2020年03月01日

ジョジョ・ラビット

第二次世界大戦末期のドイツを舞台に、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で軍人教育を受けている10歳のジョジョと、ジョジョの母親に匿われている14歳のユダヤ人少女エルサの交流を描いた映画。

書いてある文字はドイツ語なのに喋っている言葉はちょっとアクセントのおかしな英語、それを日本語の字幕で観るというちょっと気持ちの悪い状態だったけれど、それを除けばなかなか楽しい映画だった。カット割りが僕の好みではなかったけれど、十分楽しめた。

説明を省いてストーリーが展開していくので、盲導犬に連れて行かれるような日本映画に慣れていると、「あれ?誰?」「え?どうしたの?」と困惑することが時々あるかもしれない。そういう意味では若干不親切。でも、このぐらいの語らなさ具合の方が、頭を使えて楽しい。

評価は☆2つ半。かなり好印象。  

Posted by buu2 at 20:31Comments(0)映画2020

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2020年02月18日

ロマンスドール

タナダユキ監督の久しぶりの新作ということで、観てきた。

ラブドール(昔で言うダッチワイフ)のメーカーで原型を担当している美大卒の男性と、モデルのラブストーリー。

物凄く良くあるタイプの難病もので、ちょっと違うのは、カップルのセックスをしつこく見せているところ。女性向けにエロ映画を撮るとこうなるのかな、と思うのだけれど、僕の目線からはラブシーンは退屈極まりなかった。

高橋一生、蒼井優、渡辺えり、ピエール瀧、きたろうと、芸達者なところを集めていて、原作、脚本、監督がタナダユキということだったので、それほど失敗する理由がなかったのだけれど。

一番違和感があったのは、絶対蒼井優の乳首を見せないぞ、というカメラアングル。これが不自然極まりない。こういう内容で、蒼井優が乳首を見せたくないなら、主演は二階堂ふみあたりを使えば良かった。別に見せろというのではない。見せないなら見せなくて良いのだけれど、それなら初めからセックスシーンなど撮らなければ良い。そのほうがずっとすっきりした映画になったと思う。

評価は☆ひとつ。  
Posted by buu2 at 19:00Comments(0)映画2020

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2020年02月15日

リチャード・ジュエル

安定のクリント・イーストウッド監督作品。

それほどお金がかかっていない印象の小品と思ったけれど、それでも$45,000,000もつぎ込んでいた。邦画が太刀打ちできないのも道理である。

ちょっとコミュニケーションに障害があると思われる警備員が、アトランタ五輪の際のコンサートで時限爆弾を発見したことから、FBIと新聞社やテレビ局といったミディアに追いかけられる羽目になる。彼の友人の弁護士が警備員と一緒になって戦っていく様子を描いている。

FBIとミディアがそこまでひどいのか、と感じてしまうのだが、いろいろとデフォルメされているのかもしれない。大袈裟ではあるけれど、その分わかりやすい映画になっている。

評価は☆1つ半。悪くはないけれど、イーストウッド監督としてはちょっと不出来かもしれない。  
Posted by buu2 at 13:52Comments(0)映画2020

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2020年02月08日

パラサイト 半地下の家族

キャッツに対する酷評に反比例するように、僕の周囲ではすこぶる評判が良かったので、観てきた。

前半、「起」と「承」はコメディ。昔の日本のコメディって、こういう正統派の面白さがあったよなぁ、と思い出すような楽しさ。

「転」からは、突然の大雨からの急転直下を描いている。ここからは腕時計の進み具合から目を離せなくなる。そして、ラスト。

全体として、確かに良くできている。韓国の階級社会を地下、半地下、地上の住民を通して象徴的に描いて、上流階級への皮肉も忘れていない。コメディは徹底的に楽しく、サスペンス部分は画面に見入ってしまう。

ただ、マイナス要素もなくはない。まず、効果音。いかにもな音楽が設定されるので、逆に醒めてしまう。それから、ラスト。タランティーノ的な仕上げ方は構わないのだが、そこへの繋ぎがどうも不自然に感じる。いや、自然過ぎる。それなら、こうなるよね、という、展開が予想できてしまうのが惜しい。昨年公開されたタランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、その部分が絶妙だった。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、つまらない前半、中盤を我慢していると、最後にとんでもない爆笑場面が展開される。本作は、ずっと楽しくて、中盤で怪しくなって、徐々にラストへつながっていく。やはり、ずっと我慢して、最後に大爆発するほうが爽快感がある。

とはいえ、良くできた脚本だった。評価は☆2つ半。暴力的な映画が嫌いじゃなければ楽しめると思う。  
Posted by buu2 at 08:57Comments(0)映画2020

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2020年02月01日

キャッツ

ネットでクソ味噌に言われているのをみて、これはぜひ観ておかなければと思って、予定になかったけれど観てきた。

普通のCG中心の映画だったので拍子抜け。猫人間気持ち悪い、とか言い始めるなら、「アバター」はどうだったのよ、という話である。ゴキブリ人間きもい、も、まぁそうかもしれないけれど、小さいし、どうってことない。あれがきもいなら、ショッカーが生み出したいろいろな改造人間はなんだったんだ?という話である。

CGのできが素晴らしいかと言うとそうとも言えない。もちろん、邦画で見させられるしょぼいCG(最近では、大河ドラマのCGなんかも同じだけど)よりはずっとマシだけど、特に重力に反する動きは違和感が強い。でも、「あれ?」と思うのはほんの数回である。

わりとリアルな猫人間が踊って歌う、という内容なので、ミュージカルやキャッツが好きなら、別に良いんじゃないかな。ただ、僕のような演劇好きで四季嫌い、という人間にはいまいち。まず、ストーリーがしょぼい。心があたたまるのかもしれないけれど、取り立てて工夫のない一本道のストーリーだし、展開は長老の一存である。こいつが勿体ぶっているおかげで話は長くなるけれど、本来なら「発表しまーす」以下5分で終了だ。だってさ、全編通じて、他の猫が選ばれる理由が皆無なんだもの。

歌が好きで、ミュージカルが好きで、猫が好きで、映画も好きだったら楽しめると思う。歌は上手だった。

評価は☆1つ。だって、これを☆ゼロにしたら、ほとんどの邦画は☆ゼロだよ(笑)。あ、メガシャキ持参推奨。  
Posted by buu2 at 21:30Comments(0)映画2020

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2020年01月10日

フォードvsフェラーリ

多分今日から公開のフォードvsフェラーリを観てきた。

この作品の売りはマット・デイモンとクリスチャン・ベイルの二大俳優共演。実際、二人でかなり見せる。おかげでちょっと長めの映画なのに、途中で飽きることがない。

レースの場面の迫力も素晴らしい。

クリスチャンが演じるケンのことは知らなかったけれど、魅力的な人物に描かれていたと思う。

ふたつ残念だったことがあって、ひとつは、フォードの幹部が必要以上に悪く描かれていたように見えること。ラストのル・マンでの順位については、ウィキペディアによれば、フォードは運営に抗議していたようで、映画の描かれ方とは随分違う。映画の方が事実なら、ウィキを修正すべきだろう。

もうひとつは、エンジニアリングについての描写がほとんどなかったこと。ケンが開発の重要な役割を果たしていたことは十分に伝わってきたのだが、それだけでマシンが仕上がるはずもない。もう少し「チーム」としての活躍を描いても良かったと思う。

とはいえ、面白かった。評価は☆2つ半。  
Posted by buu2 at 19:00Comments(0)映画2020

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