最近政党の名称がわかりにくいのでこういう感じにしたらどうか。
1.石にしがみついてでも政治家を続けたい党(略称石)
主義主張とかはとりあえず置いておいて、何しろ政治家を続けたい議員、元議員による政党。一度政治家をやったことがある人が立ち上げるのが基本なので、高齢者が多い。議員になるのが目的なので、投票につながる政策をそれぞれ提案するけれど、党内での政策統一には無関心。
2.何が何でも総理になりたい党(略称総理)
総理大臣になりたい人による政党。もちろん総理大臣には一人しかなれないので、少数政党になるのが宿命。党員は書籍などを通じて「俺は総理になりたいんだ!」とアピールし続け、テレビなどの露出も多い。「可能性はオープン」などとわかったようなわからないような、あるいはどうとでも取れるような言葉を連発して注目を集めようとするのも特徴。
3.焼畑党(略称焼畑)
前職でとんでもないことをやらかしてしまい、逃げ出してきた政治家が結成する政党。基本的に焼畑の姿勢なので、もともといたところからは立候補できない。当然のことながら、比例区で立候補することになる。自治体を離れればそんなことはカンケーねぇ、といった潔い開き直りが特徴だが、インターネットの時代は過去の話はどんどん伝達・蓄積され、それが雰囲気を形成する。今の時代にどこまで通用するのかは不透明。
4.老人党(略称老人)
平均年齢が70歳という、高齢者の、高齢者による、高齢者のための政党。
5.受け皿党(略称皿)
前の与党は全然駄目。かといって今の与党じゃ不安。学会の信者でもないし、共産党は名前だけで嫌な感じ。投票はするけれど、投票先がないぞ!一体どうしたら良いんだ、という、今の日本国民の最大多数の票の受け皿となるべく颯爽と現れた政党。
ついでに他の主要政党もこういう感じでどうか。
6.何はともあれ与党(略称与党)
過半数維持がもっとも重要な政策課題。そのためには全く主義主張が異なる弱小党と手を組むことも辞さない。ただし、共産党とだけは手を組まない。
7.過去の栄光党(略称過去)
何十年も与党をやってきたおかげですっかり与党ボケしてしまい、野党になっても何をやったら良いのかわからず、路頭に迷っている政党。さすがに「これは駄目だ」と沈没しそうな船から逃げ出す政治家もチラホラ。
8.小泉改革が嫌いだ党(略称ハンコ)
旗印は打倒小泉改革。非常に明確な政策を打ち出しており、今の日本では最もわかりやすい政党の一つ。超マイナー政党で、その政策も国民の支持を受けているかどうかかなり疑問が残るものの、何はともあれ与党の主義主張無視連立の方針にうまく乗っており、必要以上に発言権を持っている。与党が次の参議院選挙で単独過半数を取ってしまうとまずいので、それとは知られないようにしてあちこちで与党の足を引っ張っている気配がある。引っ張りすぎて本丸が倒れてしまうと大変なことになる中で絶妙な駆け引きを続けており、党首の党運営手腕には定評がある。
9.はい!はい!はい!党(略称はい)
テレビの討論番組に出ると、発言の際にきちんと手を挙げて、指してもらえるように頑張る学級委員長みたいな党首による政党。何がやりたいのかはさっぱりわからないし、政権与党からもお荷物と思われているものの、消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画担当の特命大臣など、誰がやっても大した差が生じないような名誉職を与えられて喜んでいる。
10.創価学会党(略称学会)
この党に投票するかどうかは政策云々ではなく創価学会の信者かどうかなので、いっそのことこの名前にした方がわかりやすい。
11.共産党(略称共産)
このままが一番わかりやすい。もし変えるなら元共産党。