ようやく半分終わりましたが、さすがに3時間番組、先が長いです・・・
田原:ここにマニュフェスト一覧がある。申し訳ないけど自民党と民主党をあげたい。年金の問題。年金で、自民党は公務員とサラリーマンの年金を統合する。国民年金には全く触れてない。民主党は国民年金を含めて8年までに一元化する。どっちが良い?
荻原:自民党は増改築を進めようということ。一階部分は国民年金。その部分はそのままで、二階に二つあるわけです、家が。これを一軒の家にしようと。実際には中身は増改築を繰り返しているので、わけわかんない状態になっている・・・
田原:わけわかんないじゃ全然わかんないよ。
荻原:だからとにかく増改築はうまくいかないと思う。じゃぁ・・・
田原:ちょっとまって。自民党は国民年金放りっぱなしなんだよ。
荻原:だから国民年金、一階部分はそのままで、二階にあるおうちを一軒にしましょうと、その・・・
田原:一階というのはいくらぐらい・・・
荻原:一階は国民年金。
遠山:現状は66000。
荻原:6万、6万・・・その上に公務員の年金と・・・
遠山:公務員とサラリーマンの場合は所得に応じて比例で所得に応じて払っているので、その部分がつくと。フリーターや自営業者は国民年金だから一階部分しかないと。
田原:6万や7万じゃ食えるわけない。
遠山:夫婦だったら13万・・・
田原:一番問題なのは、食えるわけない。じゃぁどうするかって、生活保護に行くよ。みんな。だから、国民年金に入る人がどんどん減っていく。入ったって意味ない。生活保護もらえば良いじゃないかと。
遠山:生活保護と年金は明確に違う。公的年金は長生きしたら物凄く得します。
松原:今の公的年金のどこが一番の問題かというと、サラリーマンと公務員の差なんて微々たるもので、これが第一とはとても思えない。一番問題なのは6万円で食えるのかということ。なおかつその6万円の年金すら4割の人が払っていない。そのことについてどうするのか、一番深刻な問題について民主党は一元化とはっきりした。それに対して自公は公務員とサラリーマンを統合するということしか言ってなくて、回答を示してないんじゃないかと、どうですか、山本さん。
田原:遠山さん、自民党や公明党はいい加減。この間やった年金だってこの間実は参議院選挙の一週間前に幹事長書記長来て貰って、やったわけ。そのときに100年安心だと言った。ところが、あの頃の社会保険庁のデータが実にいい加減で、少子化が、出生率が1.39、それから2%上がる、年金利回りが3%、んなもんあるわけないじゃん。
遠山:去年の年金の利回りで・・・
田原:嘘言うな。こんな男ダメだわ。ちょっと、あんたね、ちょっと待て、そういう馬鹿なこと言うな。あのね、こんなの無茶苦茶だわ。あのね、それで幹事長書記長会議で、おかしいじゃないかと、冬柴さん、100年っておかしいぞ、って、そうしたら、これは努力目標ですって、言ったの。そうしたらね、当時の幹事長藤井さんがぷっと笑ったわけ。それで藤井さんにさらに聞いた。公明党はいい加減だ。じゃぁ、あなた達は年金問題で今みたいな議論をしたのかと言ったら、残念ながらしなかったと。何でだって言ったら、未納問題になってしまってしてないと。だからね、年金問題を国会で論議しないで参議院年金選挙をやっちゃった。国民はそういう利回りの嘘を全部知ってるんだから、あなたみたいに言ったってダメなんだよ。はい、山本さん。
山本:今の段階で、自公の案と民主党の案を比べれば、自公の方が良いと思っている。どういう金額を受け取れるのかをきちんと明示しているから。ただ、100年先をにらんで作ったんだが、これで改革が終わりかといったらそうではない。民主党の案はほとんど数字が入ってないから、案にはなってないと思う。ただ、考え方として、岡田さんが年金を争点にすると言っているけど・・・
松原:山本さん、民主党の批判を聞きたいんじゃなくて、国民年金が未納で、事実上崩壊している状態について、マニュフェストは4年後ですからね、何か示してくださいと。
山本:実際は口で言うのとは違って凄く大変だ。民主党は制度設計もなく一元化すると言っているけど、一元化するのは凄く大変。
金子:数字を示したというが、田原さんが言った中で欠けているのは、1.32で下げ止まるんですよ。それで1.39に出生率が上がってる。今1.29を割ってるんです。もう止まりそうにない。もう一つは金利が3%で、成長率1.6に落ちてるんです。この数字をベースに財務省が出した数字、そのまま財政に適応すると財政赤字はとんでもなくなって、歳出3割削減だと言っている。つまり政府の中で数字が矛盾している。もう示した数字自身が破綻しているのが現実だと思う。
田原:金子さんは原則論を言うから困る。正論だけど。正論だけど政治じゃない。
遠山:出生率が回復すれば・・・・
田原:どうやって回復するの?
遠山:今日の日経新聞にも書いてあるとおり、少子化対策に28%の予算を増額して・・・
田原:ちょっと待って。あなたね、ちょっとおかしい、公明党っていうのは。今までなんでやらなかったんだよ。
遠山:今までもやってきたけど足りなかった。
勝谷:山本さんに聞きたい。運営はわかった。数字のマジックもわかった。どうやってお金集めるの?一番の問題は徴収率が下がっていることでしょ。日本人は今モラルハザードが凄い。国民自身の責任でもあるわけだけど、国民がこれだけ支持しているのに馬鹿にするなと言ったじゃないですか。国民を馬鹿にするのかと。俺は国民を馬鹿にしてますよ。そういう馬鹿な国民を作ったのは誰かって、マスコミと小泉なんだから。
山本:勝谷さん、馬鹿な国民っていうんですか?そんなことありませんよ。国民にはちゃんと英知がありますよ。
勝谷:違う。違います。馬鹿な状況の中に置かれて、それに気がついていない国民自体と言い換えてもいい。ちょっとまって、それはあとで話す。
山本:それは酷いよ。暴論だよ。
勝谷:いいよ、それはあとで話そう。
山本:信じられない。
勝谷:それ以前にもう一つ、今年金の話だから。集めるのは民主党は歳入庁を作るっていってるね。それからもっと画期的なのはこれができたら凄いと思うけど、納税者番号制をつくるっていってる。社会保険庁をなくすといってる。民主党は事実上なくすと言ってる。自民党は集めることに関する限り、何ら具体的なことが書いてない。どうやってあつめるんですか。NHKの受信料と同じことになる。それにどうやってストップをかけて、どうやって集めるのか。
山本:こうやって未納が増えてきているのは政治の責任が大きい。説明しなくちゃいけないし、反省しなくちゃいけない。ただ、制度設計をみてみると、税と、保険料の徴収は違う。たとえば国税庁が強制徴収するときは、物凄く高額所得者ですよ。ところが年金未納者はかなり所得が少ないんです。それをまったく同じように国税庁に任せたからってうまくいかない。
田原:勝谷さんが言ってるのはどうやって集めるのかということ。4割も払ってない人をどうするのかと。
遠山:払わなければもらえないんですから・・・
田原:遠山さん、形式論を言っちゃダメだよ。蓮舫、一元化っていうのは国民・・・
遠山:g$T%(aerzr%))TGLeirTUwe
田原:うるさい、お前は!やじばっかり飛ばして。厚生年金って言うのは半分会社が払ってる。共済年金は半分国が払ってる。国民年金はそれがいない。どうするの?
蓮舫:個人事業者は日本全国で700万人いる。そのうち所得税を納めているのが200万人。残りの500万人は低所得。この人たちは最低保証年金の対象になりますから、保険料が限りなくゼロに近づいてくる。最低保証年金は7万円を想定しています。そこには消費税を当てようと思っています。消費税は3%アップを想定しています。
荻原:今の制度だって所得の低い人は届出を出せばもらえることになっている。
田原:そうすると、厚生年金は半分は会社が払うの?
蓮舫:はい。
田原:共済年金も同じね?
蓮舫:同じです。
田原:個人事業者は?
蓮舫:低所得者は緩和措置を設ける。払いたくても払えない人には所得比例年金はゼロに近い。そのかわり最低保証年金は国の福祉として保証する。これは消費税をあてる。
田原:大門さん、共産党はどっちが良いの?
大門:両方とも矛盾している。どちらも財源は消費税。今の状態で消費税を二桁にして平気だと思っているのか。二極化している状態でどうして良くなっている人から税金を取らず、良くなってない人から取るのか。
福島:はい、はい、はい、はい
田原:勝谷さん、共産党案に賛成?
勝谷:いや(苦笑)
宮崎:今の所得税は凄く問題がある。昔からトーゴーサンとかクロヨンとか言われていて、またホリエモンみたいな人は負担を大きくしたらよそに逃げていってしまいますよ。
福島:税制と社会保障の見直しは必要だ。年金は一元化をすべきだと思う。一元化して、最低保証年金は必要。徴収は自治体がやっていたものを社会保険庁に移してガタッと落ちているので、それを元に戻すべきだと思う。また、未納率が高いのはそもそもお金が払えない。雇用を良くすることが必要。
田原:消費税を3%あげるのはどう?
福島:消費税をあげるのは良くない。消費税と法人税率の適正化をはかることで2.3兆円、特別会計が205兆円だけれども、特別会計はルーズ。この中で6.5兆円ぐらいメスを入れれば、変えることができると思う。消費税をあげない努力をすべきである。
遠山:社民党の最低保証年金は税でやるんじゃないの?
福島:税でやります。
遠山:税でやるなら増税になりますよね。
山本:それは一月あたりいくらになるんですか?
福島:税制改革をきちっとやるというが・・・
田原:社民党をいじめても仕方がないのでこの辺でやめておきましょう。