理研が関係者向けにSNSを作ったらしく、10年ほど前に3年弱在籍したことがある僕にも招待状が届いた。
この、5年ぐらいの周回遅れっぷりが素晴らしい。SNSはもうとっくの昔に成熟してしまい、「こんなの、ミクシィの中に理研関係者コミュニティを作れば良かったんじゃないの?あるいは、うちの会社でも和光市、朝霞市、新座市、志木市を対象とした地域SNSを持っているのだから、それを使ってもらっても良かったよね、ただし、3年前に」とか思ってしまう。
技術的には別にそんなに難しい話でもなく、またアイデア的にも特段なにかあるわけでもなく、そもそもずっと前から存在していて、「よし、OBにも開放しよう」っていうことなのかも知れないけれど(これを読んでいる理研関係者さん、そこそこいますよね(笑)どうなんですか?)、それにしても、ようやくこういったシステムを導入できることになったというのは、日本の行政システムのダメさ加減を端的に表しているとも言える。
そういえば、METIのブログとかツイッターもいつの間にか死んじゃったよね。
税金で運用されている組織というのは基本的にオープンであるべきで、そこで働く人達は所属を明確にした上で、きちんと責任を持って、その手のシステムで情報発信すべきだと思うのだけれど、それをあまりせず(現場はやりたいと思っているのだろうけれど、組織がそれを支持しないんだろう)、逆に壁を作ってコソコソっとやりたがるところが何とも微笑ましいと思う限り。
ということで、今頃やってきた理研SNSではどんな情報が行き来しているのかちょっと楽しみなので、登録申請をしてみた。「よし、俺たちでベンチャー作っちゃおうぜ」とか、「こんな研究やりたいんだけど、誰か一緒にやらない?」とか、そういう話が掲載されていると良いですね。
「今度の理事の募集はここだけの話だけど出来レースですよ」とか、「この研究者の募集も実際にはもう決まってますよ」とか、「また文科省から役人が来るらしいよ」とか、「○○研究室はお取り潰しらしいよ」とか、そういう話も見つけたらブログで報告したいと思います(笑)。え?載ってるわけない?そりゃそうだ。本当なら、RIKENLeaksとか作っちゃうのが最先端なんだけどね。