出雲の食材を利用したフレンチを食べませんか?とお誘いを受けまして、滅茶苦茶な現実からちょっと逃避して来ました。
メニューは
奥出雲亀嵩生蕎麦を使ったサラダ
十六島(うっぷるい)天然海苔を使った仁多米のリゾット
宍道湖で採れたしじみと魚介のスープ
奥出雲たたらポークのロースト
木次乳業の4種類のチーズ
ワインは早摘みデラウエアのアペリティフ、島根ワイナリー「雲太」黒ラベル、奥出雲ワイナリー「奥出雲ワイン」の3本。
いやー、美味しかったんだけれど、これはちょっとシェフが可哀想だったかも。ポークひとつとっても味にものすごく幅があって、これにワインを合わせるのは凄く難しいと思う。加えて、ワインが先に決まっていたようなので、それにフィットした料理を、となると、これは難しい。そして、案の定、料理はかなりバラバラな感じ。少なくとも、スープは全くワインにあっていなかったし、ポークもパーツによっては凄くヘビーで、奥出雲ワインが完全に負けてしまっていた。
僕はフレンチは正直良くわからないんだけれど、それでも、「あれ?」という印象だった。一つ一つの料理はちゃんと美味しいんだけれど、トータルのコースで考えると、あと、いただいたワインを考えると、ちょっとまとまりがなかったと思う。ワインが全部軽かったんだと思う。だから、濃厚なスープや脂の多い肉に力負けしちゃった感じ。
ま、こういうこともある。