2010年07月12日

トイ・ストーリー2

トイ・ストーリー2 スペシャル・エディション [DVD]

前作から4年。技術的にはずいぶんと進歩しているけれど、表現力という面ではまだもう一息という感じ。しかし、この時点ではすでに「これは結構やる」という雰囲気になってきている。まだジブリに勝てるという感じではないのだけれど、このペースで行けば・・・・という期待を抱かせる感じなのだ。そして、PIXARがそのまま突っ走ってしまったのはご存知のとおり。

内容も「トイ・ストーリー」に比較するとずいぶんとこなれてきている。前作のときの技術力では難しかったことなどもあるのかも知れないけれど、基本的には「これはやれそうだ」ということで、予算が増えたんだろうな、と思う。だから、脚本なども「トイ・ストーリー」に比較するとかなりできが良いと思う。

この作品以後、PIXARとディズニーの仲はぎくしゃくしてしまったようだけれど、トイ・ストーリー3が無事制作されることになって良かった。さて、この作品から約10年。PIXARはどんな映画を作ったのか。1と2を続けて見ると、3作目に期待せざるを得ない。なぜなら、今作は1に比較してはもちろん、この2に比較してもお金をかけられたはずだし、技術的にも大きな進歩があったはずなのだ。

フルCG3Dアニメの歴史を一気に見ることができる本作はそれだけで貴重だと思う。映画の質自体で言えば☆4が精一杯。でも、映画の価値はそれだけではない。1同様、2もアニメ映画ファンならぜひ観ておくべき作品だと思う。

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