
クロマティ高校、一体どんな映画になったんだろうと思って、DVDで観てみた。
アホらしさは健在、映画ならではのプラス要素もあるのだけれど、なんというのかな、原作を忠実に映画化しても、ギャグと言うのはその質を維持できないことがわかった。登場人物の見た目も含め、原作は見事に実写化されているのである。そして、原作は間違いなく面白い。ところが、画面で展開されるものは、どうにもこうにもすべりまくってしまうのである。「松本のすべらない話」などなら、すべっても松本が「面白いなぁ〜、すべらないなぁ」とまくし立てればなんとなく面白い気がしてくるのだけれど、残念ながらこの映画に松本はいない。空気を読んでリカバリーさせる存在がいないのである。この映画、複数で観ていればまた話が違うかもしれないのだが、一人で観ているとすべりまくる。DVDで観るにしても、隣に誰かがいる状態で観て、「馬鹿だな、こいつら」などと会話できるなら状況は大分違うのかも知れない。
ということで、原作をもう一度手にとって読みたくなるのは間違いないのだが、それは決してポジティブな原因ではない。
ちなみに個人的に一番ウケたのは宇宙猿人ゴリとラー。こうやって文字にしてみると、ゴリラだからゴリとラーなのか。凄い設定だったよなぁ。
宇宙猿人ゴリについてはこちら参照
あ、あと、「宇宙猿人ゴリなのだ」はこちらをどうぞ。歌詞だけじゃなくて音楽も流れるから、会社とかで観ている人はパソコンの音量を下げましょう。
宇宙猿人ゴリなのだ
惑星Eから追放された
そのくやしさは忘れはしない
宇宙を旅して目についた
地球を必ず支配する
自分の理想と目的持って
強く生きてるそのはずなのに
宇宙の敵だと言われると
身震いするほど腹が立つ
素晴らしい歌詞だ。
あ、クロ高の話でしたね。映画としては駄目だな、こりゃ。評価は☆ゼロ。と言いたいところだけど、宇宙猿人ゴリで一つオマケ。