2007年02月16日

らーめんダイニング ど・みそ

96bccbac.JPG名称:ど・みそ
種類:北海道
場所:京橋
評価:7/ABB
2007.2.16
コメント:味噌専門店とういことで最初から「どうせ駄目だろうな」と色眼鏡で見ながら注文しちゃうのは仕方がないところ。注文したのは一番人気と券売機に書いてあった特みそこってり。出てきてたものを見てちょっと安心したのはきちんとダシを取っている形跡がスープにあったこと。これなら少なくとも大外しにはならない。で、スープを一口。あぁ、やっぱり味噌汁ラーメンだ。この手の味噌汁ラーメンがいつまで経っても「うまい、うまい」と評価されるんだから日本人はよっぽど味噌が好きなんだろう。まぁ僕自身も味噌は好きだし味噌汁も好きだけど、味噌汁が好きなのと味噌汁ラーメンを評価するのは全く別なはず。味噌汁ラーメンとは、要は味噌の強烈な調味力によってベースのスープが死んでしまっているラーメン。味噌汁ラーメンが好きな人というのはラーメンを食べているんじゃなくて、味噌を味わってるんだよな。それはそれで構わないけれど、味噌汁ラーメンはやはりラーメンとしてはイマイチ。実際、味噌汁ラーメンじゃないラーメンも数は少ないけれど実際に存在しているわけで、そういうちゃんとした味噌ラーメンが存在する以上味噌汁ラーメンの評価は低くせざるを得ない。

麺はかなり太目の太平手打ちタイプ。こちらはモチモチ感が楽しめてなかなかの良品。ただし麺の量が少ない。

チャーシューはそこそこの肉質の煮豚。味付けがほとんどないのだけれど、味噌の味が強烈なのでスープに浸して柔らかくなった頃に食べればなかなかのもの。ただし間違っても食べはじめに口に入れてはいけない。デフォルトで2枚の肉が載ってくるので、わざわざお金を払ってさらにトッピングする必要はないと思う。

さて、ここまでは定番の麺、スープ、チャーシューの評価だけど、ここの店はそれ以外にマイナスポイントがある。まずモヤシ。必要以上にモヤシが放り込まれていて麺を食べるときに非常に邪魔になる。ライトじゃなくても「俺はモヤシが食べたいんじゃなーい」などと叫びたくなる。次に邪魔なのがコーン。北海道系の定番ではあるけれど、ラーメンにコーンを入れるのってどうなんですかね?続いてのマイナスポイントはカウンターの上の調味料が七味だということ。味噌ラーメンには余計な雑味が欲しくないので、できれば一味にして欲しい。単に辛さだけを加えたいということ。

あと、これは個人的に「あれれ」と思ったことだけど、玉子が味付け玉子じゃなくてただの半熟ゆで卵。ラーメンの中にあってかなり浮いた存在となってしまい、邪魔に感じるくらい。

と、トータルで見ると一つ一つのパーツがばらんばらんでどうなっちゃってんの、これ、みたいな印象。一口で言っちゃうとラーメンの作り手としてのセンスが感じられない。店の人たちは凄く熱心そうなので、あと3年ぐらい色々勉強したら結構良くなるんじゃないだろうか。センスは天性のものだけど、努力でカバーすることはできるから。


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みそらーめん専門店 味噌丸 歌舞伎町店【神社めぐりのようなもの】at 2007年05月08日 19:43