2011年03月30日

原子力安全・保安院発、米国エネルギー省経由、国民

こういうニュースの広がり方も変なんだよね。

まず、J-CASTの記事。

原発から北西で高い放射線量 避難地域を超えて広がる

記事を読むと、

米エネルギー省がまとめた放射線量マップでは、原発から北西方向が真っ赤に染まっている。


って書いてある。でも、非常に見にくいイラストデータにはなぜかNISAのロゴ。NASAじゃないよ、NISAだよ。Nuclear and Industrial Safety Agency。日本語にすれば「原子力安全・保安院」って、れっきとした日本の組織。今や最も日本人に馴染みのある役所でもある(笑)。なんだよ、これ、保安院のデータかよ、と思って保安院のサイトを探すこと約5分。見つかりません。検索窓で検索したら「現在メインテナンス中です」ってアホか。ということで、面倒なのでU.S. DEPARTMENT OF ENERGYのサイトへ行って、airialで検索。答え一発。いくつか資料があったので、直リンしておきます。

Radiation Monitoring Data from Fukushima Area March 22, 2011

#このイラストが記事に使われているみたい。一週間前ですが、公表されたのは(笑)。

Radiation Monitoring Data from Fukushima Area 03/25/2011

Radiation Monitoring Data from Fukushima Area 03/29/2011

保安院、エネルギー省にはデータ(いや、細かい数字は出ていると思うんですが、こういう図を)を出すけれど、国民には出さないってことですかね?

#ま、J-CASTと僕が知らないだけかも知れませんけど。

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