2011年04月09日

内閣が政治主導を偽装するからどこまでが偽装かわからない

菅内閣が「政治主導」を表に出したおかげで、色々とややこしい。

もともと、地震の前から僕の友達の官僚たちは「現内閣が政治主導を打ち出したものだから、政治主導に見えるようにやるのが面倒くさい」と愚痴をこぼしていて、さもありなんと思っていた。その最たるものっていうか、表現型が、例の菅首相のフリガナ原稿。

買い占めで困っているみんな!今こそ総理を応援しよう!

そして地震が起きたわけだけど、さすがにこういう状況になると笑い話では済まない。首相は引きこもって全然表に出てこないし、何がなにやら良くわからない、という状態になった。そんな中で「もはやキチガイとしか思えん」で取り上げた言論統制要請が起きた。僕はこのワーキングチームのリストも手にいれたのでそれを晒しておいたけれど、このリストに名前を連ねているのは官僚ばかり。あれ?とは思ったものの、そこは「政治主導(偽装)内閣」のやることだから、指示は当然政治家から出ているんだろうと思った。そこで、僕は記事の中で、

一体どうなっちゃってんの?この内閣は。


と書いたのである。

ところが、今日、原口一博さんがこんなことを書いているのを発見。

原口 一博 @kharaguchi
総務省顧問・コンプライアンス室長の郷原先生と「流言飛語に関するインターネット管理者に対する」総務省要請についてお話をいたしました。どのような経緯で発せられたのか?私が知った経緯が事実ならば総務省は寧ろ防波堤の役割をしようとしたものの押し切られた形になっています。容認できません。

現場

あれ?あれれれれ?と思って、ちょっと過去の発言を遡ってみたら、7日にはこんな発言もある。

原口 一博 @kharaguchi
インターネットを狙い撃ちしたと誤解されるような今回の措置に国の内外から多くの反応が寄せられています。軍事独裁国家のようだとする声も。総務省としては「表現の自由に配慮して自主的な判断でインターネット上の流言飛語への適切な対応を要請したというものの支持できない判断です。

現場

わけわからん。今回の言論統制要請は政治主導じゃなくて官僚主導だったの?

じゃぁ、このダメ資料は誰が作らせたの?

こっちのダメ対応は誰のせい?

地震の直後は「天災」だったけれど、ことここに至って首都圏の住民が困っているのはほとんど全部といって良いくらいに「人災」なんだよ。しかも、行政のせいという部分がほとんど(無計画停電も含む)。それで、大事なのは、誰が責任者なのかってこと。基本的には、全ての最終責任は内閣にあるはず。だけど、「いやいや、官僚が勝手にやったんですよ」っていうなら、それをきちんと明示してくれないと。

「政治主導内閣」とか言って政治主導を偽装するのは、平時にとどめて欲しいもの。その結果、「なんだ、政治主導とか言っても実際は官僚だのみで、政治家は何もやってないんじゃん」ってことがバレたとしても。

それで、どうなの?この言論統制は、政治家はノータッチで、官僚が暴走したってことなの?でも、官房長官(枝野幸男さん)や官房副長官が知らないところでやっちゃうなんてことはあるの?

この記事へのトラックバックURL