これをマスターするとあなたも菅直人(東工大卒、総理大臣)になれるかも知れません。
1.衆人環視の中であやふやな表現をして大衆をミスリードする
2.みんなから自分に有利な言質や回復不能な行動・影響・結果を引き出す
3.みんなの誤解を指摘、自分の真意を説明する
4.間違ったのはお前らが悪い、の一点張り
参考事例
テレビ中継のある代議士会で「若い人に責任を引き継いでもらう」と発言(大衆をミスリード)。これを信用した民主党反菅グループは内閣不信任決議案に反対投票(言質を取る)。不信任決議案否決後、「辞める気などない」と意思表明(真意の説明)。参議院予算委員会の集中審議では「メディアがどう表現するかまで、私がどうこうすることではない」と反論(お前らが悪いの一点張り)。
想定適用例1
14時頃、「明日、みなさんがびっくりするような発表をします」と表明。「とうとうソフトバンク以外からiPhoneが発売される!」と色めく世論。よーし、株を買おう!とみんなが株を買う。翌日、「いや、単に秋モデルの発表ですよ。いつもどおりです」と説明。「いや、私はiPhoneのことなどヒトコトも喋っていません」と言いつつ、自分は朝一で自社株を売却済み。
想定適用例2
初球からまっすぐいきますと表明。「開幕投手、直球勝負を宣言」と新聞記事。そして開幕。初球はカーブ。先頭打者はこれを引っ掛けて内野ゴロ。完封してヒーローインタビューに答えて曰く、「いや、まっすぐに立ち向かう、という意味で、直球を投げるとは言ってない。そう書いた新聞が悪い。大体、真剣勝負で球種を言う馬鹿はいない」の一点張り。
応用例
「100ミリシーベルトまでの被曝ならただちに影響がでることはありません」と発言。国や役所はそれを信じて各種基準を設定。後日、福島県民のがんの発症率が上昇したら「『ただちに』と言っており、数年後の影響については言及していない」と責任逃れ。以後、「そんなに死にたくないならさっさと引っ越せば良かったのに」と発言。
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