ハウルの動く城
荒地の魔女に魔法をかけられておばあさんにされてしまったソフィーと悪魔と契約をした魔法使いハウルのラブストーリー。
始まってすぐに思ったのは、ソフィー(若いとき)のキャラクターと声が全くマッチしていないってこと。完全なミスキャストだと思った。
ソフィーのお母さんのエピソードとか、サリマン先生というハウルの師匠の役割とか、わからないことも多々あるんだけど、ストーリーはさくさくと進む。残念なのは、今回の話は内容に対して時間が短かったのか、色々と唐突なこと。なんかあっという間にソフィーはハウルにひとめ惚れするし、おばあさんになったソフィーはあっというまにその事態を受け入れてしまう。ハウルはハウルであっというまにソフィーをなくてはならない存在と感じてしまう。そして、戦争は唐突に終わる。
興業のことももちろんあるんだろうけど、あと1時間長かったらもっとずっと良くなる映画だと思う。子供も見るんだし、もうちょっと観客に親切に作ったらどうなんだろうか。
演出の部分では、ソフィーが若くなったりおばあさんになったりする仕組みがわからず、その結果、なぜ最後に若いソフィーに戻ったのかが良くわからなかった。あれは、ソフィーの心情によってかわる仕組みだったのかな?でも、それなら寝ているときに若くなるのはなぜ?ここがこの話の肝だと思うんだけど、一回見ただけではわからなかった。
と、ここら辺はDVDがでたらまたじっくり考えてみよう。いや、これは原作ものだから、さくっと原作を読んじゃうのが良いかな。
例によって反戦メッセージが強くやや説教臭くもあるのだが、それほど嫌味ではない。恋愛の他に老いについての描写を盛り込んだのが今までのジブリものとの相違か。
正直、宮崎アニメにはカリ城とか、ラピュタとかの、説教ではなく娯楽を求めたいところはあるのだが、一時のスピルバーグよろしく、今は彼の中でお説教をしたい時期なのかもしれない。
宮崎アニメの良いところははじめの一歩やドラゴンボールと同様、ただの悪としての存在がほとんどないところ。予想通りハッピーエンドになるので、安心して見ていられる。評価は☆2つ半。
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今さら・・・いやいや200億稼ぐには公開二ヶ月でも全快で・・・
というわけで、時間があったので見てきちゃいました。
平日20:10からのレイトショウなので1200円。
350名収容のスクリーンにスキスキ10名くらい。
「オーシャンズ12」に続き、またまたど真ん中
「ハウルの動く城」【ひらりん的映画ブログ】at 2005年01月19日 02:04
とてもよかったです。
作品を手がけた人からのメッセージが膨大に詰まってました。
最高です。
●「初めて出逢った時、心がときめかなかったら、恋は始まらない。」
といった詩人がいましたが、やはり、第一印象から恋が始まるのでしょうか?
●「俺たち家族だよね。」と言
「ハウルの動く城」【Cherry blossom】at 2005年01月25日 21:46
micご推薦の、「ハウルの動く城」やっとやっと観賞しました。
前から2列目で。。。く、首が痛~い!! (T_T)
タクちゃんは、前半と後半では声の出し方が違いますね。
前半は、ハウルだったんだけど、おしい、後半取手君になってしまっていたわ。
たまに、ろれつが。。
ハウルの動く城【vic & mic】at 2005年01月26日 10:39
個人的に2004年ベストシネマだった『ハウルの動く城』。 すでにレビューは先日書いたものの、分析好きな私は もっとこの映画を斬りたくなった! というわけで私的考察、繰り広げます。 映画のキーワードでもある、「呪いと魔法」について。 超ネタバレです。 注) これは.
『ハウルの動く城』私的考察1【Loved Child】at 2005年01月26日 13:08
見たのはもう去年になりますが、やっとこさ感想を・・・。
結構経ってしまって正直忘れつつありますが、とりあえず期待したほどではなかったです^^;
いつぞやのブログを見てもらえばわかりますが、もうストーリーでかっな〜り期待していたので、ちょっとえ?って感じでし
「ハウルの動く城」【3時のおやつは・・・。】at 2005年02月08日 01:37
私もこのあいだ見ました。buu*さんの感想楽しみだな♪
お待たせしました〜
一部、良くわかりませんでした(;_;)
興味深く拝読しました。
>色々と唐突なこと。なんかあっという間にソフィーはハウルにひとめ惚れするし、おばあさんになったソフィーはあっというまにその事態を受け入れてしまう。ハウルはハウルであっというまにソフィーをなくてはならない存在と感じてしまう。そして、戦争は唐突に終わる
同感でございます。
なんだかキャラそれぞれの行動や心情の変化が唐突すぎちゃって、ついていけませんでした。buu*さんのおっしゃるとおり原作を読んだり、DVDで再度見ると印象は変わるのかなと思いますが、「感動した!」と言っている人の気持ちにはなれませんでした。でも、ハウルはかなりのイケメンでしたね!そういえば、ハウルのキャラもなんだかよくわからなかったなあ・・・。
ストーリー的には、ちょっとね。
ストーリーと関係ない場面で、良いシーンはあるんですけどね。やっぱ、原作ものだからハリポタと一緒で、「まずは原作を読め」ってことなんだと好意的に解釈しました。1300円だしね。
トラックバックありがとうございましたm−−m
宮崎駿アニメはもう、感覚でみるもんなのかなあ〜と一人合点しておりまして^^;
だから、宮崎爺は、わかっるかのう〜ニヤリっていうあの、笑顔が思い浮かぶんでありますな^^b
TBありがとうございました!
私、”ハウルの動く城"見て、めっちゃ感動しました。(笑)
同じ映画でも感じ方が皆違いますね。(笑)
ハウルが、ソフィーのために引越しをするシーンや、「守るものができた」といって戦いに行くシーンなんか、涙が溢れ出しちゃいました!
TBよろしくお願いします。
こんばんは!
原作を読んでみてから、また何かエントリーしようと思います(^^
はじめまして、yoddyです。トラバありがとうございました!
記事読ませていただきまして、かなり共感する部分が多くてビックリしました。私も映画のかなり唐突というか、コロコロ変化していくとこが不可解だな〜と思ってました。テンポはいいんですけどね…。ソフィーが若くなったり、ってのも謎でした。まあ、アニメだからしょうがないかと思ったり。(笑)
私にとっては『宮崎アニメ』ってだけで、必然的にもう十分満足です。実際、面白かったし。宮崎アニメには戦争とか争い事が必ず絡んできますが、彼のテーマなんですかね?
そうですね、戦争はテーマでしょうね。まぁ、生き死に、恋愛、戦争、ここら辺は普遍的な材料ですから・・・・
TBありがとうございます。ハウルにはいろんなテーマが盛り込まれていますね。ただ、戦争の扱いについては、問題を正面からとらえることなく、安っぽい反対メッセージしかなかった。ハウルが戦っている理由も、ただ「支配から逃れ、自分が生きたいように生きたいから」だったし…。途中からソフィを「守るべきものができた」というのならば、それまでも彼には守るべきものがあったはず。自分だけの花畑がその象徴として出てきたけど、あれは現実の世界と空想の世界の境界であったし、自然の反対側に人間を持ってくるのもちょっと安易。
それぞれの登場人物はとても魅力的だったので、その生き方をシンプルに組み立てていったほうが、メッセージも受け入れられやすいと思うのですが。
はじめまして!
トラックバックありがとうございました☆
記事読ませていただきました。
そしたら映画を観た自分の率直な感覚と同じようなことが文章として書かれてて、うんうん、そうなんだよ!って思い、1人で納得しちゃいました。
私自身、もっとちゃんとした言葉で整理したいので、もう一度観にいってから改めて記事を書きたいな、なんて思ってます。
はじめまして。cedar と申します。
トラックバックありがとうございました。
記事、拝読させていただきました。やっぱりちょっと時間足らずな感じがしますよね。自分は1時間といわず、前後編に分けて欲しいくらいでした。
あと自分も、今回はいつもよりちょっとばかし説教くさいかな...と思いました。国のリクツに振り回されてヒドイ目に遭う民衆、という図式がいろいろアカラサマな気がして。
同じ戦争反対を言うのにしても、ソフィーのあの「ハウルは臆病者なまま、逃げ廻っていたほうがいい」というセリフに込められた気持ちを膨らませて語ったほうが良かったんじゃないかな、と個人的には思ってます。
そうすれば、ハウルの「もう逃げない。守るべきものが出来たから。」なんてちょっとこそばゆい台詞も生きたと思うのですが...
TBありがとうございます^^
ハウルが原作ものだってここ見て初めて知りました。
ぜひ読んでみますね。
それから、友達がDVDゲットするそうなので、また見ようと思います。
まあ、全編見るより好きな場面だけ見てそうですけどね、私(笑
それにしても、あの呪いはどうやってとけたんでしょうねぇ…
ほんと謎。
はじめまして。TBありがとうございました。
確かに今回のはストーリー的に唐突でしたよね。私も話の展開がよく分からなかったです。
いつもなら一緒に観た人といろいろ話しながら帰るのですが、理解できなかったので話すことすらできませんでした・・・。
でも、もう一度観に行く気にはなれないかも。
お時間ありましたら、また私の記事も除きにきてください。
はじめまして。トラックバック、ありがとうございます。
まだブログも書き始めたばかりで、TBも初めてです。
同じ映画を見ても感じ方はいろいろなんだぁと改めて感じています。
でも 疑問に思ったことは結構共通しているような(^^;)
また映画の記事も書きたいと思っていますので、覗いてみてくださいね。
トラックバック、ありがとうございます♪
原作を読んだ友人によると、原作ではソフィーが少女に戻ったり、おばあさんになったりするのは、ハウルが彼女にかかった魔法を解こうと、裏でいろいろやってるから、だそうです。
・・・う〜ん、でも、映画の中ではそんなこと一言も出てこないし、宮崎駿さんは、多分その現象でソフィーの自己イメージを表そうとしたのではないか、というのが私の説。寝てる時は・・・「自分がきれいじゃない」とかいうこだわりを忘れて少女に戻るのでしょう、なんちゃって。
友人によると、原作はかなり、映画と違うらしいです。戦争が出てこないらしい(爆)。なので、映画の謎が原作で解けるかどうかは分かりませんが、もし、読んだらまた記事を書いてくださいね。
映画の感想については「色々と唐突」に同感です。いろいろ盛り込みたいなら、もっとじっくり作ればいいし、時間以内に納めないといけないなら、やぱりエピソードをしぼらねば行けないよなぁと思います。
トラックバックありがとうございました(^^)♪
初めてのTBだったので嬉しかったです!
確かに少しばかり駆け足気味の展開だったような・・・
個人的には数ヶ月ぶりの映画それも楽しみにしていたジブリの新作だったので、それだけでも気分が高揚していて無心で楽しめました(^^)。
もう一度じっくり観たいです。
パンフも見ていないので、宮崎氏が伝えんと意図するものと一致しているかはわかりませんが、私が自分なりに感じ取ったメッセージは、今までの作品と変わらぬ愛の意味と献身の意義、それから希望を持つことのすばらしささ・・・といったところです。
ソフィーの若返りや老いの変化はソフィーの気持ちが前向きになる時、臆病になる時にシンクロしているような気がしました。髪の色だけがおばあちゃん色になったまま戻らなくなったのは、途中「失くすことを恐れて差し伸べられたハウルの手を取れなかった時、「自分の意志で」おばあちゃんになってしまったときを境にだったような。記憶と推測が確かならですが。
これからも映画の話ちょこちょこ書きたいと思います。よかったら覗いてくださいね、こちらもまたお邪魔しまーす(^^)
はじめまして!TBして頂きありがとうございました!
これから原作を読もうと思っています!原作には戦争は
でてこないという事なので、、
映画は大好きなのでまた遊びに来ますね!
エログ見たいときはぜひお越しくださいな♪
>ココカロさま
確かに戦争の扱いは中途半端でしたね。まぁ、今回はあまり正面から捉えたくなかったのかも知れませんが・・・・
>みんひろさま
僕ももう一回見たら、また書いてみます。その前にまずは原作を勉強しようかな、と。
>cedarさま
やっぱり、ちょっと言葉足らずですよね。子供に見せるためには2時間が限度、前後半にすると親の財布が痛い、ってことなのかな(^^;
>のあさま
しかし、あの臨場感(ちょっとわざとらしい部分もありますが)はDVDではなかなか再現できないような・・・どうせなら劇場でみたいなぁ。でも、劇場公開はもうすぐおしまいかな???
>wacky-kingdomさま
はい、また遊びに行ってみます(^^
>rio♪さま
やっぱ、みんな不思議に思うところは一緒なんですよ。
1.不思議に思う
2.原作を買う
3.もう一度みる(あるいはDVDを買う)
あたりが戦略でしょうか(笑)
>BUBIさま
なるほど、裏でこそこそやっていたんですか(^^ 宮崎さんは自分なりに解釈を広げて、自分の世界に変えてみたのかもしれませんね。それならそれで、もうちょっと説明が欲しかった・・・・
>tomoさま
僕もソフィーの何かとシンクロしているのかな、と思っていたのですが、詳細に見ていたわけではないので、なんだかわかりませんでした。もうちょっとじっくり観ないとダメっぽいです。
>sayuriさま
原作に戦争がないというのはちょっと驚きですよね(^^; うーーーむ、どうも良くわからん(^^; やっぱ、とりあえず本を読みます。なるべく早く。
トラックバックありがとうございました!
ストーリーがどんどん進んで、いろいろな出来事が唐突だと
いうご意見、うなずいてしまいました。
私もソフィーがおばあさんになったり、若くなったりする仕組み
をずっと考えているんですが、いまだに分かりません。
トラックバックありがとうございました!
キャラが立っているので、ストーリーよりも
キャラに目がいってしまいました。
個人的には「ハウル」は宮崎アニメの変化球なのかな〜と考えています。
それもまたいいんですけどね。
トラックバックありがとうござーます。とかけばいいかなぁ?
トラックバックあまりされたことないんでどうしたらよいかわからないんです・・・でも記事読ませていただきました面白かったです。
又覗きますね☆
>すいかさま
やっぱり、宮崎さん自身がネタバレ解説してくれないと、って感じですかねぇ。皆さんの話を総合すると、原作を読んでも解決しないみたいだし。公式サイトのお便りコーナーを読もうかと思いましたが、すごい分量なのでやめました(^^;
>かさねさま
確かに、マルクルとか、カルシファーとか、良い味出してましたね(^^
>りゅう☆=さま
是非、また遊びに来てください(^^ 映画ネタはあんまりないのですが(^^;
TBありがとうございます。
原作と比較すると、登場人物も変更や削除されていますし、説明もかなり削られていますね。”説明不足”は相当意図的なものだと思いますよ。まぁ、だからこそあちこちのブログやHPで好き放題解釈をして遊べるのだと思います。
私個人としては、変身の意味も生と死の問題も戦争の扱いも、今までの宮崎アニメの延長線上にあるような気がします。表現方法は多少違ってきているかもしれませんが…
千や姫よりも映画の背景に対する予備知識や問題意識が必要な部分が少なくて、おもしろい映画だと思うんですけどね
TBありがとうございます。
原作読みました。最後は畳み掛けるように面白くて、
個人的には映画よりヨカッタです。
原作を踏まえつつ、2回目を観ようと思います。
映画は映画で面白いですよね。
>たぬき隊長さま
僕も面白い映画だと思います。ただ、意図的にしろ、そうでないにしろ、ちょっと不親切な映画だとは思いました。
>nyantaさま
とりあえず、僕も原作、注文してみました(^^
初めまして。
「ハウルの動く城」の感想がかなり同感だったので遅くなりましたがトラックバックさせて頂きました^^
私もあと1時間は欲しかったな〜とすごく思います。
展開についていけなくていつの間にか終わってしまったって感じで;
理解できなかった部分は小説で補おうかなと私は思ってます。
何だか気になるので^^:
ではではまた訪れたいと思います♪
僕も今、読んでます(^^>本
読み終わったところでまたちょっと何か書いてみようかな、と思っています。また遊びに来てください(^^
TBしていただいてるのに今更気づいてやってきました。
ありがとうございます〜。私が曖昧にしてしまったところを実に鋭くついておられまして、相槌をうつばかりです。ほんと全てが唐突で。別に全部細かく説明する必要はないですけど、子供相手にはちょっと不親切かなあと思いましたわ。
恋に落ちるのはたやすいかもしれないけど、あれだけの時間でそんなに相手のことを理解するなんて・・・と見てて違和感ありましたねえ。思わず「顔か!?」とつっこみたくなる感じでした。
こんばんは〜
なるほど!顔かもしれませんね(笑)
そーゆー映画だったのかぁ。そう考えるとかなりクリアになりますね(笑)