公開前からラジー賞最右翼というか、もうラジー賞受賞が決まっていると言われている「M:I:III」を観てきた。でも、なんでM:I:IIIなんだろう。ミッション・インポッシブル3じゃだめなの?ま、いっか。
で、結論から言うと面白かったです。「なんで?」って思っちゃうこともないことはなかったけど、ま、良いんじゃないかな、と。
舞台はベルリン、バチカン、上海を適度に転々としてくれてスパイ映画っぽい作り。使い古された冒頭のシーンの使い方とかありきたりな裏切りとかは「よせば良いのに」と思わないでもないけど、なんかILMのパワーを見せ付けてくれるバチカン潜入シーンとかはかなり面白い。
007とかと何が違うのかなぁ、と思ったんだけど、やっぱ「タイムリミット」の使い方が上手なんだね。どのアクションシーンも大抵制限時間が設定されている。まぁ、中には「をいをい、もういい加減4分経っただろう」みたいに思うところもあるけど、それはそれ、ウルトラマンとかで散々経験している日本人ならスルーして楽しむだけの懐の深さがあるわけで。
ということで、評価は☆2つ半です。