名称:珍珍珍 新座店
種類:東京トンコツ
場所:新座
評価:1/BCC
2008.9.25
コメント:
別に、珍珍珍を今さら食べたかったわけではない。じゃぁ食べなきゃ良いじゃん、って尤もな意見が出てきそうなんだけれど、そうもいかない事情がある。それは「周辺の店に対する責任」という奴だ。どういう責任か説明しよう。
僕はラーメン情報を二通りの方法で発信している。一つは「魔人ブウ*のラーメンデータベース」と、それに付随する形でやっているこのブログである。そしてもう一つが食べログ。こちらは写真のアップロードがやりやすいということもあって、データの保管庫的な位置づけでやっている。で、問題になるのは後者である。僕は間借りするような形で食べログを使っているわけだが、当然食べログはそのデータを利用する。外部に閲覧用のデータとして提供するわけだ。そして、そのときには僕が付けた採点データも利用される。僕の場合、食べログには1000件を超えるデータを掲載しているので、かなり重み付けが大きくなっていて、レビューを書いた人が少ないと、僕がつけた点数そのままにお店のランキングが形成されてしまう。
そんな状態で、うちの会社がある朝霞周辺のラーメンを食べては評価してきたわけだが、そのランキングがこちら。
朝霞・新座・和光のラーメンランキング by 食べログ
まぁ、めぼしいところは一通り食べているわけだけど、この地域、レベルの高い店も確かにいくつかあるんだけれど、ほとんどの店は「全国的なラーメン評価」からすると、かなり低い評価になってしまう。で、僕はそれを一々低い点数で評価しているわけだけど、ある時期から、「魔人ブウ*が食べていない店が上位にランキングされる」という妙な状態になってきた。ランキングを見ると、ぜんやとか、風の子とか、そのあたりが上位に来るのは納得なんだけれど、日高屋とかが上位にいると「おいおい」ってことになってくる。そんなことで、日高屋とか、珍珍珍とか、普段なら絶対に食べないような店も、他の店とのバランスというか、責任上、食べて、きちんと低い評価(とは限らないけれど、まぁ食べる前にかなりの確度で想像はできちゃうよね(笑))をしておかないと、と思っているわけだ。このお店も、そういった理由で食べてきた。
麺は細めでごくごく弱くよりが入っているもの。やや柔らかめで腰が弱い。ただ、麺が細いこともあって、スープはそれなりに絡む。最悪なのは麺が固まった状態で提供されたことで、これは恐らく麺方の手抜き。いくらマニュアルチェーン店だとしても、こういう風にならないような教育はしているはず。ろくすっぽ麺を泳がすこともせず、タイマーだけ見て時間が来たらどんぶりへ、みたいなことをやっているんじゃないだろうか。
スープはトンコツベースの醤油味。ごくごく少量の背脂が浮いているが、ほとんどないのと一緒。このスープがまた酷い。大量の脂が浮いていて、一口食べただけで口のまわりがべとべとする。まぁ、東京トンコツではこういうスープも時々見かけるのだけれど、脂で味がぼけているだけではなく、その味がまたなんとも妙な味。簡単に言えばまずい。東京トンコツのライトタイプといったら良いのだろうか。ほとんど麺を食べ終わったときにテーブルの上に辛味ダレみたいなのを見つけたので、これをスプーンで三杯ぐらい入れてみたら少しだけマシになったけれど、それでもまずいものはまずい。
チャーシューがこれまたまずい。業務用のチャーシューなのか、セントラルキッチンでまとめて作ったものを各店舗に配送しているのか知らないけれど、とても食べられたものではない。
で、以下はラーメンの評価には関係ないことなんだけれど、まずメンマが異常にまずい。僕の周りには少なからず「メンマが嫌い」という人がいて、なんでなんだろうなぁ、と以前から疑問に思っていたのだけれど、このメンマを見て思い当たった。なるほど、こういうまずいメンマが業務用としてあちこちのラーメン屋にいきわたっていれば、「メンマはまずいから嫌い」となってしまっても全く不思議ではない。このメンマがあちこちの店で出ているかどうかまでは全く不明だけれど、ありそうなストーリーではある。それから、たまたまランチタイムだったので、半チャーハンをつけてみたのだけれど、これがまた酷い。どうやって作ったんだろう。これもセントラルキッチンで、冷凍した状態で届いて、それをお昼時に解凍して、お皿に盛っておいて、オーダーがあったらレンジでチンしているんだろうか。ここ数年食べたチャーハン(レトルトを含む)の中で最もまずかった。
またつまらないものを食ってしまった。しかしまぁ、責任を果たすことは重要だから仕方がない。