例によって変な邦題の映画。なぜ「THE INTERNATIONAL」じゃだめなのかさっぱりわからないけれど、まぁ素人があーだこーだ言っても仕方ない(笑)
さて、映画の方ですが、こういうのは社会派サスペンスっていうのかなぁ。国際的なメガバンクがお金のためにやりたい放題、それと戦うインターポール、みたいな内容。殺しのライセンスを持たないインターポール職員が銀行トップを追い詰めていって、さて、ラスト、どうするのか、というのが見所。前にこういう映画があったなぁ、と思い返してみると、ブレイブワンだったっけか。まぁ、テーストは全然違うんだけれど。
舞台はもうドイツやら、アメリカやら、イタリアやら、トルコやらであちらこちらを飛び回る。あぁ、きっとスタッフがあちこち海外旅行やりたくてそういう脚本を書いちゃったんだろうなぁ、という、007を観た時にいつも思うアレをこの映画でも感じるわけですが、まぁ、あちらこちらの観光気分をこちらも味わえるので、必然性があまりないような気がしても、そこはスルー。いや、「世界をまたにかけているんです」というところを出したかったんですよね、きっと。
大きななぞがあるわけでもなく、どんでん返しがあるわけでもなく、それほど頭を使わずに楽しめるところも007に似ている。でもまぁ、安心して観ていられる映画だった。特にミュージアムの撃ちあいのシーンは「一体何発撃ってるんだ」という感じで素晴らしい(笑)。
ということで、評価は☆2つ。