2007年06月20日

おいおい、この位の人件費は当たり前じゃないか?

毎日新聞ニュースから。

クールビズ:キャンペーン日当、1人当たり7万6300円
 クールビズなど地球温暖化防止を訴えるキャンペーンのため、環境省が大手広告代理店「博報堂」に支払う日当(1日7時間)が最大で1人当たり7万6300円に上ることが分かった。時給なら1万円を超える計算だ。19日の参院文教科学委員会で、民主党の蓮舫委員が、環境省の資料を分析した結果として明らかにした。契約は05年度から3年連続で結ばれており、今年度の総費用は約27億円、3年間では80億円を超える見通し。

 蓮舫委員は、高額過ぎると迫ったが、環境省は「広報のための費用として妥当で、無駄遣いではないが、指摘は参考にしたい」と話している。

 分析の対象とされたのは、06年10月から今年3月までにキャンペーンの運営にかかった人件費9640万円。博報堂の社員に対する日当は、プロジェクトリーダーが7万6300円で最も高く、主任級が5万5300〜6万4400円、一般スタッフが3万2900〜4万4100円だった。

 また、06年度は博報堂の社内にキャンペーン事務所が置かれたが、下半期だけで約990万円の経費が計上された。同省によると、電話代や光熱費、博報堂社員とは別に電話応対をするスタッフの人件費などが含まれるという。【山本建】


出典:クールビズ:キャンペーン日当、1人当たり7万6300円

あのさ、プロジェクトリーダーって、多分管理職だよね。45歳だとしよう。博報堂でこの年齢なら、まぁ少なく見積もっても年収1500万円は貰うでしょう。ってことは、月額100万円以上の給料だよ。実働25日としても、一日あたりの費用は4万円以上ですよ。会社が社員に4万円払おうと思ったら、請求額は当然この位の額になるでしょうよ。これでも少ないくらいじゃない?

なんでも叩けば良いってもんじゃないよ。蓮舫氏だって、タレントとしてテレビに出ていたときはもっと貰っていたでしょう(笑)?

ま、記載があった時間数だけ本当に博報堂の当該職位の社員が働いているか、これはわかりませんけどね。こんなの、どんぶりで勘定して金額だけつじつまあわせするのが当たり前ですから。でもまぁ、それとこれとは別のお話。

笑っちゃうのは、こんな馬鹿ネタを毎日新聞の記者がまたまじめに記事にしているところ。毎日新聞の記者だって、同じくらいはもらってますよね。勝ち組の人たちがさも自分は勝ち組ではないようなスタンスで同じ勝ち組を叩いているのは滑稽以外の何ものでもないですね。

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この記事へのコメント
えっ妥当なん!?
いいなぁー。
あんな、町の印刷屋が片手間でやれるような仕事で年収1500万円か。

勝ち組ってのは、いかに金のかからないものに、金がかかるように
みせるかってことみたいだね。
Posted by sugishita at 2007年06月20日 17:15
>えっ妥当なん!?

博報堂に仕事を出すならいたって妥当だと思いますよ。電通よりは安いんじゃないですか?

>町の印刷屋が片手間でやれるような仕事

仕事の内容までは知りませんが。

>いかに金のかからないものに、金がかかるように
>みせるかってことみたいだね。

博報堂の社員じゃないので、これも知りませんが。

年収1500万ぐらい、普通の話じゃないですか。銀行にしたって、保険屋にしたって、テレビ局にしたって、広告屋にしたって、僕が昔いた三菱総研だってそうですが、大手で40代半ばだったら1500万ぐらい貰いますよ。僕が30代前半でほぼ1000万もらってましたからね。

それだって、イチローや松井に比べたら全然安いからなぁ。
Posted by buu* at 2007年06月20日 17:57
年収1千万もらっているやつが、全体の何割いるんだ。
大半が500万ももらってない中で、
日当6万、7万って言われりゃ、怒るのは当然だよ。
Posted by sugishita at 2007年06月20日 23:26
>全体の何割いるんだ。

何割いるか、いないかは全く関係ないです。

>怒るのは当然だよ。

全然当然ではないですね。もしもっと安い価格でやれる人がいるのであればコンペに参加すれば良かっただけのはず。これだけの規模の仕事であればさすがに随意契約で決めてはいないでしょう。

高額収入者にはそれなりの理由があります。それが非合法なものであれば当然叩かれるべきですが、合法的手段によって地位を築いた人間が相応のお金を要求するのは至極当たり前の話で、それが嫌なら資本主義社会では生きていけません。まぁ、日本はロシアや中国よりも社会主義的であると言われていますが(^^;

羨ましいのであれば博報堂に就職すれば良いだけの話です。博報堂に限らず、医者でも弁護士でも野球選手でも、高額収入への道はたくさんあります。

それが実現できるかできないかは個人の能力と運の問題なのでなんともいえませんが。
Posted by buu* at 2007年06月21日 11:30
環境省が博報堂に払った金額がそのまま給料になるわけではないでしょう。
企業にとっての売上の金額ですね。
76,000×30%=22,890
76,000×50%=38,000
このパーセンテージは労働分配率です。
多くの税理士がこれを50%以下を目標にしようといっています。経営者も同様です。
さらに、企業内では、プロフィット部門とコスト部門に分けているはずです。プロフィット部門は、利益を上げる部門です。営業であったり、販売であったり。コスト部門は一般的に事務系とされるでしょう。
これらの人件費の総額が粗利の50%以下が望ましいのであれば、その中での分配が発生します。当社の場合、その比率は3:2です。当社のプロフィット部門には、給料の3.3倍の粗利をだせば、会社が健全な財務になると説明しています。
このように考えると、この金額が高すぎるとはいえないと思います。
22,890×250日=5,722,500
38,000×250日=9,500,000
Posted by _ at 2007年06月21日 12:12
ま、庶民感覚からすりゃ、明らかにもらい過ぎ。
一握りの高年収者が、自己保全の為に御託をならべてるだけにしか
聞こえない。
Posted by sugishita at 2007年06月21日 14:31
仕事は結果ですよ。
一千万円かかろうが一億かかろうがそれに見合う結果が残せればいいわけで。
逆に百万の費用がかかって50万分の結果しか残せなければ高いと言えるわけで。
費用だけ見て高いというのも○○会社がやっているから当然だというのも違うと思います。
Posted by TOMONE at 2007年06月21日 14:54
>一握りの高年収者が、自己保全の為に御託をならべてるだけ

僕は高額所得者ではありませんが、資本主義社会は支持します。ただ、別にそれも絶対的な価値観ではないので、sugishitaさんがどのような考えを持とうとも興味がありません。ぜひ社民党あたりに投票して、日本の社会主義化を目指してください。

>それに見合う結果が残せればいい

そのとおりですが、そのあたりは仕様書がどうなっていたかとかの話で、実際にはきちんと仕様は満たしているんだと思いますよ。

ま、なんにしても、負け組が勝ち組の足を引っ張ろうとするのも、勝ち組がそれを隠して負け組に与するような姿勢を取るのも、僕は嫌いです。僕にとって勝ち組はねたみの対象ではなく、あくまでも目標です。
Posted by buu* at 2007年06月21日 16:45
>>毎日新聞の記者だって、同じくらいはもらってますよね。

ニュースステーションで古館キャスターが「こんな格差が…」という台詞を良く使います。「いったいどの口が…」という気分になります(^^ヾ
Posted by e- at 2007年06月21日 17:39