1947年版を製作し、翌年、ピカソの紹介で知り合ったGuy Spitzerに勧められて作ったのがスピッツァー版である。ちなみに、スピッツァー版の方が人気が高い。1947年版を元に改めて原画を描き起こしたので、両者では動物の種類が変わっている。

IMG_1461


今回入手したのは前者の、78部限定版。毎日オークションなどを見ていると、この作品は頻繁に出品されているのだけれど、9割方はEA版なので、78部の方が欲しかった。  
Posted by buu2 at 00:36Comments(0)版画

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2017年08月25日

作者不明の版画2作







米国で河鍋暁斎の版画を購入したら、もれなくセットでついてきた。誰のかなーと思って調べようとしたら、額装がめちゃくちゃしっかりしていて、簡単に裏を見ることができない。ということで、作者不詳。ちなみに、売っていた人は河鍋暁斎の作品も、誰のかしらないみたいだった。  
Posted by buu2 at 17:58Comments(0)版画

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2017年08月20日

河野薫「かむろ」「椿祭」

日本人にはあまり評価されていないようだが、海外ではそこそこ評価されているのが河野薫さん。彼の作品は米国にいるとときどき目にする。今回は、そんな中で、「かむろ」と「椿祭」を入手した。

かむろ



椿祭



このシリーズはまだあと2作ある。米国にいる間に見つかるかな?  
Posted by buu2 at 17:49Comments(0)河野薫

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2017年08月17日

"LADY WELLINGTON" Barbara A. Wood

このリトグラフを最初に見かけたのは多分10ヶ月ぐらい前。場所はジョージタウンのOpportunity Shopである。この店は覗くと、食器や絵画、時計などで面白いものを売っているので、ジョージタウンに来ると良く中を見てみるのだ。この時は、中の小部屋に続く細い通路の入り口上部に飾られていた。全体の構図と赤い花の赤が印象的で、あ、良いなと思った。

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値段を見ると300ドル。60センチ四方はあるサイズなので決して小さくはないし、価格としては高くない。とはいえ、この店の額装リトグラフとしてはやや高額だ。ただ、この店は、売れないでいると徐々に価格が下がってくる。どうしても欲しいというものでない限り、じっと我慢して、一番安くなったところで購入するのが良い。

それから数ヶ月、店に入るたびに「まだ売れてない」と胸をなでおろして過ごした。その度に、どういう作家のどういう作品なのかを調べていたのだが、赤い花、女性、リトグラフといったキーワードを使ってGoogleで画像検索をしていて、ようやくBarbara A. Woodさんという90歳の女性作家の作品だとわかった。

Barbara A. Wood
http://www.barbaraawoodgallery.com/BAW_2017/Home.html

作品の題は"LADY WELLINGTON"。

一般のギャラリーで探すと3000ドルもしたりするのだが、なぜか本人のサイトではキャンバスにプリントしたものが225ドルで売っていたりして、良く分からない。ともあれ、まずはOpportunity Shopの価格が150ドルまで安くなるはずなので、それを首を長くして待つことにした。

そして、今年の春、ワシントンDCに桜を見に行くついでにOpportunity Shopを覗くと、なんと、あのリトグラフが消えているではないか。なんということだ、誰かが買ってしまったのだ。

まぁ、「何が何でも欲しい」というものではなかったので、諦められないわけではなかったのだが、それにしても、数ヶ月間、何度も眺めてきたものだったので、非常に残念だった。

ところが今日、Opportunity Shopの前で半額特売セールをやっていて、その中に"LADY WELLINGTON"を見つけてしまった。

IMG_1395


IMG_1396


えええええ、最低価格の、さらに半額?75ドルかよ!!

IMG_0047


今、無事、作業机の横に飾られている。
  
Posted by buu2 at 22:30Comments(0)版画

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2017年08月12日

河鍋暁斎「美人と鐘馗」

河鍋暁斎の版画「美人と鐘馗」を入手。

























「河鍋暁斎は下総古河の人、名は洞郁、号は暁斎、酒を飲むこと煌々のようだといって画名に煌々と書いた。始め歌川国芳の門に入り、後狩野美信に学び、鳥羽僧正に私淑し、諸家画風も折衷して一家をなした人である。本図は即ち鳥羽僧正風に彼の技巧を加えし彼の晩年の傑作である。」
  
Posted by buu2 at 19:07Comments(0)河鍋暁斎

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川瀬巴水「東京二十景 芝増上寺」

ものをコレクションする上でコツの一つが、そのカテゴリの中で一番のものを手に入れてしまうことだ。これをやらないと、コレクションにキリがなくなる。最近米国で買っているのが明治、大正、昭和初期の木版画だが、この分野で今のところ最高峰と言えるのが川瀬巴水と吉田博のふたり。このうち、川瀬巴水の最高傑作は、何と言っても芝増上寺だろう。

なんでも鑑定団でも、60万円、状態が良ければ120万の評価である。

データで放送 お宝鑑定(テレビ東京公式)
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20160705/01.html

赤、雪、和傘と、三拍子揃っているところが良い。ということで、まずはこれを手に入れてしまった。




これで一安心。何か欲しいものを見つけても、「増上寺を持っているけれど、本当にそれも欲しいの?」と自分に問いかけることができる。お金が無尽蔵にあるならともかく、普通にのんびり暮らして行くにはこういう工夫が必要だ。  
Posted by buu2 at 18:06Comments(0)川瀬巴水

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2017年08月01日

久しぶりに版画のカバーが外された件

我が家の壁には今のところちょうど30枚の版画が飾られている。他に油絵が2枚、切り絵が1枚、ペンで描いた絵が2枚、ポスターが3枚飾ってあるのだけれど、このうち、版画はほぼ全て黒いビニールのカバーがかけてある。これは日光や電球に含まれる紫外線によって版画が劣化するのを避けるためである。僕はいつもそのカバーをめくって、版画を楽しんでいるのだけれど、このカバーを外す時があって、家にお客さんが来る時である。

今日は、こっちにきて最初にできた友達で、韓国人の許さん一家が遊びに来た。彼らは、今週末で韓国に帰国する。先週は許さんの家でパーティをやったのだが、今週はうちでパーティをやった。これは版画を自慢するまたとない機会なので(笑)、当然のように全てのカバーを取り去った。

版画といっても、そんじょそこらの作品ではない。ほとんどが河鍋暁斎、川瀬巴水、吉田博、土屋光逸、伊藤仁三郎、小原古邨、河野薫といった名作家の作品である。







ほんの数時間だったけれど、コレクションを満喫することができた。  
Posted by buu2 at 00:30Comments(0)版画

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2017年07月26日

吉田博「文之助茶屋」




清水寺から八坂神社へ行く途中にあったらしい文之助茶屋。昭和8年の作品。どういうわけか、驚くほど安価で入手できた。これで我が家には2枚目の吉田博である。  
Posted by buu2 at 21:58Comments(0)吉田博

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2017年07月06日

川瀬巴水「 根津権現の雪 」


  
Posted by buu2 at 04:53Comments(0)川瀬巴水

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2017年06月26日

河野薫さん作「たんぽぽ SEED」

河野薫さん作「たんぽぽ SEED」を入手。

日本にいた時は知らない作家さんだったのだけれど、半年ぐらい前のイステート・セールで吉田博さんの大作に混じって、吉田さんと同じくらいの価格で売買されているのをみて、勉強した。日本より外人に人気のある作家さんで、初めてみてから何度か、イステート・セールで売りに出ているのを見かけていた。

赤い作品が中心だけど、それだけではなく、黄色や茶色、ゴールドとカッパーなど、モノクロに1、2色のアクセントを加えて少女などを描いている。今回入手した作品は、河野さんの表技の赤ではなく、黄色。

fullsizeoutput_1959
  
Posted by buu2 at 23:10Comments(0)TrackBack(0)河野薫

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2017年06月20日

部屋の版画

今の家に飾ってある版画たち。









































  
Posted by buu2 at 01:39Comments(0)TrackBack(0)美術

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2017年05月07日

小原古邨「Six Geese and Shadows」

日本の版画コレクションで知られているRobert O. Mullerのコレクションの中に含まれていた小原古邨の「Six Geese and Shadows」を入手。これも額に入れないと。




それにしても、米国には吉田博をはじめとして、大正、昭和初期に活躍した作家の版画がたくさんある。それらを入手して楽しんでいたコレクター達がそろそろ他界していて、マーケットに出てくるのだろう。いつのまにか、家の壁は版画でいっぱいになりつつある。  
Posted by buu2 at 14:50Comments(0)小原古邨

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2017年05月05日

河鍋暁斎「猫とねずみ」

DC界隈で開催されるイステート・セールはほぼ全てチェックしているのだが、これまでに見つけた「すごいお宝」は吉田博の版画だった。そのときは大作を含めて一挙に5、6点の販売だったのだが、資金に限りがあって1つしか買うことができなかった。こういうのは出会いなので、縁がなかったと諦めるよりない。

先日、いつもと同じようにイステート・セールをネットでチェックしていて、椅子から転がり落ちるほど驚いた。そのイステート・セールでは全部で4点の版画が出品予告されていたのだけれど、そのうちの一枚が河鍋暁斎だったのだ。しかも、証明書付き。これはやばい。何しろ、僕は乾山の焼き物と暁斎の絵が大好きなのだ。一番好きと言っても過言ではない。

ただ、イステート・セールの商品紹介には良くあるのだが、誰の作品とは書いてない。掲載されていた写真はこんな感じである。
fullsizeoutput_17ae


紹介コメントは「You will find a nice collection of Japanese Woodblocks with Certificate of authenticity.
」と書いてあるだけで、どこにもKawanabeとか、Kyosaiとかの文字は見当たらない。日本人ですら、光琳や若冲は知っていても、暁斎を知っている人はそれほど多くはないと思う。ましてやここは米国である。ほとんど全てのDC住民にとって、ただの古い日本の版画、ぐらいの認識だろう。これはチャンスである。今の世の中、知識は最大の武器なのだ。

セール開始は5日金曜日の午前10時だ。

これが本物で、かつ手の届く金額なら、絶対に入手しなくてはならない。ここでモノを言うのが、かれこれ50軒は行ったであろう、過去のイステート・セールの経験である。何時に、どういう装備で向かい、開始直後にどうやってターゲットまで一番にたどり着くか。過去の経験から蓄積したノウハウを総動員した。

まず、朝は6時に起床して、早々に準備を整えて出発。セールの家に着いたのは開始時間の2時間以上前だった。僕の順番は3番。前には中国系の男性と、白人女性が並んでいた。ちょっと話をしたところによれば、一番の男性は昨日から並んでいたらしい。それでも3番である。「最も理想的な展開」とは言えないが、少なくとも開始直後に家の中に入ることはできるはずだ。この一巡目というのがとても重要で、大抵の場合は先頭の10人ぐらいで一度入場をストップされてしまう。逆に言えば、この第一陣の中に入れば、お宝ゲットの確率はぐんとアップする。

時間を潰すのは苦にならないので、珍しく大雨の中、家の軒先に折りたたみの椅子を広げて座って、ネットサーフをして待つことにした。このあたりの装備の充実具合が経験の為せる技である。そして、待つこと2時間強。勝負の時間がやってきた。一番と二番の人は一階の本棚をチェックしているようなので、階段を登って二階へ。全ての部屋の壁と階段の壁をチェックしたのだが、版画は見当たらない。あれ?そこで、家主と思われる高齢の女性に「日本の版画はどこですか?」と尋ねると、彼女は目の前にあるテーブルの上の紙を指差した。なるほど、壁に飾っていなかったのか。紙は束になっていて、一番上に「取り扱いには注意するように」と書いてあった。オッケー、オッケー。早速紙の束をチェックすると、二番目に河鍋暁斎の「猫とねずみ」を見つけた。件の女性に聞くと、米国のオークションで購入したとのこと。状態も良いし、驚くほど高額ということもない。一応裏を返してきちんと版画であることだけは確認した。しかし、明治から昭和前半の、川瀬巴水や吉田博の作品とは違うので、他にどこをチェックしたら良いのかはわからない。もたもたしていて誰かに横取りされても困るので、その場で即決購入した。おばあさんは「あら、新券ね」と新札の100ドル紙幣を手にして、嬉しそうに枚数を数えている。僕も嬉しい。

あとは悪質なコピーではないことを祈るしかない。今度日本に行くときに、河鍋暁斎記念美術館に行って本物かどうか聞いてこようか。

ということで、無事、目標の作品を入手できたので、家に帰って、早速鑑賞してみた。




猫がねずみを肴に月見をしている。

額縁屋さんを探さないとだな。  
Posted by buu2 at 11:55Comments(0)河鍋暁斎

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2017年05月04日

川瀬巴水「月と清澄園」

DCのコレクターから川瀬巴水の「月と清澄園」をゲットした。




でも、月はどこにあるんだろう????  
Posted by buu2 at 17:54Comments(0)川瀬巴水

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2017年04月21日

今日のイステート・セール 伊藤仁三郎 3点

今日のイステート・セールは早朝からでちょっと辛かったのだが、バスとUberを乗り継いで5番手で到着した。なぜそこまで気合を入れたかと言えば、この写真を見ていたからである。




イステート・セールでは、事前に値段がわからないようになっているのだが、写真も不鮮明なことが多い。このセールの場合、めぼしい商品はアップで撮影されていたのだが、この写真に写っている3つについては、特に大きな写真が用意されていなかった。

背後の壁にかかっている3つは、もしかしたら川瀬巴水かもしれない。真ん中のプリントはどうやら日本の五重の塔のようである。そこで、川瀬巴水と五重の塔でひとしきり検索してみたのだが、似ている作品は見当たらない。はて、誰の作品だろう。結局、この写真からは判別できなかった。仮に川瀬巴水だったらシャレにならない。「そんな良いものがあるわけなかろう」と言われてしまいそうだが、半年ぐらい前に吉田博の作品が大作含めごっそり出て来たことがあるのだから侮れない。

そういうわけで、ヴァージニアの高級住宅地へ、朝の7時に駆けつけたのである。

当然のように、開店ダッシュでこの版画のもとへ駆けつけて誰の作品かチェックしたのだが、残念ながら川瀬巴水ではなく、伊藤仁三郎の作品だった。しかも、オリジナル・プリントではなく、内田アートによるリプロダクトである。でも、できも状態も良いし、価格も手頃だった。ということで、3作品まとめてゲットすることにした。

金閣寺



御室雪塔



御室山門



この時代の版画には良いものが多く、米国でも時々見かける。買って、家の壁にかけて飾っておくと、毎日楽しめて良い。  
Posted by buu2 at 16:03Comments(0)美術

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2017年03月12日

これぞ暁斎!




自分が陶芸で何か描くときに一番良く参考にするのが河鍋暁斎なので、当然のように観に行って来た。今回は英国人コレクター、イスラエル・ゴールドマン氏のコレクションからのみの展示である。弟子のジョサイア・コンドル氏ならともかく、コレクターが個人でこれだけ集めてしまうのは凄い。

ただ、そこは個人所蔵物。凄いには凄いけれど、超代表作が勢ぞろいというわけではない。あれも見たかった、これも見たかったと、色々あったのだが、その辺は東京ステーションギャラリーやら、京都国立博やら、三菱一号館やら、暁斎記念美術館で観ただろう?ということなのだろう。まぁ、そうだけど。

僕としてはカラス、カエルといった動物画はもちろんだけど、美人画が一番好きなので、できれば美人画だけでもあちこちから借りて来て欲しかったのだけれど、無理な注文というもの。

幽霊画の下絵と現物が合わせて展示されていたのが一番興味深かった。あと、大量のカラス。足長、手長、手長猿と手長海老も良かったし、鬼を蹴り上げる鍾馗も良かった。というか、結構色々良くて、できればもっと空いていればゆっくり観ることができて良かったのに。日本の博物館はどうしてこうも混雑しているのだろう。不思議だ。  

2016年10月11日

吉田博「梅之家」

吉田博作の木版「梅之家」をエステート・セールで購入。




本当は4倍ぐらいでかい「渓流」が欲しかったんだけど、あっという間に他の人が買って行ってしまった。チャンスはあったんだけど、ちょっと高すぎた。日本人版画家の作品が好きな人だったようで、吉田博の作品は7枚ぐらいあった。他にも河野薫の「赤いローソク」が良かったんだけど、予算オーバー。  
Posted by buu2 at 14:32Comments(0)吉田博

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2015年08月09日

河鍋暁斎記念美術館

わりと近所にあって、車で30分ぐらいなので出かけてみた。

普通の一軒家を建て増しして美術館にしました、という感じのこじんまりとした美術館。おもしろい絵も数点あった。

河鍋暁斎記念美術館
http://kyosai-museum.jp/hp/top_page.htm  

2015年07月19日

画鬼・暁斎―KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル

kyosai


三菱一号館美術館で河鍋暁斎展。ここに前回来たのは去年の夏のヴァロットン展なので、一年ぶり。サポーター会員になろうかというアイデアが一瞬頭をかすめたのだが、10,000円という年会費を天秤にかけて廃案とした。トーハクやサントリーの条件と比較してあまりにも不利なので、今回も普通にお金を払って観た次第。

今回の展示は前半と後半で主要な展示の一部が入れ替えられるのだが、小さい美術館だからある程度は仕方ないと納得すべきところかも知れない。この、サントリーやトーハクが収入倍増を狙って鳥獣戯画をネタとして導入した悪習がこれ以上広がらないと良いのだけれど・・・。入れ替えるなら、二度来なくちゃならない。首都圏在住ならそれでも良いけど、地方在住ならたまんないよね。どうしてももっとお儲けたいなら、料金を高くすれば良いだけのこと。ま、近所に住んでいるなら前半でざーーっと観て、本で色々勉強して、後半でしっかり観る、みたいなのもありなんだろうけど。

さて、そんな前後半一部入れ替え制の前半である。生物たちをきっちり観察して描写しているところがまず凄い。今ならデジカメとフォトショップがあるのである程度写実的な絵を描くのはそれほど難しくないけど。それを擬人化して表現している絵も凄い。この辺は鳥獣戯画の昔から日本人のお家芸的なところがあると思うのだが、その伝統を究極まで突き詰めた感じ。そして、その延長で描いている化け物達も異常に魅力的。うまい人は何でもできちゃうんだなぁと感心する。ってか、基礎がしっかりしていて、それを応用する想像力がないとできないよなぁ。

自分で描くときの参考にしようと思ってみていくと、柳の表現なんかも面白かった。本当なら暗くなっているはずの箱の奥を白にして、それでも違和感ないあたりの発想の転換とかもすげぇなぁ、と。

なんか、色々凄かった。

「画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」
2015年6月27日(土)〜9月6日(日)
月曜休館(但し、7月20日と8月31日は開館)
#前期:8月2日(日)まで/後期:8月4日(火)から
三菱一号館美術館