2008年01月23日

授業計画

ようやく授業が終わったばかりなのに、もう来年度の授業計画を提出しなくちゃなりません。で、さっくり作ったわけですが、「公開しないでください」って書いてないので公開しちゃえ(笑)。

「ここんところ、もっと突っ込んだ方が良くない?」とか、何かありましたらコメントで(^^

講義目的
バイオテクノロジーの事業化を円滑に進めるための切り札として、バイオベンチャーの存在が注目されてきています。すでに海外では大学や公的研究機関の技術シーズをバイオベンチャーに移転し、事業化された実績がたくさんあります。

しかし、その一方で日本のバイオベンチャーはほとんど成功実績がありません。

なぜバイオベンチャーが必要なのか、バイオベンチャーは実際に何をやるのか、今日本にはどんなバイオベンチャーがあるのか、その現状はどうなのか、成功事例が少ないのはなぜなのか、それらを評価する方法には何があるのか、そして、バイオベンチャーで実際に勤務するということはどういうことなのかなどについて講義を行います。

さらに、GMO、混合診療、BSE問題、エイズに関する南北問題といった、バイオベンチャーと密接な関係がある社会的問題についてのディスカッションを行います。

生徒の皆さんには、これらの講義を通じてバイオベンチャーの実際を知り、将来の職業選択や投資などの参考にしていただきたいと思います。


評価方法
「考えること」を重視します。必然的に出席することが重要で、同時に講義において考え、自分の意見を表明する必要もあります。また、その考えを文書化するトレーニングとしてレポートも課します。


履修する上での必要な条件
バイオテクノロジー、および会社組織に関する初歩的な知識を持っていることが理想ですが、ないことを前提に進めます。


授業計画
1 あなたはこの講義で何を得たいですか?
2 バイオテクノロジーって?その1
3 バイオテクノロジーって?その2
4 身のまわりのバイオテクノロジー
5 バイオテクノロジー周辺の諸問題に関するディスカッション
6 会社ってなに?その1
7 会社ってなに?その2
8 ベンチャーってなに?
9 バイオベンチャーってなに?
10 大学発バイオベンチャー
11 周辺の規制や制度、ネットワーク
12 ビジネスプランと実際の業務
13 バイオベンチャーの事例その1
14 バイオベンチャーの事例その2
15 BV周辺における諸問題に関するディスカッション

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