神奈川グルメクラブの会長、副会長とともに、副会長の運転するレガシィで横須賀へ。このレガシィがなぜかナビが二つついている変わった車。「なんで二つついているんですか?」と聞いたら、「上が純正のDVD、下はあと付けのHDD」との返事。加えて「どうせならたくさんついていたほうが売るときに高くなるでしょ」とのこと。
副会長は車関係の仕事なので専門家なわけだけど、どうにもわかったようなわからないような説明である。これを僕のわかる範囲で言うと、スキーのビンディングが一本の板に二つついていて「前が、サロモン、後ろがマーカー。二つついていると便利でしょ」とか、ウェブサイトにカウンターが二つついていて「上がサイト純正、下がブログツール。数字が微妙に違うから」とか(って、実際にこのブログはそうなっているわけだが)、両腕に腕時計をして、「右がオメガ、左がロレックス。時間はケータイでみるけどね」とか、まぁそんな感じだと思うのだけれど、まぁ良いや。本題はそこではない。
で、何しに横須賀に出かけたのかというと、鰻を食べにである。僕は横須賀に土地鑑がないのだけれど、横須賀中央とか、そんな地名らしい。で、店の名前は「米代」。こめだいじゃなくて、よねしろらしい。この店、普通に看板が出ているのだけれど一見さんお断りとのこと。だから、普通のグルメサイトを調べても全然載ってない。「鰻 横須賀 米代」でググってみてもそれらしい記事は1つしか引っかかってこない。何しろ、普通に食べに入ると「もう終っちゃいました」と断られちゃうのだ(^^;
さて、会長が一見さんじゃないので我々は何事もなく入店することができたのだが、まず漬物が出てくる。この漬物を食べながら、キープしてあった焼酎のボトルを飲む。そろそろ漬物がなくなるなぁ、という頃に鶏のから揚げ二人前の登場。低温の油で揚げたと思われる品の良いから揚げである。
美味しいなぁ、と鶏のから揚げを食べながら焼酎を飲むこと4、50分程度。もう店に入ってからは1時間以上が経過しているわけだが、ここでようやくメインディッシュの鰻重の登場である。
関東風の鰻なのでとても柔らかく、ホクホクしている。口に入れるとほろりと崩れて口の中に鰻が広がる。タレは甘すぎず、薄味すぎず、これまた上質の味わい。ご飯の固さも鰻にぴったりで、一粒残さず食べたくなる。肝吸いだけは僕はもうちょっと味が濃いものが好きだったけど、まぁこれは好みの問題。
食べ終わった頃にもう一皿漬物が出てきて、これを食べながら余韻を楽しむ。
いや、美味しかった。さすがカナグル会長ご推薦の鰻屋。横須賀まで食べに来た甲斐がありました。