
衝撃の第一作の評価はこちら。
一作目があまりにも良かったので、ちょっと不安になっちゃうようなところがあった本作。でも、相変わらずのハイテンション。さすがに前作ほどのスピード感はなかったけれど、それでも標準以上なのは間違いない。
なぜか場内はそれほど笑い声が聞こえなかったんだけれど、細かい笑いが随所に散りばめられていて、そのあたりが007的に楽しめる。
前作から魅力的だった登場人物は本作でも変わらず魅力的。ロバートのおちゃらけぶり、グウィネスの有能っぷりは本作でも健在だし、新しいキャラも良い。ミッキー・ロークは天才物理学者のはずなんだけれど、総合格闘技に出てきてもおかしくない容貌で、しかも強い。謎の美女のスカーレットもマトリックスのトリニティも真っ青の強さ。このあたりがぐいぐい映画を引っ張っていくので、あっという間に終わってしまう。
アメコミの映画化というとなんか悩みが深い主人公たちがいつも眉間にシワを寄せている。本作のトニーもそれなりに悩みは抱えているものの、表面的にはそれを見せようとしない。そのあたりのナルシストぶりもナイス。
レースシーンはもうちょっと迫力が出たら良かったのに、と思ったけれど、「モナコでのロケが突然キャンセルされてロスの駐車場で撮影」と今さっきやっていたショウビズカウントダウンで秀島史香女史が語っていたので、まぁ仕方ないのかな。
前作同様、エンドロールの後におまけがついているのだけれど、前作では「おまけがあります」と表示されたサービスが本作ではなし。半分ぐらいの客がそれを観ずに帰っていった。まぁ、観なくてもどうってことないんだけれどね。
前作を観てないと楽しめないと思うので、未見ならツタヤへゴーって感じ。「アイアンマン」は傑作なので、借りても損はしないと思う。
評価は☆2つ半だけれど、グウィネスとスカーレットが好きなので半分おまけして☆3つ。
あぁー、それにしても、ああいう秘書が欲しい。ほんとに、どこかにいないかなー。
余談だけれど、「ら」抜き言葉を使うような人間は字幕を書いちゃダメだと思う。