多分世界で最初のとんかつ評論家　元木一朗のブログ

この間、コメントでcocoaさんから紹介してもらった担担麺を食べに横浜大世界へ。

横浜大世界は中華街の天長門そばにあるフード・テーマ・パークである。いつ出来たのかは知らないけれど、まぁ、最近だろう。

入場料は５００円と、ちょっと高め。入館するといきなりエレベーターで８階にあげられ、そこから徐々に下層におりていく仕掛け。８階は展示、７階、６階では舞台が楽しめる。今日は琵琶の演奏をやっていた（写真２枚目）。良くわからないといえば良くわからないのだが、とにかく上手っぽかった。舞台は７階にあるのだが、７階からも鑑賞できる。このほか、コスプレして写真撮影が出来るサービスなどがあった。

食事のスペースは４階から２階まで。まず食べたのは３階の麻辣麺荘の「元祖天府風担担麺」（写真３枚目）。量が少なめなので、ついでに普通の四川担担麺と杏仁豆腐も注文。元祖天府風担担麺はスープのない麺。まず一口食べてみたところで思わず咳き込んでしまった。辛いというのとちょっと違って、気化した辛味が気管に入ってくる。おもわずむせてしまうという感じ。汁気が少ないので辛さはストレートに伝わってくるが「痛いっ！」ってところまではいかない。普通に美味しかった。

これを食べた後に普通の担担麺を食べたら、なんか薄味に感じられた。順番は逆にすべきだった。杏仁豆腐はそれなりに美味しいが、僕としてはもうちょっと牛乳の比率の高い、柔らかいのが好き。この３つの料理で評価して☆二つ。ちなみにこの店、四川飯店のプロデュースとのこと。四川飯店もようやくこういう形で中華街の仲間入りを果たしたわけだ。

どうでも良い話だけど、中華街には四川の店がほとんどない。重慶が有名で味も良いのだが、これを含めて全部で４軒だったか。中華街では四川料理は肩身が狭いようだ。

食のテーマパークということで、食べ物の量は少なめ。「まだちょっと小腹がすいているよなぁ」と思い、お腹に溜まるチャーハンを食べてみることに。食べたのは東珍味の「XO醤牛肉チャーハン」。これは美味しい。油のべとつきが全然感じられず、口の中でぱらぱら崩れるような食感。牛肉もたっぷり。微妙に塩気が足りない感じもするが、これは好みの問題だろう。☆２つ半。

さて、食べ終わってから２階に下りて、今度は餃子を食べてみた。食べたのは蘭蘭酒家の「皇帝餃子」と「蝦仁水餃子」。水餃子はちょっとイマイチだったけど、焼餃子はかなり美味しかった。総合で☆２つ。

夏休みだというのにすごい混雑というわけでもなく、居心地の良い空間だった。少なくとも、中華街を一通り食べちゃった浜っ子（死語）は滅多に中華街に足を運ぶことはないわけだが、そんな人達を「ちょっと行ってみようかな」って気にさせるんじゃないだろうか。