最近、公私共にやや多忙でニュースのチェックが甘かったわけだけど、まーどんなさんがトラックバックしてくれたおかげでまた馬鹿なニュースを知ることができた。
YOMIURI ON-LINE
「全頭検査は世界の非常識」島村農相、衆院予算委で
MSN-Mainichi INTERACTIVE
BSE問題:「全頭検査は世界の非常識」島村農相
民主党
非常識なのは島村農水相自身 鮫島ネクスト農水相が緊急会見で
NIKKEI NET
島村農相「全頭検査は世界の非常識」・米の政治圧力懸念
真意のほどははっきりしないが、色々みてまわってみると「アメリカがうるさいんだから、早く輸入解禁しろ」ってことらしい。間接的には国民の利益もあるのだろうが、直接的にはこの大臣は日本国民ではなく米国民のご機嫌を取ることが重要と考えているらしい。
まぁ、アメリカのご機嫌をとらなくちゃならないのはわからないでもないから、それならそれできちんと言えば良いじゃんね。
「日本はアメリカなしではやっていけません。アメリカのご機嫌を損ねるととても困ったことになり、国益が損なわれます。では、どうしたら良いか。牛肉の輸入を再開してあげましょう。たったそれだけのことでアメリカのご機嫌をとることができます。確かに米国産牛肉は危険かもしれませんが、それを食べて数人がBSEになって死んでしまうことよりも、米国の機嫌が悪くなって発生する損失の方が大きいんだから、我慢しましょうよ」
ついでなので島村氏のウェブサイトを見てきたが、学習院大学政経学部卒業とのこと。どう考えても僕の方がバイオには詳しいな(^^;
まずは僕の本(親と子のゲノム教室)を読めと。プリオンについてもちゃんと書いてあるからさ。他にも色々と良い本はあるから、それも読んで勉強しろと。その上で、自分でウェブサイトに書いてあるとおり、「時流におもねず」に自分の意見を主張してよ。「米国が言ってる」とか、「欧米はそんなことやってない」とかじゃなくて。
で、この方は東京都第16選挙区出身だそうです。16区ってことは江戸川区ですね。江戸川区民の皆さん、こんな人が代表で良いんですか?いや、良いなら別に良いんですけど。民主国家ですから。
一連のニュースを見る限り、自民党と公明党には投票する気にならんな。次の選挙の時には改めてこの点、きちんと蒸し返すことにしましょう。
「島村宜伸氏は牛の全頭検査を「世界の非常識」と言い切った人ですよ」「米国産牛肉の早期輸入再開を迫ったのは公明党の赤羽一嘉氏ですよ」と(まだ衆議院予算委員会の議事録が公開されていないみたいなので、それが出たら再度チェックしてみます)。
ちなみに2月7日に書いた「牛肉輸入再開について」はこちらです。
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