2009年08月16日

カコモ(CACOMO)初体験

昨日、初めてカコモをやった。カコモとは、囲碁にもっと親しんでもらえるようにと考え出されたもので、どうぶつしょうぎのルーツになったもの。

カコモとどうぶつしょうぎは兄弟のようにいわれるのだけれど、実は全くアプローチが違うというのが面白かった。

どうぶつしょうぎは将棋のルールを簡略化したものの、戦術のみが存在する点は将棋と全く同じで、つまりは強い奴が必ず勝つ。今はまだ戦術に関する詰めが甘いので、初心者でも将棋上級者に勝つこともあるが、基本的には将棋の実力とどうぶつしょうぎの実力はほぼリニアになる。換言すれば、初心者でも簡単に将棋のルールやゲーム性を理解できるのがどうぶつしょうぎ。一方、カコモは運の要素(=不確定要素)を大きくすることによって、戦術的習熟度が劣る人間でも上級者に勝てるようにしたもの。ルールだけに着目すれば実は囲碁よりもカコモの方が複雑で難しい。

以下、カコモについて思ったことを箇条書き。

囲碁とは大分ルールが違う
囲碁よりルールが複雑
4人でできる(やろうと思えば2人でもできる)
手持ちの札の枚数を変えることによって難易度が変わる
現行のインフラのまま、ルールを変えていける
 たとえば、「4順に一度、隣の人の手札から1枚抜き取る」とか
カードのデザインが機能的でない(カードがみにくい)
 →トランプ同様左上にローマ字、数字の両方が表記されていれば機能的
盤が機能的でない(いちいちローマ字、数字を確認しなくてはならない)
 →升目に直接ローマ字、数字を書いてしまったらどうか
  →しかし、それによってデザイン面が低下してしまっては意味がない
ついついカードをひくのを忘れる(駒を置いたところで満足してしまう)
 →駒を置くのと、次のカードを引く順番を変えたらどうか