2008年11月15日

井筒屋

小淵沢の行列店、井筒屋。スキーに行くたびに食べようと思っていたのだけれど、いつ行っても行列。行列が大嫌いな僕としてはなかなか行く機会がなく、では予約して、と思っても、「17時入店可能な方のみ」という条件がついてしまう。ということで長いこと行く機会に恵まれずにいたのだけれど、ブーツのチューンナップをしに行った帰りにちょうど時間ができて、ようやく食べることができた。

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まずメニュを見てみると、早速「今しか食べられない天然ものをどうぞ」の文字。しかし、うなぎは天然よりも養殖の方が美味しいんじゃないかなぁ、という邪道な考えを持っている僕なので、「最初に食べるのは、やっぱ、養殖でしょう」ということで、今日のところは養殖の特上を頼んでみた。同行者はかめ塩にしようかどうしようかと散々悩んでいた様子だったけれど、結局たれとわさびの両方を楽しめる「二のう」を注文。「15分ほどお待ちください」とのことだったけれど、周りのお客さんにどんどんうなぎが出てきているのに僕達のテーブルだけ時間がかかって、結局40分ぐらい待った。しかしまぁ、うなぎ屋さんで待たされるのは普通のこと。逆に待たないうなぎ屋は信用がおけない。

特上は白焼き、うな丼、きも吸、香の物の4品。白焼きはわさびしょうゆでどうぞ、戸のことだったけれど、僕は醤油は使わず、わさびだけで食べてみた。

まずうな丼。うなぎはそれほど肉厚ではなく、このあたりはちょっと意外だったのだけれど、蒸してふんわりと仕上げたうなぎはなかなかの味。タレはやや甘めでやや薄味。最近すっかり「あっさり味」が好みになった僕にはちょうど良い感じ。ご飯も適度に硬く炊かれていて、非常に美味しい。このうな丼だけで2000円ぐらいの価値は十分。これに加えてうなぎの白焼き。こちらもうな丼のうなぎと同様、やや厚みには乏しいものの、味は非常に良い。もうちょっと脂が乗っていても歓迎するところだけれど、わさびでさっぱりと食べるにはちょうど良いかも知れない。きも吸も美味しかった。香の物だけは全体に比較してちょっとクオリティが落ちると思うのだが、まぁ及第点。特上2800円で二種類のうなぎを満喫できるという意味ではお得だと思う。ただし、「これは絶品」というところまではいかず、うな丼だけで考えれば関東なら「石ばし」「米代」の方が上だとは思う。

ちなみに同行者が頼んだ「二のう」のわさび味の方をちょっと食べさせてもらったが、こちらもなかなか美味しかった。

コストパフォーマンスは非常に良いと思う。ただし、東京からわざわざ食べに来るほどのことではない。東京にも同程度に美味しいお店は何軒か存在するし。このあたりにスキーに来て、時間があって、行列していなければまた寄って食べたいというレベル。評価は☆2つ半。

店名 井筒屋 (いづつや)
TEL 0551-36-5990
住所 山梨県北杜市小淵沢町1035
営業時間 11:00〜14:00 17:00〜20:30
定休日 火曜日

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