今シーズン初観戦となるJリーグ第5節(だって、まだスキーシーズンだから土曜日は首都圏にいないんですよ、基本的に。来週もいないし、再来週もいないし、その次も微妙)は宿敵レッズが相手。
今回は駐車場チケット付きのスペシャルチケットだったので車で日産スタジアムへ。途中の交通渋滞で少し遅れてしまったけど、両チーム無得点のところで到着。
今シーズンはレッズは山ほど補強しているわけで、一方でマリノスの補強はちょっと地味目。これで大丈夫なのかなぁと思ったんだけど、いざ開幕してみたら中澤、栗原、松田のスリーバックが強力で、またマグロン、マルケス、ドゥトラの外国人トリオが大活躍。コンディションに不安を残す久保にも坂田、清水、大島とバックアップも十分。ちょっと気になるのは最近精彩を欠いている奥、怪我で復帰が大幅に遅れそうな山瀬などの日本人MF陣なわけだけど、上野が復調してきてなんとかなるかな、という状態。1シーズン制になったので勝負は「いかに下位から確実に勝ち点3を取るか」になったわけで、スタート4連勝は望外の成績。今日レッズを叩けば前半戦はマリノスのもの、という感じだったわけですが・・・・・・
とにかく今日のマリノスは細かいミスが多過ぎ。それをフォローするために走り回ってしまって、ただでさえちょっと過密気味なスケジュールの中でコンディショニングが難しい中、先に消耗してしまった感じ。結果、3失点で惨敗。一点目はセットプレーの時に集中力を欠いた感じ、二点目は松田がワシントンに完全に振り切られてしまい、中澤のフォローまで邪魔をしてしまう始末。というか、その直前の榎本の凡プレーあたりで全体のムードが悪くなっていた。ロスタイムの三点目は左サイド奥でキープされてしまい「あぁ、ダメだ、追いつけない」と思った心の隙をつかれた感じ。
それと、後半リードしてからのレッズのディフェンスの出来は非常に良かった。なぜディフェンスが強力かって、それは個人の能力はもちろんだけど、枚数。マリノスがボールを持って顔を前に向けたときにはすでにレッズのディフェンスは6枚が万全の体制。なぜそういうことができるかといえば少ない人数でも十分に圧力のある攻撃を仕掛けられるから。レッズがワシントンを補強した意味は大きい。だからヴェルディのJ2落ちが決まったときにワシントンを獲れと言ったのに、寄りにもよって、レッズに獲られちゃうとはね。
それから、レッズのプレスも強力だった。マリノスの細かいミスはレッズの素早い寄せがあったからとも言える。そして、その原動力となっているのは豊富な運動量。若いレッズに対してやや高齢化が進んでいるマリノス。もちろん世代交代は上手に進んでいるはずなのだが、今日で言えば吉田とか、久保とか、奥とか、どうしても走り負けてしまっていた印象。
まぁ、長いシーズンの中での一戦なので悲観することはないのだけれど、ここで明らかになった弱点をすぐに修正していかないとレッズの独走を許しそうな予感。