2007年01月14日

久保、退団

難航していた久保の交渉が結局決裂、退団することになったようだ。

<J1>元日本代表FW久保、横浜マ退団 移籍先は横浜Cか

俊輔が抜けたころは代わりに奥が来て、久保も参入、次から次へと有効な強化ができて、結果として2年連続優勝を果たしたわけだけれども、それも今は昔。岡ちゃんがいなくなり、奥がいなくなり、そして久保もいなくなる。

久保のパフォーマンス・コンディションはこのところ満足のいくものではなく、まぁ仕方ないかな、と思わないでもないのだけれど、問題なのはそうやって選手が流出して行ってしまうチーム状況。

「マリノスでサッカーをやりたい」と思う選手がどんどんいなくなっているわけで、これで大丈夫なのかなぁ、と心配になる。

いつから風向きが変わったのかって、やっぱりアジアチャンピオンズリーグに向けてAチーム、Bチーム体制を組もうとしたあたりかな、と思う。チャンピオンズリーグについてはおそらく「せっかくクラブワールドカップをやるのだから、Jリーグ覇者はがんばってくれ」という圧力があったんだろう。勝つのに馴れてしまい、勝つのが当たり前だと考えるサポーターの存在もあって、チーム運営は困難になっていってしまったようだ。インフラ整備や補強など、色々な点でちぐはぐになってしまい、狂ってしまった歯車はまったくかみ合う気配がない。

結局、強者にはなれたが、常勝軍団にはなれなかった。ヴェルディ、アントラーズ、ジュビロの天下に比較するとその期間はかなり短い印象で、「強かったマリノス」の時代はこれからしばらく続く気がする。

「あのときなぁ」と思うのは、ヴェルディがJ2落ちしたとき。あのときワシントンを獲得しておけば、風向きはずいぶんと違ったものだったと思うのだけれど・・・・。

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