逆切れするペン農務次官は大馬鹿だが、日本にも大馬鹿はいる
最初から米国のBSE対策なんていうものは全く信用していないので、特定危険部位の背骨が混入していても全然驚かないわけだけど、逆ギレして「車でスーパーに買い物に行って交通事故にあうよりも確率はずっと低い」などと発言したペン農務次官はまぁ間違いなく大馬鹿。もしそういう主張なら最初から「特定危険部位を削除します」などとしないで「安全だからそのまま食え、日本人」と言えば良い。それができず、「きちんと対策しますから、お願いですから輸入してください」と頭を下げていたにも関わらず、その約束を守れなかったらこの発言。まぁ、米国なんていう奴等は所詮この程度。口先だけで適当なことを言っておいて裏では「どうせわかりゃしないよ」と思っているに違いない。ま、そのあたりのことを米国かぶれの人たちにも非常にわかりやすい形で見せてくれたのだから米国さん、ありがとう、という気分である。これが「背骨」という目に見える形じゃなくて、いい加減なやり方で特定危険部位を削除した異常プリオンだらけの肉を輸出されていたらどうなっていたかと思う。まぁ、すでにすげぇ大量の肉が輸入されていたわけだから、当面牛肉を食べるときは「これはどこの肉ですか?」と質問するのを忘れられない。というか、当分牛肉は食べない方が良さそうだ。米国が「これは和牛です」などとラベルを貼って輸出していても何の不思議もない。
さて、かように米国農務省は大馬鹿なわけだが、よその国の奴等に「ばーか」と声をかけたところで彼らは日本語なんて理解する気もないだろうから意味がない。で、そういうことは適当な所で済ませておくが、日本にも大馬鹿がいることを忘れてはならない。現地調査の名の下に税金を使って米国、カナダに観光旅行に行ってきた脳衰省じゃないや、農水省と厚労省の担当者の方々。
旅行の感想文はこちらにアップされてます。それからこの感想文については当時から色々と批判があったわけですが、たとえばSpeak easyさんの「
米・加のBSE 対策の現地調査結果を酷評」というエントリーなんかが参考になると思います。
ブログでデモ運動展開中!みんなでバナーをはろう!

協力者絶賛募集中!!勝手に使っていただいて構いません。
Posted by buu2 at 11:01│
Comments(6)│
TrackBack(0)
│
BSE関連│
この記事へのトラックバックURL
「食肉の表示に関する公正競争規約」による定義によると「和牛」とは品種のことなので、
>米国が「これは和牛です」などとラベルを貼って輸出していても
それがたとえば黒毛和種や日本短角種であれば、なんら問題ないことになる。
と、本筋には影響のない突っ込み。
↓:たぶん参考
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/05.february/050228.pdf
「車でスーパーに買い物に行って交通事故にあうよりも確率はずっと低い」なんて言われても、私もう既に6回ぐらい交通事故にあってるんですけど・・・。これより確率が低いっていわれても、BSE牛は1回あたったらアウトなんですが・・・。こんな発言を平然と言ってのける大雑把な神経はさすがです。さぞ輸出時の検査も大雑把なものだったことでしょう。
-----
小泉純一郎首相は26日午後の衆院予算委員会で、米国産牛肉にBSE(牛海綿状脳症)の危険部位が混入した問題について「責められるべきは米国だ。なぜ日本が責められるのか分からない」と述べ、昨年12月の輸入再開の判断に誤りはなかったとの認識を示した。民主党の松本剛明政調会長が「誤りを認めるべきだ」と追及したのに反論した。
-----
まあこの程度のアホな宰相と民度だからなんじゃないの、と思うけど。
>Master うらかわ
和牛は和牛で抜け道がありますが国産は国産でざるなので、基本的にはなんでもありですね。
>masterさま
典型的な逆切れですよね(^^;
>DKさま
食品安全委員会は一応「20ヶ月齢以下、SRMの除去を完全にやれば」という大前提を置いていましたが(この前提も意味がないことは散々書いてきましたが)、それを完全に無視されちゃったわけですからね。で、この大前提は「きちんと誰かが担保しろ」ということでしたが、これを調べるのは間違いなく行政の役割のはず。これは米国の責任じゃないですよ。
やっぱり他の選択肢がある場合は牛を食べるのを止めよう。
それしかないでしょう。たいして旨いもんじゃないし。
問題はやっぱり海外出張だなぁ。どこいってもステーキばっ
かりだし、焼き魚なんてなかなか見つからない(涙)
特に短い出張の場合、食い物を探しているような時間の余裕
はまるでないからなぁ。中華街がある都市なら、とりあえず
そこに行くのが正解かな?
------
これに対し、中川農水相は、閣議決定以降、輸入再開前に現地調査を行っていない事実を認め、陳謝。そのうえで「この文章(答弁書)と違うことを私が決定した。どういう責任をとったらいいのか、これから考えたい」と述べたが、午後の委員会では「責任」を否定した。
(産経新聞) - 1月30日15時31分更新
-------
これと、
「責められるべきは米国だ。なぜ日本が責められるのか分からない」と述べ、昨年12月の輸入再開の判断に誤りはなかったとの認識を示した。
の整合性をどう説明するのだろうね。
まあこの国の国民は今の内閣が何をやっても支持するらしいけどさ。
大体、40%の国民が米国産牛肉の再開を未だ願ってい
るんでしょ。ん?ちょっと前のデータかな?理解できん。
まあ、そりゃ、いかに虐げられてても小泉内閣支持なんだろうな。
おめでてぇな、と思う。