これまで散々スキーをしているので、かなりの数の旅館、ホテルに泊まってきているが、空前絶後、最高にして比類するもののない究極の宿が清里にある。どこが最高なのか。チェックインからチェックアウトまで順を追って説明して行こう。
まず、予約。当日の午後に「今日、一人なんですが大丈夫でしょうか」と電話しても、まず断られることがない。大勢だと無理なこともあるだろうが、とにかくキャパが大きい。それなのに、当日の一名客でも嫌な顔一つしない(電話だから見えないけど、多分嫌な顔をしてない)。宿につくと、非常に大きな駐車場がある。車庫入れが下手でも問題なしだ。チェックインして、部屋に行くとすでに暖房が効いている。そして部屋の大きさは12畳だ。一人で泊まるにはでかすぎる(^^;おまけに洗面台つき。さて、ご飯を食べようか、と食堂に行くと、そこにあるのは膨大な数のバイキング。バイキングというと大体しょぼいおかずとふりかけと相場が決まっているものだが、ここはさにあらず。サラダ、肉料理、魚料理、汁物、煮物、漬物、果物と何でもある。そして、全部美味しい。刺身だけはイマイチのこともあるが、山の中だからこればっかりは仕方ないだろう。大量のおかずは「残ったらどうするの?」と思うくらいだが、というか、いつも残っているのだが、隣が牛乳屋だから牛の餌にするのだろうか。とにかく、いまだかつてこれほど充実したバイキングを見たことがない。さらにプリンとかムースとかがあって、おまけにアイスは4種類(バニラ、チョコ、オレンジ、メロンシャーベット)が食べ放題だ。おなかが一杯になったので風呂にでも入るか、と風呂に行くと、それなりに広い風呂で、ごしごしタオルまで完備。ドライヤーなんか当たり前で、風呂から出るとそこにはマッサージ椅子が2台。もちの論で無料である。さて、寝ようかなと思うと蒲団はふかふか。敷布団を二枚重ねにしてぐっすりである。あ、寝る前に歯を磨かなくちゃ。洗面台には大量の使い捨て歯ブラシが置いてある。朝起きると朝食だ。朝食もバイキング。夕食と一緒でどのおかずも美味しい。納豆も美味しい。ごはんも美味しい。デザートも美味しい。っていうか、全部旨いぞ、どうなってんだ、ここは。さて、おなかも一杯になったので、着替えてチェックアウト。え????6825円で良いんですか???宿を出るときには人の良いおじさん、おばさんがお見送り。「昨日さー、宿の前の坂道の雪を全部除雪しちゃったら、ツルツルになっちゃったけど大丈夫かなぁ?」とおじさん。四駆だから大丈夫だよ〜。
あり得ないと思うのだが、本当にこんな宿があるのだ。内緒だよ。
伊予ロッヂ
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