livedoorの試写会に当たったので観て来ました。
子役と動物には勝てない、というのが日本の映画界の常識なんだろうけれど、米国でも一緒なのかなぁ。なんともくだらない、つまらない映画でした。最初に評価を書いておけば、☆はひとつ。
何しろ、まず何も予習していなくても、ストーリーがわかってしまうというのが問題。おかげで、眠くなる。隣の同行者は「一番肝心なところで寝てしまった」と言っていたけれど、僕はなんとか持ちこたえた。でも、退屈だったことは間違いない。
犬は確かに可愛いけれど、それだけ。犬の演技は確かに上手だったけれど、それだけ。可愛い犬をこんな風に調教して演技させました、ほら、可愛いでしょう?というところ。
それで、ちょっと違う角度から考えてみるわけです。たとえば、この映画がアニメだったらどうなのかな、と。
主人に忠実な犬が、何年も主人の帰りを待って、それで死にました。
文字で書けばこれだけの話です。それをアニメで作っても、多分45分ぐらいのショートストーリーが精一杯。そして、それを見て、満足できるのか。
動物が大好きな人には良いと思います。
でもまぁ、それだけ。
完全に想定の範囲内の映画であって、驚きもなければ、映画である必然性もない。なんでこんなもの作っちゃったのかなぁ、と言うのが正直なところ。ただまぁ、犬は実際可愛かったので、おまけで☆をひとつ。これがアニメだったら☆ゼロのただの愚作です。フランダースの犬の方がずっと感動的。