博士課程後期進学か、内定先就職か迷っています。私は理系修士2年(女)です。内定を...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1068371575
中堅理系私大って、理科大ぐらいですかね?もう、即就職だよ、こんなの。悩む意味がない。この時節、中堅私大で一部上場の会社の内定が取れたんならラッキーじゃないの。私大卒の研究者が研究者として大成する可能性なんてほとんどゼロだ。理科大程度にしか受からないんじゃもうスタートの時点でお話にならない。研究者になりたいなら東大か京大に行っておけ、ということで。
もう、「我慢さえしていれば研究者になれる」時代は終了。税金を使って趣味の研究ができるなんて夢のような地位が、そんなに簡単に得られるわけがない。つい先日も、僕は研究室の先輩(東大卒、現在国立大学講師)にこんなメールを送ったところ。
ブログでは散々書いていますが、研究者という人たちは基本的に何も生産していないし、役に立つとしてもほとんどは遠い将来だし、そもそも社会のために何かをやっているのではなく、単に個人的な知的好奇心にドライブされているだけのことで、それを税金を使ってやらせてもらえるって物凄く幸せなことだと思います。
たとえばこんなのとか。
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51099611.html
それが駄目だとは言いませんが、自分たちがそういう存在だってことは常に意識しておくべきだと思っています。だって、プラモデル作って給料もらっているのと一緒なんだもん。
時々、生物系の駅弁国立大学の博士課程の奴とかが「就職がない」とか言っているけれど、そんなの当たり前だろ(笑)。学部や修士で就職にあぶれて、問題を先送りしただけなんだから。暇で仕方なくてはてブや2ちゃんでうろうろ時間を潰していて、それで就職があったらおめでたい以外の何ものでもない。
研究者としてやっていくためには、一つには超一流雑誌に載る論文を書くこと。もう一つには、東大、京大に学部から入ること。この二つしか、確実な道はない。前者は凄く難しい。それに比べれば後者は結構楽だ。
#後者には百歩譲って、阪大や東工大も入れてあげても良いかも知れないけれど、確率はぐんと下がるはず。だって、東工大にしても、僕がいたときですら教員、かなりの割合が東大卒だった。
理Iって今でも1,000人位の定員がいるんでしょ?僕たちの時代でも、「石を投げれば理Iにあたる」「理IIでも東大」って言われていた。研究者になりたいなら学部から東大。これ、間違いない。