ぼーーっとしていると終わってしまうし、どうせ肩骨折でアクティビティが落ちているので、これも観ておかないと、と思って観て来ました。
まぁ、ほぼ予想通りの内容というか、予想以上でも予想以下でもないというか、クリント・イーストウッドがドリームワークスで映画を作ればこの程度のクオリティのものはつくるよな、という感じ。
これは別に面白くなかったということではなくて、逆に映画は結構面白かったです。渡辺謙 、伊原剛志の二人は最後までカッコイイし、二宮和也の抑えた演技もなかなか。公私共にすっかり悪役となってしまった中村獅童の存在感も良い。特撮も必要にして十分と言う感じで嫌味がない。
驚いたのは米国人であるクリント・イーストウッドがこういう映画を撮ったということ。エキストラの人たち(?)が背後でしゃべっている声などはどうも棒読みっぽく聞こえることが多いのだけれど、これは在米の日系人を使ったためかもしれない。どうしてもそういう細かいところに意識が行ってしまうのだけれど、さすがに外人にはそこまでのチェックは不可能だろう。
栗林陸軍中将、西竹一陸軍中佐を過剰に演出するわけでもなく、フィクションとノンフィクションを上手にブレンドしてあって、戦争映画の傑作のひとつだと思う。あ、あと音楽が良かった。
評価は☆2つ。