2009年07月13日

愛を読むひと

03217c31.jpg変な邦題。

さて、予習なしで観に行ったわけですが、ナチスものだったんですね。別にだからどうだって、どうでもないんですが。

ドイツの話なのにみーんな英語で会話しているのが凄く変だけれど、それって別に突っ込むところじゃないのかな?パトカーとか、普通にポリツェイって書いてあったような気もするけど、ま、いいや。内容、内容。

純愛ものっていうのかなぁ。純愛じゃないか?うーーーん、分類も良くわからない。でも、なんかここ数年のうちに似たようなテイストの映画を観た気もするし、でも思い出せない。子供のころの初恋をずーーーーーっと心のどこかに抱えている男と、純粋で正直に生きてきたおかげで歴史の波に飲み込まれてしまった女のお話、ぐらいにまとめれば良いのかな?で、その波長がどうにも一致しないために、観客はもどかしい、みたいな。

主人公二人の食い違いと同様、映画のクライマックスと映画としてのクライマックスがちょっと食い違っていて、おかげでものすごく静かに終わってしまう。本で読んだほうが面白そうな作品。それは、出演者がどうとか、脚本がどうとかじゃなくて、実物を目の前に提示されるんじゃなくて、自分のイメージで作り上げていったほうが楽しめる、みたいな。やっぱ、そこにケイト・ウィンスレットの裸が存在しているというのが生々しすぎるのかな?

評価は☆1つ半。

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