2009年11月30日

今日の夕景

38130d86.jpg太陽の真下で火事?不覚にも、撮影したときには気が付かなかった。  

2009年11月29日

生まれて初めて作る揚げ物は鶏の唐揚げ

焼き物は色々経験を積んだので、そろそろ揚げ物にチャレンジしてみようと思い、まずは鶏の唐揚げに挑戦してみることにした。おそらく、揚げ物は油の温度調節が肝。ここさえきちんとやっておけばそれほど難しくはないだろう、というのが僕の予想。その上で、きちんとイメージトレーニングをしようと思い、昨日の夜にほっかほっか亭の唐揚げ弁当を食べてみた。その唐揚げを食べた感じでは、ちょっとフライドポテトみたいな感じ。唐揚げって、こんなにふわふわしているんだっけ?なんか、もっとカリっとしているイメージがあったんだけど、気のせい?まぁ、良いや、色と食感は大体つかんだ。ということで、材料を購入。鶏肉、から揚げ粉(世の中にはから揚げ粉なんていうものが存在したんだね。生まれて初めて買ったのはSHOWAのから揚げ粉。パパイン(パパイヤ由来のたんぱく質分解酵素。どうせ使うならブロメラインの方が入手が容易じゃないの?と思ったけれど、まぁ良いや。これ、しょうがも入っているところが僕の好み)含有のから揚げ粉とのこと。肉が柔らかくなるらしいけど、本当かなー(笑)まぁ、理屈的にはそうかもしれない。あと、油。油ってかなり重要だと思うのだけれど、「本日限り」という安売り油に魂を売ってしまった。これだからいつまで経ってもデフレなんだよ、と言われそうだ。

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まず下準備。鶏肉をビニール袋に入れて、から揚げ粉を大匙5杯投入。袋を縛って、粉が満遍なく肉に付くようにもむ。良い感じで粉がまぶされたので、このまま20分放置してプロテアーゼの活躍を待つ。

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さて、準備が整ったので、調理開始。何で揚げようかなーと思ったのだけれど、調理道具を見たら健一君(うちの中華なべの名前)にちょっとさびが浮いてる。あんまり使ってないからかな?油料理をやれば油の層ができてさびにくくなるかな?と思い、中華なべを使ってみることにした。

600ミリリットルぐらいの油を健一君に入れて、加熱。

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ものの本によると「菜箸から小さい泡が出る程度」という非常に定性的な表現をしている。こんなのじゃ適温がわかんねーよ。どうして中華なべに温度計がついてないんだ、と思ったけれど、まぁ、仕方なし。菜箸を油に突っ込んだら小さい泡が出てくる。でも、これが本当に適温なのかはわからない。うーーーーん、油料理は温度管理が重要だと思ったのだが・・・。

ということで、何はともあれ一つ肉を投入してみた。

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最初は湿った音だったんだけれど、だんだん乾いた音に。ちょっと菜箸でつついてみたら、大分きつね色になっている。でも、から揚げ粉の袋には3分程度と書いてあって、キッチンタイマーはまだ2分しか経ってない。ここはじっと我慢だな、と思って3分間我慢。で、油から取り出してみたらこんな感じ。これで良いの?どうなんだろう???

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味見をしてみようと思ったのだけれど、熱い。少し冷まさないと食べられない。ということで、もう残りの肉も揚げてしまえ、ということで、全部揚げちゃう事にした。

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全部揚がった。さて、早速試食ですよ。

で、一つ目を口に運んだら、苦い!!!!こ、これは揚がり過ぎだ。しょうがの風味とか凄く良いのに、苦い。一つだけかなーと思ったけれど、全部苦い(笑)これは、油の温度調節がイマイチだったか、あるいは揚げる時間が長すぎたか。でも、肉の内部はぎりぎり火が通っているという感じで、これ以上短時間にしたら半生になりそう。ということはやっぱり油の温度が高すぎるということだ。次からはもうちょっと火を細くしないとだな。

で、半分は昼ごはん、残りは晩御飯のつもりだったんだけれど、「せっかくあったかいんだから、揚げたてのうちに食べちゃえ」と、全部食っちゃった。今、胃がもたれていて猛烈に後悔しているところ。油ものは適量でやめておかないとだね。反省。

今日の鶏のから揚げの評価は☆半分。しかしまぁ、最初はこんなものだろう。油料理は面倒くさいという印象があったんだけれど、意外とどうってことないことが分かった。ただ、食べるのが大変。自分ひとりで全部食べていると、デブまっしぐらな感じがする。要注意だな。  
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2009年11月28日

暇ねた(経産省も大変ね)

電子経済産業省アイディアボックスブログより。
Twitter上での「なぜ、フォローしないのですか」の質問について

「フォローしないならTwitter使う意味ないのでは?」とのご質問もいただきましたが、こういった使い方でもTwitterを使う意味はあるのではないかと考えています。


御意。右翼の街宣車であっても自動車の使い方、スピーカーについて「こういった使い方でも意味はある」とアピール可能。

なので、フォローをしてもよいのですが、TLは、全部読みません(気が向いたときにしか読みません)という方針でよければフォローをしてもよいかなと思っています。


こんなのは当たり前。

フォローしてもらったのに、読んでくれていない!レスポンスがない!とおっしゃる方もいるかなと思い、今のところフォローしていません。


それは必ずいるだろう。でも、そのノイズの量と、フォローによって得られる効果とのバーターということ。では、誰かをフォローすることの効果はというと、フォローした人に対して、「もしかして読んでもらっているかも」という満足感を与えることぐらい?あぁ、大したことはないね。あ、でも、「経産省はこんな意見を読みたいと思っているんだ」ということはアピールできるのかな。

運用はすぐに変えられますので、ご意見を聞いたうえで考えます。


まじめに考えれば、生活者は情報発信を求めているんじゃない。官僚と生のコミュニケーションをしたいと思っている。で、そのツールとしてTwitterというのもありうる、というだけのこと。コミュニケーションツールとして使ってみたいと思うならフォローすりゃ良いし、相変わらず一方通行で喋り続けたいなら、フォローしなきゃ良い。それにフォローしてもしなくても、コミュニケーション自体は可能なわけで、あとはTwitterの利用者が経産省担当者のスタンスを「フォローしているかどうか」という事実から感じるだけのこと。

でもまぁ、情報には質のよしあしは当然あるわけで、良い情報を出す人もいれば、そうじゃない人もいる。良い情報を提供してくれる人のつぶやきを優先的に拾いたいとか、あるいは今この瞬間は興味はないつぶやきの中からも何かヒントを得たいと思えば、それを出してくれそうな人をフォローしておいて、拾えば良い。でも、じゃぁそれを公式アカウントでやる必要があるの?といわれれば正直微妙なところ。

ということで、とりあえず、お勧めされる20人をフォローしたらどうでしょう(笑)  

今日のお店

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友達の誕生会ということで、首都圏のあるお店で食事。僕はここ一ヶ月禁酒していたんだけれど、お祝いということもあり、また人間ドックが終了したばかりということもあって、久しぶりにビールや焼酎を飲みながらコース料理を楽しんだ。

行ったお店はちょっと伏せておく。そんなに頻繁に行くお店ではないのだけれど、美味しい料理、素晴らしい接客で、安心して知人を連れて行くことができる。今日の友達はまだ知り合って一ヶ月ぐらいの人なので、正直、食べ物の好みとかも良くわからない。そんなときに使うのにもってこいのお店だったりする。

最初に食べ物の好き嫌いを聞かれるので、「うに、いくら、数の子、お新香がダメです」と伝えると、「あぁ、魚卵がダメなんですね」と返事。「そうそう、そんな感じです」というやり取りの後、食事が始まる。と、一番最初に出てきたのがたらこ。ここのたらこは凄く美味しいんだけれど、大丈夫かな?と隣のお皿を見ると、そちらはたらこじゃなくてもずくになっている。実はそのあとも何度か「これは?」と思う品が僕の前に運ばれてきたんだけれど、その都度横を見てみると違うものが盛り付けられている。ソースにたらこが使われているときは「大丈夫ですか?」と先に聞いてくれる。メインは複数用意されているのだけれど、好きなのを選ばせてくれるし、迷っていると、「では、○○が大きめなので、それをシェアしたらいかがですか?」と提案してくれる。「少なかったら、他のも追加できますよ」と教えてくれる。

スタートが20時ぐらいとちょっと遅めだったんだけれど、気が付くと最後の客になっていた。23時近くに席を立って会計をしようとすると、「まだ構いませんよ」とのこと。でも、残念ながら、そろそろ終電が気になる時刻なので「いえいえ、そろそろ電車がまずいので」と応えてご馳走様をして店を出た。

このお店はいつもそれほどお客さんが入っていないのだけれど、今日は金曜日の夜ということもあってか、ほぼ満員。

このお店、本当に良いお店なんだけれど、あまり宣伝しているところを見たことがない。ブログの記事になっているのもそんなに見かけない。味とか、居心地とかを考えたら、ちょっと考えられないのだけれど、多分、みんな、「興味本位の一見さんとかがたくさん来るんじゃなくて、いつまでも居心地の良い、自分達のお店として存在して欲しい」と思っているんじゃないかと思う。それで、僕もそういうお客の一人だったりする。

僕は外食したほとんど全てのお店をレポートしているし(さすがに居酒屋チェーンとかはスルーするけれど)、実は随分前にあるところでこのお店のレポートを書いたこともあるのだけれど、最近は、この店についてはほとんど何も書かない。といっても、僕自身、半年に一度くらいしか行くことがないのだけれど。そして、「書けないなら、最初から言及するな」というのも僕の考え方なんだけれど、今日はあまりにも居心地が良かったので、どうしても書きたくなった次第。誰かに読んで欲しいのではなく、どこかに今の気持ちを書いておきたかった。だから、このエントリーは凄く私的なメモだったりする。

半年に一度といわず、毎月一度くらいは行きたいかな。うん、行っちゃうかも知れない。何しろ、とても質の高い時間を過ごすことができた。これは、単にお金だけではなかなか買えないものだ。お店に感謝。

写真は締めで食べたオムライス。  
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2009年11月27日

今日の夕景

476447c7.jpg今日は横浜の本社から見た夕陽。  

ノーベル賞受賞者は財務省へ

先日、科学技術関連政策の仕分けについて異議申し立てをすべく、ノーベル賞科学者が登壇して「事業仕分けに対する緊急声明と科学技術予算をめぐる緊急討論会」という討論会をやった。残念ながら、このイベントの案内から、実施までの期間が非常に短かったため、実際に見に行くことはできなかったのだが、内容はネットで知ることができた。そして、その内容を読んで、あまりの内容のなさにびっくりした。この討論会の直前にも、野依さんが「歴史の法廷に立つ覚悟があるのか」と批判したことが報道されていた。

ノーベル賞野依氏 「歴史の法廷に立つ覚悟あるのか」 事業仕分けのスパコン予算カットに

僕がこれらの動きに対して書いたつぶやきはこんな感じ。

2:25pm,Nov 25
日本人はノーベル賞大好きだから「事業仕分け:ノーベル賞の野依氏、科学技術予算削減を批判」というタイトルを見ると「そりゃいかん」と思うかも知れないが、実際は「事業仕分け:理化学研究所の野依氏、科学技術予算削減を批判」だと思う。 http://ow.ly/FqOw


9:11pm.Nov 25
「事業仕分けに対する緊急声明と科学技術予算をめぐる緊急討論会」の簡単な議事録を読んだが、内容のない内容にびっくりした(笑)これでは、予算を削られるのもやむをえない。使っているのは「ノーベル賞」という看板だけ。アホか。


野依さんの発言は「ノーベル賞科学者」としての発言ではない。彼は、予算を切られる側の、理化学研究所の理事長である。発言に当たって、過去にノーベル賞を獲ったかどうかなどは全く関係がないのだ。利害関係者の一人に過ぎず、しかも自分が長となっている組織に利益誘導しようとしているとも取れる。要は、中立でもなければフェアでもないということだ。報道する側にももちろん問題はある。この記事のタイトルは本来、

「理化学研究所の野依理事長(ノーベル賞受賞者)、理研の予算凍結に対して反論」

ぐらいが正当なところのはず(Twitterで書いているけれど)。

無理もない話ではあるが、日本は財務省がノーベル賞を過大評価している。財務省が過大評価するから、誰かがノーベル賞を獲ると、その人材をキープしようとして官僚が走り回る。以前、利根川氏がノーベル賞を獲ったときも理研(≒文科省)は彼を確保することに奔走した。彼は受賞当事、海外に研究拠点を置いていて、そのときは日本に来る気はさらさらなかった。仕方なく理研はポストだけ用意して、「そちらでそのままどうぞ。その代わり、理研の肩書きだけは持ってください」みたいなえらく不平等でかつ下手に出た契約を結んだ過去がある(ように見える。いや、僕はそのとき理研にいたけれど、実際に契約に携わったわけではないので)。念のため書いておくが、僕は別に理研がノーベル賞科学者を所属させることに血眼になることを悪いとは思っていない。ただ、一つ考えておくべきは、彼らは科学政策の専門家では決してないということだ。ノーベル賞を獲るだけの研究を過去に行った、に過ぎず、研究の分野においてですら、すでに過去の人かも知れないのだ。ところが、「ノーベル賞」という看板(どちらかというと今後への期待というよりは功労賞的な色彩が濃い賞のような気もするが)をありがたがって、その受賞者を集めて会議を行って、内容のない議論をさせて、我田引水な声明を発表させたりするに至り、まぁおそらくは文科省が裏でいろいろやっているんだろうけれど、頭悪いなー、ノーベル賞科学者達も評判落とすよなー、やっぱ、科学者はノーベル賞を獲っていても勘違い君だよなー、などと思われてしまうわけだ。

野依氏の批判に対して行政刷新会議の加藤事務局長は「非科学的」と批判したそうだが、ノーベル賞という権威だけを利用しての主義主張は確かに非科学的だ。

僕みたいに研究からすっかり離脱してしまった人間だからこういうことを思うのかな、一般の科学者達は「ノーベル賞受賞者を非科学的とか言うなんて」(苦笑)って思うのかも知れないな、と思っていたら、意外にもTwitterの呟きを見る限り、研究者サイドでも少なくない人間が、「この会議の内容は酷い」と思ったようだ(もちろん、ノーベル賞受賞者達を盲目的に支持する人たちも存在するけれど)。

科学と科学行政は異なる。では、なぜ科学行政の最前線にノーベル賞受賞者が出てくるのかと言えば、文科省が担ぎ出すからだ。なぜ文科省が担ぎ出すかと言えば、財務省に説明しに行ったときに、「この研究は日本における最高のエキスパート、ノーベル賞受賞者が指揮を執ります」と言えば通りが良いからだ。主計官と言っても科学について何でも知っているわけではないから、なかなか「ノーベル賞受賞者だからといって、これからの研究の質を担保できるわけではないですよね」とは反論できないだろう。そういうわけで、役人、研究者(特にトップレベル)、大学や公的研究機関のトライアングルで無責任な科学行政が執り行われてきたわけだ。

僕は別に野依さんに能力がないとか言いたいわけではない。ただ、もし本当にきちんとした立場で、日本の科学技術の将来を考えて発言したいなら、さっさと理研の理事長を辞めて、フラットな立場になるべきだと思う。日本には、そういうきちんとした立場から、きちんとした内容のある発言ができる人材がほとんど見当たらない。ほぼ全員が利害関係の立場にいる。だから、色眼鏡で見ざるを得ない。あぁ、ノーベル賞受賞者は、理研とかに行かず、財務省に入ったらどうなんだろう?  
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2009年11月26日

たまには日記でも書いてみる

ブログというのは日記らしいから、日記らしいことを書いてみる。

今日は人間ドックの日だったので、朝ごはんを食べずにドックに行った。おしまい。

というのでは味気がないので、ちゃんと書いてみよう。

朝、7時30分に起床。人間ドックの注意書きを今更ながらに読むと、「飲むのは朝の7時まで」とか書いてある。血圧の薬を飲むことができないので断念して、仕事。9時過ぎにひと段落したので、それからシャワーを浴びて、着替えて(といっても、ジャージ)、近所の総合病院へ。受付で書類を渡したら不備があったらしく、市役所で再発行してもらう必要があるらしい。スイマセン。そのあと、身長やら体重やら視力やら血圧やら問診やら胃のレントゲンやら色々やって、13時に終了。家に戻って、朝ごはんを食べて、バリウム用の下剤を飲んだ。そのあとまた1時間ほど仕事をしたら小腹が空いたので、昼ごはんに。何を食べようかな、と思って冷蔵庫を見てみたら豚の小間肉があったので、こいつで生姜焼きを作成。もくもくと食べる。ドックも終了したので、一ヶ月ぶりにお酒でも飲むか、と思い、近所に住んでいるガールフレンドに「今晩飲みに行こう」とメールしたけれど返事がない。それから領収書を作ったり、請求書を作ったりして、散らかった部屋の中を仕分け作業。作業中はずっと仕分けの実況をラジオ代わりにしていたけれど、真剣には聞いてなかった。戦車の話とか、それはちょっと仕分けには馴染まなくないか?とか思ったけれど、軍服はユニクロ製でもいいんじゃないか?五輪のユニフォームもユニクロだったし、頼めば喜んで作ってくれるだろう、と思った。夕方、BSで竜王戦の中継をやるはずだったのに、森内さんは放送前に投了してしまったそうで、渡辺竜王6連覇。彼は大好きだけれど、インタビューではちょっとイマイチ。なぜかって、「まぁ」を連発するから。これは羽生さんも一緒で、口癖というのは狭いコロニーでは伝染するのかも知れない。一種の方言みたいなものか。さて、夜になったので、夜ご飯はバジルのパスタ。ツィッターをつらつら読んで、適当につぶやきつつ、パスタを食べる。いささか行儀が悪い。19時にはおなか一杯になって、血圧の薬を飲んで、さてどうしよう、と思ったら、さっきのガールフレンドが「メール今見た。もうラーメン食ってビール飲んで帰宅した」とか言っている。ここまで出てきて、焼き鳥食べようってメールしたら、遠いからイヤだって。折衷案で中間地点を提示してみたんだけれど、やっぱり遠くてイヤらしい。縁がなかったな。ということでやることがないので、引き続き部屋の仕分け作業。しかしまぁ、良くもこれだけ混沌とした状態にしてあったものだ。そんな作業をしていたら、何本もスキー購入やら、ワックス購入やらのメールが入ってくる。そろそろシーズンだから、みんなそわそわしているに違いない。うちも売り上げが増えて良い事だ。そうだ、ワックスの事業計画をきちんと立てなくちゃ、ということで、パワポで資料作成。これが今年の勝負のひとつになるかも知れず、ならないかもしれない。さてさて、仕分け、仕分け。神奈川県スキー連盟関係、ライブログ・スキーショップ関連の資料を仕分けて、次はパソコン関連書籍と経理関係の書類と東洋経済のバックナンバーを仕分けよう、と思ったところでメール。「おはようございます」というタイトルで、「って朝メールしたかったのですが、携帯を忘れました」と早速脱力させてくれる書き出しはこの間鹿島槍のそば打ちイベントに来てくれた女性。素晴らしい。最近の若い人たちのセンスは本当にナイス。今日の日記じゃないけれど、昨日気に入ったのは、「先生のご機嫌を斜めにしたところ」というツイドルのつぶやき。これは金が取れると痛く感心した。閑話休題。というか、このエントリー全体が閑話だが、まぁ、細かいことは良い。ということでメールに返事をして、さて、頑張って作業の続きをしなくちゃ、と思ったところで、「あ、今日はブログを書いてないぞ」と思った。いや、実はちょっと長文のエントリーを執筆中なんだけれど、状況が色々変化しているので、まだオープンに出来ない。じゃぁ、何か暇ねたを投稿しなくちゃ、と思ったのだけれど、今日はまともな料理もしてないし、夕陽は雲で見えなかった。しかたねぇなぁ、日記でも書くか、ということで、今ここ。  
Posted by buu2 at 22:43Comments(0)日記││編集

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2009年11月25日

今日の夕景

e53c7b6a.jpg今日は富士山も見える。  

2009年11月24日

読売新聞は相変わらず馬鹿

コラーゲンを食っても肌がぷりぷりにならないのはブログのタイトルどおりだけれど、同じ理由で酵素をどんだけ食っても酵素の補給にはならない。こんなの、常識中の常識で、「お前ら、ちゃんと中学、高校で生物習ったのか」という話だが、天下の読売新聞がそんなことも知らないのか、と思うような記事を書いていて、本当に読売新聞って馬鹿だよな、と思わされる。

酵素ジュース 手作り広がる 野草や野菜・果物から抽出

日本人は新聞情報を妄信するところがあって、新聞に載っていれば永久機関だって作れると思っちゃうような人たちだから、こういう記事が掲載されること自体が迷惑だったりする。まぁ、良く読むとぎりぎりのところで踏みとどまっている気もするのだが、十分に誤解を招く記事だ。

「最近の人は食品添加物や農薬の解毒に体内の酵素を使ってしまう生活をしているので、これで補ってあげて」


このあたりがグレーなところで、これは分かっていて書いているのか、知らないで書いているのか、ボーダーライン。でも、多分分かって書いているんだろうな。もし分かってなかったら馬鹿すぎる。ポイントは「これで補ってあげて」の部分が「何を」になっていないこと。でも、通常の日本語として読めば、これは「アミノ酸、ビタミン、ミネラルを補ってあげて」ではなく、「解毒に役立つ酵素を補ってあげて」となるはず。

1980年代から手作り酵素


この表現もちょっと意味不明。色々手を加えた後の水溶液にちゃんと酵素活性があるのかどうかも良く分からず(あるのかも知れないけど、だから何?ということで)、要は単なる昆布ダシ入り野菜ジュースじゃねぇか、って話。ま、それはそれで体に良いのかも知れないけれど。

百万歩譲っても、酵素に関する補足説明は下記のようにすべきではないか。

動植物の生命維持機能をつかさどる物質。人間の体内でも生成され、でんぷんを消化するアミラーゼなどの消化酵素や、細胞の修復などを担う代謝酵素として機能する。ストレスや過食、過度の飲酒でも消費され、不足すると、病気につながるともされる。非加熱食品や発酵食品に多く含まれ、日本では漬物や焼き魚に大根おろし(でんぷん、たんぱく質、脂質を分解する酵素を含み、消化を助ける)を添えるといった食生活が長く根付いてきた。ただし、酵素を口から体内に摂取した場合は胃酸等で消化され、ペプチドやアミノ酸に分解されてしまう。このため、体内に吸収されたときにはもともとあった酵素活性は失われている。
  
Posted by buu2 at 12:08Comments(3)TrackBack(0)ニュース││編集

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2009年11月23日

農業少女 バンコク・シアター・ネットワーク版

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この間、野田秀樹さんが東京芸術劇場の芸術監督に就任した際の挨拶をブログで取り上げた。

「匿名性」の文化から演劇を取り戻してください

ここで、

何しろ、野田氏が「こういう芝居が「良い芝居」だ」というのを色々観ておこうと思う。こういう思いはすぐに忘れるので、ちゃんと文章にしておく。これは決意表明です(笑)。


と書いたとおり、時間の許す範囲で東京芸術劇場で上演される芝居を色々と観てみたいと思っていて、実は先日も五反田団の「生きてるものはいないのか」を観たかったのだけれど、どうしても時間が合わず、観ることができなかった。ということで、私的演劇鑑賞力強化シリーズの第一弾はバンコク・シアター・ネットワークの「農業少女」になった。

タイ語上演ということで、字幕付きとのことだったのだけれど、実際にはイヤフォンガイドでの解説だった。確かに、ちょっとせりふが多すぎて、字幕にはフィットしない演目だったかも知れない。

ちなみに2000年9月にやった深津絵里バージョンに対する感想はこちら。

農業少女

さて、今日観た感想。もともと4人での芝居だったのだけれど、人数を増やして8人での上演。人数を増やした理由は分からないけれど(終演後のトーク・タイムで演出家ニコン氏に質問しようかと思ったのだけれど、残念ながら時間切れで果たせず)、人数が増えたおかげで、初演のときの大吟醸的な味わいは大分薄れ、やや持ち味が失われている気がした。また、野田演出で特徴的なスローモーションもちょっとメリハリがない印象だった。このあたりは役者の力量の問題なのかも知れず、観る側がイヤホンガイドに頼っていることによる注意力の低下が主因かも知れない。

何しろ、タイ語という日本人が耳慣れない言語での上演だったので、劇団にとってはかなり不利だったはず。また、ガイドの日本語もちょっと一本調子で、聞き取りにくい部分もあり、そのあたりは大分割り引いて考えなくてはならないところだと思う。字幕と違い、ガイドの音声で理解を助ける場合、必然的にガイドの声の演技力というのも要求されることになり、そのあたりが意識的に機械的になっていたため、どうしてもワンクッション増えてしまっている感じがした。

そういう理由もあってなのか、今回の上演では、深津版に比較して悲壮感、絶望感が軽く、観終わってもそれほど疲労感がないというか、さらっと終わった感じがした。これはおそらくは野田さんの意図したことではないと思うのだけれど、これはこれ。タイの演出家が意図したのか、意図しなかったのかは不明だけれど、あの暗い農業少女がこんなあっさりした味付けになるんだなぁ、というのは面白かった。

今日の芝居に☆評価をつけるのは野暮というものなので、評価はスルー。来年3月に松尾スズキ演出による新しい農業少女が上演されるので、そちらも楽しみにしたい。  
Posted by buu2 at 21:08Comments(0)TrackBack(0)演劇││編集

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2009年11月22日

今日はそれほど凶悪じゃない役満

0d0ac738.gifいや、今日はずっと仕事していて、途中でちょっとユニクロに行って買い物をしたぐらいで、書くことが何もないのです(笑)

こういう日って、珍しいよなぁ。大抵は何かしらあるものなのに。  
Posted by buu2 at 22:11Comments(0)TrackBack(0)ゲーム││編集

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2009年11月21日

今日の夕景

冬が近くなると天気が良い日が増えるので、夕方が楽しみになる。

DSCN2169 DSCN2191  

はしご銀座本店

b820f9f3.jpg名称:はしご銀座本店
種類:中華
場所:有楽町
評価:7/BAA
2009.11.20
コメント:東芝ビルのお店、改装してまだあんまり時間が経っていないのに立ち退きになった様子。それで、すぐそばに移転。移転しただけで味はあんまり変わっていないので、特に書く必要もないんだけれど、一応評価だけ。

麺は細めのストレート。はしご、よかろうともに麺だけはちょっと弱さが見える。麺硬めでの注文も視野に入れたほうが良いかも知れない。ただ、僕はこれまで麺硬め指定したことはない。

スープは大辛指定。以前は大辛の大辛を注文していたんだけれど、最近は胃を大事にする意味で大辛にしている。相変わらず見事な味付けで、全く飽きが来ない。本場のタンタンメンとは大分違う気がするのだけれど、このアレンジは僕の好みでもある。

チャーシューも相変わらず美味しい。トッピングしても全く損にならない。

麺を食べ終わったら、もちろんスープの中に無料のご飯を投入。ちょっと食べすぎって感じだけれど、たまにはいっか。夜遅くまでやっているのもナイス。

店名 支那麺 はしご本店
TEL 03-3571-1750
住所 東京都中央区銀座6-3-5 第二ソワレ・ド・ビル 1F
営業時間 [月〜金]11:00〜翌5:00[土・日・祝]11:00〜21:00
定休日 無休  

はやし

38eab5ed.jpg昼間、友達と渋谷で食事をすることに。「どこか、美味しいラーメン屋に連れて行って欲しい」というオーダーだったので、櫻坂か、すずらんか、はやしか、と迷ったんだけれど、せっかく昼間なのではやしに行ってみた。

評価は前回とあまり変わらない感じ。

やっぱ、チャーシューがイマイチなんだよな、この店は。

でも、麺は結構良いです。  

かきの木茸の味噌汁

味噌汁って、簡単なことがわかったので、塩分控えめにしつつ時々作っているのだけれど、今日は長野で買ってきたかきの木茸で作ってみることに。まぁ、えのきと同じように扱えば良いんだろうが、実はその作り方もわからないので、まず適当な量のお湯にだしの素を溶かして、それからキノコを投入。沸騰したあたりで火を細くして、味噌を溶かして、最後に豆腐を投入してみた。豆腐と味噌の順番は逆の方が良いのかも知れないのだけれど、豆腐は沸騰させたらダメとか聞いた気がするので最後に入れてみた。

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結構美味しかった。きのこの美味しさによるところ大。また長野に行ったら買ってこよう。  
Posted by buu2 at 19:05Comments(2)TrackBack(0)料理││編集

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2009年11月20日

みっともないとわざわざ教えてあげるのか。

61eb2f96.jpg親切だなあ(笑) ポスターまで作るなんて! でも、面白いから許す。
  
Posted by buu2 at 19:15Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

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なんか、珍しく「おお!これはもしかして本物?」と思えるニュース

頑張って、じゃんじゃん儲けて欲しい。

<消化器がん>少量の血液で9割検出 金沢大グループ開発  
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銀座 佐藤養助

銀座の佐藤養助で一杯。といっても、僕は今禁酒中なのでお酒は飲まなかったのだけれど。

食べたのはお刺身とか、鍋とか、デザートとか。

銀座なのにそれほど高くもなく、どれもこれもなかなか美味しかった。料理で一ついただけなかったのは鍋の薬味として出てきたにんにくが安定剤入りのおろしにんにくだったこと。これだけでにんにくを使う気がなくなる。毎日にんにくをおろすのがそんなに面倒くさいのかなぁ。

そして、一番いただけないのがサービス。これは、落第レベル。これじゃぁ客商売と言えない。オーダーを忘れても謝るわけでもない、何度も繰り返しオーダー取りに来るし、呼び出しボタンを押してもなかなか来なかったり、鍋なんか、「全部やります」という感じなのに目を離すから沸騰して吹きこぼれちゃう。吹きこぼれるところまで含めて演出じゃないですよね?

料理が美味しいので、このサービスの悪さはかなり勿体無い。

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総合評価 3.5
料理 4
サービス 1
雰囲気 3

店名 銀座 佐藤養助 (ぎんざ・さとうようすけ)
TEL 03-6215-6211
住所 東京都中央区銀座6-4-17 出井本館 1F
営業時間 [月〜金」11:30〜15:00(L.O.14:45)17:00〜翌2:00(L.O.翌1:30)[土・日・祝]11:30〜22:00(L.O.20:50)
定休日 無休  

2009年11月19日

数え役満

06c6f6a9.gifこれはちょっと酷いな(汗)  
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かきの木茸

69c94066.jpg味噌汁作ってみる。
  
Posted by buu2 at 22:44Comments(0)TrackBack(0)モブログ││編集

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今日の夕景

2枚ほど。

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もうちょっと、あと5分早く帰社できればもっときれいだったはずなんだけどなー。  

そういえば、南というキーパーが似たようなことをやっていた

まぁ、南は手で投げ込んだんだけれど。



でも、これはこれで、オーバーヘッドだからな。素晴らしい。  

アトミック D2(シャア専用)

2acab03d.jpg今年はこの赤い奴で。考えてみれば長いスキー人生でアトミックは初めて履く。
  
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フランスがワールドカップ出場を決めたが

これは・・・・



そもそもオフサイド濃厚なシーンだが、縦パスに対して17番がハンドでコースを変え(たように見える)、続いてアンリ(12番)がハンドでボールをコントロールしてセンタリング、それをギャラス(5番)がごっつあんゴール。3人のうちサッカーをやっているのは一人だけ。これがワールドカップを決める決勝ゴール。

フランス以外だとスロベニア(え?)、ギリシャ、ポルトガルが出場決定。

追記。こっちの映像がきれいで分かりやすい。

別のYouTube  
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2009年11月18日

今日の夕景

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一枚目の、太陽光線の具合が好き。  

理解できないのが悪いのではない。理解させられないのが悪いのだ。

「事業仕分け」という作業がオープンにされたことによって、今まで財務省で行われていたことが外部にある程度公開されることになった。実際のところ、財務省としても面倒くさいことを外注できることになったわけで、大喜びだと思うのだが、「結局財務省の手のひらの上」などと言う意見ももっともである一方、少しではあっても、あるいは財務省の都合の良い部分だけではあっても、情報が公開されつつあるのは非常に高く評価されるべきであって、政権交代の大きな成果でもあると思う。こうした活動を国民が評価するのであれば、自民党も導入を表明すれば良いだけのこと。今、国民が何を求めているのかは、こうした試行錯誤によってしか知ることができない。今事業仕分けで展開されていることが民主主義の姿であり、また二大政党制が求めていたものでもあるはず。ポピュリズムだ、という批判もあるけれど、何しろ一足飛びに理想にたどり着けるわけもなく、少しずつ、しかし確実に理想的な社会に向けて歩いていくしかない。

そんな中で、ちょっと雑感を書いたのが先日の

事業仕分けが見せる最初の一歩

というエントリーなんだけれど、その中で僕は

攻める側の常套句は「私は素人なので良くわかりません。わかるように説明してください」。ところが、守備側は、「必要なんですよ。海外もやってますよ。前年度と同じくらいの額ですよ。お願いしますよ」みたいな感じ。どうして素人にもわかるように説明しないんだろう。やっぱ、やったことがないのかな。「素人なら勉強してから質問しろ」は、これまでは通用しても、今回からは通用しないんだよね。


と書いた。これについて、事業仕分けの現場以外のところから典型的な事例があったので、紹介しておきたい。

最悪、乱暴な民主党の科学技術政策、明治以来のわれわれの先輩に申しひらきがたちません(生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ)

要すれば、「事業仕分けふざけんな」という内容なのだが、これでは関係者のガス抜きにしかなりませんよ、という典型事例である(誤字脱字重複表現が散見され、怒り心頭なのだろうなぁ、ということはわかる)。以下、引用しつつ意見を書いてみる。

特に先端研究への配慮の無さは信じがたいほどで、こういう研究費予算への、無知蒙昧をさらけ出しています。


これはおっしゃる通り。僕自身、理研や経産省で研究開発・技術開発の予算を色々と見てきたこともあり、「もうちょっときちんと評価すべきところがある」とは思う。しかし、である。上のエントリーに書いたことの重複ではあるけれど、「素人は引っ込んでろ」では話にならないのだ。なぜ素人にもわかるように、素人が納得するように情報を伝えないのか。「お前らは無知だから引っ込んでろ」は、官僚主導の政治ならオッケーだったけれど、先の選挙で示された民意は「官僚主導の政治をやめましょう、国民の手に政治を取り戻しましょう」ではなかったのか(少なくとも僕はそう解釈している)。それに対してこの意見表明では、「国民の手に政治を取り戻したら、馬鹿ばっかりで話にならない。やっぱり官僚と御用学者によって楽しくやっていきましょうよ」という意見に見えてきてしまう。

我田引水だけれど、僕は「科学はきちんと生活者に理解してもらう必要がある」と考えて、理研にいたときにもそういう活動をしてきた。幸い、理解者がいて、そこでの活動は「親と子のゲノム教室」という「形」になって、日本と韓国で出版もされた。これはもう10年も前のことだけれど、その前の、三菱総研にいたときも、「科学技術が誤解されている。このまま国民理解が進まなければ、科学技術自体が立脚する地盤を失う」ということを情報発信した(三菱総研の所報にペーパーが掲載されているはず)。そういう問題意識を持っている人は今でも少なからず存在するし、その重要性もアピールされてはいるものの、例えばBT戦略大綱などで「国民理解の増進」が三本柱のひとつになりつつも、具体的な予算化、数値目標の設定などがあまり見えてこなかったことなどを見ると、「まぁ、専門家が判断して、生活者はそれに従っていれば良いんですよ」という考えが透けて見える。いや、もちろん、何もやっていないとはいわない。でも、結果的に、その成果がなくて、国民の理解がなくて、そして国民の手に政治が少しわたったとたんにそのしっぺ返しを受けているというのが僕の認識だ。国民が無知なのはその通りだが、「無知」な国民が悪いのではないと思う。無知なままで放置して、理解してもらう努力をしてこなかった科学者サイドが悪いのではないか、と思う。

たぶんボトムアップの良さもトップダウンのうさんくさも知らないでしょう。本当の基礎研究のほとんどは文科省がやっているもので、他省庁の大型研究費の多くが非常に業界的な応用研究だということも知らないでしょう。経産省などでおりおりに見かける、とんでもない基礎研究軽視をする官僚を一段と駄目にしたのが民主党のこの関係者たちとおもえます。


この記述も同じ。書いてあることはその通りかも知れない。でも、その状態を作ったのは、ほかならぬ研究者たち。社会は変わって、「俺達は正しい。正しさを理解しない奴が悪い」と主張するだけではだめになったってことなのだ。そして、手遅れになってしまって、慌てふためいている。なんか、この間観た「2012」という映画の中で逃げ惑っている人たちを見る思いだ。

科学研究者とくに先端研究、フロンティアで働く日本のすべての研究者は立ち上がらないと大変なことになるのではないか、とわたくしは思います。どこかの誰かが反対してくくれるなどと思っていたら、そのうち自分の首をしめられてしまうでしょう。じぶんたちに対する「弾圧者」の出現と感じるのが正常でしょう。


今まで立ち上がらなかったことが間抜け。だから、どんどん立ち上がれば良い。しかし、その立ち上がる方向は、多分柳田さんと僕の考えは正反対だ。柳田さんは政府に向けて。僕は、国民に向けて。ただ、政府に向けてというのは僕が個人的に興味がないだけなので、柳田さんをはじめ、必要と思う人たちが上に向けて行動することを否定するわけではない。必要と思うならどんどんやれば良い。ただ、その効果がでなかったとしても、それは上が悪いのではない。効果を出せない側が悪いのだ。

それから、この文章の中で「弾圧者」というのはどうかと思う。「ロケット開発なんか要らない」というのは直接的には仕分け人の判断ではあるけれど、間接的には国民の判断だ。科学者に求められているのは、極端に言えば「このロケットを開発するためには消費税を0.1%アップさせる必要があります。それでも、これこれこういう理由で日本にとって必要なんです」ということを納得させること(数字はいい加減です)。国民の過半数が「そうだな、日本にとってロケットは必要だな」と納得するなら、そのお金は確保できる。スパコンだって同じだ。どうして必要なのか、そのために必要なお金はどのくらいなのか、このことについて、高級官僚や学者が判断し、その結果について誰も責任を取らないというのはダメですよ、ということ。このことを「弾圧」と呼ぶのはいささか言いすぎだと思う。

日本が戦前から戦後今日までえいえいと築いてきた先端研究のすばらしい伝統と財産を民主党が根っこから枯らすという大罪を犯しつつあるのです。枯れた樹木は二度と戻らないのと同様に、このような政策がまかり通れば日本の先端研究の多くは枯れてしまうでしょう。ここでの樹木はひとりひとりの研究者たちなのです。


これは、部分的には正しくもあり、部分的には正しくない。日本の先端技術の伝統が手放しで素晴らしいと評価できるのか、ということ。僕は必ずしも評価することは出来ないと思っている。問題点は、情報がきちんとディスクローズされていないとか、評価がきちんと行われていないとか、責任の所在が不明確だとか、そういうことだ。無駄がないのかといえば、そんなこともないはず。「科学技術にお金を投下することは必要だ」という点についてはおそらく国民的合意が得られるはず。「じゃぁ、今のままで良いんですか?」ということで、目的は手段を正当化しないという典型例でもある。柳田さんが目指す最終ゴールについてはわかるけど、やり方に問題があると思うのですか?という意思表示に対して、柳田さんのエントリーは何も答えていない。

日本の貢献は他国からの貢献としっかりと結びつき合っているのです。


そういう点を、きちんと国民や今回なら仕分け人が理解できるような形でなぜアピールしてこなかったのか、ということ。「いや、ちゃんとやってきた」と言うかもしれないけれど、もしちゃんとやっていたのなら、予算も確保できたはずだ。

先端研究こそが、その国のプライドをかけて、国力の総力と努力を結集してやる人類活動の一つなのです。科学研究の粋の精神はそういうことなのです。スポーツの祭典であるオリンピックを考えたらすぐ分かることです。新しい記録を見て人類全体が喜ぶそういうことなのです。
先端研究は日本人だけのためにやるのでないのです、世界中の人のために、人類の福祉と安寧のためにやるのが原則です。


スポーツに投下している予算と先端研究に投下している予算、スポーツが国民に与えている影響と先端研究が国民に与えている影響、このあたりの費用対効果をきちんと考えてみる必要がある。オリンピックを考えたらすぐわかる、というのは、先端科学について考えたときにはなかなかわからない、ということの裏返しである。なぜわからないのか、そこに反省があってしかるべきだ。

それがまったく分からない連中のしたり顔はそれこそ吐き気がします。


この、被害者意識一辺倒のあたりがどうにも受け入れられないところ。なぜまったく分からない連中にしたり顔をされてしまうのか、そこをきちんと考え、反省すべきことを反省すべきだと思う。Twitterにも書いたけれど、今回の仕分けについて、今だけを切り取ってその是非に言及するのは無意味である。今は過去の積み重ねでしかない。もし今回の仕分けによって日本の科学が死んだのなら、それは長い時間をかけてゆっくり死んだに過ぎない。そして、その原因の少なくない部分は、科学者自身にあると思う。

わたくしたちは打倒民主党のために立ち上がらなければならないでしょう。


柳田さんはこんな意見まで表明しているわけだが、「民主党になったらとんでもないことになった。また自民党に投票しよう」なんていうすげ替え論は無意味だと思うし、それ以前に、「文科省が」とか、「仕分け人が」とか、「財務省が」とか、「政府が」とか、上ばかり見ているのもどうかと思う。行政は、これからどんどん国民の手にゆだねられることになる。向くべき方向はあくまでも国民の側なのである。この柳田さんのエントリーは、国民の一部である研究者には受け入れられるかもしれないが、国民全般に受け入れられるかといえばかなり疑問だ。「わたくしたち」とは、予算を削られて困る研究者がほとんどだろう。

そういえば、文科省が大慌てで「皆さんの意見を募集します」とか始めているようだ。

行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください

これなども、今更感が強いものの、多少は体質が変わってきたのかなとも思う。ただ、この意見募集に意見を投稿する人たちは多分ほとんどが予算を削られて直接的に困る人たち。まだまだ、国民全般に向けて、という感じではない。なぜなら、こうやって予算が削られることに対して、おそらく大多数の国民は危機感を持っていないし、興味もないし、意見もないからだ。そういう国民になってしまったことにこそ、文科省の責任はある。衆愚というならその通り。ではどうしたら良いのか。必要なことは国民の知的レベルを向上させることだと思う。

さて、評論はここまで。

こんな感じで科学者達は大慌てなんだろうが、何か、方策はないのかな、と考えるのが僕達の仕事。たとえばこんなビジネスモデルを考えてみた。

1.質問フェイズ
一般市民から日常の「なぜ」を募集。教えてgooとかのイメージ。ネット利用。もちろん「○○研究の有用性」とか、「GXロケットが描く将来」だって、「裁判員になったら何をやるの?」でも構わない。

2.フィルタリング
その中で研究者(理系、文系問わず)による調査で解決・説明可能なテーマを抽出。

3.スポンサー探し
その疑問を解決することによって利益を得る組織・団体にスポンサーになってもらう。ネットで公募。

4.疑問の解決
一般市民でもきちんと理解できるような解説を書く。内容やスペックは得られたスポンサー料次第。解説を書くのは契約している研究者。

5.公開
ウェブで公開する。

ポイントになるのは3のスポンサー探し。でも、例えば「遺伝子組換え作物って、本当に体に悪いの?」みたいな質問に対して、モンサントあたりはさっくりとスポンサーになってくれそうな気もする。問題は、スポンサーと完全に独立した形で中立な意見表明ができるのか、というところなのだが、そのあたりはきちんと契約で考えていく必要があるだろう。スポンサーは民間企業に限定する必要はなくて、文科省だって良いし、個人研究者だって良い。とにかく、その技術や制度の有用性が国民に周知されないと困る人たちがスポンサーになれば良いわけだ。

個人的には、このビジネスモデルを成立させるのはちょっと厳しいかな、と思うのだが、一つの案ではある。また、こういった活動をやりたい人がいるなら、その人のために提供できる組織(株式会社の一部門を提供)もある。

誰か、やる?  

2009年11月17日

ケーキのようなホットケーキミックス

先日、粉に詳しい友人に「美味しいよー」と教えてもらった「ケーキのようなホットケーキミックス」(昭和産業株式会社)がスーパーで売っていたので、早速購入。ホットケーキって、作るの、10年以上ぶりっぽい。うまく出来るか全く自信がなかったのだけれど、ふらふらっと挑戦してしまった。

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原料は、「ケーキのようなホットケーキミックス」と、あとは牛乳と卵ふたつ。牛乳は100ミリリットルしか要らない。

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まず、牛乳と卵をボールに入れる。

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で、ミックスを追加。

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泡だて器を使って混ぜ合わせる。

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フライパンを加熱して、薄く油をひいて、一度ぬれぶきんの上に乗せて少し冷ます。それから記事を丸く流し込んで、

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表面にぷつぷつと小さな泡ができて、まわりが乾いてきたところで、裏返す。

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と、びっくり。真っ黒だ(笑)。写真で見るとあんまりわからないけれど、かなり黒い(笑)。

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これ以上弱火にできないんだよな、うちのコンロ。ということで、タイマーに頼らず、まめにチェックすることに。

さすがに二枚目は真っ黒ということもなく。

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二枚重ねると一枚目がとんでもなく黒いのが良くわかる(笑)。

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ここまでが朝ごはん。いわゆる、失敗。ゲストがいたら多分無星。だって、苦いんだもん(^^; ということで、プライドをかけて昼ごはんも挑戦しました。

一枚目。

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二枚目。

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二枚重ねて、メープルシロップとともに。

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なんか、カステラみたい。バニラとバターの風味が強め、といううわさだったけれど、日ごろからあまりバニラとか食べないので良くわからなかった(汗)。ケーキはふんわりしていて美味しかった。昔食べた覚えがある森永のホットケーキミックスはもっと密度が濃かったような気がする。ということで、いつもはメープルシロップでべちょべちょにして食べるんだけれど、それをやっちゃうとふんわり感が失われて勿体無いので、シロップはちょっと控えめで食べました。結構お勧め。4枚分を一袋にしてふた袋を小分けにしてくれているのもナイス。

ところで、自分は乳糖不耐症のようだ。余った牛乳をちょっと飲んだら、すぐにお腹を壊した(涙)。前から牛乳には弱いよな、と自覚していたんだけれど、40年も生きてきてようやく牛乳のせいでお腹を壊すと、きちんと把握した(笑)。  
Posted by buu2 at 13:48Comments(0)TrackBack(0)料理││編集

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事業仕分けが見せる最初の一歩

今、行政刷新会議がやっている事業仕分けはネットで生中継もやっているし、録音もニコニコ動画で聞くことができる。それで、暇なときとか、デスクワークをやっているときにラジオ代わりに音を鳴らしているのだけれど、色々勉強になることがあって面白い。

そもそも、この事業仕分けは攻守がはっきりしていて、仕分け側が攻撃サイドなので、攻撃される側はただただ殴られるだけ。問題はどうやってきちんと防御体制を取って、相手の攻撃を最小限に抑えるかが勝負どころである。ところが、この防御姿勢が悪く、袋叩きにあってしまうケースが散見される。

僕が聞いていた範囲で何度か見かけたのが、「お金だけ見れば赤字だけれど、お金にはできない価値があるから」という主張。例えば未来館とか、スパコンとか、ロケットとか、その手の議論で何度か見かけた気がする。

実際のところ、お金だけの話ではないのは明らかなのだ。問題は、お金には換算できない部分をどうやってお金と同じ土俵にあげて、その価値をお金と同じ軸で評価して見せるのか、である。「いや、それはできないんです」ではダメなんだよ。

「読書の量が減ったら、学力が落ちますね。基礎学力が落ちたら、みんな肉体労働になります。肉体労働しているとお風呂に行くことになります。お風呂が流行れば、お風呂屋さんは繁盛します。お風呂屋さんが繁盛するとお風呂屋さんは設備投資に走ります。お風呂屋さんの設備投資といえば桶ですね。だから、これから桶屋をやればきっと儲かります」というロジックを組み立てる必要がある。それもね、わかりやすくて、一般性があって、ある程度「なるほど」と思わせるものである必要があるのだ。「スパコンで一番じゃなくちゃならない理由は?」と言われたら、きちんとそれを説明しなくちゃ。今それだけの税金を使ったときに、どんなメリットが生じるのか、これが最大の論点なのだ。

攻める側の常套句は「私は素人なので良くわかりません。わかるように説明してください」。ところが、守備側は、「必要なんですよ。海外もやってますよ。前年度と同じくらいの額ですよ。お願いしますよ」みたいな感じ。どうして素人にもわかるように説明しないんだろう。やっぱ、やったことがないのかな。「素人なら勉強してから質問しろ」は、これまでは通用しても、今回からは通用しないんだよね。

ま、そのあたり、最初だから仕方がない。次からこれだと、「だから予算がつかないんだよ」ということになる。何しろ財源は限られていて、お金を刷ることもしない、借金も控える、というのなら、どこかを減らす必要がある。国民に対して、「これをやるために税金を使いたいんですが」とお願いするんだから、基本的に国民にわかる言葉で必要性を説明できないとね。それが、「公開する」ということ。それでも「これでわからないなら、わからない国民が悪い」ということなら、「じゃぁ、わかるようにするための予算を申請しろ。その必要性をきちんと国民にわかるように説明しろ」ということになるわけで。

今の最大の問題は、「教育」とか、「科学」とか、「安全」とか、「生活利便性」とか、誰もがそれなりに納得する看板の裏に「無駄」が仕込まれていることで、それを防止するためになるべく情報を公開しましょう、民間でできることは民間でやりましょう、ということのはず。この総論に対してはみんな賛成なのに、自分の収入に関係する話(各論)になってくると反対ってことになる。

今やっていることは、無駄を排除するためのものだ。そのためにはきちんと情報が公開され、公開された内容を国民が理解し、判断できるようにする必要がある。このベースを、攻める側も守る側も理解しておく必要があるはず。

先は長いけれど、まずは最初の一歩、という感じ。  

風が強く吹いている

475959e6.jpg水泳、陸上、スキーと、個人スポーツしかやってこなかった人間からすると、駅伝というのはやりたくないスポーツの最たるものだ。なぜ自分が個人スポーツしかやってこなかったのか。それは、他人の失敗によって足を引っ張られるのが嫌だからではない。自分の失敗で人の足を引っ張るのが嫌だからだ。これはあくまでも個人的な感覚だけれど、サッカーにしても、バレーボールにしても、自分のミスによって失点することが凄く嫌だ。そして、駅伝。自分が何かのトラブルに見舞われて、たすきをつなぐことができなくなったら。そこから先のメンバー達のそれまでの努力は全部無駄になってしまう。そんな競技をやる気には、全くならなかった。この映画を観たあとは、団体スポーツも良いかも知れないな、と思った。

冒頭、やや黄色を強調した画面は日本の映画が日本らしさを表現するときに時々使うようだけれど、ちょっと違和感がある出だし。そして、食い逃げをしたはずなのに妙にしっかりしたランニングの姿勢。このあたりまでで、「う、ちょっとこの映画、やばいかも」と思わされる。しかし、やばい感じはこのあと、それほど気にならない。逆に、非常にスピーディーにストーリーが進み、過不足なくラストまでかけるける感じだ。

いや、正確に言えば、ハイジ君があまりにも素晴らしい奴で、素晴らしすぎるという難点はある。こんな完全無欠な大学生がいたら恐くなる。そのくらいに凄すぎて、ちょっとありえない感じ。それから、箱根駅伝をテーマにしているために、ちょっと日本テレビ色が濃すぎるのもいやーんな感じではある。加えて、部員10人きっかりで箱根を目指すのはいくらフィクションとは言え、ちょっと現実離れしている。あと、ラスト。ちょっとデフォルメし過ぎのような・・・。でも、気になったのはこのくらいだろうか。

俳優達の演技がなかなかのもの。まずハイジを演じた小出恵介の演技力が素晴らしい。ランニングのシーンでのスピード感だけはちょっと不足している気がしたけれど、その他については見事。超優等生を何の違和感もなく演じていた。それから、林遣都。彼のランニングスタイルは非常に美しかった。彼は筋肉のつき方を含め、ランナーとしてほとんど違和感を感じさせることがなかった。箱根駅伝のエースと言われても全く不思議ではない。

ライバル、仲間、挫折、怪我、アクシデント、努力、才能といったスポ根ものに必要とされるものを余すところなく登場させ、それらを上手に料理していた。また、駅伝を見事に表現していたと思う。箱根駅伝の中にこれまで存在した色々なドラマをあちこちに配置していたのが良い。それが多すぎず、少なすぎず、良いあんばいだ。

あしたのジョーやアルプスの少女ハイジなど、ちょっと高齢向けの細かい笑いを配置していたのがちょっとしたアクセント。それから、恋愛部分を非常に軽くしたのもバランスを良くした一因だろう。

トータルで見て、非常に出来の良い映画だったと思う。今年の邦画では間違いなく五指に入ると思う。いや、個人的にツボなんですよね、こういう映画。ラストじゃなくて、途中で何度も感動しちゃった。☆3つ。  
Posted by buu2 at 02:18Comments(0)TrackBack(0)映画2009││編集

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成竜

8f8bd0b2.jpg名称:成竜
種類:福岡(熊本?)
場所:新小岩
評価:7/ABA
2009.11.15
コメント:外から見た店の業態的には福岡系のラーメン。ところが、一口食べてみたら味の方は熊本系。麺だけが福岡を感じさせる。これを分類するのは非常に難しいけれど、スープとトッピングが熊本系であっても、ここは一応福岡系に分類しておく。

麺は細めで縮れているタイプ。麺硬め指定で注文すれば腰、スープの絡みとも良好の良品。

スープはとんこつベースの塩味でマー油が物凄く主張している。きくらげのトッピングなどをあわせると、麺以外はすっかり熊本系のラーメンである。スープはこってり感が抑え目で、旨みで押していくタイプ。

チャーシューはなかなか美味しい。

一杯食べて「おー、これは結構イケてる」っていう印象だった。チャーシューをトッピングして1000円というのはちょっと高い印象だけれど、最近の東京ならこのくらいは仕方ないかな、と思うレベル。ただ、問題だったのは替玉。替玉そのものに問題があるのではない。替玉にはきちんと旨み汁をかけてくれるなど、細かい配慮も為されている。ただ、それでも、やはりこってり感の少ないスープは替玉によってその質が一変してしまう。ほとんど風味が感じられなくなってしまうのだ。仕方ないな、と思って、テーブルにおいてある辛子高菜を投入してみたのだけれど、辛子高菜味になっただけ。結局のところ、替玉を受け止めるだけの力強さがないのだ。でも、それは当たり前といえば当たり前。福岡系のスープではなく、熊本系のスープだから。替玉ではなく大盛りがあれば、と思わないでもないのだけれど、替玉前提のお店でこのスープだと、一杯目では何の問題がないとしても、評価を落とさざるを得ない。でも、一杯目だけなら10/AAA。

店名 成竜
TEL 03-5670-1878
住所 東京都葛飾区東新小岩1-14-5
営業時間 [月〜土]12:00〜翌2:00 [日・祝]12:00〜翌1:00
定休日 年中無休  

2009年11月16日

九州系ラーメン店、みーつけた

40a677a1.jpg純粋な福岡系ではなく、かなり熊本っぽい。
  
Posted by buu2 at 00:44Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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2009年11月15日

トクホ廃止論

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「トクホなんて効果があいまいなんだからやめちまえ」というお話。

トクホがあいまいっていうか、別に効果が期待できるようなものじゃないなんていうのは、ここですでに書いているわけだけれど、

飲み会の話題

ま、天下りと絡めて廃止論を振りかざすのは悪くはないと思う。だけれど、実際に廃止するのはなかなか大変なんじゃないかなぁ、と思う。僕がお勧めするのは、

1.トクホの効果なんか最初から大して期待できないんですよ、ということを周知徹底する。
2.トクホを推進する財団からは天下り、現役出向を完全になくす。

のふたつ。1.を実施すれば、世の中のトクホに対する見方は変わるはず。でも、世の中には健康食品という名前で売られているものが山ほどあって、それを買う人も山ほどいるわけで、そういう人たちがトクホを買うのも勝手。このブログのタイトルにも書いてあるけれど、世の中にはコラーゲンが肌をぷりぷりにすると真剣に信じている人がそれこそ掃いて捨てるほどいるわけで、それと一緒。だまされていてもそれで幸せなんだから良いじゃん、みたいな。まぁ、霊感商法で壷を売って怒られるなら、コラーゲンがなぜ怒られないのか不思議ではあるし、トクホもどうなのよ、と思うけれど、どうでも良いといえばどうでも良い。

問題なのは、トクホがそういうものだと理解されていないということ。その上で、2.を実施すれば、役所にとってのうまみはほとんどなくなる。推進する側としては、役に立たない規格で、しかも自分達の雇用を確保できるわけでもなくなれば、推進する理由はなくなる。でも、その財団が存続すればポストがあるわけで、それはせっかく生まれた雇用である。そんな職に誰がつきたがるのかは不明だけれど、もしその雇用に対して応募があるのなら、それはそれで悪いことではない。その財団がどうやって食っていくのかはわからないが、とにかく、「廃止」としてしまうよりは筋が良い気がする。

どうでも良いけど、別にトクホとか書いてなくても、ヨーグルトや納豆って、みんな普通に「体に良い」と思って買うよなー。

あ、僕は別にトクホを廃止するのがダメだと思っているわけではないですよ。別にどうだって良いっていうか、トクホなんて何の参考にもならないとわかっているので、トクホを取るためにお金を払っているメーカーはご苦労様なことだと思っているわけで、簡単に廃止とか決めると今度は損害賠償とか色々面倒くさいんじゃないかなぁと思うだけ。それなら、「トクホだからって、別にどうってことないんですよ」と周知するほうが早いんじゃないかなぁ、と。そういうことです。  
Posted by buu2 at 23:58Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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蕎麦打ち中

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本日は株式会社クオリ企画の鹿島槍蕎麦打ち体験ツアーで鹿島槍スキー場にやってきました。

蕎麦打ちは生まれて初めて、という人たちがどこまでできるのか、と不安ではあったのですが、「蕎麦にならなかったときのために」と用意してあったキノコやら、サツマイモやらは出番なし。意外とちゃんと出来ちゃうものですね。

僕も蕎麦打ちは全く経験がなかったんですが、なんとかそれらしいものが出来上がりました。色々と改善点はあったものの、「新そばを打って食べる」という当初の目的は完全に達成することが出来ました。

ちなみに最初に挑戦したのは二八蕎麦。蕎麦粉400グラムに中力粉100グラムを加えて、水250ccぐらいで打ってみた。これが、結構ちゃんとできてびっくり。延ばしがちょっと足りなかったみたいで、少し太めになってしまったのは反省点。次はもうちょっとしっかり延ばしてみようと思う。

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それで、この二八蕎麦二回が非常に上手に出来たので、調子に乗って十割蕎麦にチャレンジしてみたのだけれど、さすがにこちらは難しかった。二八とは随分勝手が違っていて、短いそばが大量に出来上がってしまった(笑)。これもまた再チャレンジしてみたい。

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Posted by buu2 at 12:07Comments(0)TrackBack(0)社長││編集

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2009年11月14日

2012

7c711e09.jpg観る前から内容に期待できないことはわかっていて、あとはどんな映像が展開されるか、というのが注目点。その意味では、映画館で観ないと絶対に楽しめない映画。じゃぁ、映像は、というと、うーーーーん、良いところは結構予告編で観ちゃっていて、あぁ、ここで、これね、みたいな感じ。こりゃぁすげぇーという場面はどこだったのだろう。特にないかなぁ。

最初から「ない」と決め付けてしまった内容についても、やっぱりなかったとしか言いようがない。太陽の活動が活発になって、地球の内部が電子レンジで温められたような状態になって、さぁ大変。はだしで、かけてく、陽気なさざーえさん、という感じである。そして、「見ろ、人がゴミのようだ!」というか、「見ろ、人間がありんこのようだ!」という具合にぷちぷちつぶされていく様を観ることになる。あぁ、やっぱり、内容で語るところがない。

あとは、色々と突っ込みどころを考えるのがこの映画の見所だろうか。物凄いスピードで行ったり来たりしているはずのエレベーターの中で平然としている人たちとか、艦内のあちこちにモニターが設置されている超ハイテクの乗り物にも関わらず、引っかかったワイヤーは手で外さないと身動きが取れないとか、いつもいつも危機一髪過ぎて出来すぎなこととか(中にはダメなときもあるけれど(笑))、主人公はなぜかいつも車の運転がシューマッハー並に上手だとか、それまで物凄い勢いで天変地異が発生していたのに、突然静かになっちゃうこととか、登場人物も驚いていたけれど中国人の技術力が凄まじいこととか、なんか凄く冷たそうな水に漬かっているのにみんなぴんぴんしていることとか(あの水温だったらゴルゴ13でもかなり辛そうだけど)、なぜか障害物であるエベレストに突入していくこととか(流体力学的に言ってこういうのってあるのかなぁ?)、そういうところをニヤニヤしながら観るのかなぁ。

でも、そういう楽しみを続けているにしては、ちょっと長すぎる。前半は眠くなるし、後半はお尻が痛くなる。どうしてかって、やっぱ、退屈なんだよな、この映画。水に潜って危機を回避とか、お決まりだしなぁ。

あ、わかった、詰まんないんだ、これ(笑)評価は☆半分。  
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2009年11月13日

これは、映画か?

ed940681.jpg多分、映画だ。
  
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二代目武道家

d95abb6d.jpg名称:二代目武道家
種類:横浜
場所:中野
評価:6/ABB
2009.11.10
コメント:正直、自発的に食べたいと思うことはほぼ皆無な横浜ラーメン。しかし、せっかく中野まで来たんだし、何か食べないと勿体無い、ということで入店。最近は塩分控えめ生活のため、味濃い目指定はなし。麺硬めのみで、のり増量。

麺は家系としてはちょっと細め、標準から考えるとやや太目で弱く縮れたもの。加水率高めが横浜ラーメンの一つの特徴だけれど、この店の麺はそれほど加水率の高さを感じさせない。スープの絡みは標準的。スープのうまみがやや弱いので、スープが絡んでこない印象を受けるが、多分これは麺のせいではなくスープのせい。腰は麺硬め指定ならしっかりしている。

スープはとんこつ鶏がらブレンドのしょうゆ味。典型的な横浜ラーメンだが、味自体はちょっと深みが感じられない。今の時期、豚が痩せているということも考えられないので、たまたま不出来というよりはこういう味を狙っているんだと思う。個人的にはあまり好きではない。途中で思い出しておろししょうがを加えてみたけれど、それほど改善された感じがしない。家系としては標準よりやや下のスープだと思う。

チャーシューは標準的な出来。家系の中では美味しい方だと思う。

店名 二代目武道家
TEL 03-3229-9390
住所 東京都中野区中野3-34-32
営業時間 11:00〜15:00 16:00〜23:00
定休日 無休  

たまには家系でも

4b59377e.jpgでも、凄い久しぶり。酒井の麺、加水率落として注文してるのかな?
  
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今日のランチ

cee45862.jpg

ハラヘッタ!メシタノム!で、カレー。あ、以下にきれいな写真を載せておきます。

DSCN1975

ちなみに食べたのはいつものカフェ・ド・リバネス@四谷三丁目。  
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2009年11月12日

なぜ抽選かの裏を読む

携帯にはレアメタルが含まれているので、それを回収する目的でこんな企画を考えたらしい。

使用済み携帯で5万円の商品券も 経産省「たんすケータイあつめタイ」


しかし、本気で回収したいと思うなら、「抽選で800人に5万円」とかじゃなくて、一個当たりいくら、という話になるはず。じゃぁ、どうしてそうならないのかって、戻ってくる金額の期待値が相当にしょぼいんだと思う。

そもそも、ヤマダ電機とかと連携したり、チラシ作ったり、PR活動したりといったところでそれなりにお金がかかっちゃっているわけで、そんなの全部パスして、「ここに持ってきてくれたら一個1000円で買い取ります」とかやった方がずっと効率的だと思う。結局役人達は「広告宣伝はどうするの?」というところで旧態依然としたメディアしか思い浮かばないんだろうなぁ。携帯を家に保管している人たちがどんなクラスターなのか考えれば、Twitterにしても、ブログにしても、SNSにしても、使えそうなメディアは色々ある。経産省から、「ブロガーの皆さん、ここにリンクしてー」ってやれば良いだけなんだからさ。

え?僕?古い奴、保管してあります。「デジカメとして使えるから」とか、「ふるいデータが必要になるかも知れないから」とか、「今の携帯が壊れたときに使えるから」あたりが理由。抽選で5万円が当たるといわれても、とりあえずは手元に置いておくなぁ。  
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2009年11月11日

日本でもいよいよ賞金稼ぎが成立するのか?

市橋容疑者逮捕 懸賞金1000万円支払い 警察庁初適用

明智小五郎さんも金田一耕助さんもこれからは生活が楽になるかも知れませんなぁ。

ところで、貢献割合はどう考えるんだろう?

▽大阪市内のフェリー乗り場で「似た男がいる」と大阪府警に110番した人物
逮捕の直接の決め手となっており、貢献は大きい(++++++)。

▽1年2カ月間の潜伏先だったことを通報した大阪府茨木市の土木会社関係者
非常に広範囲だった捜査対象領域を絞り込むことに対する貢献は大きい(++++++)。しかし、もっと早く気づけよ、という話もあり、その分減点(--)。

▽整形手術をしたことを通報した名古屋市中村区のクリニック
医学的見地から特徴を見つけ出し、個人情報を含め提供した貢献は大きい(+++++)。しかし、手術する前に報告しろよ、という話もあり、その分減点(--)。

合計13ポイント。これを比例配分して、

フェリー 461万円
土木関係 308万円
整形医者 231万円

こんなところですか?  
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2009年11月10日

芳久

d45b9f20.jpg絶滅が危惧される東京ラーメンを今のうちに、と思っているわけではないのだけれど、東京ラーメンっぽい店を見つけるとついつい入ってしまう。以下、評価。

名称:芳久
種類:東京
場所:四ッ谷
評価:0/CCC
2009.11.10
コメント:麺は細めで縮れているタイプ。非常に普通の麺とも言えるが、腰が今一歩だし、スープの絡みもそれほど良いとは言えない。昔の麺って、どこもこんな感じだったと思うけれど、最近の標準から考えるとちょっと立ち遅れている感じ。でもまぁ、昔懐かしい感じはするから、存在意義はあると思う。

スープは鶏がらベースのしょうゆ味。これまた、あぁ、昔のスープって、こうだったよね、という感じのもの。別に悪くないと思うけれど、また食べたくなるようなものでもなく、あぁ、インスタントラーメンって、このあたりの標準的なところを狙った味なのかな、と思う次第。

チャーシューは肉質があまり良くない。食べても幸せにはなれないけれど、せっかくトッピングされているので食べないと勿体無い。

正直、わざわざ食べる店でもないし、また食べに来たいと思う店でもない。でも、やっぱり絶滅危惧種なんですよね。絶滅しそうな理由もわからないではないんだけれど、それでも実際になくなったらみんなさびしい思いをすると思う。だから、ただ食べるという目的からだけ考えたら決して幸せにはなれないとしても、やっぱり時々食べに来るべきなんだろうな、と思う。じゃないと、本当に絶滅しちゃうから。

店名 芳久 (よしきゅう)
TEL 03-3357-6506
住所 東京都新宿区四谷1-3 タカマスヤビル 2F
営業時間 [月〜金] 11:30〜20:00 [土] 11:00〜15:00
定休日 日曜・祝日  

ブログでバイオ 第67回「植物工場って、名前が悪い?」

今日、四谷三丁目の「ウシカイ」というレストランで、植物工場で作られた野菜の試食会に参加してきた。

最初に書いておくけれど、このウシカイさんは僕がときどき言及するリバネスの子会社「ライナ」が11月24日に四谷三丁目にオープンする、同社3店目の飲食店(他に、カフェ・ド・リバネスとル・バード)。ライブログはリバネスとはいくつか共同事業を展開しているから、完全な部外者とは言えない。特にバイアスをかける気はないけれど、そこは人間だから、完全にフェアではないかも知れず、そのあたりは各自修正して読んで欲しい。

さて、植物工場。「工場」という名称だけれど、どんなものかと言えば温室みたいな感じのよう。小型で都市部の店舗内に設置できるような施設。光、温度、湿度、二酸化炭素、養分、水などを完全にコントロールし、野菜を中心とした植物を計画的に生産する施設。

それで、その施設で作った野菜を食べてきた。食べた感じは、普通に美味しい。何か特別に美味しいという感じではなかったけれど、逆に言えば普通のところが凄い。葉物はどれもちょっと柔らかめで、しゃきしゃきした食感を求める向きにはちょっと物足りないと思うのだけれど、逆に歯が弱ってきている人とかにはかなり優しい食感だと思う。あと、加熱してしまったら天然だろうが工場製だろうが、全然変わらないと思う。何しろ、「これは工場生産だからダメ」なんていうことはない。ま、世の中のほとんどの人たちは雪国まいたけの工場産まいたけを食べているのだから、別に工場で作られた野菜を毛嫌いする必要性はないはずだ。

では、この植物工場で野菜をつくるのは、どこが良いのか。

まず、完全な閉鎖系での栽培だから、虫が入ってくることがない。病害虫にさらされることがないから、農薬の必要性がない。すなわち、無農薬野菜。

続いて、供給の安定性。「今年は日照が少ないから」とか、「雨が少なくて」みたいなことがない。過剰に生産することも、不作に悩むこともない。安定して供給されるから、価格も安定する(はず)。いや、電気代とかが上下すれば植物工場製の野菜の価格はアップダウンするんだろうけれど、まぁ、基本的には安定するはず。少なくとも、気候の年変化に起因する価格変動よりはおだやかな変動になるはずだ。

日照時間を制御できるので、ある程度まで成長スピードも制御できるはず。つまりは必要とされている時期に必要とされている量だけを供給できる。それも、数日とか、もしくは一日レベルで制御が可能なのかも知れない。

室内での栽培だから、オールシーズン希望の野菜が希望の量だけ供給される。「旬」という概念がなくなってしまうことになる。日本人は季節感とかを物凄く大事にする人種なので、それはそれでメリット、デメリット、両方が生まれてくると思うのだけれど、少なくとも都市部に生活している人々にとっては、ポジティブなインパクトの方が大きいと思う。

それから、異物混入も頻度が減るはず。というか、理論的にはほとんどゼロにできるはず。なので、野菜を供給する側の負担やリスクは大きく軽減されるはずだ。また、当然のことながら洗浄もほとんど必要ないはず。この手間がなくなるのも飲食店にとってはありがたいはず。

業態によっては、いつでも取れたての野菜を楽しめる、なんていうことも実現する。畑から直送ではない。目の前で栽培されている野菜を摘み取って、その場で調理するとか、あるいはその場でそのままサラダにして食べることができる。イチゴ狩りみたいなのりで、飲食店の中で野菜を手で摘み取って、そのまま食べることができる。今でもハーブなどを自宅で栽培して楽しんでいる人はいると思うのだけれど、そののりで野菜サラダが作れたりすることになる。

逆に、デメリット。

まず、ちょっと高いらしい。でも、これは技術導入初期は仕方ない。上に列挙したようなメリットがたくさんあるのだから、工場産の野菜を投入しても、最終的には競争力も期待できる気がする。それに、一般の家庭ならともかく、レストランとかなら、最初から割高なのは承知の上のはず。だって、家でカレー作ったら一皿200円ぐらいで作れるとわかっているのに、ココイチみたいに美味しくもないカレーに普通に400円とかお金を払うわけで、中村屋なら1000円以上。だから、レストランの内部に植物工場を置いておいて、そこから食材を供給するなんていうのは十分にありうる話だろう。外食産業は植物工場導入のもっともわかりやすい現場となるはずだ。

続いて生産できる品目。このあたりは今日のプレゼンではあまり詳しく触れられなかったけれど、葉物が中心になるのは当然。葉物の中でも作りやすいものと作りにくいものはあるはず。作りにくいものについては価格も高くなってしまうだろう。品目の拡大は今後の課題になっていくと思うのだが、実際のところはそれほど難しいことではないと思う。

あとは・・・・停電とかがあると一網打尽になる可能性があるとか、いくつかの問題はあるんだろうと思うのだけれど、今日は美味しい料理を食べながらだったから考えが及ばなかった(笑)。

ところで、このブログの「ブログでバイオ」で取り上げるんだから、このくらいの話で終わってしまうのでは面白くない。僕が注目するのは遺伝子組換えによる高機能野菜の植物工場による生産である。植物工場は当たり前の話だけれど、閉鎖系である。つまりは昆虫によって花粉がよそに飛んでいってしまうとか、そういう事態があまり想定されない。もちろん皆無ではないし、人為的に外部に持ち出されてしまうリスクも存在はするものの、基本的に閉鎖系である。今、日本で閉鎖系が期待されているのは言うまでもなく遺伝子組換え作物の栽培シーンである。遺伝子組換え作物の栽培にとって、植物工場は大きな影響を及ぼすに違いない。栽培の可能性が広がるなら、新しい品種の創出モチベーションもアップするに違いない。一方で、遺伝子組換え技術が植物工場の発展に大きく寄与する可能性もある。つまりは、工場で生産しやすい植物のデザインが活発化するだろう、ということだ。遺伝子組換え作物の発展・普及と植物工場の普及は相補的というか、シナジー効果が大きいと予想される。

一見小さな一歩に見えるけれど、都市型植物工場の飲食店への導入というのは、実は非常に大きな可能性を秘めていると思う。飲食店に続いてデパート、集合住宅、そして最終的には一般の家庭へ。これまでは期待に反してなかなか一般化が進まなかった植物工場だが、いよいよ新しい展開が視野に入ってきた気がする。

ただ、植物工場って、ちょっとネーミングがどうかと。もうちょっと何とかならないんですかね(笑)?

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まぁ、このあたりもバイオだよな・・・・

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ウシカイ
東京都新宿区四谷2−2 第22相信ビル4F

ライナ株式会社の告知↓
〜経済産業省 先進的植物工場推進事業〜  

植物工場2速報

cbf4935d.jpg無農薬
安定
成長スピード制御
オールシーズン
異物不混入
取れたて
洗浄不要
閉鎖系

近々、主流になっていくだろうなあ。

飲食店、集合住宅、デパート、一般化すれば個別住宅タイプも。
  
Posted by buu2 at 15:03Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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植物工場

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Posted by buu2 at 14:30Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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よしきゅう

d84ae6d2.jpg牛丼じゃないよ、ラーメンだよ
  
Posted by buu2 at 13:46Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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2009年11月09日

わけわからん

f91f3e35.jpg弊社メインバンクに入金しようとしたら「時間外なので手数料105円がかかります」だって(笑) 預金して欲しいのか、欲しくないのか。こういう商売って、まだ成立してるんだね(笑)

あ、三井住友銀行です、念のため。
  
Posted by buu2 at 18:27Comments(0)TrackBack(0)日記││編集

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amazonがTwitterと仲良しに

SNS を利用した Amazon アソシエイト・プログラムの運用について

一見便利になったようで、実際の多くの利用者にとっての利便性は確実に落ちると思う。なぜなら、商用利用がやりやすくなったということで、スパムなどの発生増加が予想されるから。Twitterのリンクは短縮されているので、URLを見ただけではそれとわかりにくいものが少なくない。クリックして、あー、商売だった、みたいなことも出てきそう。特にハッシュタグとセットで展開されると厄介。

Twitterは、商売するにはちょっと文字数が少ない、というのが障壁になっていて、だからこそ居心地が良いところがあると思う。

と、僕は思っているけれど、実際のところどうなるかはわかんないわけで、まぁ、様子見ですね。  

2009年11月08日

初代 けいすけ 品達店

d29ead96.jpg品達も結構ラインナップが変わるので、自分でも食べたことがあるのかないのかわからなくなる。どこが食べたことがないのかなー、と迷いつつ、「多分ここは食べてないはず」と選んだのが初代けいすけ。以下、評価。

名称:初代けいすけ
種類:北海道
場所:品川
評価:2/ACC
2009.11.8
コメント:麺は北海道の札幌ゴム麺系のもの。腰はしっかりしているし、スープの絡みも良好。これならどんなスープでもそこそこのクオリティを維持できるはず。

スープはとんこつベースと思われる味噌味。出汁が薄く感じられ、その一方で塩分は強めの印象。動物性の脂がかなりきついので、出汁が死んでいるのかも知れない。北海道系の味噌ラーメンには良くあるタイプ。せっかくの麺が台無し。

チャーシューは存在感のない、当たり障りのないもの。あれ?トッピングされていたっけ?みたいな。まぁ、味は悪くなかった。肉質も標準レベル。

2点というのはちょっと厳しい気もするが、あのスープではこんなものだろう。ちなみに味もちょっとぼけた感じだったけれど、何よりいただけないのが見た目。やっぱ、食べ物なんだから、ヘドロみたいな色は食欲が減退する。どんな味、香りでも、美味しそうに見えることはそれなりに重要なはず。見るからにまずそうなスープなので、ちょっとこれはどうかと思う。見た目よりは全然普通の味なんだけれど、見た目で損をしていると思う。ま、見た目が改善されても、僕は多分二度と食べないと思うけれど。

店名 初代 けいすけ 品達店 (しょだい けいすけ)
TEL 03-3444-2316
住所 東京都港区高輪3-26-20 品達
営業時間 11:00〜23:00
定休日 不明

  

2009年11月07日

清水屋

池袋で「ラーメン以外で何か食べたい」と言われたので、ラケルに行ってみたら大行列。ここ、平日しか来たことがなかったんだけれど、結構な繁盛店だったのね。仕方ないので、近所のとんかつ屋さん、「清水屋」に行ってみた。僕は基本的に2000円以下のとんかつは食べないことにしているのだけれど、同行者が食べたいというのだから仕方なし。

で、僕はヒレかつ定食1050円なりを注文してみたのだけれど、意外と悪くない。まぁ、そりゃ、1050円だから、2000円以上のヒレかつ定食と比較したらお話にならないけれど、このクオリティが食べられるなら、世の中から「かつや」(固有名詞)は消えてしまっても問題ないかも知れない。お新香、キャベツはちょっと評価に値しないものだったし、ご飯もまぁ、こんなものかな、というか、それほど良いものではない。トン汁もまぁ、普通。でも、ヒレかつは結構良かった。そこそこに味があって、そこそこにジューシー。下処理もきちんとしていて、ソースなしでも問題なく食べることが出来た。同行者の上ロースは、僕にはちょっと脂が多くてきつかった。ここで食べるなら多分次もヒレ。

評価は☆2つ。この価格なら納得。っていうか、最近は1000円近い値段のラーメンも珍しくないわけで、そんなラーメンを食べるくらいならこっちの方が良いような気がする。

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店名 清水屋 (しみずや)
TEL 03-3985-9274
住所 東京都豊島区東池袋1-8-7 東靖ビル 2F
営業時間 11:00〜22:00
定休日 無休  

千両箱で飲み会

今日は大学時代のスキー部仲間と飲み会。スキー部仲間と言っても、同じ大学は一人もいなくて、一橋、神戸、東大のスキー部。この年になっても普通に飲み会で集まれるのが良い。

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