2015年04月30日

ベンチャーを起業する際のポイント(目次のみ)

某大学での講演に向けた資料作成中。時間は2時間程度。目次はこんな感じ。

●自己紹介

●講義の主旨

●人の能力とは

●ベンチャーの定義

●こんなものはベンチャーと言えない

●起業する目的は?

●起業人材に必要なもの

●求められる人物像

●ビジネスプラン

●政策とのマッチング

●資金調達にあたって

●株式公開とは

●成功と失敗から学ぶべきこと

●新・三大公開インチキベンチャー

●技術的バックグラウンドが相当怪しいのに、役所のメンツで公開してしまった会社(オフレコ)

●ただでさえ技術シーズが怪しいのに、加えて創業者が馬鹿をやって迷走している会社(オフレコ)

●調達した資金で大規模広告を展開し、役に立たない健康食品を高額で販売している会社(オフレコ)

●それでも成功例が気になるなら

●オーナー社長と雇われ社長

●セーフティネット

●まずやるべきこと

●皆さんに期待したいこと


  

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署名サイトchange.orgの気持ち悪いところ

change.orgってサイト、「みんなで署名を集めて世の中を変えていこう」という主旨なんだと思うのだけれど、「はて?」と感じてしまうキャンペーンが少なくない。最近見かけた「パチンコ店のフクロウが可哀想」というのも「うーーーん」という内容なのだが、こんなキャンペーンに賛同者が28,000人以上もいて驚いた。

パチンコ店という劣悪な環境で、フクロウ達を見世物展示することを廃止し、適切な環境へ戻してください。Save the owls imprisoned in the pachinko parlor named Vegas Vegas in Japan.
http://ow.ly/MgBO5

キャンペーンの内容は「可哀想」という感情だけで「放っておけない」という、オーストラリアあたりの環境保護団体あたりが捕鯨国に出している要望と大差ないものなのだけれど、さらに興味深いのは、このキャンペーンの経過報告である。

ありがとうございます。多くの皆様に感謝しております。経過報告及びお知らせです。
http://ow.ly/MgCei

これによると、「フクロウ可哀想派」の方々はすでに警察に通報しているらしいのだが、警察は特に動いていないようだ。ご苦労様なことに、市役所にも相談に行った人がいるようだが、「管轄の範囲外」と門前払いされた様子。さらに道の動物虐待担当に連絡を入れて、立ち入り調査までさせたようだけれど、担当者の回答は「立ち入り検査をしたが、虐待に当たる行為は見られなかった。理由として、騒音に関しては明確な基準が存在しないので、職員同士が近くで会話して、聞き取れるほどの静かな音であることを確認した。フクロウに関しては、刷り込み個体なので、野生の個体とは違い、騒音に耐性がある。また体重検査をして体重の減少が見られなかった。ストレスを感じていれば体重が減るはず。」だったとのこと。苦情を寄せた側は「どう考えても・・・何より酷いのは・・・自分がやられたら耐えきれない」そうで(笑)、僕の場合、猫カフェの猫になったとしても、乳牛になったとしても、飼い犬になったとしても、水槽の中のカミツキガメみたいな境遇でも、あるいは上野動物園のパンダのような厚遇であったとしても、ほとんどの待遇で耐え切れないのだが、この人は大丈夫なのかなぁ、と心配になってしまう。

軽く頭痛がしつつも後半まで読んでいくと、

動物福祉に関する意識が低い、法整備が不十分ということを裏付けているではと感じます


なんて書いてあったりして、法律が気に入らないことを自分で理解している様子。それなら、文句をいう相手は店じゃないんだけど、その辺は理解できないようだ(笑)。今は新聞社とテレビ番組にも相談中らしくて、ずいぶんと暇なんだなぁと感心するとともに、どうして法律を変える方向に努力しないのか、不思議だったりもする。日本は法治国家なので、こういう感情論で物事の良し悪しを決められては困るし、店が「この施設は札幌市動物管理センターの設備のチェックを受けております」と記載したりしているのを見ると、あんまりエスカレートすれば逆に店から威力業務妨害で訴えられちゃうんじゃないの?と心配になったりもする。だって、今の法律では、パチンコ店におけるフクロウの飼育は何の問題もない、というのが行政の判断なんだもの。それでもしつこく「可愛そうだからやめろ」と声高に主張し、嫌がらせを継続するなら、刑法第234条の方が気になってくる。

change.orgのキャンペーンで特に多いのは動物愛護関連で、それは馬が可哀想とか、犬が可哀想といったものである。動物の待遇の改善に向けて「法改正を求める」のは全く普通だと思うのだが、合法的に飼育している個別の事業者に対して、飼育の継続を阻止するようなキャンペーンが展開されているのはいかがなものか、と思う。いや、個別の事業者を対象としたキャンペーンの全てがダメということではなくて、「こういう製品を作って欲しい」みたいな提案型キャンペーンは有意義だと思うのだけれど。

他にも、これはちょっと違うんじゃないの?というキャンペーンがあるのでかいつまんでみると、次のようなものがある。

中央大学の休学費用の減額
http://ow.ly/MjtIa

主張>他の大学は休学費用がずっと安い。中央大学は50〜70万もするので、減額して欲しい
元木の考え>知ってて入学したはずだし、知らないで入学したのなら調査不足。嫌なら他の大学に行けば良いし、それでも署名運動するなら、集める対象は中央大学の在学生、教員、および卒業生に限定すべき。
参考>同様のキャンペーンは慶應でも実施中。休学費用は最高で34万円と、他大学と比較しても大変高額らしい(中央大学の立ち場なし)。


飲料の糖質量の表示をもっとわかりやすくしてください!
http://ow.ly/MjtKc

主張>糖質の摂取を減らしたいので、自販機で買う際にもどのくらいの糖質が含まれているのかわかるような表示にして欲しい
元木の考え>ひとつひとつのメーカーにお願いしても全部が対応してくれるかわからないし、どうしても必要なら法制化を求めるべき。生命の危険があるなら、自分で事前に調べておけば良いだけだし、「お茶を買おうと思っていたのだけれど、瞬間的にそっちに惹かれて買ってしまった」なんていう消費者行動に一々対応してられないだろ。


知的障害者同伴者の割引乗車
http://ow.ly/MjtLM

主張>軽度知的障害者の同伴者は交通費がかかるので、障害者の外出が妨げられる。交通機関は障害者の障害の重軽とは無関係に、同伴者の運賃を割引すべきである。
元木の考え>障害者割引などは公共の福祉であり、それを負担すべきは民間企業ではなく行政である。したがって、改善を訴えるべき相手は企業(このキャンペーンの対象はJR東日本)ではなく、国である。


「change.orgって、変な人が多いよね」という評判が立つと、せっかくポテンシャルのあるインフラが無駄になってしまうと思うのだけれど、ま、いっか。少なくとも、僕は主義主張がどんなにまっとうでも、このサイトのキャンペーンに賛同するのは嫌だな。もちろん、フクロウの件なんか、科学的なアプローチで「フクロウには負担がかかっていない」と判断されているのに、勝手な推測で「可哀想」って、なんなの?と思う。カウンターを放つなら、少なくとも、何らかの科学的根拠を示す必要があるはずだ。  

今日のいち川

車で外出だったので、こんな時でもなければ行く機会がないいち川に行ってみた。祝日でもいつもどおりやっているのが素晴らしい。注文したのはもちろんヒレカツ定食。













これが1,400円だというのだから、素晴らしいのひとこと。今日も遠くからわざわざ食べに来ているお客さんがいた。富山から来る人もいるというのも納得の店である。

  

2015年04月29日

青葉東武池袋店

牛たんという食材は色々な食べさせ方があるのだが、ジューシーさを強調しようと思うと、筋の硬さが残ってしまい、どちらを優先するかは判断が難しい。厚く切ったり、レアで提供すればジューシーに仕上げることができるのだが、噛み切りにくくなるし、同時に鮮度も要求されてしまう。店ではどこにバランスを見つけるか、判断力の見せ所なのだが、きちんとバランスを取っている店は、ほとんど見当たらない。有名役肉店の特上牛たんはもちろん、、牛たん専門店でも、これが一番、とは言いがたい。たとえば宮城県のアンテナショップ内にある「伊達の牛たん本舗 宮城ふるさとプラザ店」なんかは本当にアンテナショップ内にこのレベルの店を出しちゃって良いの?と思うし、有名チェーン店の「利休」なんかも食べログあたりではそこそこ評価されているけれど、一番良いのを食べてみてもピンと来ない。行列店として有名な四谷の「忍」も、内容は凡庸である。

ということで、僕の都内での牛たんに対する期待値は非常に低いのだが、ランチを食べに池袋東武の北海道展に行ったらものすごい混雑だったので、そのままスパイスまで行って、青葉といういかにもな名前の牛たん屋に入ってみた。注文したのは特上牛たんランチだったのだが・・・







もともとの期待が大きくなかったこともあるんだろうが、これは最近食べた牛たんの中ではかなり上位にランクされる。そこそこ厚みがあって、そこそこ柔らかく、ちゃんと味がある。ちょっと塩気が強すぎる感はあるものの、タンの旨味を楽しむことができる。これなら、食べる場所が見当たらない時はまた食べても良いと思う。ただし、ご飯はイマイチ。スープやとろろも凡庸で、良いのは肉だけだった。まぁ、肉を食べに行ってるんだし、そもそもその肉がイマイチという店が多い中、結構良い線行っていると思った。

しかし、隣のビルにある「利休」とこの店を食べログで比較すると、なぜか利休の方が評価が高い。ということで、みんなはどんどん利休に行けば良いと思う。おかげで、今日も行列なしで食べることができて幸せだった。

店名 青葉 東武池袋店
TEL 03-5928-1129
住所 東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店
営業時間 11:00〜22:00(L.O.21:20)
定休日 無休(スパイス定休日に準ずる)

◯関連エントリー
伊達の牛たん本舗 宮城ふるさとプラザ店
http://buu.blog.jp/archives/51054718.html

利久 池袋店
http://buu.blog.jp/archives/51464862.html

たん焼き 忍
http://buu.blog.jp/archives/51388255.html  

2015年04月28日

龍三と七人の子分たち

北野武監督としては暴力風味は控えめで、お笑いが多め。おかげで、いつもの尖った感じがなく、万人受けしそうな仕上がりになっている。

「老いの寂しさ」を逆手に取った毒のあるお笑いがてんこ盛りで、普通の人が北野監督に寄せがちな期待にしっかりと答えている。ある意味で予定調和だし、驚きは何もないのだが、最後の最後まで説教臭いところがなく、お笑いに徹しているところが良い。展開もスピーディで、というか、スピーディ過ぎて「えっ ?」と思ってしまうところもあったのだが、2時間があっという間である。

ちなみにこの作品の中で出てくる「ナインダーツ」とはダーツにおける完全試合のことで、通常は20のトリプル7回、19のトリプル1回、最後に12のダブルでフィニッシュというプレイなんだけれど、映画ではブル(中央、50点)に入れていた気もする。あとでスロー再生して確認したいところ。

小野寺昭といえば、僕の世代なら太陽にほえろの殿下なんだけれど(もうちょっとあとの世代なら、毎度お騒がせしますかな)、スマートな警官が代表作だった彼がヤクザを演じているところが感慨深い(笑)。

日本版「エクスペンダブルズ」という感じで楽しめた。評価は☆2つ半。  
Posted by buu2 at 12:17Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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2015年04月27日

寄生獣 完結編

寄生獣の前作って、去年だったんだな。

こちらが、前作の評価。
寄生獣
http://buu.blog.jp/archives/51462195.html

それで、完結編。ここ数年に公開された邦画のうち、前編、後編に分かれているものはほとんど全て前編の方が出来が良いのだけれど、これは単純にストーリーの問題。多くの邦画は脚本に問題を抱えているのだけれど、前後編ものは脚本ではなく原作に問題がある。「これだけ広げた風呂敷をどうやって畳むんだろう」と興味深く(心配に)感じながら観に行って、やっぱりダメだった、ということになるわけだ。結論から言えばこの作品もその領域を出なかった。

やはり、最大の問題点はミギーの最後だろう。どうしてこういう終わり方なのか、全く説得力がなかった。これだけでこの作品は台無しなのだけれど、こればっかりは監督や脚本家(この作品では同一人物)のせいではない。原作が悪い(原作どおりなら、だが)。他にも、いつの間に手すりの外に行ったの?とか、髪の毛で守れるなら全身守れよ、とか、そんなヤバイ鉄棒なら、握っただけでもヤバイし、そもそもそんなものが焼却炉に入っていたら、周囲にばら撒かれちゃって大変だろ、とか、お前ら、その展開はSPACE BATTLESHIP ヤマト並みの唐突さだぞ、とか、大騒ぎしている中で動物園に別働隊って脳みそお花畑かよ、とか、彼女、どうやってそこに行ったんだよ、とか、おい、突き飛ばされたキチガイはどこに消えたんだよ、とか、突っ込みどころは一杯あって、前作とは全く違う意味で楽しめる作品になっていた。これは、メモを用意して突っ込みどころをリストアップしながら鑑賞したい。

ちなみにSPACE BATTLESHIP ヤマトは同じ山崎監督。当時、異常に高く評価してもらったレビューはこちら。
http://buu.blog.jp/archives/51099705.html

でも、役者は頑張っていたと思う。

評価は、☆1つ半。  
Posted by buu2 at 20:23Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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2015年04月26日

志奈そば 田なか

池袋で用事があったので、ついでに宿題になっている店に行ってみた。




名称:田なか
種類:独自
場所:大塚
注文:重濃鯵ニボそば 得のせトッピング
評価:4/ACA
2014.4.24.
コメント:全く知識なしで食べに行ったのだが、まず金曜日は超濃厚タイプしかないと知って「しまった」と思った。次に「麺は太麺と細麺がありますが、どちらが良いですか?」と聞かれてやわやわの細麺が出てきたら嫌だな、と思って太麺を指定したら、きしめんみたいな幅1センチぐらいの太平麺が出てきて、もう一度「しまった」と思った。

しかし、それでも気を取り直して、食べてみた。スープは鶏の濃厚タイプかな、と思ったら、鶏も豚も使っておらず、魚だけでこれだけ濃厚なスープに仕上げているらしい。超濃厚になると豚なのか、鶏なのか、判断が難しくなってくるのだが、魚も難しい。それで、この超濃厚スープ、無用に熱すぎることなく、温度管理がきちんとしていたのが好感。おかげで風味をしっかりと楽しむことができた。

ただ、麺がどうも。自分でこちらを指定したのだから自分が悪いのだが、このぶっとい麺がラーメンの麺としては全く魅力がない。濃厚スープでも絡んでこないし、そもそも麺の量が多いので、味気ない。なぜラーメンの麺は一般的に細いのか、その理由が良く分かる。

チャーシューは美味しかった。

次は濃厚すぎないスープに細麺で食べてみたい。それまでの間、評価は暫定版ということで。

食べた直後は魚の濃厚スープだったためか、意外とスッキリした感じだった。ところが、濃厚スープを食べると大抵壊れる僕のお腹が、やはり壊れた。相当量の脂質が乳化しているんだと思う。四足だろうが、魚だろうが、濃厚ならお腹を壊すことがわかった。

ちなみに石神色紙の店である。

店名 志奈そば 田なか
TEL 03-3988-0118
住所 東京都豊島区東池袋2-19-2
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜22:00 ※土曜日は昼の部のみ営業
定休日 日曜・祝日  

花鳥風月

池袋西武にイベント出店していた酒田ラーメンの「花鳥風月」を食べてみた。このスペースは頻繁にイベントを打っている西口の東武に比較して、ちょっとやっつけな感じで、いつもいま一歩で、前回の二男坊も散々だったのだが、以下評価。




名称:花鳥風月
種類:酒田
場所:池袋
注文:海老ワンタンメン
評価:2/CBB
2014.4.24.
コメント:麺は中くらいの太さでやや加水率が高めかな、という感じの縮れ麺。茹ですぎで柔らかいのと、茹で方が雑で麺が塊になっているのとで二重にがっかり。湯切りが不十分なのか、スープの絡みも今一歩。もともと下手くそな店なのか、イベント出店で下手くそなスタッフしか派遣できなかったのか、その辺は不明。

スープは鶏ベースとんこつブレンドの醤油味で魚のダシも感じられる、昔ながらの中華そばという感じ。スープ単体では悪くはないのだが、かなりデリケートなスープで、麺を食べさせるだけの強さはない。レンゲを使って麺とスープを一緒に口に運べばなかなか美味しい。ちなみに同行者が胡麻味噌を注文していたので一口食べさせてもらったら、案の定、味噌汁ラーメンになっていた。醤油でもちょっと物足りない感じなので、味噌を入れてしまえばこうなるだろうな、と思った。味噌なら何でも良い、という人以外は注文を避けたほうが良い。

チャーシューはまぁまぁ美味しかった。

ちなみに、海老ワンタンは美味しかった。でも、他が悪すぎてもう食べる気にならない。

参考までに、味噌はこんな感じ。


  

2015年04月25日

官邸ドローン事件でわかったことと、その対策

◯わかったこと

1.官邸の警備はチョロい(参考資料に「官邸の警備も無能で悲しい」の記述あり)。

2.福島に行けば簡単に放射性物質を入手できる(参考資料に「現状福島の汚染土は持ち出し放題」の記述あり)。

3.今回のテロリストは意外と良識がある(運送屋さんを被曝させるわけにはいかないという理由でドローンで配達)。


◯対策

1.官邸はもうちょっとまじめに警備する(せめて、テロリスト(?)が悲しい思いをしない程度に)。

2.福島の汚染土はもうちょっとまじめに管理する。


参考資料:ゲリラブログ参 http://guerilla47.blog.fc2.com/  
Posted by buu2 at 10:19Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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2015年04月24日

牟田陽日さんのくじら2頭を捕獲した件

何度か目にすることがあったのだけれど、いつも目の前で他の人の手に渡ってしまっていたのが牟田陽日さんのくじらである。特に残念だったのが日本橋三越での展示で、一度手に取っておきながら、店員さんを探しに行っている間に他の人に捕獲され、二度と放流されることがなかった。この時、「店員を探す場合でも、とにかく手にとって手放してはいけない」というデパートでの購入ノウハウを身につけたのだが、それにしても、開店ダッシュをかけても買えなかったのは痛恨の一撃だった。まぁ、その経験が生きて、九谷の巨匠のウルトラマンシリーズを入手できたのだから、よしとすべきであろう。人間、何事も経験である。

さて、22日から始まった銀座三越8階ギャラリーでの「百万石カオス」は、青山でのウルトラで牟田さんの作品を展示していたルンパルンパさん(石川県)主宰の作品展である。現代美術、工芸を扱っていて、案内でもらったはがきは牟田さんの新作であった。ということで、もちろん、開店ダッシュなのである。ところが、伊勢丹新宿と違って、勝手がわからず、どこでやっているのか探しているうちにちょっと出遅れてしまった。やっべー、と思ったのだが、なんと、今回はくじらが4頭もいたのである。そのうちの一頭は例によってすでに他の人の手に渡ってしまっていたのだが、幸いというか、一番の力作だった徳利が残っていた。正直に言えばちょっとだけ予算オーバーだったのだが、この出来栄えを見てしまうと、躊躇しているわけにもいかず、捕獲してしまった。徳利だけではくじらも寂しかろう、ということで、金色のくじらが描かれたぐい呑も捕獲した。

徳利 「えびす」




表のアップ







裏のアップ



高台



陶印(っていうの?)



床に置いたところ










ぐい呑 「金えびす」




表のアップ











高台



陶印



手に持ったところ



このぐい呑、左利き仕様だ!左手で持つとぴったりくじらがこちらを向く。

しかし、それにしても。参加者2名しかいない状態で、鹿島槍でそば打ち会を開催したのが2009年の秋である。名古屋の陶芸家吉島信弘さんがそのそば打ち会に初めて参加してくれたのが、2011年。その冬に偶然吉島さんがうちの会社の役員会会場のすぐそばでグループ展をやっていて、それを見に行ったのが僕の焼き物コレクションの始まり。その後、白馬に春スキーに行ったついでに九谷焼を見に行って九谷にはまり、あちこちで九谷焼を見て歩いて勉強した。そんなとき、六本木で吉島さんの作品が数点展示されていると聞いて森美術館のミュージアムショップに出かけた時、吉島作品の真上の陳列棚に飾られていた九谷焼に一目惚れ。それが牟田さんの作品だった。なんか、細い線の上を綱渡りするような感じで、牟田さんの作品までたどり着いたのである。色々なことの中心にあった白馬は、そば打ち会を開催した鹿島槍スキー場のオーナーの会社(日本スキー場開発)が買い取って、その会社は今週株式公開した。

色々あったけれど、これからも何が起きるか、楽しみである。


関連エントリー
牟田陽日さんの猪口
http://buu.blog.jp/archives/51456206.html

牟田陽日さんの「碧山水」徳利とぐい呑が到着
http://buu.blog.jp/archives/51459518.html

伊勢丹新宿店、Go!Go!Go!
http://buu.blog.jp/archives/51476269.html

立体作家吉島信広さんのうさぎとカメ
http://buu.blog.jp/archives/51312333.html
  
Posted by buu2 at 13:32Comments(0)TrackBack(0)牟田陽日││編集

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有生礼子さんのカブトムシ

銀座の三越でやっていた金沢・能登・加賀展で九谷焼を売っていた。武山さんや錦玉さん、陶志人さんたちの高額商品が並んでいる中に、そこそこ高いカブトムシを発見してしまい、捕獲してしまった。有生礼子さんの赤絵作品である。













店頭には特に記載がなかったけれど、多分九谷塾の作品なんだと思う。

九谷塾についてはこちら
http://www.kutanijuku.com/about/

九谷焼は一時期勢いを失っていたらしいんだけど、今は色々と面白い挑戦をしているなぁ、と思った。  
Posted by buu2 at 12:44Comments(0)TrackBack(0)有生礼子││編集

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2015年04月23日

株式会社ユーグレナについて調べたら、異常なまでの優良会社であることが判明

そろそろ日経平均も落ち着いてきたので、バイオ株への投資を再開しようかな、と思ったわけです。そこで、自分の専門分野に近い、健康食品会社の株式会社ユーグレナについて調べてみました。色々とユーグレナ(ミドリムシ)を配合している商品があるのですが、今回は同社が自ら展開しているユーグレナファームの緑汁について調べてみました。

商品の検討にあたっては、僕も愛用しているザバスのスーパーマルチタブを比較対象としてみます。

データの出典はこちら。

ザバス スーパーマルチタブ
http://www.meiji.co.jp/sports/savas/products/supermulti.php

ユーグレナ 緑汁
http://www.eu-glena.net/kitai/hikaku/

比較表はこちら。
midorimushi


うわー、これは凄い。ユーグレナとザバスで100円あたりの摂取栄養素量を算出して、ザバスを分母に指数化してみたのですが、ほとんどが小数点以下第2位。つまり、同じ金額を消費者が支払った時、ユーグレナの方が10倍以上コスト高ということです。このことからわかるのは、ユーグレナ社がとてつもなく商売が上手ということ。だって、消費者は、ザバスに比較して10倍以上も非効率な商品を喜んで買っているということですから。これは、広報戦略の賜物。原野商法ほどではないでしょうが、利益効率が抜群によろしいと予想されます。これは、買いだわ。

注釈1 あくまでも、投資家目線の話です。消費者目線では、全く別の解釈が可能かも知れません。

注釈2 僕は、ユーグレナの株は買うかもしれませんが、商品は買わないと思います。

注釈3 ユーグレナ配合の食品も食べないと思います。僕は正常な食生活なので、栄養に偏りがあるわけでもなく、また、できれば美味しい料理を食べたい人間で、何が悲しくてミドリムシなんか食べなくちゃならないんだよ(笑)、と思っています。あ、これは料理評論家目線の話です。

注釈4 この会社への投資会社として成毛眞さんのインスパイアがあるわけですが、彼とか、彼のマブダチのホリエモンとかが時々ユーグレナ社に言及してくれるのも心強い点です(あ、これは投資家目線ね)。

注釈5 え?食べても不味いし、栄養素的にも大したことがないとバレたら株価が暴落するんじゃないかって?投資は自己責任で、ぜひ。「この株を買え」と推薦しているわけではありませんので、あしからず。  
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2015年04月22日

平野屋の鯖寿司、焼き鯖寿司

長崎の名物お弁当屋さんらしい。







焼き鯖寿司はもう一息という感じ。個人的には、もう撤退しちゃったけれど、西武にあった紀州浜ずし可吉の方が好き。  

タイカレー プーパッポン

レトルトカレーの中では結構いい線いっている商品を出しているヤマモリのプーパッポンカレーがリニューアルしたとのことで、食べてみた。




うん、やっぱり、なかなか美味しい。ただ、ちょっと僕には塩分が強め。でも、タイ料理屋でも、こんな感じのプーパッポンを出していると思う。評価は☆2つ。

ところで、「買ったその場でわかる」「確率1/100で当選はがき入り」って書いてあったので、もちろん当選するんだろうな、と思っていたんだけど、




やっぱりだ。


  

磯寿司

築地でランチタイムになったので、場内で寿司でも食べるか、と思い立った。行ってみたのは磯寿司という適度な人気店。行列するほどではないけれど、ひっきりなしにお客さんがやってきて、ほぼ満席という店である。食べたのは限定30食のランチコース。

出てきたのは切り卵、穴子、鯵、サーモン、大トロ、中トロ、赤身、ウニ、いくら、イカ、ブリ、甘えび、タイラガイに海老頭の味噌汁。

























普通に美味しかった。これで2,400円(税別)なら満足。ただ、卵から穴子というスタートはちょっと「?」と思わないでもない。

店名 磯寿司
TEL 03-3542-1954
住所 東京都中央区築地5-2-1 築地市場 10号館
営業時間 【月〜金】6:00〜21:00 【土】6:00〜16:00
定休日 日曜・祝日・休市日  
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2015年04月21日

阿蘇ブランド牛 あか牛弁当

池袋西武でやっていた「大九州うまいものと技、紀行」でいくつか牛肉の弁当があったので、一番脂が少なそうなあか牛弁当(阿蘇トルティキッチン)を食べてみた。







おっと、これは美味しいぞ?なんか、久しぶりに満足する弁当を食べた気がする。これなら、また食べてみたいレベル。  

二男坊

最近、あちこちで見かける九州系ラーメンのチェーン店二男坊が池袋西武のイベントで出店していたので、食べてみた。以下、評価。




名称:二男坊
種類:九州
場所:池袋
注文:チャーシューめん
評価:4/BBB
2014.4.21.
コメント:レンゲでスープを飲んで、次に麺を一口食べてみた。スープはぬるいのに、麺は熱い。わざとかもしれないが、湯切りが甘い。麺を茹でたお湯がそのまま麺に絡んでいるので、これが膜となって麺にスープが絡むのを邪魔している。これではダメ。

スープは濃いのか薄いのかよく分からない程度に濃い。悪くはないと思うが、塩気が薄くて物足りない。これで辛子高菜ぐらいテーブルの上に置いてあればまだ調整が可能なのだが、辛だれとゴマだけでは調整不可能である。

チャーシューは肉質そのものは悪くないが、味付けが薄い。スープも薄味なのでバランスは良いのかも知れないが、これで評価されるためにはもっと肉そのものに旨味が必要。ラーメンのトッピングで使う豚肉にそこまでの質を追求しているはずもなく、なんとも物足りない。

デパートの催事出店の悪いところがしっかり出ている感じ。こんなスタッフしか派遣できないなら、最初からイベント出店などしなければ良いのに。  

ブログでバイオ 「科学的知識がないとコロッと騙される!新・三大インチキ健康食品」

まず有権者に訴えたいことは、健康食品のほとんどは、効かないから健康食品なのであって、もし本当に効果があるなら、薬として販売されているということなのです。効果のある成分が単離されているにも関わらず、それが薬品として販売されていないということは、すなわち、効果が認められないということにほかならないのであります。

(1)コラーゲン
こんなもの、食べてもなんの役にも立たない。というか、普通に食事していれば嫌でも口に入ってくるもので、むしろ食べないでいることの方が難しいくらいにありふれたタンパク質である。「コラーゲンが豊富」と言っているのは「塩分が豊富」とか、「水分が豊富」とアピールしているのと何ら変わりがないと書けば、馬鹿さ具合がわかっていただけるだろうか?料理評論家や飲食店がコラーゲンに言及していたら、馬鹿か無知か悪意があるかのどれかで、どれにしても三流の証拠である。詳細は拙著「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ」参照のこと。


(2)ウコン
良く二日酔い対策として使用されるウコンだが、ウコンの有効性が確認されているのは消化不良に対する効果のみ*1で、二日酔いの予防や改善に関する科学的根拠は皆無である。二日酔いの防止・対応方法は1.空腹時の飲酒を避ける、2.飲酒前だけでなく、食べながら飲む、3.飲み過ぎない、4.二日酔いになったらスポーツドリンクで水分を補給する、の4つで、空腹を避けたり、水分を補給するといった二次的(空腹ではない状態にする)、三次的目的(ウコンを飲むのに水を使う)でウコンを服用することはあり得るものの、わざわざウコンを摂取する積極的根拠は見当たらない。それが証拠に、みなさんが二日酔いで病院に行っても、ブドウ糖、あるいはそれにミネラルやビタミンを配合した点滴をして、水分を補給、代謝を促進してくれるだけ。間違っても、ウコンを処方されることはない。

(3)コンドロイチン
コンドロイチン硫酸は軟骨のクッション性に重要な役割を果たしている物質で、関節痛に効果があると誤解することを期待したインチキコマーシャルが散見される。しかし、コンドロイチンを経口摂取しても何の効果も見込めない。なぜなら、関節軟骨には血管が存在しないため、消化管から吸収されたコンドロイチンが関節内に移行できないからである。また、変形性関節症に対するコンドロイチン硫酸の効果についてのランダム化比較試験の報告はポジティブ・ネガティブ両方が存在し*2,*3,*4、結論は出ていない。

*1 Randomized double blind study of Curcuma domestica Val. for dyspepsia.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2699615?dopt=Abstract

*2 Long-term effects of chondroitins 4 and 6 sulfate on knee osteoarthritis: the study on osteoarthritis progression prevention, a two-year, randomized, double-blind, placebo-controlled trial.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19180484?dopt=Abstract

*3 Effect of a dietary supplement containing glucosamine hydrochloride, chondroitin sulfate and quercetin glycosides on symptomatic knee osteoarthritis: a randomized, double-blind, placebo-controlled study.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21969261?dopt=Abstract

*4 Glucosamine, chondroitin sulfate, and the two in combination for painful knee osteoarthritis.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16495392?dopt=Abstract


おまけ 微妙な健康食品 グルコサミン
動物の皮膚や軟骨、カニやエビの甲羅に含まれる。経口摂取の場合、効果はポジティブ、ネガティブ、両方の論文が存在し、効果についての結論は出ていない。  

2015年04月20日

今日の陶芸教室 「松田和傘」

陶芸教室の初級講座最後の製作は自由製作で、これまでの技術を投入して好きな作品を作ることになった。これまでの技術だけでは物足りないので、大平真己師匠の技を直々に伝授していただき、煮物用の中皿を作ってみた。モチーフは、金沢の松田和傘店で購入したこちらの和傘である。



この和傘は持っている傘の中で一番のお気に入りなのだが、紫を主体にして、もみじの葉っぱを挟み込んでいる。これを器にしようと試みた完成品がこちら。
















和の雰囲気を含め、かなり忠実に、松田和傘の持ち味を器に投入できたと思う。

製作 3/2
削り 3/9
釉掛け 3/18
釉薬名 飴
粘度 赤
その他 白化粧、上絵、還元焼成

ちなみに本作品の製作にあたって手取り足取り教えていただいた大平師匠の個展があります。東京(京橋)なので、ぜひどうぞ。

大平真己作陶展
期日 2015.5.25〜5.30
時間 11:00〜19:00(最終日は16:00まで)
場所 T-BOX
 〒104-0028
 東京都中央区八重洲2-8-10
 松岡八重洲ビル3F
  
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今日の陶芸教室:大皿

作品:大皿とれんげ
釉薬:石灰透明
粘度:赤
制作:3/11
削り:3/18
釉掛け:3/25

普通に玉作りで作ったあと、白化粧を施し、透明な釉薬をかけた。










同じように作ったのに、皿とれんげの色合いが全然違うものになってしまった。釉薬のかけ具合なのか、釜で焼いた時の場所なのか、原因は不明。

試しにカレーをよそってみた。




食べてみてわかったのは、すぐに冷めちゃうということ。そこそこ厚みがあるので、熱容量が大きいようだ。おかげで、冷めやすい。逆に言えば、一度温めてしまえば、冷めにくいということ。煮物など、汁で熱を確保できる料理に使おうと思う。  
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新宿中村屋 インドカリー 香りとコクのキーマ

カップラーメンよりは食べる価値があると考えられるレトルトカレーだが、食べずにあたりをつけるポイントはおおよそ次の通り。

◯インドカレーかタイカレーである

◯使っている肉はチキン(ひき肉を含む)である

◯なるべく辛いほうが良い

今回手に取ったのは中村屋の「インドカリー 香りとコクのキーマ」である。




上述の条件は上2つを満たしているのだが、辛さが足りない。ちょっと不安になりながら食べてみたのだが・・・悪くはない。が、良くもない。まぁ、レトルトカレーでここまでの味を出せれば、ということなのかも知れないけれど、自分で作ったほうが美味しいのは言わずもがな。それでも、評価は☆2つ。  

2015年04月19日

中川さんのこれ買った

なんか、バイオの人間としてはぴったりくる感じ(笑)。

「培養」



今日までです。

中川知洋 個展 -ヨリドコロ-
TOMOHIRO NAKAGAWA
-YORIDOKORO-
場所:万画廊 東京都中央区銀座一丁目23-2 GINZA 上野ビル1F
会期: 4月19日(日)18:00終了  
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2015年04月18日

スモールワンダーランド再訪

前回、ゆっくり目に行ったら美味しそうなところが色々売り切れだったので、ちょっと早めのタイミングで出かけてみた。

前回の評価はこちら
スモールワンダーランド
http://buu.blog.jp/archives/51465156.html

今回はちゃんと全部揃っていたので、仔牛の胸腺、鴨、鹿などを食べてみた。






















結構上品な感じでなかなか美味しかった。歌舞伎を観た帰りにちょうど良いかも知れない。

店名 スモールワンダーランド (small wonderland)
TEL 03-3547-3805
住所 東京都中央区銀座4-12-2
営業時間 [月・火・木〜土]18:00〜23:00(L.O.22:00) [日]17:00〜21:00(L.O.)
定休日 水曜日(祝日のときは夜から営業)  

2015年04月17日

ソロモンの偽証 後篇・裁判

前篇の印象がとても良かったので、後篇にも期待していた。結論から言えば、まぁまぁアタリ。なお、前篇の評価は☆2つ半だった。

ソロモンの偽証 前篇・事件
http://buu.blog.jp/archives/51478693.html

やはり、監督でもなく、役者でもなく、「宮部みゆき」の名前で宣伝しているように、宮部みゆきの原作力が凄かった。正直、ミステリー部分はなんてことないと思うのだが、それでも前篇・後篇の5時間を緩みなくグイグイ引っ張って行ってしまう。

三谷幸喜作品でもないのに、良い役者を惜しみなく配しているところも凄い。佐々木蔵之介、夏川結衣、田畑智子、余貴美子、松重豊・・・と、重要ではあるけれど、チョイ役に、これでもかと実力派が揃う。このあたりはプロデューサーの手腕だろう。子役の質もなかなか高かった。中には「大事な役だし、もうちょっと頑張ってくれたらなぁ」という子役もいたけれど、概ね良い演技をしていた。

一方で、演出部分では「?」というところがなかったわけではない。前篇でもあまりにもゴムボールみたいに人体がすっ飛んだりしたけれど、今回も突然雨になったりして、これだけの急変なら雷なり、強風なり、前触れがあるんじゃないの?と思うし、おいおい、あんた、そのアイスをどこにどうやって隠していたのよ、と思った。最後の電話は40秒間だったと思うのだけれど、実際の通話はもっとずっと長かった。何かあるとすぐにざわつく裁判シーンの演出もリアリティに欠けていたと思う。大体、あれだけ優秀な中学生たちが集まっているのに、日本の国会みたいなヤジが飛び交うのも違和感ありだった。でも、東京の市内局番が4桁になったのは1991年なので、3桁と4桁が共存していたあたりは細かいところを頑張っていたと思う。

前篇はスピーディでテンポ良く展開したのだが、謎解きになった後篇はおそらく原作でたっぷり語られたはずの柏木君の環境などが全部すっ飛ばされるなど、言葉足らずな部分が少なくなかった。あんまり書くとネタバレなので自粛するが、これなら、尾野真千子と余貴美子のパートなどは全部削除してしまえば良かったのにと思わないでもない。分厚い原作を4、5時間の映像にまとめるためにはたくさんカットしなくてはならないところがあると思うのだが、削ってはいけないところもあったはず。もしかして、スピンアウトで柏木君を描く映画を作るつもりなんだろうか????ということで、評価は☆2つ。多少の失速はあったものの、「じゃぁ、原作を読んでみようかな?」と思うぐらいには良くできていたと思う。

しかし、それにしても、中学生ってあんなにできが良いのかな???スーパーすぎる気がした。  
Posted by buu2 at 22:58Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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2015年04月16日

北インド風ほうれん草カレー

中村屋の新しいレトルトカレーだと思って買っちゃったんだけど、S&Bだった。間違ってしまったとはいえ、買ってしまったものは仕方がないので、食べてみた。




辛さはレトルトとしては普通。汗が出てくるようなことはない。塩気が薄く、かといって素材の味が楽しめるわけでもなく、なんかぼんやりしたもの。そのぼんやり感を一層強くするのがパッケージに書いてまで主張しているチーズ。ときどき5,000円ぐらいのチーズを買ってきて食べるくらいにはチーズ好きなんだけれど、贔屓目に見ても、美味しいとは言えないチーズの塊が数個、入っている。このチーズは無い方が良いと思う。

不味い!と言い放つほどには不味くないのだが、また買うかと聞かれれば、中村屋の新製品と間違えない限り買わないと思う。評価は☆1つ半。  

ファストフードの賃金を1,500円にするという夢物語

なんか、ファストフードの賃金アップを求める世界的な取り組みがあるらしいんだけど、

<ファストフード>世界同時 賃上げ1500円アピール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00000072-mai-soci

正直、わけわかんない。もし仮に、日本でこれが実現したらどうなるのか、簡単に思考実験してみる。

●一つ目のシナリオ
バイト代が時給1,500円になれば、その分は価格に転嫁される。
ファストフードは定価販売が基本なので、商品価格がアップする。
例えば、マクドだけがこれをやったとする。
マクドの商品価格だけが大幅にアップする。
マクドだけが高くなれば、マクドの客は激減する。
マクドは困る。
では、マクドだけじゃなく、業界全体がこれをやったとする。
ファストフード全体が高くなれば、客はファストフード離れを起こす。
ファストフードは斜陽産業となり、店舗数が減る。
雇用が減る。
ファストフードしか働く場がない人間は失業する。
誰も幸せになっていない。

●二つ目のシナリオ
ファストフードの価格だけが高騰するから困る。社会全体で最低賃金を1,500円へと法律で規定する。
定価販売が一般的なコンビニはバイトを雇えなくなる。
家族経営にならざるを得ず、24時間営業は不可能になる。
コンビニ消滅。
そのほかの業界でも、脱バイトが進む。
バイトで食べて行きたい人は一網打尽である。
世の中全体が高コスト化するので、物価高は避けられない。
多くの人が貧困にあえぐことになる。

という感じで、短期間に社会秩序が崩壊してしまうだろう。

今、目の前にあるファストフードやコンビニは、今の法律を前提として構築されている。安易に法改正すれば、構築された社会秩序は簡単に崩壊し、それで損をするのは結局のところ、社会的弱者である。

大幅に省力化が進んだ業界として、ガソリンスタンドが挙げられる。今や、1/4以上がセルフ給油だ。ガソリンスタンド数自体、1990年頃からずっと減少を続けているが、セルフ給油所だけは増加が続いている。今の日本においてガソリンスタンドは絶対必要な施設だが、差別化が困難で、人件費の節約しか生き残りの手段がないため、店舗数の縮小と省力化が進んでいる。最低賃金が上昇すれば、同じような省力化があらゆる業態(とりわけ、コンビニのような差別化が困難な業態)で顕在化するし、すでに顕在化している業界では、加速するだろう。

今の日本の社会インフラは全て「時給900円や1,000円で働く人が存在する」ということを前提に構築されている。時給1,000円で働きたい人間がいる場合、法規制がない限り時給1,000円の仕事はなくならない。時給1,000円では嫌だ、という人で、もっとたくさんの付加価値を生んでいる(あるいは、生むことができる)という人は、もっと時給の高い仕事に就くのが手っ取り早い。

しかし、ここでまた問題が生ずる。多くの仕事は、既得権者である中・高年の無期雇用社員(いわゆる正社員)によって占められていて、能力があったとしても、それを活かす職に就けないのである。これこそが、最大の問題なのだ。また、ファストフードのバイトは、所詮、その程度の付加価値しか生んでいないということも言える。高校生でもできてしまう仕事に、それほど大きな付加価値があるとは思えない。

やるべきことは既得権者(正社員)の権利の縮小と、同一労働同一賃金の実現である。

ところが、有期雇用社員(いわゆる非正規社員)は、既得権の縮小ではなく、自分が既得権者になることを目指す。でも、それは無理。無理なのに、「できるかも?」と、希望をチラつかせて、現状維持を図ろうとするのが既得権者達の戦略である。バイトや有期雇用社員たちは早くそのことに気付いたら良いと思う。

#もちろん、高付加価値の労働ができないなら給料は安いままだけど、それは仕方ないよね。  
Posted by buu2 at 10:36Comments(3)TrackBack(0)ニュース││編集

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2015年04月15日

韓美膳

韓国料理って最近ほとんど食べてなかったんだけど、飛行機が不時着して話題になっているので食べてみた。食べたのは池袋のルミネの韓美膳。



















なんか、肉だけさっと焼いて、あとは作り置きしてありました、という感じの料理。豚肉も脂が多くて、それでも焼き過ぎという謎の状態。お腹は一杯になるけれど、ちょっと高いし、そもそも美味しくない。北口方面で探せばよかったと後悔した。

店名 韓美膳 (ハンビジェ)
TEL 03-3981-4131
住所 東京都豊島区西池袋1-11-1 ルミネ池袋店 8F
営業時間 11:00〜23:00(ランチは17:00まで)LOフード22:00/ドリンク22:30
定休日 ルミネ池袋に準ずる  
Posted by buu2 at 15:30Comments(0)TrackBack(0)グルメ−韓国││編集

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マジック・イン・ムーンライト(Magic In The Moonlight)

magicinthemoonlight


1928年ベルリンという注釈からスタートするのだが、ドイツが舞台なのは最初だけで、以後は南フランスのコート・ダジュールに移してのちょっとしたラブコメディである。

有名なマジシャンが若い女性霊能者のインチキを暴こうとするのだが、次から次へと彼女の超能力を見せつけられ、ついには彼女の熱烈な信者となる、というストーリーを、映像も、音響も、ちょっと古くさい感じに、1900年代半ばぐらいのテーストで仕上げている。

全体の構造はそれほど複雑ではないのだが、有名なマジシャンや霊能者という設定が特定の場面で効果的に利用される。それらの場面への誘導が巧妙なので、観る側も「あ、これを見せたかったんだな!」といった具合にすっきりする。このあたりの脚本力がさすがウッディ・アレンなのだが、わかりやすいと言えばかなりわかりやすく、序盤でラストまで展開を予想できてしまう。そうした理由で、映画を見慣れている人間にはちょっと底が浅く、砂糖たっぷりで甘いだけのケーキを食べたような気分になるかも知れない。他にも、50代と20代の歳の差に誰も違和感を挟まないとか(観ている側にはある。というか、僕は感じた)、交通手段がなさそうなところを瞬時に移動したりとか、小さな違和感はそこここに存在した。でも、そんなことを色々と指摘するような性質の映画ではない。

「良し、観るぞ」と腰を据えて観る作品ではなく、女性の友人同士で「買い物で歩きっぱなしだったので、ちょっと映画でも観て一休みしようか」と観に行くのが最も正しい鑑賞プランだろう。

ところで、この作品も、例によってタイトルから「ザ」をわざわざ落としている。「マジック・イン・ザ・ムーンライト」を「マジック・イン・ムーンライト」にすることによって一体どんな効果が上がるのか良くわからないのだが、邦題を決める人間の中には馬鹿が少なくとも一人いることがわかる。

評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 12:07Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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2015年04月14日

今月のもり山

今月の料理はこんな感じ。




























ふと思ったけれど、毎月上旬に、適当にゲストを一人、二人呼んで、酒を飲みながら雑談して、その様子をUstream配信してみても良いかもしれない。もちろん、料理を紹介しながら。  

2015年04月13日

菜々兵衛

池袋西武の北海道フェアで出店していたので食べてみた。菜々兵衛は札幌では今トップクラスに勢いがある店で、一度食べてみたかったのでちょうど良かった。




名称:菜々兵衛
種類:鶏白湯
場所:池袋
注文:鳥白湯塩らーめん
評価:6/BAB
2014.4.13.
コメント:麺はやや細めでほぼストレート。加水率を抑えているようで、熊本系のぼそぼそした感じである。コシがあるというよりは単に硬い感じで、食感が良いとは言えない。

スープは鶏白湯の塩味。北海道では珍しいのかも知れないが、都内なら似たようなスープの店がいくつもあるので、目新しさはない。鶏のダシは丁寧に取られていて、旨味も強い。しかし、麺に対するスープの絡みが今一歩なので、麺を食べさせるには力不足な感じだった。

チャーシューは普通に美味しいレベル。

同行者に限定の味噌を食べさせてもらったが、こちらは典型的な味噌汁ラーメン。観光客相手には良いかも知れないが、店の評判を落とすだけのものなので、こんなクオリティなら提供しないほうがマシだっただろう。

イベント出店ということで、色々と制約もあったと思うのだが、これが北海道ナンバーワンのラーメン屋と言われるとクエスチョンマークが飛びまくる。道民には珍しいこともあって評価されるのかも知れないが、東京の人間が食べても満足度は低いし、わざわざ北海道まで行って食べる価値も見当たらない。イベントで食べることができて助かった。

店名 菜々兵衛 (ななべえ)
TEL 011-873-8860
住所 北海道札幌市白石区川下3条4丁目3-21
営業時間 [平日]11:00〜15:00 18:00〜21:00 [土・日・祝]11:00〜15:00
定休日 年中無休  

雑誌の誤字についてまわる

東洋経済オンラインの「上西議員、なぜここまで世間に嫌われたのか」という記事から。

上西議員、なぜここまで世間に嫌われたのか
http://toyokeizai.net/articles/-/66057

tsuitemawaru


見出しと本文で合計2度、「着いて回る」と書いているので、これを書いた人はこれが正しいと確信しているのでしょうね。こういう誤字を見ると、まだ新聞の方が日本語力はマシなのかな、と思わないでもないです。  
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2015年04月12日

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

birdman


過去のヒーロー物映画で大ブームを巻き起こした映画俳優が、すっかり落ちぶれた20年後に再起を期してブロードウェイで演劇に出演する、という内容。面白いといえば面白いかも知れないが、ストーリー的には「物凄く」魅力があるわけではない。では、何が面白いのか。僕は全く予備知識無しで観たのだが、仕掛けに気がついたのは映画の時系列がいじられた場面。同じシーンだと思ったところが、場所は同じでも、時間が経過している場面になっていた。それは極度に演劇的で、ストーリーと同じように、構造的にも演劇的であったのだが、このあたりの仕掛けについての詳細はネタバレにならざるを得ず、追記に書くことにする。

しかし、この作品はその仕掛けが全てと言っても良いもので、そこに言及しないのなら、ほとんど書くべきことが見つからない。最近の特撮技術はもの凄いので、どこまでが人間力で、どこからが技術力なのかさっぱり判断がつかないのだが、多くを技術に頼っていたとしても、その仕掛けを具体化した脚本、演出、演技の全てが凄かったとしか言いようがない。

アイデアの一発勝負なので、この作品のあとに同じような作品が作られることはないと思うのだが、いやぁ、良くやったな、と脱帽する。

「ほとんど書くべきことが見つからない」と書いたが、映画のラストで、主人公は人生で一度しか出来ない一発芸に挑戦する。そのあたりが映画の性質と共通していた。映画と演劇を対照的に扱って、その上で映画の中に巧妙に演劇の要素を取り込んだり、本当にヒーロー物の映画に出演している役者たちを主要な役にキャスティングしたり、米国の映画界への皮肉も含め、映画が扱っているテーマもなかなか良かったと思う。

評価は☆2つ半。  続きを読む
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2015年04月11日

一本気@みずほ台(再評価)

旦那さんが二度目のラーメン廃業でどうなってしまうのかな、と心配していた一本気である。旦那さんが始めた洋食屋に行ってしまうので、なかなか行く機会がなかったのだが、久しぶりに行ってみた。以下、評価。







名称:一本気
種類:秋田
場所:みずほ台
注文:しょうゆ
評価:5/BAC
2014.4.10.
コメント:麺は細めで弱く縮れたもの。以前は素晴らしい麺だったのだが、今は食べるときにかん水臭がする。麺の熟成が足りないのか、茹で方が悪いのか、食べる際にちょっと刺激臭が混じるのは残念。

スープは鶏ベースの醤油味。やや脂が多めで味がボケかけているのだが、ぎりぎりでA評価。

チャーシューは肉の質を抑えたようで、普通の質になってしまった。

ほうれん草などのトッピングの質も落ちていたし、チャーシューご飯にはチューブから出したわさびが添えられていた。




ひとつひとつの料理に対する愛情が感じられず、どれもこれも雑になり、すっかり普通のラーメンになってしまった。店主が変わるだけでこんなにもレベルが落ちてしまうのか。店にも活気がなくなり、お通夜のようだ。

これはもうダメかもわからんね。多分、今の店主には自分が作っているものと、以前の店主が作っていたものとの差がわからないんだと思う。これは、努力じゃなくて、才能の問題なのだろう。嗚呼。

店名 一本気
TEL 049-254-0601
住所 埼玉県富士見市西みずほ台3-11-10 シャルルみずほ 1F
営業時間 11:30〜14:30 17:30〜21:00 スープ終わり次第終了
定休日 水曜  

道頓堀@成増の大辛

以前、小辛を食べて凄く印象が良かったので、調子に乗って大辛を食べてみた。

ちゃあしゅうめん 大辛



結論から言えば、大失敗。別に、不味かったのではない。店は何も悪くない。

油で炒めた唐辛子を油ごとふりかけたスープは大辛というのに相応しい辛さだった。ところが、いくら辛党の僕とはいえ、この辛さは行き過ぎだった。食べることができないほど辛かったわけではない。ただ、せっかくの道頓堀の繊細なスープを台無しにするだけの辛さはあった。150円を払って、素晴らしいラーメンをダメにしてしまったのだ。だいぶ前に、スペインでキリストのフレスコ画を修復して台無しにしたおばさんの話が一大トピックスとなったことがあったが、あんな感じである。辛いのは好きだが、大辛は二度と注文しないようにしようと誓った。  

将棋電王戦FINAL最終局で横綱が見せた"変化"

「5対5の団体戦形式はこれが最後」ということで盛り上がった将棋電王戦、人類2勝、コンピューター2勝で迎えた最終局は、相撲にたとえるなら"横綱が変化する"形で、あっという間に終了した。

これを以って、「横綱が変化するとは何事だ」と腹を立てる開発者の言い分も一理ある。しかし、人間は変化してでも勝ちを取りにいかざるを得なかったというのが正確なところだろう。横綱は、相手を格下ではなく、少しの隙でも利用して勝ちに行かなくては負けてしまう可能性が高い好敵手と認めたわけだ。"品格"といった綺麗事を語っている余裕などなかったのである。

人間界の将棋第一人者までもがその実力を認めたコンピューターアプリである。次は一体どういう形で対決するのか。電王戦の次の一手には、どうしたって注目が集まるところだ。毎度毎度、アプリのバグをつき続けるわけにも行かないだろう。

ただ、ひとつ確実なことは、もう人間が負けたとしても、ほとんどの人が不思議には思わないということだ。  
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2015年04月10日

中川知洋作「リクガメライダー」と個展 ヨリドコロ

個人的にイチオシアーティストの中川知洋画伯にお願いしていた「リクガメライダー」が完成した。













これ、ライダーの手が動くのである。







あと、画伯の個展が今日から始まりました。もうすでにいくつか赤丸シールが貼られてますよ。興味があるひとは、銀座の万画廊へ急げ!!!画伯もいるよ(多分)。

中川知洋 個展 -ヨリドコロ-
TOMOHIRO NAKAGAWA
-YORIDOKORO-

会期:2015年4月10日(金) ‐ 4月19日(日)
開廊時間:11:30−19:30
最終日は18:00終了/会期中無休
  
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2015年04月09日

今日の陶芸教室

辣油のツボ
釉薬:青白ガラス
粘度:赤
制作:2/18
削り:2/23
釉掛け:3/2

還元焼成に味をしめて作ったのがこれ。自家製辣油を売るときに、これにいれて売ろうかな、と(笑)。辣油とツボ、合わせて4980円(税込み)ぐらいかな。いや、還元焼成ってお金がかかるんだよ。え?辣油だけ欲しい?うーーーーーん。ちなみに、把手(っていうの)はカーリングのストーンをモチーフにしたもの。これが意外と使いやすいのです。














  
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2015年04月08日

なぜ原典にリンクしないのだろう?

市販薬の副作用でも死ぬことがあるよ、というリリースが消費者庁から出たんだけど、このリリースについて伝える大マスコミ様の皆さん、一言一句正確に伝えているわけでもないのに、なぜか原典へのリンクをしていない。

朝日新聞
市販薬でも副作用の危険、5年間に死亡15例 消費者庁
http://www.asahi.com/articles/ASH485FSWH48UTIL01V.html

北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0121124.html

産経ニュース
販薬副作用、死亡が15件 消費者庁が初の注意喚起
http://www.sankei.com/life/news/150408/lif1504080031-n1.html

ライブドア・ニュース
市販薬の副作用か 死亡例15件で消費者庁が初の注意喚起
http://news.livedoor.com/article/detail/9983958/

NHK
市販薬で重い副作用も 注意を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150408/k10010042061000.html

日本テレビ
消費者庁 市販薬の副作用に注意呼びかけ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150408-00000059-nnn-soci

TBS
かぜ薬など市販薬の副作用、5年で15人死亡
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2464486.html

消費者庁のリリースにリンクしてないことについて、何か法的な規制でもあるんだろうか?

ちなみに、原典はこちら。

消費者庁リリース:市販薬の副作用で重症化することも!初期症状が出たら医師、薬剤師に相談しましょう(PDF)
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150408kouhyou_1.pdf

特にこれといった理由もなくリンクしてないとしたら、馬鹿としか言いようがない。  
Posted by buu2 at 23:43Comments(0)TrackBack(0)ニュース││編集

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元中学校長の絶倫っぷり

これは凄い。

1万2000人の少女らを“買春” 横浜市の元中学校長
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150408-00000011-ann-soci

何が凄いって、25年で12,000人という数。以下、記事から抜粋。
高島容疑者は、マニラの日本人学校に赴任していた25年ほど前からこれまでに1万2000人以上の女性を買春していて、このうちの1割が未成年とみられています。


25年間で12,000人だと、毎年480人。つまり、一日1人以上を買春していたという計算になる。金銭に着目すると、一人1万円としても投資額は1億円以上である。

ラーメン評論家界隈では年間1,000杯食べるのが一つの目安とされていたことがあるけれど、大崎さんが言っていた「一日3杯と聞けば「ふうん」となってしまうが、体調を崩して一日食べることができないと、その後一日4杯を三日間続けなくてはならない」という話を思い出す。25年間ずっと健康だったとは考えにくいし、海外への移動で買春できなかった時間もあるはず。

ことの是非はともかくとして、高島雄平容疑者の財力以上に絶倫っぷりに驚かされる。あと、良く今までばれなかったね、という点も驚きだ。

#驚いているだけで、褒めてはいない。

#四月馬鹿じゃないよね?  
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ブウ*の視点 「つけ麺の構造的問題に関する一考察」

今までも散々書いているし、テレビでも喋っているのだけれど、まだきちんと文章化していなかったようなので、つけ麺について書いておく。

つけ麺は、先日亡くなった山岸一雄さんが創案したまかない料理というのが定説だ。店が忙しい時に厨房の片隅でさっと食べることができる、というのがこの料理の主眼で、熱くない、途中で食べることを中断しても劣化しにく(のびない)、"大きな丼にスープ"という不安定な要素がない(こぼしてしまうリスクが小さい)、と、まかない料理として有利な点を複数有している。一方で、客として食べる場合にはいくつかの構造的問題を含んでいる。この問題点故に、つけ麺は料理として成立しにくい。では、その構造的問題とは何か。

まず一つ目として、つけダレが薄まることが挙げられる。ラーメンの麺はどんなに丁寧に湯切りしたとしても、その表面に水を含む。これをつけダレに浸けて食べるのだから、つけダレの濃度は徐々に薄くなる。一方、人間の舌は、味に慣れていく。砂糖を口に含んでなめたあとに甘い料理を食べてもあまり味を感じない経験は、誰でもしたことがあるはずだ。舌はだんだん味に慣れていき、加えてつけダレの味がどんどん薄くなるのでは、味を楽しむためには二重苦を抱えていることになる。本来なら、味は徐々に濃くなることが望ましいし、だからこそ、僕たちは食べている途中に薬味を追加したりして、味に変化を付けたりもする。つけ麺は、つけダレの量が少ないことと、食べている最中につけダレにどんどん水分を追加されることから、大きな影響を受けてしまう。

二つ目として、つけダレがぬるくなっていくことが挙げられる。食感に影響を与えるものは味だけではない。温度も重要な要素だ。そして、一部の例外を除いて、温度は高いほうが歓迎される。熱さは味ほどには「慣れ」はないと思うのだが、熱かったものがぬるくなることには敏感だ。つけ麺はつけダレの量がラーメンのスープよりも少ないことが多いので、当然、熱容量がラーメンのスープほど多くない。結果、食べている途中ですっかり冷めてしまうことも少なくない。ラーメンでも、スープを節約する目的で丼の大きさを鋭角の円錐状にしている店があるが、こうした店以上に、つけダレはぬるくなるし、満足感は損なわれる。

この2つの大きな欠点をどうやって克服するかが、つけ麺屋が客に美味しいつけ麺を提供するために与えられたテーマなのだが、対策が全くなかったわけではない。最も簡単な対策は、つけダレを濃くすることだ。超濃厚タイプなら、薄まる度合いが小さくなるし、スープ自体の熱容量も大きくなるのでぬるくなりにくい。どうしても劣化はするものの、無対策に比べればかなり改善される。こうした例としては志木の「うえだ」の肉野菜つけ麺が挙げられるのだが、なぜか最近はいつ行っても売り切れである。個人的にはこの店は過大評価されていると思っているが、唯一並んでも食べる価値があると思われる肉野菜つけ麺が欠番になっているのは理解不能だ。もしかしたら、採算に乗りにくいのかも知れない。この他にも、ぬるくなる対策としてIHの上につけダレの小どんぶりを乗せておく店が現れたが、池袋にあった店は早々に潰れてしまった。単にぬるくなる対策を考えるなら、つけダレの小丼を肉厚な陶器にするといった方策も考えられるのだが、そういう店はまだ見たことがない。熱した金属塊か焼け石を投入する店もあるのだが、こちらは熱すぎて食べにくかった。熱ければ良いのではなく、適度に高温である必要があるわけだ。あるいは、「麺が熱ければ良い」という考えなのか、あつもりという、一度水でしめた麺を再度加熱した食べ方まであるのだが、これはこれで、麺が途中でべたついてきて、団子状になったりする。麺の表面のぬるぬるも強くなり、食感は大きく損なわれてしまう。あちらを立てればこちらが立たず、である。しかし、そもそも、つけ麺屋には味ではなく量を求める客が集まる傾向があって、こうした味に対する配慮をする店はターゲッティングに失敗している可能性がある。

このように、無対策ではないものの、決定的な対策は存在しないし、そもそも食べる側が対策を求めていないフシもあって、つけ麺は大きな欠点を抱えたままに存在している。それは、1,000円以上のグルメバーガー屋がある一方で、モスバーガーやフレッシュネスバーガーが存在し、むしろグルメバーガー屋の方がマイナーな存在であり続けている状態と同じである。同じようにして、構造的な問題を抱えたままのつけ麺も、大衆に受け入れられていると考えられる。

大雑把に言えば、味を追求する人はラーメンを求め、量を追求する人はつけ麺を求めるのだと思う。  

なごり雪

Posted by buu2 at 09:58Comments(0)TrackBack(0)Nikon D7000││編集

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2015年04月07日

新宿中村屋 ごろごろ野菜を煮込んだ濃厚クリームシチュー

レトルトはカレーばかり食べているけれど、たまには違うのをと思ってクリームシチューを食べてみた。




あ、これはなかなか美味しい。にんじんも鶏肉もマッシュルームもちゃんと質感が残っている。余計な苦味もないし、これなら家でルウを使って作ったシチューとそれほど変わらない感じがする。




評価は☆2つ。保存食に用意しておいても良いレベル。  

一蘭六本木店(再評価)

新宿の一蘭が全くダメな店だったので、心配になって六本木店も食べ直してみた。

一蘭@新宿
http://buu.blog.jp/archives/51445573.html

以前の一蘭六本木店の評価
http://www.netlaputa.ne.jp/~buu/Date/i.html#011023

以下、評価。




名称:一蘭六本木店
種類:九州
場所:六本木
注文:天然とんこつラーメン
評価:5/BAC
2014.4.6.
コメント:麺は細めのストレート。コシがあるというよりは硬く、噛むとぐしゃっと潰れるような食感が特徴的。個人的にはあまり好きではないけれど、スープの絡みは問題ない。

スープはとんこつベースの塩味で、やや濃厚。辛さや脂の量を指定できるので、かなりのところまで好みにカスタマイズできる。数回通えば、すぐにベストなコーディネートを見つけることができるだろう。替玉にはちょっと耐え切れない感じがする。

チャーシューは九州系としてはやや美味しい部類だが、全国レベルで言えば平均的。

この店、替玉が190円もする。もともとの麺の量があまり多くないので、ははぁ、替玉で儲けようという作戦か、と邪推してしまう。高いし、スープも替玉には対応できそうにないので、飲んだ仕上げに立ち寄って、替玉はせずに退店するのがお勧め。

店名 一蘭 六本木店 (いちらん)
TEL 03-3796-7281
住所 東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル 2F
営業時間 11:00〜翌6:00
定休日 年中無休  

2015年04月06日

ルーヴル美術館展 2015(東京)

ルーヴルには行ったことがあるのだけれど、復習の意味で観てきた。

そこそこすいていて、フェルメールが例によって「前列は歩きながら観てください。後列はじっくり観て構いません」といういつものアレだったのだけれど、なぜか前列がガラガラ。後ろに誰もいないのに歩きながら観る義理はないので、前列で立ち止まって観てしまった(笑)。

フェルメール1枚、レンブラント1枚、ミレー1枚といった感じのこじんまりとした展覧会で、「あんたたちが大好きなフェルメール貸してやるから、あとは適当にやってみな」といった投げやり感が強かった。四番打者と、ライトと、中継ぎ、あとは二軍、みたいな?

フェルメール大好きでルーヴルに行ったことがなくて今後も行けそうにない人には良いかも知れない。

6月1日まで、東京の国立新美術館にて。そのあとは京都市美術館で年6月16日から9月27日まで。  
Posted by buu2 at 18:30Comments(0)TrackBack(0)美術││編集

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2015年04月05日

結局、プロ野球は勝たなきゃだめ

日本シリーズに出場するたびに日本中を駆けまわる、自他ともに認める熱狂的中日ファンの僕だけど、去年はテレビも含め、ほとんど試合を観戦しなかった。なぜって、弱かったからだ。

でも、今年は違う。阪神との開幕三連戦こそ三連敗で「また今年もダメか」と思ったけれど、読売との三連戦で風向きが変わったので、続く広島戦も含め、一応全戦観戦している。思うのは、野球の質云々じゃなくて、結果が全て。昨日の試合だって、エラーしまくって逆転される不細工な試合だったけれど、小笠原のサヨナラヒットでほとんど帳消しである。以前、落合監督だった時代に、落合の野球はつまらないとかほざいている馬鹿球団社長がいたけれど、野球の質なんか、レアルやバルサみたいに(サッカーだけど)勝つのが当たり前の状態で初めて言及できること。(一部の人間が)楽しめる野球を追求して、2年間で中日はチームをボロボロにしてしまったわけで、もうそんな馬鹿を繰り返して欲しくない。

このままチームが突っ走ることができるかどうかはわからないけれど、優勝争いに加わってないチームの試合なんか、誰が観るものか。いや、他の人は観るかも知れないけれど、僕は観ないよ。  
Posted by buu2 at 18:30Comments(0)TrackBack(0)プロ野球││編集

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2015年04月04日

仲田錦玉作 ウルトラマン

九谷焼ウルトラマンアートシリーズ、最後は青粒の第一人者、仲田錦玉氏によるウルトラマンである。







青粒は極小の青い点を、大きさや間隔に変化を持たせて模様を描く技法で、特に仲田氏の青粒は渦打ちという、渦状の点描に特徴がある。




このウルトラマンでも、氏の技法はいかんなく発揮されており、ひと目で仲田氏の手によるものとわかる。ウルトラマンファン、九谷焼コレクターなら誰でも欲しくなる逸品である。

関連記事
伊勢丹新宿店、Go!Go!Go!
http://buu.blog.jp/archives/51476269.html

中村陶志人作 カネゴン
http://buu.blog.jp/archives/51476390.html

福島武山作 バルタンセイジン(バルタン星人)
http://buu.blog.jp/archives/51479164.html  
Posted by buu2 at 12:55Comments(0)TrackBack(0)仲田錦玉││編集

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2015年04月03日

風に立つライオン

実在の医師柴田紘一郎氏をモデルにした作品で、主としてケニアの赤十字戦傷病院での彼の活躍と、その周囲の人々を描いている。作品そのものは良くある医療もの、感動ものなので、安心してみていることができるのだが、「どうやってこの風呂敷をたたむのか」という時間になってくると暗雲が立ち込めてくる。そして、大方の想像通りの終映となるのだが・・・この点についてはネタバレにならざるを得ず、最後に改行を入れて記述する。このネタバレは本当に酷いネタバレなので、覚悟して読んで欲しい。

主役の大沢たかお、周囲を固める石原さとみ、真木よう子、石橋蓮司といった面々は安定した演技を見せているのだが、中にはびっくりするほど下手くそがいるので驚かされる。お金が足りなかったのか、五島のエキストラが棒読みなのは仕方ないとしても、ケニアの先輩日本人同僚が棒読みなのはどうしたものか。冒頭の大事な場面でどうしようもなく下手くそな演技を見させられて「ええっ?これは学芸会じゃないですよね?」と不安になる。いくらお金がなくても、もうちょっと、と思うのだが、ケニアまで連れて行くお金がなくて現地の日本人ガイドを使ったのだろうか。うーーーん。

思い出を写真で語るのは構わないが、フォトショップで下手くそに加工しました、みたいな写真を使うのはいただけない。昔の設定なのに看護婦さんが看護師さんと呼ばれていたような気もする。その看護婦のその後も、ん?という感じ。

ということで、普通に評価すれば☆2つ程度、当たり外れが大きな三池監督としては当たりの部類だと思うのだが、ネタバレに書く理由から☆1つである。  続きを読む
Posted by buu2 at 22:42Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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味噌麺 伝堂

埼玉界隈ではわりと健闘している家系「伝家」が展開する味噌中心の店。以下、評価。




名称:伝堂
種類:味噌
場所:東所沢
注文:濃厚味噌ラーメン
評価:6/ABB
2015.4.3.
コメント:麺は太めの多加水麺。茹でから湯切りまで特に問題はなく、コシは十分だしスープも良く絡む。

スープはやや濃厚な豚骨ベースの味噌味。味噌の味を支えるために濃厚な豚骨スープをベースにしている。濃厚なスープに対応して濃い目の味付けにしているのは良いのだが、塩気と同時に苦味まで強調されている。この苦味のルーツが豚骨なのか、味噌なのか、魚の節なのかは不明だが、後味が悪い。

チャーシューはなかなか美味しかった。

店名 伝堂
TEL 04-2944-6760
住所 埼玉県所沢市日比田110-4
営業時間 [火〜土]11:00〜15:30/17:30〜22:00
定休日 月曜  

2015年04月02日

うな専

熊本で一番美味しいという人もいるくらいの有名店に連れて行ってもらいました。

メニューはうなぎめしとうな丼、かば焼きなど。注文は推薦者イチオシのうなぎめし。




ご飯はお櫃に入って提供され、自分で好きなだけ食べることができる。うなぎはやや固めで、タレが少なめ。関東だとタレをベチョベチョにたっぷりかけるのが普通だけど、この店はかなり控えめである。なので、ご飯の色が変わってしまうようなことはない。




個人的には、ご飯がやわらかすぎるのが減点ポイント。のりみたいとまでは言わないまでも、かなり柔らかい。ご飯は硬めで、タレが多めだったら良かったのに、と思うのだが、これは好みの問題かも知れない。僕はうなぎの経験値がまだまだなので、「うなぎとはかくあるべし」という指標が自分の中になくて、きちんとした評価ができないのだが、身がしっかりしているうなぎは、良く言えば天然物に近い。悪く言うなら、脂が乗っていない。













つけもの、肝吸い、デザートと、どれも美味しかった。

店名 うな専
TEL 096-353-4978
住所 熊本県熊本市南区近見1丁目1-3
営業時間 11:00〜15:00
定休日 月曜・金曜・第3日曜  

ジュピター

jupiterascending


クラウドアトラスから3年ぶりのウォシャウスキー姉弟による作品。監督、脚本、製作、製作総指揮全てを姉弟が担当した初めての作品なので、どうなるのか興味津々だったのだが・・・

これがびっくりするほどつまらない。いや、つまらなくてびっくりした。地球はエイリアンによって管理された牧場だった、みたいな良くある設定で、そのエイリアンの王朝の王位を継ぐ女性が、なぜか地球で便所掃除をしている、みたいな、出落ちで終わってしまうような内容である。

何か気の利いたことを書きたいのだけれど、ほとんど何も印象に残っていない。ただただ眠かった。これが面白いって感じる人はいるんだろうか?あ、木星はきれいだった。

評価は☆ゼロ。  
Posted by buu2 at 00:29Comments(0)TrackBack(0)映画2015││編集

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