なぜ低下したのかというと話せば長いのですが、要は役人とか財団の人間とかが片手間でバイオの支援をやっているなか、我々数名の仲間で一生懸命バイオを盛り上げようとしているのがどうにも道化っぽく見えてしまって、「なんか、馬鹿らしいな」とテンションが落ちていました。
実は21回の文章はすでに書いてあったのですが、そのまま没にしてしまいました。
その後、さらに色々あったのですが、ここ数ヶ月、中村桂子さんの新聞ネタ絡みで色々とバイオ関連のブログを読んだりして、「まだ、もうちょっとやってみるかな?」と思いました。なので、リハビリを兼ねつつ、もう一度ぜんまいを巻いてみようと思います。まぁ、その間充電していたわけではなく、どちらかというと放電していた人間なので、以前のようなテンションはないかもしれませんが、よろしくお願いします。また、丸さんも色々忙しくなっているようですから、新しいリレーメンバーも募集しようと思います。今回の件でコメントしたりトラックバックしたりしたブロガーの皆さん、是非ご参加ください。
#これまで二人でパス交換してきましたが、いつでもインターセプトオッケーですし、過去のエントリーについてでも構いません(^^
なお、我々の全20回のリレーエッセイは全てこちらでチェックできます。
丸編
ブウ編
どこかにアーカイブリンク集を作った方が良さそうですね。あとで作ってみます。とりあえず、第20回はこちらです。
ブログでバイオ リレーエッセイ 第20回「若者がチャレンジできる土壌を!」
さて、前置きはこの辺で、丸さんのパス出しに対して応えたいと思います。
人材育成システムを作るためにはある程度のスキルスタンダードが必要だと思います。ブウさんはどういったものを考えていますか?社長人材のスキルスタンダードとはどういったものでしょうか?教えてください!
社長人材に何が求められるのか。これは大きなことから小さなことまで色々ですが、思いつくままに書いてみます。ちなみにこれはバイオに限ったことではありませんが、学生社長ぐらいの、若い人材を念頭において書いてみます。
1.会社というものに対する常識的な知識がある
2.社長の責任を理解している
3.絶対にやり遂げるという強い意志を持っている
4.精神的に強い
5.頭が良い
6.日本語が書ける
7.社会人として普通
8.仲間、友達が多い
まずはこんなところでしょうか。
会社とは誰のものなのか、株主とはなんなのか、リスクマネーとは何なのか、取締役会の役割はなんなのか、その中で代表取締役がやらなくてはならないことは何なのか・・・・書き始めたらきりがないのですが、会社をやる以上、会社がなんなのか、この位は理解しておく必要があると思います。
次に、社長が何を背負っていかなくてはならないのかを知っていること。これも重要です。このあたりは先日僕が紹介した、木村剛さんの「頭が良い人は親指が太い」という本がなかなか参考になると思います。
当該エントリーはこちら
社長がやるべきことを正確に理解していないと、会社はすぐに潰れてしまいます。潰れてしまうことが社長の責任であると理解し、さらに社長は誰に言い訳することも出来ないという点を肌で感じている必要があると思います。
補足が必要なのは「頭が良い」という部分ですが、これは試験で点数が取れるとか、良い大学を出ているとか、そういうことではありません。はじめて社長をやる場合、当然わからないことばかりのはずです。本で勉強できることももちろんたくさんありますが、同時に経験でしか身につかないことも山ほどあります。日々の活動が全て勉強、という状態の中で、効率的にスキルをアップさせていく必要があります。このときに重要になるのが頭の良さです。一つの事象から10も20の経験値をアップさせることができれば、あっという間に成長することができるはずです。一方で、一つの事象から一つのことしか勉強できない、というのでは成長は亀の歩みになります。例えば、タバコの火の不始末から火事になったとします。これによって、「火全般には注意が必要だ」「同時に燃えやすいものを家の中においておくのも良くない」「万が一のために、近所の人に声かけをしておこう」「消防署は短縮ダイヤルに入れておこう」などと考えられることが必要で、「タバコの火は確実に消すようにしよう」と思うだけの人では駄目、ということです。そのためには何が必要かというと、想像力、応用力だと思います。「頭が良い」という言葉にすると上にあげた木村剛さんの本の内容と一致しないのですが、その本の中では「頭が強い」と表現されていることと方向的には同じではないかと思います。
また、日本語が書けるというのも重要です。今はこうやってどんどん情報を発信できる時代ですが、その手段となるのは当然ながら「言語」です。これが書けない人間が本当に多いんですね。当たり前すぎて見落としがちですが、このあたりはきちんと見ておく必要があります。
さらに、社会人として普通であること。挨拶ができるとか、何か言われたら返事をするとか、時間を守れるとか、そんなことです。これも当たり前の話なんですが、これすらできない人間が多いのが実情だったりします。
そして、一番最後の「友達が多い」。これも恐らくは重要だと思います。社長業は孤独です。最終的には取締役ですら自分を助けてくれないかもしれません。そんな中で孤軍奮闘していくことは精神的に非常にきつい部分があります。そんな苦しい中で、相談に乗ってくれる人間が周囲にいること。これも重要だと思います。
最後に非常に感覚的なことを書きます。ここ数年、色々な人と話をしたり、また就職面接をしたりしていて、「できる奴」と「できない奴」というのは大体顔を合わせて話をするだけで区別がつくようになってきました。その感覚を文字にするのは非常に難しいのですが、無理やり書くと「内面からにじみ出る自信」でしょうか。
どんなもんでしょうか?何か削るべき点、付け加えるべき点などあればご指摘ください(^^