2011年01月18日

コラーゲンが経皮吸収するわけねーだろ(笑)

このブログのタイトルは先月まで「「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ」だったわけで、コラーゲンに関するエントリーは山ほどあったわけだけど、

あるある大事典にはさすがに笑う
「お肌のためにコラーゲンってバカじゃないの?」という内容。

コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)
「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ」という内容。

コミックサイエンス撲滅宣言(草稿)
コラーゲンが肌に良いと勘違いしちゃう理由を考察。

どうしてこうやっていかにも効かなそうな育毛剤が次から次へと
「経皮吸収ってそんな簡単にできるもんですか?」という内容。

ポップスなのか、ロックなのか
科学者の弱点につけこむ商法を考察。

昨日、GIGAZINEに「コラーゲン配合の美容クリームはお金のムダ」という記事が掲載された。これは、食べていない(塗るだけ)コラーゲンの効果を否定しているところが新しい。

「コラーゲン配合の美容クリームはお金のムダ」と科学者が明言


塗るコラーゲンの効果については個人的にはちょっと評価が難しいところがあって、それは塗ったところで経皮吸収するのは論外として、保湿力の高い物質の一つとして、要は、パックのようにして使うのはもしかしたら効果があるんじゃないかな、というのが理由。

それで、このGIGAZINEの記事を読む限りでは、まず「塗ったらコラーゲンが経皮吸収する」と勘違いしている消費者が少なからずいるらしく、

コラーゲンを含む美容クリームの約60パーセントが皮膚に吸収されると広く信じられています


正直「そんな、高校の生物で教わりそうなことを知らない人がいるの????」と思っちゃうのだけれど、まぁ米国ではそうなのかも知れない。

それで、僕が「まぁ、こういう効果はありうるよね」って思うことは、ロレアルの広報がしゃべっているらしい。

ロレアルのスポークスマンは「いくつかの製品には脱水したコラーゲン球体が含まれていて、肌の表面に塗布すると他の成分と結合して9倍に膨らみ、表面をなめらかにする働きを持っています。」とコメントし、コラーゲンが体内に取り込まれなくても、肌によい効果をもたらしているということを主張しています。


ということで、僕は「水をパックするような効果はあるかも知れないねぇ。そういう効果に対して女性はお金払っているんでしょ?ちなみにそれは洗顔したら全部落ちちゃうけど、そのくらいはわかっているよね?」っていう認識だったんだけど、違うのかな?

もしかして、日本人もコラーゲンが経皮吸収するって思っているの?えええええ?タンパク質が経皮吸収するわけねーだろ(笑)。

あ、もちろん次はこれですよ。

その1「どうしてこうなったんだろう?」
その2「リバネス批判」
その3「国からの委託・補助の状況(調査進行中)」
その4「博士号を利用したマーケティング」
中間報告:リバネスを中小企業庁が呼び出し、指導することが決定
食品関連のマーケティングで見かける科学者の専門性判定
中小企業庁への要望書(ファックス送信済み)

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