いよいよ花粉が飛び始めたようなので、病院が混雑する前に耳鼻咽喉科へ。理研時代から診てもらっている和光市の耳鼻咽喉科まででかけたわけですが、せっかくなので帰りに「とん兵衛」に行ってカキフライを食べてきました。
このお店、本来はトンカツ屋なんですが、残念ながらトンカツはイマイチ。このブログで散々書いていることですが、やはりトンカツは肉がまず重要で、揚げ方がうまかろうが、パン粉が良かろうが、とにかく肉がイマイチなら美味しいトンカツになるわけがない。で、良い肉を使うためには当然費用がかかるわけで、原価が高くなるんだから売値も高くなります。トンカツの場合、「これは美味しいね」と思うための必要条件はヒレカツ定食で2000円。これを下回る店で美味しい店はみたことがないです。もちろん2000円以上でも美味しくない店はあるわけですが。で、この店もヒレカツ定食の価格は1000円台。なので、まぁ凡庸なヒレカツ、ロースカツを出します。でもまぁ、この店にそこまでの味を期待している人はあんまりいないんでしょう。わざわざここのトンカツを食べるために和光市くんだりまで来る人もいないでしょうし、もしそういうアクティビティのある人なら川越市の楽天とか、あるいは上野、秋葉原あたりの名店に行くと思います。ということで僕もこの店でトンカツを注文する気はないのですが、カキフライは結構良いと思います。
ここのカキフライの特徴は、ひとつのフライの中にカキが二つ入っていること。ある意味邪道だと思うのですが、二つ入っているために火のとおりが抑え目になって、ジューシーさが強調されるんですね。量も多くなるので満足感も得られます。ちょっとした工夫ですが、「なるほど、良いアイデアだな」と思います。ま、このカキフライにしてもわざわざ食べに来るほどのものではないのですが、1500円程度のお金を出しても損をした気にはなりません。また来月耳鼻咽喉科に花粉症の薬をもらいにくるときは食べようかな、と思います。