朝ごはんはいつものとおりの粗食。
食べ終わってからケルン大聖堂へ。あとで戻ってくるので、とりあえずざっと見てからケルン駅へ。
大聖堂の前ではイングランドサポが応援フラッグの作成(フラッグといっても、でかさが並じゃない。こんなの持ち込めるのかな????)に余念がない。
ケルンの中央駅の天井には馬鹿でかい絵が描いてあって、各国の中心選手が描かれている。日本の選手は中村。と、中央駅でジュビロサポの友達と出くわして挨拶。彼女たちと前回会ったのは浦和美園駅で日本代表の試合を見に行こうとしたとき。どちらももの凄い人ごみでどちらもほとんど行く機会がないところなんだけど、なぜか遭遇する。何はともあれこちらでの携帯の番号を交換してから電車でブリュールへ。
ブリュールではとにかく歩きまくり。まずアウグストゥスブルク城に行って、見学ツアーに参加。城といってもすげぇ豪華な家という感じ。考えてみれば城の定義ってなんなんだろう。ま、いっか。ガイドはドイツ語なので、英語の解説テープを聴きながらの見学。が、このガイドとテープがきちんとシンクロしていなくてしょっちゅうわけがわからなくなる。ま、なんとなく雰囲気はわかるのでどうでも良いといえばどうでも良いんだけど。このお城の見ものはノイマン作のロココ調階段吹き抜け。見学ツアーでは一番最初にその階段に連れて行かれてしまい、いきなりびっくりした。
その後、ツアーで色々な部屋を案内してもらったわけだけど、お金持ちは良いなぁ、と思うことしきり。ツアーが終わってから城の庭を見つつ、付属のファルケンルスト城へ。と書いてしまうとたった一行だが、実際はすげぇ時間がかかった。この二つの城はあわせて世界遺産になるくらい近距離にあるのだけれど、歩いていくと結構な距離がある。30分以上歩いたと思う。
ファルケンルストは城といっても狩りに出かける前の準備をする家という感じ。で、さて見学、と思ったら、鍵がしまってる。がちゃがちゃやっていたら中からおばさんが出てきて、「今は昼休み。見学は13:30からよ」と言われてしまった。そのときの時間は12:45ぐらい。これから一体どうしたら良いんだー、こんなに苦労して歩いてきたんだから、いくらなんでも見ないで帰るという選択肢はないよなぁ、と思っていたら、「裏にレストランがあるからそっちで食べていたら?」とのこと。やることがないし考えてみたらおなかがすいたので、おばさんの言うとおりにそのレストランへゴー。
レストランはイタリアンで、あんまり期待していなかったんだけど、なかなか美味しかった。鶏肉のソテーマッシュルームホワイトソース、みたいなものを食べた。
城の内部は靴の上にばかでかいスリッパを履いて見学する形式。こちらは1階、2階でそれぞれ5部屋程度。これを城と呼ぶのはいかがなものか。とにかく城と付属の教会を見学して、再びアウグストゥスブルク城まで歩き。さすがに疲れた。
一通り散策してから駅に戻るとレンタル自転車屋があった。うーむ。これを借りれば良かった。駅で再びジュビロサポに遭遇して情報交換。なぜこんなところで会うのか本当に不思議だ。ボンには川淵さんとかがいたらしい。
電車に乗ってケルンに戻り、大聖堂へ。503段の塔を自力で登ったんだけど、ときどきパブリックビューイングから大歓声。ドイツが得点しているらしい。塔の頂上からケルンの街を色々見て、再び歩いて下まで降りた。下りは楽だ。
塔から降りてホテルに戻り、30分ほど昼寝。起きたらもう6時だったので行動再開。準備をしてHRCの先にあるトラムの駅へ。
途中おなかがすいたのでそこにあった中華料理屋へ。飛込みだったけどまぁまぁ。とにかく久しぶりに箸を使って食事ができたのがうれしい。ちなみに食べたのはただのチャーハン。
トラムに乗ると何かトラブルがあったみたいでなかなか動かない。予定より30分以上時間がかかってしまったが、なんとかスタジアムに到着。
席に着くと隣が久米宏、後ろにはうじきつよしというタレント席。というのも、バックスタンドど真ん中前から二列目というすげぇ良席だったから。試合は応援していたスウェーデンが終了間際に執念の同点ヘッドで追いついてイングランドと共にグループリーグ勝ち抜けを決めた。
トラムでホテルのそばまで行って、そこから歩いてホテルに戻り、シャワーを浴びて就寝。と書くとすごくあっさりしているようだが、実際はそんなことはない。トラムの中は酔っ払ったイングランドサポが大騒ぎしていたし、トラムの駅からホテルまでは両国のサポが飲んだビール瓶の破片が散乱(理由はわからないが、やつらはとにかく飲むと瓶を割る)。道には酔っ払いがあふれていてポリゼイさんたちが走り回っていた。