去年もやったどうぶつしょうぎとそば打ちの会。今年は5倍の人数を集めてのイベントとなりました。
土曜日の昼過ぎに現地到着。天気は曇り。いまいちすっきりしない空模様ではありましたが、山は綺麗に見えました。
今日の公式集合時間は17時。でも、折角鹿島槍まで遊びにいくのだから、ということで、早めに到着した人たちもちらほら。適当にドライブを楽しんだり、散歩をしたり、という感じでしたが、近所に有名な釣り堀があると聞きつけて、ちょっと行ってきました。
てぶらで行った僕たちは350円の入場料でエサ釣り。そんなことをやるお客さんは全然いなくて、貸切。ちなみにルアーの池は凄く賑わっていました。ここで1時間ほど釣ってみたのですが、5匹釣った人、4匹釣った人、1匹だった人、坊主だったの人の4人でした。写真は坊主さん(笑)。
皆さん無事に到着したので、クマ出没注意のお知らせをして、館内を説明し、夜ご飯を食べて、希望者でどうぶつしょうぎの名人戦。名人が初戦でいきなり負けてしまい、下克上が起きまくる大会となりました。
並行してキャンプファイヤーの準備。キャンプファイヤーって、小学校のときにやって以来で、一体何をやるんだろう、と思ったのですが・・・。
始めてしまえば色々とやることはあるものですね。花火をやったり、お酒を飲んだり、雑談したり。寒いかな、と思ったのですが、暖かくて全然問題なし。30分で軽く切り上げるつもりが2時間近くやっちゃいました。
あんまり長くやっていたので、温泉に行ったグループももどってきて合流。
キャンプファイヤーが終わったら、今度は飲み会。疲れて寝てしまった人たちもいましたが、さっき釣ってきた岩魚を塩焼きとお造りにしていただけたので、これをつまみに軽く一杯。
の、つもりが、気がつくと3時でした。すっかり泥酔。後片付けをして部屋に帰りましたが、もうみんな寝てました。
朝は7:30から朝食だったので、7時に起きて朝風呂。24時間風呂なので、いつでも入浴可能。
まどの外は雪山。
僕は朝ごはんのあと、二日酔いを抜くために外でキャッチボール。元高校球児にナックルとフォークの違いをデモンストレーションしてもらいました。僕はフォークは普通に投げられるのですが、ナックルは結局投げられませんでした。まぁ、ストレートとカーブとフォークでなんとかしようと思います。とにかくお酒も抜けてすっきり。
さて、いよいよそば打ち。
そば打ちの良いところは、全くの初心者でもそれなりに蕎麦になるということ。ところがそこから先が奥が深くて、「これはイイね」ってことになるにはやっぱり時間と経験が必要になります。すぐにできて、それでいて奥が深い、非常に理想的な趣味です。問題は、作ったら食べなくちゃならないことだけ(笑)。製造者責任は自分にあります。一人で作ると、一人で食べなくちゃなりません。今回は僕は食べるの専門。「もう一回打ってみたいけれど、食べきれない」という人がでてくるはずなので。
さて、とりあえず、一通りのそば打ち風景をレポートしてみます。
今回は種まきから自分たちでやった、収穫仕立てのそば粉を利用。2割の国産小麦粉を入れて、8割そばを作ります。
25%(重量%)量のお湯、12.5%量の水、12.5%量の水を3段階で投入。
三回目の水を入れるとそば粉に粘りが出てきます。
これをよーく練って、粘土状にしていきます。丸くして、それを打ち粉をまいた台の上に置いて、上から潰して、まん丸にします。厚さはなるべく均等に。
丸く伸ばしたそば玉を四角く伸ばす。これが結構テクニックがいるのですが、細かいことは省きましょう。
麺棒を使って伸して、四角いシート状に。
打ち粉をまきながらたたんで、それを包丁で切っていきます。
それを大きな鍋で茹でて、流水で洗って、氷水で締めて出来上がり。
最初のうちは色々と試行錯誤なので、当然のことながらあとのグループの方が上手に打てますし、一回目よりは二回目の方が上手にできます。以下、皆さんの蕎麦を写真でご紹介。それぞれに個性があります。僕はほとんどの蕎麦を食べさせていただきました。
中には経験者たちが「辞めておけ」と言っているのに、こっそり十割そばに挑戦した無謀な人もいたのですが、なぜかこれが非常に上手にできて、みんなびっくり。ただし、この時にはもうすでにみんな満腹で、この十割そばを食べた人はあまりいなかったみたいです(笑)。だって、もうそばはあんまり見たくない、っていう状態だったから。
どうせ蕎麦ばかりで飽きてしまうし、身長が足りなくて蕎麦は打てない子供もいるので、他の食べ物も作ろう、という慧眼のもと、餃子も作っていました。もちろん、皮から手作りです。
中には見たこともないような包み方のものまであって。手先が器用な人もいたようです。
こちらも無事、美味しくいただきました。が、そばですっかりお腹が出来上がっていたので、最初は「そば以外の食べ物が嬉しい」と喜んでいたものの、すぐに「やっぱりもうお腹一杯」という状態に。折角準備していた天ぷらと焼き芋ときのこ鍋はできないことに(いや、やっても良かったけれど、誰も食べることができないから)。
お腹がいっぱいになって外をみていると、カモシカが現れ、最後には熊の親子(?)までが登場。
苦しいくらいに食べたわけですが、動けるようになった人たちから徐々に帰り支度を開始。渋滞を避けて早めに出発した人たちもいて、15時にはほぼ全員が帰路につきました。
去年から始めたこのイベント、来年もやりたいと思います。「やってみたいなー」と思った方は、是非ご参加ください。大人から子供まで楽しめます。色々な人が来てくれますから、交流も楽しめます。しかも、一泊二食、そばやら餃子やら色々あって、24時間お風呂に入れて、お酒も3時まで飲んで、キャンプファイヤーをやりながら花火を楽しんで、大人7000円、高校生〜小学生5000円、未就学児童は無料(今年度実績)という馬鹿安っぷりです。釣り堀と外湯に行った人だけはエキストラに費用が発生していますが、あとは全くお金がかかっていません。今年は総勢20名でしたが、来年はできれば40人ぐらいで頑張りたいと思います。そばを食べるだけの係、歓迎で。少し安くしても良いんじゃないかなー(笑)。食べる人あってのそば打ちですからね。
また、7月末には蕎麦まきもやっています。こちらは八方の畑に蕎麦の種をまくイベントです。ここで蒔いた蕎麦の実を使ってのそば打ちイベントになっています。蕎麦まき会も、宿泊費と呑み代だけという感じ。グルノーブル五輪日本代表の丸山寿一さんの指揮で、老若男女取り混ぜて楽しくやっています。
こちら、今年のそばまきイベントの写真です。
種まきからそば打ちまで、全部楽しめて、おまけにどうぶつしょうぎもできちゃう。こんなイベント、そうはないですよ。
ということで、今年は「良くわかんないから」とか、「都合がつかない」と参加を見合わせた皆さんの参加表明、お待ちしております。
下記は参加していただいた若旦那のブログ記事です。
鹿島槍スポーツヴィレッジで「そば打ち」してきました(若だんなの新宿通信)
鹿島槍の高田さん、西沢さん、大西さんにも大変お世話になりました。どうもありがとうございました。次は、冬にお会いしましょう。
最後に、参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました。いきなり大人数になってしまいちょっと不安でしたが、皆さんと鹿島槍スキー場のスタッフの方々のご協力により、トラブルなく終了することができました。また来年、八方と鹿島槍で楽しい時間を共有できたら嬉しく思います。でも、その前に、雪の鹿島槍でスキー、スノボをやりましょう!こちらも何か企画してみたいと思います。
鹿島槍スポーツヴィレッジ(鹿島槍スキー場)