SPEEDI、公開できませんっ!?
ちょっと長いけれど、誤解をまねくのもなんなのでごそっと引用。
23日朝9時から、官邸、文科省、原子力安全委員会にそれぞれ電話するも、三者ともそれぞれ自分に公開する権限はないと力説するだけ。
このシステムを持っているはずの文部科学省に、「原発の緊急事態のSPEEDIに関する情報の担当部署をお願いします」と電話すると、「原発に関する情報はスピーディにお出しするようにしています」。思わず、頭に上っていた血が降りてきた!
十数分後に事務次官室に電話が回され、何度目かの「SPEEDIの担当部署をお願いします。」「少々お待ちください」と言われ、待たされていると、スピーディってどこの部署と電話の向こうで騒いでいる。ようやく回されると、「3日前から原子力安全委員会に移りました。」
その原子力安全委員会も官邸も誰が開示できるのかまるで把握していない。
あげくのはてに、「事故で情報が取れないので正しい数値を入力できず、どれだけ意味のある情報になっているか」。本来、事故のための「迅速」影響予測システムのはずなのに。
そして、さっきコメントで教えていただいた内閣府のリリース。
SPEEDIの試算について(PDF)
23日のリリースなのになんで24日までの積算値なんだよバーカ、と思ったけれど、これは実測値じゃなくて予測値なんですね。って、ここまでわかっていてこの資料を公表せず、避難もさせなかったの?汚染の酷いところの人たち、黙ってないでしょ、これ。
このリリース、いつ出たんだろう、と思って原子力安全委員会のウェブサイトに行ってみたけれど、時間は書いてなかった。