今年のトヨタカップは決勝以外はなかなか人が集まらず、今は「開催国枠」を設置する方向で調整中とか。でも、そうすると今の6チームプラス1になってしまうので、数があわない。ということで、さらに「前回優勝チーム枠」を設置して全8チームによるトーナメントを検討中らしい。ところがヨーロッパのチームはもともと「シーズン中に日本まで行くのはいやだよ」ってノリなので、リバプールが勝っちゃうと前回優勝チーム枠を用意しても「いやだ」と言われかねない。ということで、関係者的にはお金さえ出せば喜んで来てくれる南米チームを応援したい気分だったらしい。
個人的には「開催国枠」なんて用意すると今度は開催国の取り合いになって、結果的に日本で開催できているトヨタカップがよそに流出する可能性を危惧するんですが、まぁ目先の利益を追うのも重要なんでしょう。
さて、そんなトヨタカップ決勝戦での最大の不祥事が「謎の男の乱入事件」ですね。キックオフ数分後に謎の男がサンパウロゴール正面に現れて、それに気がついた警備員を華麗なステップでかわしてゴールネットにまっしぐら。これを引き剥がして場外に連れ出すために5分ぐらいかかってしまったわけです。その後、この事件に関する情報を仕入れましたのでご報告。
1.犯人について
在日スペイン人でサンパウロにリベルタドーレス杯決勝で負けたアトレチコ・パラナエンセのファン。
2.侵入経路
一般チケットを購入してスタンドへ。その後、試合開始までスタンドとピッチの間の堀に潜伏。キックオフと同時に2メートルの壁をよじ登り、メインスタンドから見て左斜め前方からピッチに侵入。
3.動機
サンパウロに負けたため、トヨタカップの試合を台無しにしたかった。
4.その後
スタジアム内は公共の場であり、また入場券を購入しているため不法侵入は問えない。代わりに試合を中断させたことで威力業務妨害、ゴールネットを破損したことで器物損壊の現行犯逮捕ということらしい。
こちらは楽しい写真集
△ゴールにひっかかる謎の男
△謎の男を運び出す係の人たち
△謎の男が持ち込んだぬいぐるみ