Dr.コトー診療所14巻
コトーの14巻、読了。
ヤングサンデーを見てないのでこの作品はいつもまとめ読みである。主要なキャラクターが一人死んでしまい、もう一人の主要なキャラクターが大きく変貌していて、「あらあら」という巻だったが、まぁ、面白かった。☆二つ。
Dr.コトー診療所 (14)
が、それはそれとして、この中で実施された即席PCRはちょっと無理がある感じだ。なんといっても不自然なのは電気泳動槽、遠心機(チビタンではない)まで持っていた女性が、PCR装置を持っていなかったということである。大きさでも重さでも、遠心機>PCR>泳動槽だし、簡易的な電気泳動であっても、ゲル作り用のガラス板やスペーサーなどを含めれば電気泳動用の道具はかなりの量になるはず。それに逆転写酵素まで持ち歩いていた以上、冷蔵庫も持って歩いていたに違いない(高度好熱菌(Thermus thermophilus)由来といっても、常温じゃ持ち歩かないよね??)。
ここまで用意周到な人なら、PCRぐらい持ってるだろ、普通(^^; ってゆーか、PCRがなくちゃ、逆転写酵素だって意味ないよね。
まぁ、僕が学生だったころはちょうどPCRが開発された直後だったので、確かにお湯を沸かしちゃあ冷ます、沸かしちゃぁ冷ます、を繰り返していたけどさ。
ところで、最近のアニーリングは時間かけなくても良いの?マンガでは53度で1分だったけど。僕たちの時代はゆっくり冷ましたものだったなぁ。
Posted by buu2 at 12:35│
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トラックバックありがとうございます。
PCRとかって知らないもんで,
「ふーんそうなのか・・・」くらいに
読んでしまいました。
結構,マンガってそういうところありますけどね。
雰囲気をとるためにしょうがないのでしょうか?
改めてPCR調べてみる気になりました。
では。
コメントありがとうございます(^^
いや、PCRは、「まぁ、書いてあることは嘘じゃないんだけど、ちょっと不自然じゃない?」みたいな感じです(^^;
ちなみに
PCRの概要は
http://www.nig.ac.jp/museum/evolution/D/dna-03.html
装置だと例えばこんなの(すげぇ立派ですが(^^;)
http://www.cosmobio.co.jp/kiki/contents/000018.asp
があったりします。温度制御だけだったらもっと小さくて安いのがあるんじゃないかな。
う
PCR結構難しいっすね。
ゆっくり読み砕いてみます。
近代分子生物学の発展を支えている非常に重要な技術です(^^
これが理解できれば怖いものなし、というのは言いすぎですが、なかなかのものだと思います。「僕はどうやって解説していたかなぁ」と、自分の著作を調べてみたら、なんとPCRについてどこにも記述がない(^^; こんなことってあるんだなぁ。反省。ということで、近いうちに自分のサイトで用語解説しようと思います。
また世の中、インフルエンザでPCRが騒がれていますが・・・
で、ドクターコトーの何巻だったかな?でさがしてて。
機械でやるので、アニーリングは時間かけなくてもいいように組まれています。
あっという間に温度が下がるからでしょう。
私の時代は、PCRはおろか、遺伝子についてもほとんど触れられなかったので、
今の物凄い機械たちは化物みたいです。
> 機械でやるので、アニーリングは時間かけなくてもいいように組まれています。
> あっという間に温度が下がるからでしょう。
温度を下げるのは確かに一瞬でやろうと思えばできるわけですが、僕たちが実験をしていた頃は「徐々に温度を下げないと、誤結合が増える」みたいな話があったんですが、最近はそういうことはないんですかね。もしかしたら実験系の溶媒とかに工夫があって高速で上下できるようになったのかな。
> 今の物凄い機械たちは化物みたいです。
僕は98年から3年ほど、日本でも最先端の機器を利用する場にいたんですが、もうそれから8年も経っているので、今はもっと凄いことになっているんでしょうね。
マンガにでてくるPCRの事例を探していて本サイトにたどり着いた者です。
PCR反応のアニール条件ですが、最近の改変型酵素はアニール効率を良くする改良が施されているものも各社から販売されており、アニール5秒なんて条件が添付説明書に記されているものすらあります。
さらには反応条件を最適化しておいて、アニールとエクステンションを同じ温度で進めてしまう2-step PCR (shuttle cycleとも)で一連の増幅反応を非常に短時間で終えるようなアプリケーションもあります。
ところで、PCR用のプライマーをコトーはどうやって準備したのでしょうねぇ。
オリゴヌクレオチド合成装置にアミダイト、精製用の簡易カラムあるいはHPLC装置、オリゴの収量・濃度の評価の為には分光光度計(こっちはNanDropの様なお手軽なものがありますが)もないと…
>buu* さん
現在でも長いprimerを使って、極力狙った配列だけを増幅したい場合には、仰るとおりramping speedを遅くします。ramping speedを変えて比較実験すると、extra bandが少なくなっていたり、産物のsequenceを読んだ時の波形が綺麗に読めるようになっていたりすることを屡々経験します。
一方でうまく行く時には速くやりますね;速い装置(Roche Applied Science, LightCycler, 20uL キャピラリー使用)は20deg centigrade/sec を出したりしますからね。
> マンガにでてくるPCRの事例を探していて本サイトにたどり着いた者です。
いらっしゃいませ!
> アニール5秒なんて条件が添付説明書に記されているものすらあります。
技術の進歩、素晴らしい。
> ところで、PCR用のプライマーをコトーはどうやって準備したのでしょうねぇ。
謎です。