南アフリカワールドカップ 日本対カメルーン
総評
全般的に押されっぱなしの試合だったが、その展開は予想通り。
得点は明らかにカメルーンの時間帯で、カメルーンが前がかりになっていた。ロングパスを前線で受けた本田がボールを一度中盤の遠藤に戻し、遠藤から右サイド深いところの松井へパス。これを受けた松井がためを作ってから切り替えしてクロス。このクロスに対してカメルーンのマークが大久保に集中したが、これはおとり。その裏に走り込んだ本田にこのボールが収まり、本田がフリーで落ち着いてシュート。ワールドカップ初出場でゴールを決めた。この場面での遠藤、本田、松井、大久保のコンビネーションは見事。
守備では若干不安定さを見せる場面もあったが、運も味方した。阿部と遠藤の役割分担がはまった感じ。後半は守備的になりすぎて、ラインが下がりすぎた。特に最後の20分ほどはバックラインがゴール前にべったりになってしまい、ミドルシュートを浴びてピンチを招いた。また、ボールを奪っても相手ゴールまでの距離が遠く、攻め味がほとんどなくなってしまった。幸い、カメルーンの攻めに精度がなく失点しないで済んだが、オランダではこういう展開は期待できないだろう。
日本が良かったというよりは、カメルーンが悪かった。特にコンビネーションの悪さと両サイドバックの不安定さが目立った。おかげで現時点で日本が望みうる最高の結果になった。
川島 永嗣 6.5
やや不安定な部分もあったが、無難に守りきった。 技術より運が評価できる。
駒野 友一 7
後半30分過ぎに足が止まった感じだが、それまでは見事。
田中 マルクス闘莉王 7.5
中澤と二人でディフェンスを統率。しかし、得意の自殺点を封じたのと、無駄な前線へのあがりを封じたのが最大の勝因。
長友 佑都 8
エトーを封じるという難しい役割をほぼ完璧にこなした。
中澤 佑二 7.5
ディフェンスラインを統率し、せり負ける場面もあまりなかった。カバーリングも適切。後半の最後では下がりすぎたせいで袋叩きになったが、高さが生きた。
阿部 勇樹 7.5
中央にエトーが来なかったことも幸いし、守備的なミッドフィールダーとして全体を支えた。ロスタイムにイエローを貰ったのは余分。阿部がいないと今の日本のディフェンスは成立しないのだから、余計なところでカードを貰うのは避けないと。
遠藤 保仁 7.5
攻撃の起点として良いパスを供給した。落ち着いたプレーで、ミスも少なかった。運動量が多く、攻撃をコントロールした
松井 大輔 8.5
右サイドの攻撃の起点となって、交代まで良く動いた。本田、大久保とのコンビネーションの良さが目立った。
長谷部 誠 7.5
中盤を走りまわって守備で貢献した。
本田 圭佑 8
ワントップと見せて、右サイドの守備でも貢献した。得点は相手のミスだが、数少ないチャンスをきっちり決めたのは高く評価できる。
大久保 嘉人 7
トップからディフェンスまで幅広く動きまわった。長友とのコンビでエトーを封じた。普段は時々見せる精神面の不安定さも今日はなかった。
稲本 潤一
出場時間が短く評価なし。
岡崎 慎司 6
とりあえず走りまわったおかげで相手を消耗させた。攻撃では特に見るべきものがなかったが、相手の注意を引きつけることで貢献した。
矢野 貴章 6
ハエのように動き回ることで守備に貢献した。そこそこにボールキープもして、時間を稼いだ。
岡田 武史 7
ゲームプランがはまった。交代も適切だった。中村俊輔を使わない展開にできたのが大きかった。土壇場で試した阿部のボランチが機能したのが大きい。
おまけ
中村 俊輔
なぜこんなにコンディションが悪いのに使い続けるのだろう、と思っていたのだが、どうやらカメルーンの呪術師向け(チームにいつも帯同しているらしい)のワントップだったようだ。その役割は見事に果たされた。呪術師の注意を俊輔が引きつけ、俊輔を呪ったおかげで他の選手が普通に動くことができた。
真面目なところ、これまで使わざるを得なかったのはキリン様とかアディダス様とかの意向だったのかも知れない。マリノスサポだし、俊輔は好きだけれど。
Posted by buu2 at 03:24│
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サッカー│
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こんにちわ。
何はともあれ、1勝はおめでたいですね。
闘莉王にボールが行くと、ドキドキしますねw
自分はサッカー選手といえば、パパン位しかしらないような人間ですが、
野暮を承知で、ひとつ聞きたいことがあります。
伝説のマラドーナの5人抜きゴール、
あれはイングランドのディフェンスの自殺点ではありませんか?
何度あのシーンを見ても、キーパー前の最後の一蹴りは、マラドーナの足下から足を出して行ったディフェンスの足に当たってゴールしたように見えるのですが、。
> 何度あのシーンを見ても、キーパー前の最後の一蹴りは、マラドーナの足下から足を出して行ったディフェンスの足に当たってゴールしたように見えるのですが、。
当時の画像、ハイビジョンじゃないので見にくいし、おまけにキーパーがかぶる感じで良く見えないんですが、ディフェンダー6番はスパイクの裏をカメラ側に見せてタックルしているので、あの足に当たった場合はゴール方向じゃなくて、タッチライン側に飛ぶと思います。
と思って画像を探したら、写真がありました。蹴る直前ですが、この感じからして自殺点ではないと思います。
http://www.tatsuno.or.jp/user/fukumoto/Espa011.jpg
私の弟も大のマリノスファンなので、俊輔の不在は残念だと叫んでおります。
とにかく本田をトップに使った奇襲作戦はこの先は難しいので、
二戦目以降の戦い方を考えて欲しいですね。
オランダ戦はこの布陣でなるべく失点を少なくするという
コンセプトで良いと思いますが、問題はデンマーク戦。
本田がトップでは前線にボールが収まらないので
中盤が厳しいですね。
カメルーンはこの出来だとデンマークにもぼこぼこにされそうなので、
デンマーク戦は恐らく勝ち点3を取りに行かないと決勝トーナメントには
残れなそうです。
それにしてもカメルーンのディフェンダー、わざわざマークの付いている
大久保に競りに行って本田を全くのフリーにする。
理解不能な行動でした。
> 私の弟も大のマリノスファンなので、俊輔の不在は残念だと叫んでおります。
僕もマリサポっすけど、今の俊輔はキックの精度も落ちているし、もともと走れない、守れない、だから、今の代表の戦術にはフィットしないですよねぇ。
> 二戦目以降の戦い方を考えて欲しいですね。
2戦目は捨て試合で。
> 本田がトップでは前線にボールが収まらないので
> 中盤が厳しいですね。
それもあってか、トップ3人はローテーションしてましたね。3トップかといえばそうでもなく、なんか不思議なポジショニングでした。基本は本田なんだけれど。
> デンマーク戦は恐らく勝ち点3を取りに行かないと決勝トーナメントには
> 残れなそうです。
御意。
> それにしてもカメルーンのディフェンダー、わざわざマークの付いている
> 大久保に競りに行って本田を全くのフリーにする。
> 理解不能な行動でした。
あのシーンはみんなボールを見ていて、本田がうまく裏に出ることができましたね。起点になった遠藤のパスも、あの時だけはスピードがある良いパスで、それがきっちり松井に収まった。点が入るときはこういうものなんだなという感じです。
遠藤から松井へのパスのスピード。
あれは本当に素晴らしかった。
相手のディフェンダーが全く間合いを詰められない
最高のパスでしたね。
松井もそれをきっちり止めて、縦でも中にでもいける
状況だったのが良かったです。
しかも前半早々から縦に勝負していたから相手も縦の
ワンカットを選択せざるをえない状況で、松井も
余裕を持ってクロスを供給できた。
前半まるまる相手のディフェンダーとかけひきできた
のが好奏しましたね。
オランダ戦は長谷部、阿部、遠藤は休み。
憲剛、俊輔、稲本で点は取られるけど、
オランダの両サイドのスペースを使って1−3で負けじゃないでしょうか。
> 遠藤から松井へのパスのスピード。
> あれは本当に素晴らしかった。
あのシーンは松井からのクロスばかり放送されますが、川島からのロングをきっちり受けた本田、本田からのパスを受けて素早く松井に供給した遠藤の動きは見逃せないところです。その場所からディフェンスの裏にポジショニングした本田の動き、ディフェンダーを引きつけた大久保もきちんと仕事をした。川島→本田→遠藤→松井→本田という、凄く少ない手数での、あっという間の一点でした。
> しかも前半早々から縦に勝負していたから相手も縦の
> ワンカットを選択せざるをえない状況で、松井も
> 余裕を持ってクロスを供給できた。
カメルーンのサイドはザルでしたしねぇ。
> オランダ戦は長谷部、阿部、遠藤は休み。
> 憲剛、俊輔、稲本で点は取られるけど、
> オランダの両サイドのスペースを使って1−3で負けじゃないでしょうか。
0−3かと(笑)。とにかく、オランダ戦は捨てて、デンマーク戦に全力で向かって欲しいところです。
ありがとうございます。
この写真は初めて見ました。
今回は、今のところマラドーナが一番目立っていますね。
> 今回は、今のところマラドーナが一番目立っていますね。
なんだかんだで、愛されてますからね、マラドーナ。尊敬されているんじゃなくて、愛されてる。それがプラティニやジーコと違うところで。