今日は国体選考会。上越には珍しく快晴。バーンは非常にしまっていたんだけど、気温が高く、あっというまに緩んできてしまった。こうなると出走順が遅い人間は不利。
僕が出走する直前にバーン整備が入り、結構念入りに整備していた。これはチャンス。整備直後はスピードが出ないんだけど、ちょうど5人前ぐらいだったのでベスト。このツキを味方にして一気にジャンプアップを狙った・・・・・のだが、なんと5旗門目で転倒の一歩手前になるような大失敗。クローチングを組んで突っ込んでいったらやっぱりコースが荒れていたのだ(;_;)。でもまぁ、こればっかりは仕方がない。結局ここで2秒ぐらいタイムロスをした模様。今日のポイントは81.90。ダメだ、こりゃ。
今日のラップは比留間さん。神奈川県連が東京都に負けないようにと一昨年だかに連れてきた元プロスキーヤーである。昨日爆弾タイムで12位に沈み、国体に行くためには今日は優勝しかなかったのだが、見事背水の陣で勝利した。
しかし、神奈川県はトップのちょい下ぐらいのレベルの人達の層が滅茶苦茶厚い。コンマ数秒のなかに5人も6人も入ってきてしまう。荒れてないバーンでクローチングを組んでいけるかどうかが勝負どころになってしまい、あとは運任せである。簡単であまり差のでないコースなので、本来であればもっと急斜面で予選を行うべきなのだろうが、20年以上上越で予選をやっており、今さら場所を変更するわけにもいかないのだろう。予選となればみんな宿泊して3日、4日と滞在するので、民宿街としても手放したくないはず。
ということで、国体選考は非常に難しくなった。順位は
県民大会
1位 石川
2位 市川
3位 草間
12位 比留間
選考会
1位 比留間
2位 草間
3位 市川
4位 石川
である。まぁ、選考会で1位だった比留間さんは当確。これで当確にならないなら何のための選考会だかわからない。次に選考会で2位の草間さん。これも当確。前日の県民大会でも3位である。問題になるのは石川さんか、市川さんか。国体に行けるのは3人だけなので、どちらかを落とす必要があるのだが、名前以上に成績が良く似ている。
まぁ、過去の事例を考えれば石川さんなのだが、市川さんも2位、3位である。見劣りする成績ではない。国体選考会を重視して前日爆弾タイムだった比留間さんを取るのなら(これは当たり前なんだけど)、同じ理屈で選考会で上位だった市川さんを選ぶのが筋である気もする。まぁ、どういう風に選んでも誰かが納得できないことになる。
さて、どうなるのかなーと思っていたんだけど、選ばれたのは比留間、草間、石川。
しかし、それにしても県連は比留間さんを選びたくて仕方がないらしい。県民大会が終わった時点で「明日はもっとまっすぐなセットを張る」と複数の関係者(聞いたところではK氏とK氏(^^;)が発言していたようだ。比留間さんはぱっと見かなり長い板を用意していたようで、事前にその情報が流れていたと思われても仕方がない状況である。全員にその情報を流していたのならともかく、県連幹部と仲の良い選手にだけ情報提供されているというのでは、「なんだかなー」と思わないでもない。
確かに急斜面を利用したテクニカルなセットになれば一番上手なのは比留間さんだろう。確実にそういう選手を国体に送りたいのであれば、上越国際のような緩斜面ばかりのスキー場で選考会をやらなければ良いのに、と思うのだが。ま、色々あるんだろうね(^^;