2010年02月27日

ローラーガールズ・ダイアリー(原題:WHIP IT)

9086c4b2.jpgワシントンからの飛行機の中で鑑賞。

お母さんの理想に合わせて生きてきた女の子がローラーゲームの世界に自分の生きる場所を見つけて、という、まぁ、良くある成長譚。

友達との関わり、チームメイトとの関わり、ボーイフレンドとの関わり、ライバルとの関わり、みたいなのがそれぞれ物凄くありきたりで、全体の構成も、もともと隠れた才能を持っていた主人公がそれを開花させ、そして葛藤があり、一方で出会いがあり、障害があり、さらに挫折があり、そしてそれらを通じて成長する、という、「愛と青春の旅立ち」で確立された黄金のマンネリパターン。もうこういうのは「トップガン」で終了だよね、と思っていたのだけれど、手を変え品を変え、出てくるところがさすが。でも、もうちょっと飽きちゃったかなぁ。ローラーゲームという懐かしいネタを持ってきたのは悪くないけれど、でも、それだけ、っていう感じ。

主人公の可愛らしさは『JUNO/ジュノ』のままにエレン・ペイジが好演しているものの、やはり、何もないストーリーには飽きてしまう。

スポーツものでは肝になる勝負シーンも迫力はイマイチ。

映画館で観るのはちょっとなぁ、という感じ。日本公開はまだまだ先だから、DVD化されるのは多分ずっと先なんだろうけれど、DVDでも十分、という感じ?慌てて観るほどのものではないと思う。